平成3310日目

1998/01/30

この日のできごと(何の日)

【特別減税3法】成立

2兆円の所得税・住民税の特別減税3法が30日午後の参院本会議で、自民、社民、さきがけの与党3党に民有連などの賛成多数で可決、成立した。共産、自由両党などは反対した。

特別減税は、1998年分の所得税・個人住民税が対象となる。規模は国税が1兆4000億円、地方税が6000億円。定額控除方式で、夫婦と子供2人の世帯では合計6万5000円となる。給与所得者については2月の源泉徴収税額から控除、住民減税は6月に実施する。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【松永光氏】大蔵大臣に就任

橋本龍太郎首相は30日、辞任した三塚博前蔵相の後任に元通産相の松永光衆院予算委院長の起用を決めた。松永氏は同日夕の就任式を経て正式に蔵相に就任。記者会見で、大蔵省検査汚職事件に関し「徹底的に綱紀粛正を図り、誤った点、誤った人があれば厳正に処置し、国民の信頼を回復することが何より大事だ」と強調した。《共同通信》

【衆院予算委員会】自民党・新井将敬衆議を参考人招致

衆院予算委員会(松永光委員長)は30日、日興証券からの利益供与問題で、自民党の新井将敬衆院議員(50)=東京4区=と同社のK社長(58)、H元常務(48)を参考人として呼び、取引実態などをただした。

新井氏は1995年10月に借名口座を開設、約4100万円の利益を上げたことを認めたが、一任勘定取引など不正取引の依頼や、利益供与の要求は否定した。野党各党と社民党は、新井氏の釈明に納得せず、証人喚問を要求した。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・橋本龍太郎首相は30日、三塚博前蔵相の後任に松永光氏を充てたが、決まるまでは記者団から「だれを蔵相に」との質問が集中。「とにかくぼくは蔵相として全力を尽くす」「私は答えません。蔵相として審議に臨んでいるんです」とのれんに腕押し。「何で官房長官との話をいちいち君に報告しなければならないんだ。君は政府の一員か」といら立った。経済の混迷に加え大蔵省検査汚職事件と続き、タフな首相も疲労の色は隠せない様子。その上、後任人事も自民党の調整に任せた形で主導権を発揮できなかったとの声も。

○・・・自由党の平野貞夫副幹事長はこの日の参院本会議で代表質問。自社55年体制を「日本の政治は銀行の貸し出し部門と大蔵省の検査部門が裏で談合してきたのと同じだ」批判し、「自社さ政権は今、表で談合している。社民党の前身、社会党は優れたノウハウで政治的検査部門を担当してきたが、今は懐かしい思い出だ」と皮肉った。ところが「経済危機の責任はだれにあるのか」と橋本首相を追及した瞬間、自民党議員から「小沢(一郎自田党党首)とお前だ」と一斉にヤジのあらし。小沢氏側近といわれる平野氏の舌ぽうで小沢感情が思わぬ場面で浮き彫りに。《共同通信》



1月30日 その日のできごと(何の日)