平成3311日目

1998/01/31

この日のできごと(何の日)

【英・ブレア首相】イラク空爆支持

イラクによる国連の大量破壊兵器査察拒否問題で英国のブレア首相は31日、与党労働党の会合で「唯一の選択が軍事行動と結論付けられた場合、軍事行動をためらわない」と語り、米国などによるイラク空爆を支持する考えを表明した。

単独の軍事力行使も辞さないというクリントン米政権に英国が全面支持を与えたことになり、イラク情勢はさらに緊迫の度を増してきた。

ブレア首相はイラクのサダム・フセイン大統領を「悪魔の独裁者」と呼び「イラクが大量破壊兵器を隠したり、新たに獲得したりすることをやめさせることが重要だ」と述べた。

国連安保理常任理事国の中で対イラク強硬派の米英両国と残りの3カ国が足並みがそろっていないことに触れ、ブレア首相は「サダムのゲームや国連安保理の分断の企てを容認することができない」と強調した。

英国を訪問中のオルブライト米国務長官は31日、クック英外相と会談した。会談後の記者会見で長官は「決断の時が急速に近づいている」との認識で一致したことを明らかにした上で「(外交解決に向けた)窓は狭まり、外交努力は機能しないようだ」と述べ、イラク空爆の時期が切迫していることを強く示唆した。《共同通信》

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【テニス・全豪オープン】

テニスの全豪オープン第13日は31日、メルボルンで行われ、女子シングルス決勝は世界ランキング1位で第1シードのマルチナ・ヒンギス選手(スイス)が、第8シードのコンチタ・マルティネス選手(スペイン)を6−3、6−3で下し、2年連続2度目の優勝をして賞金57万2000オーストラリアドル(約5000万円)を獲得した。《共同通信》

【自民党・野中広務幹事長代理】早期に6兆円補正

自民党の野中広務幹事長代理は31日午後、京都府園部町で講演し、新蔵相の就任を期に財政構造改革路線を転換し、1998年度予算案の成立後、直ちに情報通信整備を柱とした6兆円規模の補正予算を編成すべきであるとの考えを表明した。

98年度予算案の審議はまだ始まっておらず、当初予算審議入り前に大型補正予算編成に与党幹部が言及するのは極めて異例。金融不安の背景となっている深刻な景気低迷に対する危機感の現れといえる。《共同通信》



1月31日 その日のできごと(何の日)