平成6593日目

2007/01/26

【安倍晋三首相】施政方針演説

安倍晋三首相は26日午後、衆参両院本会議で首相就任後初の施政方針演説を行った。憲法改正の必要性を重ねて訴えた上で、改憲手続きを定める国民投票案について「今国会での成立を強く期待する」と表明。教育再生を内閣の最重要課題と位置付け、ゆとり教育の見直しなどを実行し「教育新時代」を開くと強調した。《共同通信》

平成19年1月26日、安倍総理は、第166回国会の開会式後の衆議院・参議院の本会議で施政方針演説を行いました。

はじめに安倍総理は、「私は、日本を、21世紀の国際社会において新たな模範となる国にしたい、と考えます。そのためには、終戦後の焼け跡から出発して先輩方が築き上げてきた、輝かしい戦後の日本の成功モデルに安住してはなりません。

今こそ、これらの戦後レジームを原点にさかのぼって大胆に見直し、新たな船出をすべきときが来ています。『美しい国、日本』の実現に向けて、次の50年、100年の時代の荒波に耐えうる新たな国家像を描いていくことこそが私の使命であります。」と述べました。

続けて、成長力強化、「チャンスにあふれ、何度でもチャレンジが可能な社会」の構築、魅力ある地方の創出、国と地方の行財政改革の推進、教育再生、「健全で安心できる社会」の実現、主張する外交の各分野における基本方針を示しました。

結びに安倍総理は、国民及び議員に向けて「福沢諭吉は、士(さむらい)の気風とは、『出来難き事を好んで之を勤るの心(いできがたきことを このんで これをつとむるのこころ)』と述べています。困難なことをひるまずに前向きに取り組む心、この心こそ、明治維新から近代日本をつくっていったのではないでしょうか。日本と自らの可能性を信じ、ともに未来を切り拓いていこうではありませんか。」と呼びかけました。《首相官邸》




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【角田義一参院副議長】辞任願提出

民主党の角田義一参院副議長(69)(会派離脱中)は26日、選挙資金の政治資金収支報告書への不記載問題などの責任を取り、副議長の辞任願を扇議長に提出した。30日の参院本会議で辞任が許可される見通し。

角田氏は記者会見で、国会の混乱回避などを辞任の理由に挙げる一方、献金問題の詳しい説明を避けた。現職閣僚らの「政治とカネ」の問題を通常国会で及する予定の民主党にとっては、大きな痛手となった。《読売新聞》




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【この日の民主党】

総花的で、内容に乏しい施政方針演説だった 本会議後に菅代行

菅直人代表代行は26日午後、衆議院本会議終了後に国会内で記者団に答え、安倍首相の就任後初の施政方針演説に対する印象を語った。

「総花的で、内容に乏しいインパクトのない施政方針演説だったというのが印象」と開口一番指摘した菅代行は、多くの項目を列挙してはいるが、「推進する」「案を作成する」といった発言止まりで、本当に何を行いたいのか、首相自身の気持ちが伝わってこない演説だったとの見方を示した。

「推進する」「案を作成する」といった語尾は霞ヶ関用語だとの認識を示した菅代行は、結局は霞ヶ関の出してきた案に基づき、頭に若干の言葉をつけたに過ぎないと指摘した。

また、民主党が今国会を「格差是正国会」と位置づけ、多くの国民が格差の拡大に危機感を抱いている現状があり、首相自身も議論しようなどと言いながらも、施政方針演説では「格差」に関して言及がなかった点については、「ある意味で格差について逃げている内容だった」と菅代行は分析した。

小泉前首相との違いを問われたのに対しては、「小泉さんの演説は良くも悪くもどこかに小泉純一郎という人間のある種の思いが伝わってくる部分があったが、安倍さんの演説は安倍晋三という人間の思いが伝わってこなかった」と語った。

29日から始まる代表質問については「政治は生活であるとの観点から、まさに正々堂々の政策論争を期待する」と述べた。

「言葉遊びから脱し、解決に資する政治を」幹事長、首相へ注文

26日午後、鳩山由紀夫幹事長は定例記者会見で、安倍首相の施政方針演説や耐震強度偽装事件についてコメントした。

冒頭、鳩山幹事長は、同日午後に衆議院本会議で行われた安倍首相の施政方針演説はじめ4演説に言及。地域格差や国民の負担増の問題を例に挙げ、「国民の皆さんの尊厳を回復する日本をどうやって築き上げるか、具体的な中身・理念がまるで聞こえない」と演説への所感を述べた。

「空虚な言葉遊びから脱して、本当に国民の皆さんの暮らしと直面するような、その解決に資するような政治を行っていただきたい」と求めた。

耐震強度を偽装した建築物が再び発覚した問題については「政府あるいは自治体の対応の遅さ・鈍さが露呈した格好になった。抜本的な再発防止策を講じてこなかったツケが、また国民に回ってきた」などと厳しく指摘。昨年より、安心・安全な建物に行政機関の対応のまずさに、強い憤りを感じていると述べた。

このほか角田参議院副議長の問題や選挙協力の方針などについて、記者からの質問に答えた。《民主党ニュース》



1月26日 その日のできごと(何の日)