平成6592日目
2007/01/25
【民主党・菅直人代表代行】、格差是正国会に臨む
第166通常国会が召集された25日午前、国会内で参議院総会が開かれ、菅直人代表代行、輿石東参議院会長がそれぞれ挨拶に立った。
「179日後が参議院選挙の投票日になる」と開口一番切り出した菅代行は、6月23日までの150日間の会期後、7月22日には参議院選挙投票日を迎えることを改めて指摘。「この国会はまさに今日、ゴングがなり、7月22日にどういう形で結果が出るか。わが党にとってということだけでなく、日本の政治にとって本当に大きな分かれ目となる国会だと思う」と述べ、「格差是正国会」と位置づけて闘って行くことを改めて表明した。
格差是正は多くの国民の皆さんにとっても重要課題と受け止められている点も指摘し、「格差が拡大していることは少なくとも安倍総理以外は共通認識である」とも痛烈に批判し、格差是正と位置づけるなかで格差是正緊急措置法案の提出に向けて準備を進めていることを明らかにした。
さらには、役員会の議論に国会のスピーディな動きを反映し、衆参を見通しての戦略・戦術を練り上げていくため、鳩山由紀夫幹事長が招集し、菅代行、松本剛明政調会長、高木義明国対委員長、輿石参議院会長、今泉昭参議院幹事長、郡司彰参議院国対委員長をメンバーとする国会関係役員連絡会をスタートさせることとしたことにも言及した。
輿石参議院会長も挨拶で、「論戦の火蓋が切って落とされた。格差是正国会と位置づけ、論戦を戦わせて行く」と表明。また、政府・与党の政治とカネの問題についても、自らが襟を正しながら、追及していく考えを示した。
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【星野仙一氏】野球日本代表監督に就任
プロ、アマ合同の全日本野球会議・日本代表編成委員会(委員長=松田昌士全日本アマチュア野球連盟会長)が25日午前、東京都内のホテルで開かれ、08年北京五輪出場を目指す野球の日本代表監督に阪神前監督の星野仙一氏(60)の就任を正式に決めた。
星野氏は同午後に開かれた記者会見の冒頭、壇上で契約書にサイン。にこやかな表情で「アテネ五輪で日の丸を背負って必死に頑張る選手の姿を見て感銘を受けた。あそこに立ちたいという少年のような気持ちになった」と語った。また、野球界の大きな期待を背負っていることについては「アマもプロも全面協力するという環境を整えてくれた。ますます、プレッシャーはかかってくる」と心情をのぞかせた。《毎日新聞》
【京都市】市内2件のホテルに使用禁止を勧告
国土交通省は25日、京都市内の「アパヴィラホテル京都駅前」「アパホテル京都駅堀川通」で構造計算書の偽造と耐震強度不足が確認されたと発表した。2棟は富山市の「田村水落設計」が構造計算を担当し、柱断面の計算結果などを改ざん。耐震強度は基準の8割未満という。
京都市は同日、建築主のアパマンションに対し、使用禁止を勧告した。同省によると、2棟はそれぞれ富山県と東京都の設計会社が設計し、田村水落設計が構造計算を担当。2003年8月に「京都確認検査機構」が建築確認を行った。「駅前」は地上10階建て、「堀川通」は地上11階地下1階建て。《時事通信》
【この日の民主党】
参院選視野に通常国会開会論戦に挑む姿勢示す 会見で菅代行
菅直人代表代行は25日午後、党本部で定例会見を行い、通常国会開会にあたって冒頭、「179日後の参議院選挙投票日に向けての戦いが今日始まった」と述べた。
宮崎県知事選挙の結果については「官製談合がある中で既成政党全体への批判票として受け止めていかなければならない」と言及。「今の政治状況に対する国民の反応として他の選挙に影響を与える可能性もある」との認識を示した。
都知事選については、「都民に対してしっかりとした選択肢となる候補者を擁立したい」と明言、候補者の擁立を急ぐ考えを示した。
そのほか、通常国会では佐田元行政改革担当大臣、伊吹文部科学大臣に関する問題について、「参考人招致、場合によっては証人喚問の可能性も含め、しっかりと質していく」との決意を語った。
また、角田参議院副議長については、執行部としてもきちんと対応していく方針を言明。説明責任についても様々な意見が出ている中で判断する必要性を指摘した。
格差是正国会、参議院選勝利へ決意固める 両院議員総会
通常国会の召集日にあたる25日、両院議員総会が開かれ、小沢一郎代表は、「自公の政治のやり方に問題点を指摘し論戦を挑む。党の主張、姿勢を明確に示すことができるようそれぞれの分野で論戦をお願いする」と挨拶した。
また、これからの代表自身の行動について、国会論戦、運営は菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長にお願いするとした上で、「2月、3月、4月それ以降もだが、全国を行脚する。大衆の中に入り、党の主張、姿勢をご理解いただける行動をとる」として、参議院選、統一地方選挙に向けて全国を回ると述べた。
同時に、「自公の強者の論理の政治に終止符を打つ。我々の思いを実現できるよう、その大目標に、使命に向かって、政権を目指して頑張ろう」と呼びかけた。
次に鳩山幹事長が、この国会を格差是正国会と位置づけること、自らの身を正しながら、政治とカネの問題、伊吹、松岡両大臣の疑惑を追及していくと報告した。特に角田参議院副議長の問題については「執行部に一任を」と述べ、角田副議長本人の記者会見で説明責任等が尽くされていないとの認識を示した。
続いて、松本剛明政策調査会長が、この国会での論戦ポイントを示し、テーマを絞り取り組むのでご協力をと訴えた。
さらに、木義明国会対策委員長が「メリハリのある野党共闘を追求する」と国対方針の一端を披瀝、郡司彰参院国対委員長も、「メリハリの利いた分かりやすい運営」と方針の基本を披瀝した。
総会は、輿石東参議院議員会長が、「自らを正すことに尽きる」と締めくくった。
これに先立つ常任幹事会では、憲法改正の国民投票法案については、党としての対案は出さず、慎重に対応することを決めた。
また、参議院比例内定候補として、山村てるつぐ(新・東京品川区議)を追加決定した。《民主党ニュース》