平成5483日目

2004/01/12

【民主党・菅直人代表】責任政党をアピール

民主党は12日午後、都内のホテルで2004年度の定期大会を開いた。大会は2日間の日程で、参加者が一堂に集う「本会議」は2日目の13日午後に行われる。


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菅直人代表はあいさつで「昨年の衆院選は政権交代という目標にはとどかなかったが、衆院の議席が37%を占め、二大政党の一方の柱という認知をもらった」と強調。「民主党は与党ではないが、国民から見れば大きな政党であり、自分たちの意見をきちんと国政につなげてくれるか厳しい目で見られている」と、責任政党としての自覚を求めた。

初日は都道府県連代表と参院選公認候補らが運動方針案や7月の参院選対策について討議。参加者から地方議員の拡大、地方組織の強化に党本部が本腰を入れるよう注文が付いた。

昨年の衆院選比例代表で特定候補を名簿上位で優遇したことに疑問が示されたのを受け、岡田克也幹事長は「次回以降は特別優遇をなくす」と約束した。

菅氏は13日の本会議で憲法改正に向けた党内論議を進めるよう正式に提起、国連の平和活動に参加する「国連待機部隊」創設構想も表明する考え。本会議ではこのほか(1)次期参院選の比例代表で過去最高の2500万票獲得を目指す(2)政権交代に向けマニフェスト(政権公約)を進化させる−などの方針を採択する。《共同通信》

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【第82回全国高校サッカー】

第82回全国高校サッカー選手権決勝は12日、東京・国立競技場で初めて90分間で行われ、国見(長崎)が初出場の筑陽学園(福岡)に6−0で圧勝し、2大会ぶりに戦後最多タイとなる6度目の栄冠を手にした。

戦前と合わせても、優勝回数は御影師範(兵庫)の11度に次ぐ2位。決勝での6得点差は大会最多に並び、6得点も3位タイとなった。

4大会連続で決勝に進んだ国見は立ち上がりから筑陽学園を圧倒。前半12分に川口が先制し、後半16分にはエース平山が加点。その後も4点を加え、昨夏の高校総体に続く2冠を達成した。

平山は5試合連続得点で1大会最多タイの通算9得点をマーク、首都圏開催となった第55回大会後初の2大会連続得点王に輝き、選手権通算では17得点の新記録を打ち立てた。《共同通信》

【バスケットボール】

バスケットボールの全日本総合選手権最終日は12日、東京・代々木第二体育館でスーパーリーグ勢同士による男子決勝を行い、アイシンがトヨタ自動車を73−57で下し、3年連続3度目の優勝をした。3連覇は1986−88年の松下電器以来。

アイシンは前半、34−31でリード。後半の出だしに佐古の3点シュートなどで差を広げ、第3クオーターを56−41で終了。その後もリードを広げた。トヨタは折茂が17点に抑えられた。《共同通信》

【ジャンプ】

ノルディックスキーのHBC杯ジャンプ競技会は12日、札幌市大倉山(ラージヒル=K点120メートル)で特別ルール「ノックアウト方式」により行われ、葛西紀明(土屋ホーム)が決勝で140.5メートルを飛んで148.9点で初優勝し、賞金100万円を獲得した。葛西はHTB杯、STV杯に続き3日連続で3大会を制した。

2位は高野鉄平(土屋ホーム)、3位は山田大起(北野建設)だった。

今大会は予選上位の16人が、1対1で1回のジャンプを競う勝ち抜き方式で1回戦、準決勝を行い、4人が決勝に進んだ。葛西は1回戦、準決勝を圧勝し、決勝も大ジャンプで快勝した。《共同通信》

【大相撲】

大相撲初場所2日目(12日・両国国技館)横綱、大関陣は安泰。横綱朝青龍は平幕高見盛を危なげなく寄り切って2連勝。横綱昇進を目指す大関栃東は、時津海を一気に押し出す快勝で1勝1敗とした。残る大関は、千代大海が関脇玉乃島を押し出し、魁皇は関脇土佐ノ海を右下手投げ、武双山は旭天鵬を寄り切りでそれぞれ下し、3人とも2連勝とした。土佐ノ海、玉乃島はともに2連敗。小結は栃乃洋が初白星を挙げ、若の里は快調に2連勝。《共同通信》

【鳥インフルエンザ】79年ぶりに国内で発生

農水省と山口県は12日、県内の採卵養鶏場で昨年末から約6000羽のニワトリが死に、原因を調べた結果「高病原性鳥インフルエンザ」のウイルスを検出したと発表した。日本での発生は1925年以来で79年ぶり。昨年末から韓国で大流行しているウイルスとタイプが似ており、農水省は感染源の調査を始めた。

鳥インフルエンザは各国で発生例があり、ニワトリとの接触で人間の感染例もある。山口県は養鶏場の従業員6人と家族5人にウイルス感染の有無を簡易検査をしたが、いずれも陰性だった。詳しい検査のため検体を国立感染症研究所に送る。

鶏肉や鶏卵を食べて感染したケースは報告されていないが、厚生労働省は12日、万全を期すため、この養鶏場から出荷された約20トンの卵の自主回収を指導した。

ウイルスのまん延防止策として、農水省は発生場所となった養鶏場への部外者の立ち入り制限や鶏舎の消毒を指示。山口県も家畜伝染病予防法に基づき対策本部を設置し、ほかのニワトリの全量処分や、半径30キロ以内の養鶏場で飼育されているニワトリや鶏卵の移動制限を指示した。《共同通信》

【イラク・サマワ】9割近くが陸自歓迎

陸上自衛隊の派遣先であるイラク南部のサマワとその周辺の住民の9割近くが陸自のサマワ入りを歓迎する一方、米国の占領統治を支える活動には4割近くが反対していることが12日、共同通信社がサマワの地元紙に委託して行ったアンケートで分かった。

自衛隊派遣に関する住民の意識調査は初めて。旧フセイン政権下で言論の自由が厳しく制限されていたイラクでこうした調査は異例で、1000人から回答を得た。自衛隊による復興支援への期待の大きさとともに、米軍の占領への抵抗感も根強いことを示しており、陸自の活動は住民感情への配慮が強く求められそうだ。

陸自のサマワ入りについて、86.3%が「支持する」と回答、自衛隊の協力による地域復興への期待感を示した。しかし「米国の占領政策を支える陸自の活動を歓迎するか」との問いには「歓迎する」は39.7%にとどまった。「歓迎しない」は38.6%、無回答も21.7%に上り、米国の占領統治への反感の根強さを浮き彫りにした。《共同通信》

【米・オニール前財務長官】イラク戦争「大量破壊兵器の証拠なし」

米国のオニール前財務長官は米誌タイム最新号(12日発売)のインタビューで、長官在任中に「イラクの大量破壊兵器に関する証拠を一度も見たことはなかった」と述べ、ブッシュ政権は具体的な証拠に欠けたまま、イラク戦争に突入したとの見方を示した。

国家安全保障会議(NSC)にも参加した前長官は「仮説や主張などはあったが、本当の証拠ではなかった」と指摘。政権側は「前長官はすべての資料を見る立場にいたわけではない」と反論しているが、発言に戸惑いを隠せない様子だ。

民主党の大統領選候補指名を争うリーバーマン上院議員は11日、「イラク戦争に向け、政権が大量破壊兵器問題を誇張したという見方を裏付けている」と言明。前長官発言を基に政権批判を強める構えを見せている。《共同通信》

【この日の民主党】

[定期党大会]地方・特別代議員会議開く

民主党は12日、東京都内で2004年度定期大会を開会した。初日の12日には党所属自治体議員、都道府県連代表、参議院選挙公認候補らが参加して地方・特別代議員会議が行われた。

会議の冒頭、菅直人代表は、統一自治体選挙、衆議院選挙と続いた昨年の選挙戦における各地での奮闘に敬意を示すと同時に、「衆議院選挙では政権交代という目標には届かなかったが、議員議席の37%を占めることとなり、2大政党の一方の柱という認識を国民のみなさんからいただいた」と強調。参議院選挙を始め、今年の党の躍進に向けて、それぞれの地域で抱えている課題にどう取り組んでいくかをめぐる実り多い議論を呼びかけ、挨拶を締めくくった。

続いて北橋健治幹事長代理から2004年度活動方針案、03年度決算・04年度予算案など、今大会に提案する議案書の説明があり、質疑応答が行われた。

岩手県連の伊藤勢至地方代議員は、衆院選のマニフェストに関して、農林業・水産業など、特に地方で注目される政策についても盛り込むよう要請。枝野幸男政調会長からは、マニフェストフォローアップ委員会で内容を新たに練り上げていくとの回答があった。

福岡県連の江島博美地方代議員は、安定した年金制度の確立のために消費税導入が必要だとする民主党の考えを国民に周知徹底すべきだと提起。枝野政調会長は「安易に消費税の問題を取り上げるのではなく、地方でシンポジウムを開くなどして、民主党が提案する年金改革の理解を深めるなどした上で進めたい」と答えた。

また、多くの代議員から地方組織強化に向けた党中央の取り組みに関する質問が出された。岡田克也幹事長は「党としても大きな課題と受け止めている」として、積極的な姿勢を強調した。

大会は13日に本会議など主要日程を行い、閉幕する。《民主党ニュース》



1月12日 その日のできごと(何の日)