平成4749日目

2002/01/08

この日のできごと(何の日)

【三洋電機】ハイアールと家電で包括提携

三洋電機は8日、中国最大の家電メーカー、海爾集団(ハイアール)と家電製品の販売や技術協力などの分野で包括提携したと発表した。家電業界で、日本企業と中国企業の広範な分野での提携は初めて。

ハイアールの販売網を通じて中国内で三洋の製品を販売する一方、日本では2月に三洋が60%、ハイアールが40%出資する合弁会社「三洋ハイアール」(大阪府守口市)を設立。4月から国内でハイアール製品の販売を始め、初年度で100億円の売り上げを目指す。

三洋は、ハイアールの中国・青島の冷蔵庫工場の隣接地に、冷蔵庫用コンプレッサー工場を設立し、12月から供給を始めるほか、ハイアールに二次電池や液晶など電子部品を供給したり、共同開発をする予定。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

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【サッカー・第80回全国高校選手権】国見(長崎)2年連続5度目の優勝

サッカー高校日本一を決める第80回全国高校選手権は8日、東京・国立競技場で決勝を行い、国見(長崎)が3−1で岐阜工(岐阜)を破り、2年連続5度目の優勝を果たした。

昨夏の全日本ユース選手権を制した国見は、これで今季二冠を達成。連覇は戦後7校目、5度優勝は戦後では帝京(東京)の6度に次ぐ単独2位となった。

2年連続7度目の決勝に進んだ国見は前半20分に柴崎が5試合連続の通算6点目を左足で決めて先制。前半終了間際には亀ヶ渕幹が、後半5分にはPKで蒲原が得点を重ねるなど力強さで岐阜工を圧倒した。

岐阜県勢で68年ぶりの決勝に進んだ岐阜工は前半半ばまでの好機を生かしきれず、6試合連続得点を狙った片桐も無得点。終了間際に土屋が1点を返すにとどまった。

得点王は6ゴールの柴崎と片桐が分け合った。《共同通信》

【ユニクロ】失速

カジュアル衣料チェーン「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは8日、2002年8月期の単独業績予想を下方修正した。売上高は前期比6.8%減の3900億円(従来予想は4800億円)、経常利益は同22.4%減の800億円(同1200億円)を見込んでいる。大幅な業績の落ち込みは、陰りを指摘されてきた「ユニクロ成長神話」崩壊を決定的にしたと言えそうだ。

売り上げが前期実績を下回るのは、84年のユニクロ1号店オープン以来初めてとなる。昨年大ヒットしたフリースの売れ行きが不振だったのが主因。

記者会見した柳井正社長は「消費者に驚きや新鮮さを与える商品開発をできなかった」と説明。今後は新商品の比率を3割に引き上げるなど、商品開発力を強化して巻き返しを図る方針だ。

ファーストリテイリングは8日、高品質な農産物を生産している永田農業研究所(本店東京)と業務提携し、農産物・食品事業に乗り出すと発表した。今年秋にも、自社の店舗とインターネットなどを通じて販売する。カジュアル衣料チェーン「ユニクロ」で培った、生産から販売まで自社で一貫して管理するビジネスモデルの他分野への適用第一弾となる。

同社が永田農業研究所と同研究所グループ2社から食品の生産・物流・加工に関するノウハウなどを受け、国内の農業生産業者と契約して野菜や果物などの生産を委託する。販売店舗数や設置場所などは今後詰める。初年度10億−20億円の売り上げを目指す。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・8日就任した松浪健四郎外務政務官は新旧交代式であいさつ。衆院本会議場でコップの水をまいた前歴から「武闘派と呼ばれても仕方がない面もあるが、大学の教壇に10年立っており自分は知性派と思っている」と笑いを誘った後、トレードマークのちょんまげについても言及。「切らないと国を代表する仕事ができないのではと悩んだが、小泉純一郎首相は何も言わなかった」と裏話を披露した。最後は「外交の『が』の字も分からないが、ご指導願いたい」。切るか、切らざるか悩んだちょんまげ頭を深々と下げた。《共同通信》

【小泉純一郎首相】還暦に

小泉純一郎首相は8日、還暦となる60歳の誕生日を迎え、首相官邸で閣僚を招いて「誕生日会」を催した。乾杯役を務めた扇千景国土交通相は「第2弾の小泉純一郎の誕生です。健康に気をつけて頑張ってください」と祝福し、ワインやケーキで還暦を祝った。

これに先立って首相は首相番記者から赤いバラ1本と寄せ書きを贈られ、「もう還暦か。なんか年取った感じでね。還暦というのは昔は長生きの部類だったんだよ」と感慨深げ。

60年の人生、30年の政治家生活を振り返りながら「(茶人)千利休の歌に『稽古とは一より習ひ十を知り十よりかへるもとのその一』というのがある。一から頑張ろう、初心に帰ろうという気持ちで首相の職責を果たしたい」と決意をあらたにしていた。

首相在任中に還暦を迎えたことについては「(まだまだ)余生どころじゃない。こんな厳しい状況で総理に就いたのだからいっそう頑張らないと」と記者団に語り、真剣な顔も見せた。《共同通信》

【アフガニスタン】

タリバン元閣僚ら投降

ロイター通信によると、アフガニスタンのタリバン政権のアコンド元国防相ら3人の元閣僚を含む数人の幹部が8日までに、南部カンダハル州で当局に投降した。同州知事のスポークスマンが同日明らかにした。

投降したのはアコンド一氏のほか、トラビ元司法相、サドゥディン元鉱工業相。中部ウルズガン州など国内各地のほか、パキスタンから投降してきたという。

スポークスマンは、今回投降した幹部を犯罪者として扱う予定はなく、「安全を保証する」と語ったが、最高指導者オマール師に関しては「犯罪者であり、寛大な処遇は受けない」と強調した。

オマル師の所在については「おそらくヘルマンド州北部バグラン周辺にいる」と述べ「バグラン周辺は広大な山岳地帯で、すぐに発見するのは難しいが、半月か1カ月後には居場所を突き止められる」と話した。

一方、カンダハル地域の部族勢力司令官は8日、タリバンの情報省元幹部を7日に拘束し、米軍に引き渡したことを明らかにした。《共同通信》

5年ぶりの演劇、歌謡ショー

アフガニスタンの首都カブールの劇場で8日、タリバン政権下で厳しく禁じられていた演劇、歌謡ショーが、開かれ、約400人の観衆が5年ぶりに目にする演芸に大きな喝さいを送った。

会場は、かつて国内最高の設備を誇った同市東部のカブール劇場。内戦で屋根や内装が破壊され、2階建ての客席と、れんががむき出しの壁だけが残る。

舞台にじゅうたんが広げられ、男性4人組が腰を下ろしてアフガン伝統の弦楽器、太鼓、オルガンで民族音楽を演奏。有名歌手アジズ・ガズナウィさんが「アフガニスタンはわれわれの人生」と愛国歌を披露した。《共同通信》



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