平成4748日目

2002/01/07

この日のできごと(何の日)

【アップル】新型「iMac」発表

米アップルコンピュータのスティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)は7日、サンフランシスコで開催中の見本市「マックワールド・エキスポ」で同社の主力パソコンiMac(アイマック)のデザインを一新した後継機を発表した。

電気スタンドのように、半球形状の台と15インチの液晶パネルをアームでつないであり、画面の高さや角度が簡単に調節できる。

新製品は動作周波数800メガヘルツと700メガヘルツのどちらかのMPU(超小型演算処理装置)を搭載。性能によって3種類の機種があり、値段は1299ドル(約17万円)〜1799ドル(約23万6000円)、今月後半から順次発売する。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

このサイトについて

【大相撲初場所】けいこ総見

横綱審議委員(横審)による大相撲初場所(13日初日・両国国技館)のけいこ総見が7日午前、東京・両国国技館で行われ、新大関の栃東や新関脇の朝青龍らが精力的な申し合いを行った。

4場所連続の休場が濃厚な横綱貴乃花は調整不足で、横綱武蔵丸は左手首痛でともに欠席した。《共同通信》

【サッカー・第80回全国高校選手権】第6日

サッカーの第80回全国高校選手権第6日は7日、東京・国立競技場で準決勝を行い、全日本ユース選手権覇者の国見(長崎)と岐阜工(岐阜)が8日の決勝に進んだ。国見は2年連続7度目の決勝進出で、連覇と5度目の優勝を目指す。九州勢の決勝進出は5年連続。岐阜工は初めて決勝に進んだ。

鹿児島実(鹿児島)と対戦した国見は、後半10分に柴崎、同11分に亀ヶ渕鼓が連続得するなど、4−1で快勝した。

岐阜工は前橋育英(群馬)に対し、前半12分に片桐が得点ランク首位となる5試合連続6点目を挙げて先制。1−1で迎えた終了間際には古田が絶妙のループシュートを決め、2−1で競り勝った。岐阜県勢の決勝進出は、1934年に優勝した岐阜師範以来、68年ぶり。《共同通信》

【ラグビー・第81回全国高校大会】最終日

ラグビーの第81回全国高校大会最終日は7日、大阪・花園ラグビー場で決勝が行われ、総合力で勝った啓光学園(大阪第3)が東福岡(福岡)を50−17で破り、3年ぶり3度目の優勝を果たした。啓光学園は昨年4月の全国選抜大会に続いて全国大会を制覇した。近畿勢の際は4年連続。啓光学園は、開始からスピード豊かな展開力と堅いディフェンスで圧倒。前半に5連続トライを挙げて33−0と大勢を決めた。東福岡は序盤、守勢に回ったのが響いた。《共同通信》

【連合・笹森清会長】野党共闘の推進を

連合の笹森清会長は7日の記者会見で野党共闘について「自民党政治が行き詰まった時のために野党が協力態勢の形をはっきりと示すことは当然だ」として、政権の受け皿として共闘態勢構築を推進すべきだと表明した。

笹森氏は「野党第一党が野党をまとめていくべきだ。政策の違いにふたをするのではなく、一致に向けた論議をして小異を捨てる努力を野党3党に要請したい」と述べ、民主党主導による自由、社民両党との協議促進を求めた。民主党の鳩山由紀夫代表は国会対策での共闘以外に慎重姿勢を示しているが、笹森氏は「単独で政権を担う気概を持つことは当然だが、党内事情、党の置かれた現実をもう少し直視し、対応を考えるべきではないか」と指摘した。《共同通信》

【財界4団体】トップが会見

今井敬経団連会長ら財界4団体トップは7日、そろって記者会見、不良債権を迅速に処理するとともに、金融機関に公的資金を再注入をする必要があるとの認識を一致して示した。4人とも、今年の国内総生産(GDP)実質成長率はゼロかマイナスを見込み、1ドル=140円前後までの円安見通しを示した。

今井会長は「民間設備投資が低調だが、補正予算が成立すると(成長率を)少し引き上げる効果がある。後半は米国経済が良くなり、日本も良くなる」とゼロ成長を予想。「日本は時代の変わり目で(構造改革の)痛みはやむを得ない」と述べた。

奥田碩日経連会長は「日本はデフレ悪循環の入り口」と指摘。失業率が上昇した場合は職業訓練など雇用対策を講じ、税制改革の一環として住宅減税も検討するよう政府に要望した。

経済同友会の小林陽太郎代表幹事は、金融不安が顕在化しないよう「あらゆる手段を取るべきで、公的資金は避けられない」と強調。日本商工会議所の山口信夫会頭は「成長率はマイナス0.5−1%でいければいいなと思う。構造改革には順番があり、安全ネットも必要」と中小企業への配慮を訴えた。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・福田康夫官房長官は7日、内閣官房職員を前に「小泉純一郎首相が主張する政治主導の象徴的な役割を皆さんが支えている」と新年のあいさつ。「(各府省が)こんなことまで相談に来なくてもということがあろうかと思うが、各省で責任を持ってやるべきことは逆に押し返してほしい」と要請。続く事務次官会議では、各省に懸案を官邸に持ち込まずに解決する努力を求めた。昨年は米中枢同時テロ、不審船騒動などで対応に追われ「何でも官邸団」と呼ばれただけに、今年こそはのんびりしたいという本音がありあり。《共同通信》

【大橋巨泉参院議員】「抜け穴つくるのが政治家か」

7日公開された参院議員の資産を共同通信社が集計した結果、民主党の大橋巨泉氏が合計額約4億6000万円でトップになった。4位に舛添要一氏(自民)、15位に田嶋陽子氏(社民)が顔を出すなどタレント議員の資産家ぶりが目立った。

ただし家族名義の資産や普通預金は公開が義務づけられていないため、資産の全容は分からないのが実態。大橋氏は「ぼくが1位というのは信じられない。抜け穴をつくるのは政治家の特技なんだろうが、あまりに多い」とあきれてみせた。《共同通信》

【田中真紀子外相】ポルトガル・ガマ外相と会談

日本の外相として初めてポルトガルを訪問した田中真紀子外相は7日午前、リスボン市内でガマ外相と会談し、ポルトガルが旧宗主国だった東ティモールの独立を、両国が全面支援することで一致した。

田中外相が3月に東ティモールの国連平和維持活動(PKO)に700人規模の自衛隊施設部隊を派遣することを伝え、ガマ外相は「日本の東ティモールへの財政的支援、自衛隊派遣は非常に重要だ。今後とも協力したい」と応じた。

田中外相が、21日から東京で開かれるアフガニスタン復興支援閣僚会議への参加を招請したのに対し、ガマ外相は「適切でハイレベルの代表を送りたい」との意向を表明した。《共同通信》

【小泉純一郎首相】韓国・金大中大統領と電話会談

小泉純一郎は7日夕、首相官邸で韓国の金大中大統領と電話会談した。大統領が首相の公式訪問を要請したのに対し、首相は「できるだけ早く訪問したい」と述べ、年内の早期訪問に意欲を示した。外務省は3月にも首相が訪韓する方向で韓国側に打診している。《共同通信》

【上海協力機構】外相会議

北京で開かれていた中国、ロシアと中央アジア4カ国でつくる「上海協力機構」(SCO)の特別外相会議は7日、「アフガニスタンを特定の影響下に置く企ては新たな危機をもたらす」と米国を強くけん制する内容を盛り込んだ共同声明を発表し、閉幕した。

名指しは避けたものの、SCOが明確に米国の影響力増大に警戒感を表明したのは初めて。米中枢同時テロ以降、米国がアフガンでの軍事作戦により中央アジアへの関与を深めていることに対する中ロ両国の強い危機感を反映したものだ。

声明はアフガン問題について「特定の管理方法を強要したり、特定の影響下に置くいかなる企てもアフガンと周辺国に新たな危機をもたらすだろう」と警告した上で、アフガンの主権尊重の国連主導のアフガン再建支持などを表明。また「最近のアフガン情勢は、SCOが地域の反テロ問題を重視してきたことの正しさと先見性を証明した」と指摘した。

閉会後、唐家璇外相は、6カ国が今後、突発事件が発生した場合に緊急外相会合を開催する枠組みで合意したと発表。また各国が、中国新疆ウイグル自治区の独立勢力「東トルキスタン」やロシア・チェチェン共和国のテロ勢力封じ込めにも支持を表明したと強調した。《共同通信》

【石川県】木造船続々

石川県内の海岸でハングルとみられる文字が記された木造舟の漂着が相次いでいる。羽咋市と根上町の海岸で7日までに、各1隻が確認され、金沢沖の海上でも船籍不明の木造舟が漂流しているのが見つかった。いずれの舟も古く、損傷が激しいため「密航や密輸事件の可能性は小さい」(金沢海上保安部)とみられるが、東シナ海での不審船銃撃事件も記憶に新しいだけに、沿岸の住民らは年明け早々の「対岸」からの漂着物に疑心を募らせている。

羽咋市寺家町の海岸では5日、漂流物調査を行っていた金沢海保の係官が、波打ち際から数十メートルの場所に木造舟が打ち上げられているのを見つけた。舟にはハングルらしい文字と数字を刻んだプレートが張られていた。

4日には根上町山口町の海岸に木造舟1隻が漂着しているのが見つかった。この舟は長さ約5メートル、幅約1メートルで、前部右側にハングルらしい文字が刻まれていた。周囲には韓国製とみられる部位や貨物用のパレットも漂着していた。

金沢海保によると、金沢沖約12キロ(7日午後3時現在)の海上に漂流している木造舟は、しけの影響で回収できないため船籍などの確認はできないが、舟の大きさや舟底が平らになった構造などが共通していることから、羽咋、根上に漂着した木造舟と同種の可能性が大きいという。

石川県警や金沢海保によると、底が平らになった舟は、河川や湖沼などでの漁や物資運搬などに使用されることが多く、人が乗って海上を長時間、航行するには不向きとされる。

県警は木造舟2隻の漂着現場周辺の捜索に当たったが、密輸や密入国など事件につながるような不審物は発見されていない。金沢海保によると、冬期間は季節風や荒れた波の影響などで大陸からの浮遊物が漂着するケースが多いという。

羽咋沿岸防犯協力会の荒木龍平会長は「東シナ海の事件があったばかりで、油断できない。漁業関係者にも協力を求め、今後一層、監視を強化していく必要がある」と話した。《北國新聞》



1月7日 その日のできごと(何の日)