平成4750日目

2002/01/09

この日のできごと(何の日)

【小泉純一郎首相】フィリピン・アロヨ大統領と会談

小泉純一郎首相は9日午後、東南アジア諸国連合(ASEAN)5カ国歴訪の最初の訪問国であるフィリピンのマニラに到着、アロヨ大統領とマラカニアン宮殿で会談し、日本とASEANの連携強化を表明した。両首脳は両国の一層の緊密化も確認した。


https://www.kantei.go.jp/

首相は日・ASEAN関係について「日本の究極目標は、ともに歩み、ともに進むコミュニティーの構築だ」と強調。具体策として(1)科学技術、教育、観光などの分野で関係拡大を目指す「日・ASEAN包括的経済連携構想」(2)開発援助の新たな組織づくりのための「東アジア開発イニシアチブ・フォーラム」開催(3)東アジア地域の繁栄と安定の確保に向けた日本、中国、韓国とASEANの連携強化(4)2003年を「日・ASEAN交流年」とする−を提案した。

首相は包括的経済連携構想に関し、シンガポールとの間で正式調印する予定の自由貿易協定(FTA)などを基礎に、今後の協議を進めたいとの考えを表明。「日・ASEAN首脳会議での合意を目指したい」と述べた。

大統領はいずれも「評価する」と歓迎。首相の構造改革路線を支持する考えを表明し、日本からの政府開発援助(ODA)について「引き続きの援助に感謝している。効率的な実施に努めたい」と述べた。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【太平洋炭鉱】最後の採炭

国内最後の炭鉱で、今月30日に閉山する太平洋炭鉱(北海道釧路市)は9日、最後の採炭日を迎え、「一番方」と呼ばれる早朝からの勤務の炭鉱員約300人が、それぞれの思いを胸に入坑した。

作業を終えた炭鉱員は、午後4時までに海面下約740メートルの採炭現場から昇抗し、戦後復興を支えた商業炭鉱は、すべて生産活動を終了した。《共同通信》

【田口壮外野手】カージナルス入団を表明

オリックスからフリーエージェント(FA)宣言した田口外野手(33)は9日、米大リーグの名門、セントルイス・カージナルス入りを表明した。同日夜、米国から帰国した田口は、大阪市内のホテルで阪神・星野仙一監督にメジャー挑戦を伝えた後、場所を移して記者会見し、カージナルス入りを明らかにした。

米大リーグの4球団から獲得の申し出を受けた田口は、移籍先をメジャーならカージナルス、国内なら阪神の2球団に絞っていたが、「ファンも、チームも素晴らしい。ルーキーになったつもりで、がむしゃらにやりたい」と決意を語った。契約期間は3年。近日中にも、契約金を含めて年俸50万ドル(約6600万円)プラス出来高払いの契約を結ぶ。

日本人野手の大リーグ入りは、イチロー外野手(マリナーズ)、新庄剛志外野手(メッツからジャイアンツ)に続いて3人目。日本人では通算14人目の大リーガーとなる。

阪神は3年総額6億円の好条件を提示し、星野新監督が熱心に入団を勧めたが実らなかった。(金額は推定)《共同通信》

【石井一久投手】独占交渉権をドジャースが獲得

米大リーグ機構は9日午後(日本時間10日未明)、ポスティングシステム(入札制度)で大リーグ入りを目指すヤクルトの石井一久投手(28)の独占交渉権をロサンゼルスに本拠地を置く名門球団、ドジャースが獲得したと発表した。

ヤクルト球団の多菊善和社長は10日午前「1126万ドル(約14億8600万円)プラス端数でした」と初めて落札金額を明らかにした。また石井の代理人を務めるジョー・アーボン氏は「ドジャースは第1希望だったし、石井が最もプレーを望んでいた球団」と語り、満足感を示した。

ドジャースには既に、レッドソックスからフリーエージェント(FA)になった野茂英雄投手(33)の入団も内定しており、石井一の入団交渉がまとまれば、日本人投手2人が先発のローテーションを担う。《共同通信》

【日英外相会談】

田中真紀子外相は9日午前(日本時間同日夕)、ロンドン市内でストロー英外相と会談し、テロ対策特別措置法に基づき、インド洋に展開している英海軍の艦船に自衛艦による洋上給油を今月中にも実施すると決定したことを伝えた。

ストロー外相は「日本が(憲法などの)制約がある中、実用的な貢献を行おうとすることに感謝している」と評価した。

田中外相が21日から東京で開かれるアフガニスタン復興支援閣僚級会議への参加を求めたのに対し、ストロー外相は「閣僚級の出席を考えている」と述べた。

インドとパキスタンの対立問題で、田中外相はインドのシン、パキスタニンのサッタル両外相に兵力を撤退し、話し合いに入るよう電話会談で求めたと説明、日英両国が協力して平和的解決に当たることで一致した。《共同通信》

【緒方貞子氏】カブール入り

アフガニスタン復興支援で政府代表を務める緒方貞子・前国連難民高等弁務官は9日、カブール北方のバグラム空軍基地に到着した。

その後、バグラム空軍基地がありタリバンと北部同盟の戦闘の最前線となって約20万人が避難したとされるショマリ平野で、避難民の帰還現場を視察。約40分間にわたり、避難民のテントを訪れたり、避難民の言葉に耳を傾けるなどした。

緒方氏は「アフガン復興は大変だが、多くを動員して、着実に迅速に行わなければならない」などと述べた。

緒方氏は同日午後、国連のブラヒミ・アフガニスタン担当事務総長特別代表と会談した。《共同通信》

【この日の民主党】

鳩山代表らインド訪問団が出発

民主党の鳩山由紀夫代表は9日午後、成田を発って、インド訪問へ出発した。訪問団のメンバーは、伊藤英成NC安全保障担当大臣、小沢鋭仁代表室長、代表夫人の幸さん、党スタッフ。

滞在中はヴァジパイ首相らインド政府の要人や経済界の代表と会談が予定されている。今回の訪問では、日本・インド間の友好促進の他、緊迫しているインド・パキスタン関係を中心に平和と安全について意見を交わすことが狙い。訪問団は11日まで滞在し、12日に帰国する予定。《民主党ニュース》



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