平成9732日目
2015/08/31
この日のできごと(何の日)
【柔道・野村忠宏選手】引退会見
柔道男子60キロ級で五輪3連覇を達成した野村忠宏(40)=ミキハウス=が31日、大阪市内のホテルで引退会見に臨んだ。野村は「自分の戦い、真剣勝負が終わったと思うと切ない気持ち」と時折、言葉を詰まらせながら畳をおりる心境を語った。
会見には約100人の報道陣が詰めかけ、テレビカメラは10台以上と注目度の高さをうかがわせた。壇上には1996年アトランタ、2000年シドニー、04年アテネで獲得した3個の金メダルが飾られた。スーツ姿で現れた野村は「晩年は競技を続けることに罪悪感があった。いろいろな方に励まされたが、けがで思うような柔道ができなくなった」と話した。
24日に引退を表明し、29日には現役最後の大会として兵庫県尼崎市のベイコム総合体育館で行われた全日本実業個人選手権に出場し、1、2回戦は一本勝ちしたが、3回戦で一本負けを喫した。
奈良県出身。父親の基次氏が後に進学する奈良・天理高の柔道部監督、叔父の豊和氏がミュンヘン五輪王者という柔道一家に育ち、3歳で柔道を始めた。スピードとバランス感覚に優れ、得意技は背負い投げ。3度の五輪では15試合を戦ったが、うち一本勝ちが12試合と「柔道ニッポン」の正統派の強さを見せつけた。
3連覇の後は右膝、右肩などの故障に苦しめられ、08年北京と12年ロンドン五輪の出場を逃した。2年ぶりの実戦となった29日の全日本実業個人で現役生活に区切りをつけた。《産経新聞》
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【マーリンズ・イチロー外野手】日米通算2000得点
ブレーブス0-4マーリンズ◇31日(日本時間9月1日)◇ターナーフィールド
マーリンズ・イチロー外野手は2番右翼で出場。3打数無安打だったが、8回に四球で出塁して次打者の適時二塁打でホームインし、日米通算2000得点を達成した。メジャー通算では1342得点。打率は2割4分8厘となった。《日刊スポーツ》
【テニス・全米オープン】開幕
テニスの四大大会最終戦、全米オープンは8月31日、ニューヨークのビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターで開幕し、男子シングルス1回戦で世界ランキング4位の第4シード、錦織圭(日清食品)は世界41位のブノワ・ペア(フランス)に4―6、6―3、6―4、6―7、4―6で敗れ、2年ぶりの初戦敗退となった。
昨年準優勝の錦織は第4セットをタイブレークで逆転されて失うと、第5セットは最後までショットと動きに切れが戻らなかった。《共同通信》
【民主党、維新の党】党首会談
民主党の岡田克也代表と維新の党の松野頼久代表は31日午後、両党の合流構想をめぐり国会内で会談し、自民党に対抗するため野党勢力の結集に協力することを確認した。合流構想には、来年夏の参院選に向けて巨大与党に対抗できる勢力をつくる狙いがある。双方には消極論も存在しており、成否は見通せない。
岡田氏は会談後、記者団に「今国会終了後、選挙や政策で緊密に協議するための枠組みをつくることで合意した」と述べた。維新の党の柿沢未途幹事長は取材に「政権交代可能な勢力の結集という原点にのっとり、取り組みたい」と強調した。《共同通信》
【大阪市・橋下徹市長】反安保法案集会「人数たったあれだけ」
橋下徹大阪市長は31日、安全保障関連法案に反対する市民団体が30日に国会周辺で開いた大規模集会に関し、自身のツイッターで「たったあれだけの人数で国家の意思が決定されるなんて(ことがあれば)民主主義の否定だ」と述べた。
「デモは否定しない。国民の政治活動として尊重されるのは当然」としつつ「デモで国家の意思が決定されるのは絶対に駄目だ」と指摘。
「日本の有権者数は1億人。国会前のデモはそのうち、ほぼ数字にならないくらいだろう。サザン(オールスターズ)のコンサートで意思決定する方がよほど民主主義だ」とも語った。《共同通信》
【インドネシア】日中比較の高速鉄道閣僚会議延期
日本と中国が受注を競うインドネシア・ジャワ島の高速鉄道計画で、同国のナスティオン調整相(経済)は31日、同日に予定されていた、日中両国の事業案を最終的に比較検討する閣僚会議を延期する意向を示した。新たな日程は未定。当局者が明らかにした。
追加調査が必要と判断したとみられる。閣僚会議の検討結果はジョコ大統領に報告され、ジョコ氏は報告を受け、日中いずれの案を採用するか決断する見通し。
建設計画では日中の売り込み合戦が過熱し、両国要人が相次いでインドネシア入りした。地元メディアも「アジアの巨人2人が接戦」などと報道し、関心が高まっている。《共同通信》
【米・クリントン前国務長官】新たに150通のメールが「機密」
米国務省のトナー副報道官は8月31日の記者会見で、クリントン前国務長官が在任中に私用のメールアカウントを使ってやりとりした公務メールのうち、新たに150通が機密情報を含んでいると分類されたことを明らかにした。
来年の米大統領選で民主党最有力候補と目されるクリントン氏は、こうした情報は当時、機密指定されていなかったと主張している。
しかし、機密指定の有無にかかわらず、相当数の重要情報が含まれていたことが確認され、共和党が情報管理の在り方をめぐり追及を強めるのは必至だ。《共同通信》