平成9890日目
2016/02/05
この日のできごと(何の日)
【衆院予算委員会】
安倍晋三首相は5日の衆院予算委員会で、非正規労働者の待遇を改善する「同一労働同一賃金」の実現に向けて、法改正を検討する考えを示した。「制度改正が必要な事項は労働政策審議会で議論をすることになる」と述べた。同一労働同一賃金は、政府が5月にまとめる「ニッポン一億総活躍プラン」の柱の一つとなる。
衆院選挙制度改革を巡っては、有識者調査会がまとめた答申について「全体において、当然私は尊重していく」と強調。区割りの変更による「1票の格差」是正とともに、議員定数10削減にも取り組む考えを示した。《日経新聞》
安倍晋三首相は5日の衆院予算委員会で、夏の参院選での争点化を目指す憲法改正の具体的な項目について「選挙では私たちの考えをしっかりと示していくべきだ。どこから変えていくかは、自民党の改憲草案で示したい」と強調した。改憲に関して首相が重ねて意欲を示した形だ。
党の草案で9条2項に自衛権を明示し「国防軍」の保持を打ち出している点についても「自民党総裁である以上、同じ考えだ」と明言した。
草案の9条をめぐっては「党全体の議論で、実力組織である自衛隊の存在をしっかり明記すべきだと考えた」と説明。「党の憲法に対する考え方を国民に理解してもらいたい」と語った。《共同通信》
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【ブータン】国王夫妻に第1子男児
ヒマラヤの小国ブータンのジグメ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク国王(35)とジェツン・ペマ王妃(25)の間に5日、第1子となる男児が誕生した。ブータン当局が6日に発表した。
ブータンは物質的な豊かさでなく、心の充実「国民総幸福量(GNH)」を掲げ「幸せの国」と呼ばれる。国王は端正な顔立ちで「イケメン国王」として人気を集め、2011年に訪日した際は各地で歓迎を受けた。王位継承者の誕生でブータンは祝賀ムードに包まれそうだ。
当局によると、男児は首都ティンプーの王宮で生まれ、母子ともに健康という。《共同通信》
【鴻海精密工業・郭台銘会長】シャープ幹部と会談
経営再建中のシャープ支援に向け最終調整している台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の郭台銘会長は5日午後、大阪市のシャープ本社で高橋興三社長ら幹部と会談後、総額7千億円規模の資金を投じ買収する案について「優先的な交渉権を得た。29日に最終契約したい」と記者団に語った。
郭会長は、交渉の早期決着を目指し急きょ来日。5日午前にシャープ本社を訪れ、約8時間にわたり協議した。
鴻海はシャープを買収し、傘下に収めることを提案。シャープは協議の中で、鴻海側が示した主力事業を切り売りせずに一体運営する方針や、雇用の維持、独自の液晶技術が海外に流出する懸念がないかなどをあらためて確認したもようだ。
シャープは鴻海と決裂した場合に備えて、産業革新機構との協議を継続する道も残している。《共同通信》
【さっぽろ雪まつり】開幕
北海道の冬を代表する祭典「さっぽろ雪まつり」が5日、大通公園やススキノなど札幌市内の3会場で始まった。67回目の今年は、3月26日開業の北海道新幹線の大雪像など208基の氷雪像が並び、11日まで。《共同通信》
【桜島】爆発的噴火
5日午後6時56分、桜島(鹿児島市)の昭和火口で爆発的噴火があった。気象庁によると、マグマ噴火とみられ、噴煙は2200メートルの高さまで上がった。桜島の噴火は昨年9月16日以来、約5カ月ぶり。同庁は噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げ、火口から2キロの範囲で噴石や火砕流に警戒するよう呼び掛けている。《毎日新聞》
【防衛省】石垣・宮古島にPAC3配備へ
防衛省は5日、北朝鮮による長距離弾道ミサイル発射に備え、航空自衛隊の地対空誘導弾パトリオット(PAC3)部隊を沖縄県の石垣、宮古両島に配備すると正式に発表した。
沖縄本島には配備済みだが、迎撃態勢を強化することとした。8日から発射予告期間に入るため、7日中に配置を完了させる。同省はまた、ミサイル本体や破片などが落下する事態も想定し、救護や化学物質処理などに当たる部隊を沖縄本島と宮古、石垣、与那国、多良間各島に配置することも決めた。《時事通信》
【米・オバマ大統領】中国・習近平国家主席と電話会談
オバマ米大統領は5日、中国の習近平国家主席と電話会談し、北朝鮮による核実験や事実上の長距離弾道ミサイル発射予告に対して、実効的な国連安全保障理事会決議を含む強力な対応が重要だとの認識を共有した。ミサイル発射は「挑発的で地域の不安定化を招く行動だ」との考えで一致した。
ホワイトハウスが発表した。会談の詳細は不明だが、オバマ氏は国連安保理での強固な制裁決議採択に向けて協力を求めたとみられる。
両首脳は「完全かつ検証可能な朝鮮半島の非核化」を目指す方針や、北朝鮮を核保有国として認めないことも確認した。《共同通信》