平成9891日目

2016/02/06

この日のできごと(何の日)

【台湾南部地震】

台湾の中央気象局によると、南部で6日午前4時(日本時間同5時)ごろ、マグニチュード(M)6.4の地震があった。震源は高雄市美濃で、震源の深さは約16キロ。

台湾の災害対策センターによると、計5人が死亡、48人が負傷した。台南市永康区の17階建ての集合住宅が倒壊し、死傷者の大半がこのビルの住民だった。当局は倒壊したビルから200人超を救助したが、このうち生後間もない女児や40歳男性ら計4人の死亡を確認。同市の別の場所では落下物により1人が死亡した。

同ビルにさらに閉じ込められている住民がいるとみて救出作業を続けた。三立テレビは、なお30人超が閉じ込められていると報じた。

日本の対台湾窓口機関、交流協会台北事務所によると、地震による日本人の被害は今のところ確認されていない。

台南市では、別の複数のビルも傾いたり半壊したりするなどし、複数のけが人が出た。このほか、雲林県と嘉義県でも落下物や転倒によるけが人が出た。

気象局によると、台北など一部を除く台湾のほぼ全土で揺れが観測され、台湾高速鉄道(台湾新幹線)は中部の台中市以南の運転を一時休止した。《共同通信》

安倍晋三首相は6日午前、台湾南部で発生した地震を受け、馬英九総統宛てにお見舞いのメッセージを送った。首相は「大きな被害が出ているとの報に接し、大変心を痛めている」とし「必要な支援を何でも供与する用意がある」と支援を申し出た。《毎日新聞》



【伊豆大島沖】高速船がクジラと衝突

6日午前8時50分ごろ、伊豆大島(東京都)の北西約13キロの海上で、東海汽船の高速船「セブンアイランド友」(164トン)がクジラと衝突し、自力航行ができなくなった。下田海上保安部によると乗組員5人と乗客69人にけがはなかったが、長い人で7時間以上も海上にいたことで、船酔いの症状を訴える乗客が出た。

高速船は水中翼船と呼ばれる種類の船。走行中は翼を下ろして船体を浮かし、水の抵抗を少なくして走行する。最高時速は80キロ。熱海港から経由地の伊東港を午前8時半に出発し、同9時5分に岡田港(東京都大島町)に到着予定だった。同保安部によると、高速船の船首部分が一部損壊し浸水した。巡視船などが現場海域に向かい、船酔いのひどい7人を先に救助した。午後4時前、残りの乗客62人全員が伊東港に到着した。《静岡新聞》

【スキーW杯ジャンプ】高梨沙羅選手が9連勝

ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ女子は6日、オーストリアのヒンツェンバッハで個人第11戦(HS94メートル、K点85メートル)が行われ、高梨沙羅(19=クラレ)が合計257・2点をマークし、連勝を自己最多の9に伸ばして今季10勝目、通算40勝目を挙げた。《スポニチ》

【柔道グランドスラム】海老沼匡選手、志々目徹選手が優勝

男子66キロ級は海老沼匡(パーク24)が準々決勝で2015年世界王者の安バウル(韓)に一本勝ち。決勝もダワドルジ(モンゴル)に一本勝ちして優勝した。同60キロ級の志々目徹(了徳寺学園職)は決勝でアゼルバイジャン選手に競り勝った。同73キロ級は秋本啓之(了徳寺学園職)が銅メダル。《朝日新聞》

【民主党・大畠章宏元国土交通相】引退へ

民主党副代表の大畠章宏元国土交通相(68)=衆院茨城5区=は6日、次期衆院選に立候補せず、今期限りで引退する意向を示した。3月にも後任候補を発表する。共同通信の取材に明らかにした。

大畠氏は取材に対し「(夏の参院選に合わせて衆院選を実施する)衆参同日選に備えて決断した。若い後継者を擁立し、政治家の育成に努めたい」と述べた。6日に茨城県日立市で開いた後援会総会で表明し、支持者に理解を求めた。

大畠氏は衆院当選9回。日立製作所社員を経て、1990年に旧社会党から立候補して初当選した。その後、民主党で国交相や経済産業相を歴任した。《共同通信》

【石垣島】PAC3が到着

北朝鮮による事実上の長距離弾道ミサイル発射通告を受け、地対空誘導弾パトリオット(PAC3)を積んだ海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」が6日、沖縄県・石垣島の港に到着し、発射機やレーダーを搭載した車両を陸揚げした。《共同通信》

【英・エリザベス女王】即位64年

英国のエリザベス女王(89)は6日、即位から64年を迎えた。在位期間は昨年9月にビクトリア女王(在位1837~1901年)を抜き、歴代の英国君主で最長。90歳の誕生日を迎える今年は、5月12~15日にロンドン郊外のウィンザー城で盛大な祝賀行事が計画されている。

ロンドンでは6日、バッキンガム宮殿の前を王立騎馬砲兵が行進。祝砲も鳴らされる。

女王は1952年2月6日、父ジョージ6世の死去により、25歳で王位を継承。女王にとっては父の命日にも当たる。

英王室はかつて、スキャンダルに揺れた。だが女王は権威を回復し、国民の多くに慕われている。《共同通信》



2月6日 その日のできごと(何の日)