2024 令和6年12月25日(水) Meiji Seika ファルマ、立民・原口氏を告訴

令和2066日目

2024/12/25

この日のできごと(何の日)

【Meiji Seika ファルマ】立民・原口氏を告訴

新型コロナワクチン「レプリコン」を巡り、立憲民主党の原口一博元総務相から科学的根拠のない中傷で名誉を毀損されたとして、製薬会社「Meiji Seika ファルマ」(東京)が25日、原口氏に1千万円の損害賠償を求め東京地裁に提訴した。

同社などによると、原口氏はSNSなどでワクチンを「生物兵器まがい」などと表現。同社は「誤った知識を拡散させ、損害が生じた」と主張している。

レプリコンは、投与したメッセンジャーRNAが細胞内で複製されるワクチンで、米企業と共同開発。昨年11月、日本での製造販売承認を世界で初めて受けた。

原口氏の事務所は「訴状が届いておらずコメントできない」とした。《共同通信》


【プロ野球】

プロ野球楽天を退団し、巨人入りが決まった田中将大投手(36)が25日、東京都内で入団記者会見に臨み「まだまだできるんだという証明をしたい」と抱負を語った。プロ19年目を新天地で迎え、残り3勝とした日米通算200勝の大台を目指す。背番号は11。1年契約で、推定年俸は1億6千万円プラス出来高払い。

会見の最後に新しいユニホームを着て柔らかな表情を浮かべた。同席した阿部慎之助監督は「2桁勝つつもりで、やってくれると信じている」と期待の言葉を述べた。

田中将は右肘のクリーニング手術明けだった今季は登板1試合で未勝利と苦しんだ。シーズン終了後、大幅な減額となる年俸提示を受けて楽天退団を決意。日米200勝については「自分としては3勝で終わる気持ちはない」と通過点であることを強調した。

北海道・駒大苫小牧高から2007年に高校生ドラフト1巡目で楽天に入団。1年目から活躍し、13年に球団初の日本一に貢献した。日本では248試合で119勝、米大リーグはヤンキースの7年間で78勝を挙げた。(金額は推定)《共同通信》

広島から海外フリーエージェント(FA)権を行使し、オリックスへの移籍が決まった九里亜蓮投手(33)が25日、大阪市内のホテルで記者会見した。チームカラーを意識した紺色のネクタイ姿で臨み「イニングを投げることにこだわりを持っている。200回を投げたい」と意欲を述べた。総額4億円の2年契約。

オリックスとの入団交渉で「先発として、イニングをしっかりと投げてほしいと言われた」ことが印象に残っているという。

鳥取県出身の九里は岡山理大付高―亜大から2014年にドラフト2位で広島入団。21年に13勝でリーグ最多勝に輝くなど通算71勝67敗、防御率3.49。(金額は推定)《共同通信》

中日の柳が25日、交通事故で親を亡くした子どもたちを支えようと、9日に開催したチャリティーゴルフコンペで集まった支援金202万円を独立行政法人自動車事故対策機構に寄付した。

自身も小学生の時に交通事故で父を亡くしており、交通遺児らを試合に招待するなど支援活動に力を入れている。名古屋市内での贈呈式に参加し「自分のようにつらい思いをする子どもたちが少なくなればいい。今後も活動を続けていきたい」と話した。《共同通信》

【松山市】自動運転バス運行開始

松山市の伊予鉄バスは25日、特定条件下で無人の自動運転ができる「レベル4」による路線バスの営業運行を開始した。自動運転の導入で人手不足の解消や利便性向上につなげる狙いがある。国土交通省によると、「レベル4」による路線バスの営業運行は把握している中で全国初という。

松山市の伊予鉄道高浜駅から松山観光港までの一般道往復計約1.6キロを毎日運行する。乗客12人が座れる車両を用い、最高時速35キロで走行。カメラやセンサーで歩行者や障害物を感知すると、減速や停止する。

当面の間は大型2種免許を持つ保安員が乗車し、13人以上の客が乗車する場合や障害物を追い越す際は手動運転に切り替える。《共同通信》

【東京株式市場】

25日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が反発した。終値は前日比93円58銭高の3万9130円43銭。前日の米国市場で主要な株価指数が軒並み上昇したことが波及し、買い注文が先行。取引終盤にかけ、外国為替市場がやや円安ドル高に触れ、自動車や機械など輸出関連株も値を上げた。

東証株価指数(TOPIX)は6.60ポイント高の2733.86。出来高は約17億6895万株だった。《共同通信》

【岩屋毅外相】中国首脳と会談

岩屋毅外相は25日、中国・北京で李強首相と会談した。「日中は地域や世界にとって重要な責任を共有している」と述べ、日中の共通利益を拡大する「戦略的互恵関係」を推進する考えを示した。李氏は両国の交流と協力を強化し、関係の持続的で健全な発展を推し進めると強調した。岩屋氏の訪中は外相就任後初めて。

岩屋氏は、石破茂首相が10月にラオスで李氏と、11月にペルーで習近平国家主席と会談し「建設的で安定的な関係」構築の必要性が確認されたと指摘し「その方向で、日中関係を前進させたい」と主張。李氏は「新しい協力が展開され、両国民に多くの恩恵があることを望む」と語った。

岩屋氏はこの後、王毅外相と会談。王氏は、日本との関係について「協力のパートナーであり、互いに脅威とならないとの共通認識を順守し、正しい軌道に沿って前進させたい」と言及。岩屋氏は「課題と懸案を減らし、協力と連携を増やす第一歩をしるしたい」と応じた。

岩屋氏は、両国の意思疎通の強化に向け、早期来日を要請する見通し。《共同通信》

岩屋毅外相は25日、訪問先の中国・北京で、観光目的の中国人が個人で訪日する際に必要な短期滞在ビザ(査証)に関し、10年間何度も利用できる「数次査証」を新設すると明らかにした。これに先立ち、王毅外相と会談し、来年早期に王氏の来日を実現する方針で一致した。岩屋氏は、沖縄県・与那国島南方の日本の排他的経済水域(EEZ)に中国が設置したとみられるブイを今月新たに確認したとし、即時撤去を求めた。

10年有効のビザ新設は、北京で開いた閣僚級の「日中ハイレベル人的・文化交流対話」(人文対話)で岩屋氏が表明した。人文対話には、日本側から阿部俊子文部科学相、中国側から王氏らが出席した。

観光目的の個人客向けの数次査証はこれまで5年有効が最長だった。日本政府は、発給対象に高所得者らを想定しており、インバウンド(訪日客)の往来増による経済効果に期待する。

外相会談では、東京電力福島第1原発の処理水海洋放出を巡り、中国が全面停止してきた日本産水産物輸入を再開するとの合意を着実に履行すると確認した。《共同通信》

【アゼルバイジャン航空旅客機墜落事故】

中央アジアのカザフスタンの西部アクタウ近郊で25日、アゼルバイジャン航空の旅客機エンブラエル190が墜落した。カザフ運輸省によると、乗客62人と乗員5人が搭乗し、アゼルバイジャンの首都バクーからロシア南部チェチェン共和国のグロズヌイに向かっていた。カザフ当局によると、38人が死亡した。入院した生存者29人の中には重傷者が多数いるという。

アゼルバイジャン航空は乗客の内訳について、アゼルバイジャン人37人、ロシア人16人、カザフ人6人、キルギス人3人だったと公表した。日本人は含まれていない。

ロシア航空当局によると、機体のエンジンに鳥が衝突する「バードストライク」が発生し、機長がアクタウの空港着陸を目指していた。カザフメディアによると、バードストライクの後に酸素タンクが爆発し、乗客が意識を失い始めていた。《共同通信》

カザフスタンのボズムバエフ副首相は25日、同国西部アクタウ近郊で起きたアゼルバイジャン航空の旅客機墜落で38人が死亡したと明らかにした。生存者は29人で11人が重傷という。地元メディアが報じた。カザフ当局が墜落原因を調査。機体の状態から対空兵器の被弾説も浮上し、ボズムバエフ氏は性急な結論を出さないよう呼びかけた。

墜落した旅客機はエンブラエル190。アゼルバイジャンの首都バクーを出発し、ロシア南部チェチェン共和国のグロズヌイに向かっていた。

墜落原因を巡っては、エンジンに鳥が衝突する「バードストライク」や酸素ボンベの爆発が指摘される一方、ロシアの一部軍事ブロガーは機体に残る多数の穴が対空兵器を被弾した痕跡に似ていると主張している。

ロシアメディアによると、この日、旅客機が向かっていたチェチェンではロシア軍がウクライナ軍の複数の無人機を撃墜した。旅客機は霧のために目的地のグロズヌイの空港に着陸を認められず、アクタウに向かったとされる。《共同通信》

【ウクライナ情勢】

ウクライナ軍が8月から越境攻撃を続けるロシア西部クルスク州のスジャ奪還作戦に参加するロシア軍関係者が25日までに共同通信の取材に応じ、北朝鮮兵が「塹壕の防御任務に就いている」と証言した。ロシア側から北朝鮮兵の任務の内容が明らかになるのは異例。ウクライナのゼレンスキー大統領は1日の共同通信との会見で、北朝鮮兵はロシア兵の「弾よけ」だと指摘。ウクライナ側では「突撃部隊」の役割を担うとの見方が強い。

スジャにはウクライナ軍の司令部があり、ロシア軍は奪還を目指している。この関係者は「ようやく北朝鮮兵をこの目で見た」と話し、北朝鮮兵が突撃部隊には組み込まれず、塹壕の防御陣地を守るために使われていると明らかにした。ウクライナ側がドローンで撮影した画像に北朝鮮兵が写り込むのは「塹壕にいるのだから写って当然だ」と述べた。

ウクライナ側が主張する北朝鮮兵の「練度の低さ」については「まだドローン攻撃から生き延びる方法に慣れておらず、逃げ惑うのを見れば、そのような感想を持つのかもしれない」と指摘した。《共同通信》

ウクライナ軍が8月から越境攻撃を続けるロシア西部クルスク州のスジャ奪還作戦に参加するロシア軍関係者が25日までに共同通信の取材に応じ、北朝鮮兵が「塹壕の防御任務に就いている」と証言した。ロシア側から北朝鮮兵の任務の内容が明らかになるのは異例。

ウクライナのゼレンスキー大統領は1日の共同通信との会見で、北朝鮮兵はロシア兵の「弾よけ」だと指摘。ウクライナ側では「突撃部隊」の役割を担うとの見方が強い。 スジャにはウクライナ軍の司令部があり、ロシア軍は奪還を目指している。

この関係者は「ようやく北朝鮮兵をこの目で見た」と話し、北朝鮮兵が突撃部隊には組み込まれず、塹壕の防御陣地を守るために使われていると明らかにした。ウクライナ側がドローンで撮影した画像に北朝鮮兵が写り込むのは「塹壕にいるのだから写って当然だ」と述べた。

ウクライナ側が主張する北朝鮮兵の「練度の低さ」については「まだドローン攻撃から生き延びる方法に慣れておらず、逃げ惑うのを見れば、そのような感想を持つのかもしれない」と指摘した。

ウクライナ軍の越境攻撃を受けるロシア西部クルスク州のヒンシュテイン知事代行は25日、同州リゴフにウクライナ軍の攻撃があり、4人が死亡したと明らかにした。ロシアの捜査当局者はタス通信に対し、攻撃には米国製の高機動ロケット砲システム「ハイマース」が使われたもようだと語った。

リゴフはクルスク原発の西約30キロに位置する。クルスク州では今月20日にもハイマースなどによる大規模な攻撃があり、複数の死者が出た。《共同通信》

石破茂首相は25日夜、ロシアによる侵攻が続くウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談し、ウクライナ支援を推進する日本の姿勢は変わらないと伝達した。両氏の電話会談は初めてで、約35分間だった。日本外務省が発表した。

首相は「ウクライナと共にあるとの日本の姿勢は不変だ」と強調。公正で永続的な平和の実現に向け「今後も連携したい」と語った。ゼレンスキー氏は日本の支援に謝意を示し、現在の戦況やウクライナの取り組みについて説明した。

両氏は北朝鮮兵士の戦闘参加を含むウクライナ情勢を巡り意見交換した。《共同通信》

ウクライナのゼレンスキー大統領は25日、石破茂首相との電話会談を受けて通信アプリで声明を発表し、日本が先進7カ国(G7)の一角としてウクライナに4719億円の融資を実行することに謝意を表明した。石破氏と「対話を継続するために会談することで合意した」とも述べた。

ゼレンスキー氏は、これまでの日本の人道支援と財政支援がウクライナで「何千もの命を救う助けとなった」と強調。

ロシアがクリスマスに合わせてウクライナのエネルギー部門を大規模に攻撃したことを石破氏に伝えた上で「公正で永続的な平和」に前向きな日本の姿勢に感謝したと述べた。《共同通信》

【鈴木修さん】死去

40年以上にわたり経営トップとして自動車大手のスズキを率いた鈴木修相談役が25日午後3時53分、悪性リンパ腫のため死去した。94歳。岐阜県出身。葬儀は近親者のみで行った。喪主は長男でスズキ社長の俊宏さん。スズキが27日発表した。後日、お別れの会を開く。

徹底した現場主義で、スズキを日本の代表的な自動車メーカーに育てたカリスマ経営者。「軽自動車のスズキ」の地位を築いた。

中央大卒業後、銀行員を経て、1958年に鈴木自動車工業(現スズキ)に入社。2代目社長の婿養子になり、78年に社長に就任した。2015年に俊宏さんに社長職を譲った後も代表権のある会長を務め、通算で40年以上トップに君臨。強力なリーダーシップを発揮して陣頭指揮を執った。

現場にこだわり、コスト意識を社内に浸透させ、低価格車の生産ノウハウを編み出した。「アルト」や「ワゴンR」などのブランドが次々にヒットした。社長就任当時、売上高約3千億円だったスズキを3兆円企業に育て上げた。《共同通信》

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