2024 令和6年10月17日(木) 西田敏行さん死去

令和1997日目

2024/10/17

この日のできごと(何の日)

【西田敏行さん】死去

映画「釣りバカ日誌」シリーズやNHK大河ドラマなどに主演し、温かみのある演技で親しまれた俳優の西田敏行さんが東京都世田谷区の自宅で死去したことが17日分かった。76歳。福島県出身。

8日には都内で開かれた映画のイベントに出席、元気な姿を見せていた。所属事務所関係者は「心臓の持病があったが、普通に日常生活を送っていた」と話した。捜査関係者によると、17日午後0時20分ごろ、西田さんの家族が119番した。

1970年に劇団青年座に入団。NHK連続テレビ小説「北の家族」や、「西遊記」「池中玄太80キロ」「淋しいのはお前だけじゃない」などのテレビドラマに数多く出演し、注目を集めた。

81年のNHK大河ドラマ「おんな太閤記」で豊臣秀吉を演じた。大河ドラマでは「翔ぶが如く」「八代将軍吉宗」「葵 徳川三代」で主演した。

映画でも存在感を放ち、88年から「釣りバカ日誌」で主演。「男はつらいよ」の後を継ぐ形で国民的人気シリーズとなった。

2008年紫綬褒章。18年旭日小綬章。《共同通信》


【プロ野球】

楽天の三木肇新監督(47)が17日、楽天モバイルパーク宮城で就任記者会見に臨み、2軍監督からの昇格で2020年以来の1軍指揮を執ることに「自分自身の想像をはるかに超えた決意と強い覚悟でいる」と言葉に力を込めた。

19年の2軍監督を経て1軍を率いた20年は4位で退任。21年からファームのトップに戻って下支えしてきた。「各選手の特長は整理できている。いいところを引き出すというのは、20年よりできると思う」と話した。

今江敏晃前監督(41)は就任1年目の今季、交流戦初制覇に導いたものの最終盤に失速。3年連続4位に終わり、契約を1年残して解除された。《共同通信》

プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ(6試合制)は17日、セ、パ両リーグの第2戦が行われ、みずほペイペイドームでのパは、リーグ制覇したソフトバンクが2位日本ハムに7―2で快勝して2連勝とした。1勝のアドバンテージを含め3勝0敗とし、18日の第3戦で勝つか引き分ければ4年ぶりの日本シリーズ進出が決まる。

東京ドームで行われたセは、3位から勝ち上がったDeNAが巨人に2―1で競り勝って2連勝。リーグ優勝した巨人のアドバンテージを含めても、DeNAが1勝差でリードした。

第3戦の先発は、セが巨人・グリフィンとDeNA・吉野、パはソフトバンク・スチュワートと日本ハム・山崎と発表された。

日本シリーズは26日にセ球団の本拠地球場で開幕する。《共同通信》

巨1―2D

DeNAが接戦を制した。五回に森敬が先制打、1―1と追い付かれた直後の七回はオースティンが勝ち越しソロ本塁打を放った。先発の大貫が多彩な球種を織り交ぜ、七回途中1失点と好投。巨人は好投の菅野を援護できなかった。

ソ7―2日

ソフトバンクが快勝した。0―1の一回に山川の適時打で同点とし、近藤の2ランで勝ち越し。山川は五回に左越え、七回に左中間と2打席連続ソロを放った。モイネロは6回8安打2失点の粘投。日本ハムは五、六回の逸機が響いた。《共同通信》

【東京株式市場】

17日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が続落した。終値は前日比269円11銭安の3万8911円19銭。平均株価への影響が大きい半導体関連株の一角が売られ、相場を押し下げた。ただ取引終盤に発表された半導体大手台湾積体電路製造(TSMC)の堅調な決算を好感し、下げ幅を縮める場面もあった。

東証株価指数(TOPIX)は2.83ポイント安の2687.83。出来高は約16億3220万株だった。《共同通信》

【北朝鮮による日本人拉致問題】

石破茂首相は17日、北朝鮮による拉致被害者家族と就任後初めて官邸で面会した。「首脳同士が大局観を持ってお互いの考えを率直に述べ合うことは極めて重要だ」として、金正恩朝鮮労働党総書記との会談に意欲を表明した。拉致被害者横田めぐみさん=失踪当時(13)=の弟で、家族会の横田拓也代表は東京と平壌に相互の連絡事務所を開設する構想に反対する意向を示した。

首相は自民党総裁選で連絡事務所開設を訴えていたが、横田拓也さんは面会で「強く反対する。時間稼ぎにしか寄与しない」と訴えた。一方、面会後には「(首相からは)自分の代で解決するんだという強い意志を感じた」と記者団に語った。

面会の中で、首相から連絡事務所開設に関する言及はなかったという。

面会で首相は、被害者と家族の高齢化を念頭に「時間との勝負だ。何としても解決するという思いを政府も共有し、最善を尽くす」と強調した。めぐみさんの母早紀江さんは「帰国実現まで諦めることはありません」と述べ、日朝首脳会談の早期実現を要望した。《共同通信》

北朝鮮による拉致被害者で2002年に帰国した曽我ひとみさん(65)が17日、香川県善通寺市の尽誠学園高で講演後に記者会見を開き「拉致問題は現在進行形。解決するまで絶対に風化させてはならないので、若い生徒に伝えていってほしい」と話した。

曽我さんは教員ら約70人の前で講演し、北朝鮮に残る拉致被害者の即時救出を訴え「(被害者の)苦しさは言葉では表せない壮絶なもの。空や海に向かって日本に戻ることを夢見てるはず」と声を震わせた。

また、1978年に新潟・佐渡で自身とともに拉致されてから再会できていない母ミヨシさん=失踪当時(46)=について「母がどうなっているか知りたい」と語った。《共同通信》

【航空自衛隊】上半期の緊急発進358回

防衛省統合幕僚監部は17日、領空侵犯の恐れがある外国機に対し、航空自衛隊の戦闘機が今年4〜9月に緊急発進(スクランブル)した回数は、昨年の同時期から66回減の358回だったと発表した。

長崎県の男女群島沖で8月、中国軍の情報収集機が領空侵犯。9月には北海道礼文島周辺でロシア軍機が3回にわたって領空に入り、空自機が警告のためフレア(火炎弾)を発射した。防衛省は「中ロの活発な活動を示す顕著な事例が確認されている」としている。

防衛省によると、国別では中国が最多の241回で7割近くを占めたが、昨年の同時期から63回減少し、全体を押し下げた。ロシアは5回増の115回。いずれも情報収集機が多かった。

空自に四つある航空方面隊ごとの回数では、沖縄県周辺を担当する南西航空方面隊が211回で最多、北海道や東北周辺を受け持つ北部航空方面隊が90回で続いた。《共同通信》

【NATO】日韓と対中連携

北大西洋条約機構(NATO)は17日、ブリュッセルの本部で国防相理事会を開いた。2日間の日程で、17日は日本と韓国、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国の国防相が初めて参加。台湾を包囲する形で軍事演習をするなど海洋進出を強める中国を念頭に、インド太平洋地域での連携強化を目指す。

防衛産業などを念頭に工業生産や技術革新の協力の在り方についても協議。NATOは中国への懸念を強める米国の姿勢を踏まえて地理的に離れたインド太平洋地域に目を向け、2022年から3年連続で4カ国の首脳をNATO首脳会議に招待した。国防相理事会にも4カ国を招いたことで、実務的な協力関係を深める狙いがある。

日本からは中谷元・防衛相が出席。NATOとしては、今月1日にルッテ新事務総長が就任してから初の閣僚級の会合で、手腕も注目される。ルッテ氏は就任記者会見で、ロシアのウクライナ侵攻への対応や同盟の深化に加え、インド太平洋地域のパートナーとの協力強化を任期中の優先課題として挙げた。《共同通信》

中谷元・防衛相は17日(日本時間同)、北大西洋条約機構(NATO)とインド太平洋地域のパートナー国との国防相会合に初めて出席した。中国やロシアを念頭に、力による現状変更の試みに反対し、対抗するための連携強化を呼びかけた。「厳しい国際情勢だからこそ、基本的価値と戦略的利益を共有する日本とNATOの協力が重要だ」と述べた。

ロシアのウクライナ侵攻を「国連憲章の原則が踏みにじられた暴挙だ」と非難。日本は引き続きウクライナ支援を続けるとして、自衛隊車両を追加提供する考えを示した。ウクライナのウメロフ国防相との会談でもこうした方針を伝えた。《共同通信》

【朝鮮半島情勢】

北朝鮮の朝鮮中央通信は17日、韓国を「敵対国家」と規定した憲法に基づき、朝鮮人民軍の総参謀部が韓国との間を結ぶ道路と鉄道の北朝鮮側を15日に爆破し「完全に閉鎖した」と報じた。韓国を敵と明記する記述は従来の北朝鮮の憲法にはなく、改憲された可能性がある。報道は詳しい憲法内容には触れていない。

改憲が事実なら、朝鮮半島で同一民族として平和統一を目指した南北の共通理念が失われ、分断と対決の構図が固定化される。北朝鮮は陸路閉鎖を衝突防止の自衛策と主張しているが、韓国への敵対行為が法的に正当化され、偶発的衝突の危険性が高まる恐れもある。

北朝鮮と韓国は双方が朝鮮半島全体を自国領土とし、朝鮮戦争の休戦協定で引かれた南北軍事境界線で対峙。北朝鮮は9日、韓国との道路と鉄道を遮断し「障害物で要塞化する」と表明していた。物理的に「領土」を分離し、敵国と見なす韓国との関係を断つ狙い。

金正恩朝鮮労働党総書記は敵対関係にある南北は同族ではないとし、統一政策を放棄する方針を掲げている。《共同通信》

【ウクライナ情勢】

ウクライナ軍前総司令官のザルジニー駐英大使が17日、ロンドンで講演し「ロシアとの長期戦から抜け出すのは、ほぼ不可能に思える」と述べ、早期の戦闘終結に否定的な見解を示した。欧米が2023年、ウクライナに必要な武器を供給しなかったため、勝利の機会を失ったとも指摘した。

ザルジニー氏は軍総司令官だった23年11月に英誌エコノミストが報じたインタビューで、戦闘が「膠着状態」にあると発言。ゼレンスキー氏が「膠着ではない」と否定し、両者間の亀裂が指摘された。ゼレンスキー氏は今年2月、ザルジニー氏を解任した。《共同通信》

【中東情勢】

イスラエルのネタニヤフ首相は17日、テレビ演説し、パレスチナ自治区ガザで戦闘を続けるイスラム組織ハマスの最高指導者ヤヒヤ・シンワール氏を殺害したと発表した。「ハマスの支配が衰退する重要な節目だ」と成果を誇示した。軍は同氏が昨年10月の奇襲攻撃を首謀したとして行方を追っていた。ハマスは今年7月に前最高指導者ハニヤ氏が暗殺されたばかり。短期間でトップ2人を相次いで失い、決定的な打撃を受けた。

シンワール氏は対イスラエル強硬派でガザの停戦交渉での妥協に否定的だったとされる。1年以上続く戦闘の影響でハマスに徹底抗戦する力は残っていないとみられ、交渉を巡る姿勢が軟化するかどうかが焦点となる。

ネタニヤフ氏は演説で、ハマスに拘束する人質の解放を求めた上で、人質が解放されればガザでの戦闘の目的が達成され「戦闘が終わりに近づく」との認識を示した。

ハマスはシンワール氏の死亡について公式な立場を表明していない。

バイデン米大統領は17日、ネタニヤフ氏と電話会談した。《共同通信》

バイデン米大統領は17日の声明で、イスラエル軍によるイスラム組織ハマスのシンワール最高指導者の殺害について「イスラエルと米国、世界にとって良い日だ」と評価した。パレスチナ自治区ガザの戦闘終結に向けた「チャンスが生まれた」とし、外交努力を尽くす決意を改めて表明した。

バイデン氏は、2001年の米中枢同時テロを首謀した国際テロ組織アルカイダ指導者ビンラディン容疑者を、米軍が11年にパキスタンで殺害した時と同様の「安堵と追想の日をイスラエルの人々が迎えていることは間違いない」と述べた。

シンワール氏について、昨年10月のイスラエル奇襲攻撃と人質誘拐の「首謀者」で、停戦実現への「障壁」だったと指摘。ハマスが拘束する人質のうち、7人の米国人を含む大勢が解放されていないとして「多くの仕事が残っている」とした。

ハリス副大統領は記者団に対し「平和な未来に向けたたゆまぬ努力を続ける」と強調。ブリンケン国務長官は声明で「ガザの新たな道筋を描くため」に友好国と共に一層努力すると訴えた。《共同通信》

【MLB】

米大リーグのプレーオフは17日、リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)が行われ、ナ・リーグ第4戦はドジャースの大谷がニューヨークでのメッツ戦に「1番・指名打者」で出場し、一回に2試合連続アーチとなるソロを放った。今ポストシーズン(PS)3本目で、日本選手のPSの先頭打者本塁打は初。その後は3打席連続で四球を選ぶなど、3打数1安打1打点、4得点だった。

ドジャースは山本が先発し、4回1/3を4安打2失点、8奪三振で降板した。チームは10―2で快勝して3勝1敗とし、ワールドシリーズ進出まであと1勝とした。

ア・リーグ第3戦はガーディアンズがヤンキースに延長十回、7―5でサヨナラ勝ちして1勝2敗とした。《共同通信》

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