令和1917日目
2024/07/29
この日のできごと(何の日)
【青森県】使用済み核燃料受け入れへ
原発の使用済み核燃料を保管する中間貯蔵施設(青森県むつ市)を巡り、宮下宗一郎知事は29日記者会見し、むつ市、事業者のリサイクル燃料貯蔵(RFS)との間で「安全協定を締結することが妥当と判断した」と述べ、燃料受け入れを表明した。9月までに東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)から使用済み燃料が搬入され、原発敷地外での中間貯蔵が国内で初めて始まる見通し。
青森県によると、協定は燃料の最長貯蔵期間を「50年間」と明記。RFS親会社の東電、日本原子力発電も含め「中間貯蔵事業の確実な実施が著しく困難となった場合には、燃料の施設外への搬出を含め、速やかに適切な措置を講ずる」とする覚書も結ぶ。《共同通信》
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【栃木県佐野市】41.0度
日本列島は29日、高気圧に覆われて晴れ、東日本から西日本の各地で気温が上昇し、猛烈な暑さとなった。午後1時半過ぎに栃木県佐野市では41.0度を記録し、今年の全国最高となった。各地の最高気温は群馬県館林市と浜松市天竜区で40.2度、群馬県伊勢崎市で40.1度、茨城県古河市と埼玉県熊谷市で40.0度に達し、6カ所で40度以上となった。40度に迫る地点も相次いだ。 29日は午後2時までに、全国914の観測点の半数以上に当たる623地点で最高気温30度以上の真夏日に。うち237地点は35度以上の猛暑日となり、各地で今年最も暑い日となった。《共同通信》
【鹿児島・桜島】噴煙4400m
29日午後4時46分ごろ、鹿児島市の桜島・南岳山頂火口で爆発的噴火があり、噴煙の高さは火口から4400メートルに達した。気象庁は鹿児島県内の一部に降灰予報を出した。県によると、けが人や建物への被害は確認されていない。鹿児島地方気象台によると、4千メートル以上の噴煙が上がったのは、同じ火口で噴火した今月14日以来。
今回の噴火では、大きな噴石が4合目まで飛散したが、火砕流は発生しなかった。噴火警戒レベル3(入山規制)は維持する。《共同通信》
【東京株式市場】
週明け29日の東京株式市場は全面高の展開となり、日経平均株価(225種)は9営業日ぶりに上昇した。終値は前週末比801円22銭高の3万8468円63銭。このところ下落が続いていた反動で買い戻す動きが活発となり、上げ幅は一時1000円を超えた。
東証株価指数(TOPIX)は60.13ポイント高の2759.67。出来高は約16億1100万株。
平均株価は17日から8営業日続落し、計約3600円下げていた。29日は前週末の米国株高も背景に朝方から買い注文が広がった。主力の半導体関連株が相場をけん引し、これまで円高進行に伴って売られていた自動車などの輸出株も堅調に推移した。《共同通信》
【首相動静】
67歳の誕生日
岸田文雄首相は67歳の誕生日を迎えた29日、X(旧ツイッター)に動画を投稿し、贈られた寄せ書きを手に「お祝いのメッセージ、ありがとうございました。この思いを胸に、これからも全力で頑張ってまいります」と笑顔で語った。
関係者によると、寄せ書きは有志が交流サイト(SNS)で募ったメッセージをまとめたものだという。
泡盛の輸出拡大に期待
岸田文雄首相は29日、沖縄特産の蒸留酒、泡盛の普及を目指す「泡盛マイスター協会」の新垣勝信名誉会長と官邸で面会し、泡盛や沖縄料理を贈呈された。新垣氏が「沖縄の基幹産業である泡盛を世界に広げたい」と話すと、首相は「泡盛をはじめとする日本産酒類の認知度の広がりや伝統技能の継承、輸出拡大につながると期待したい」と語った。
新垣氏は、首相がこの日、67歳の誕生日を迎えたことから、手縫いの琉球手まりもプレゼント。首相は「ありがとうございます」と笑顔で受け取った。《共同通信》
米国務・国防長官と面会
岸田文雄首相は29日、米国のブリンケン国務長官、オースティン国防長官と官邸で面会した。両氏が出席した28日の日米安全保障協議委員会(2プラス2)に触れ「首脳間や閣僚間をはじめ、さまざまなレベル、分野の協力を通じて同盟の抑止力、対処力をより一層強化していきたい」と述べた。
オースティン氏は「2プラス2は非常に生産的だった。米国の日本防衛へのコミットメントは確固たるものだ」と強調。ブリンケン氏も「日米同盟はかつてないほど強固だ」と語った。
2プラス2では、米国が核を含む戦力で日本防衛に関与する「拡大抑止」の強化に合意。拡大抑止に関する初の閣僚会合も開いた。《共同通信》
【日台交流サミット】
日本と台湾の地方議員が交流する第10回の「日台交流サミット」が29日、台湾南部・台南市で開かれた。日本からは地方自治体の約50議会の議員や友好団体のメンバーなど430人以上が参加。さまざまな分野での日台連携の促進を確認する「台南宣言」を採択した。
サミットは2015年以降、毎年開催されているが、台湾での実施は18年の高雄市以来2回目。日本からの参加者数は18年を上回り、良好な日台関係を印象付けた。台湾側からは100人以上の議員が参加した。
頼清徳総統もビデオメッセージを寄せ、日本から多くの議員が訪台したことは日台が互いを「重視」していることの表れだと述べた。《共同通信》
【パリ五輪】
パリ五輪第4日の29日、体操男子団体総合で橋本大輝(22)、萱和磨(27)、谷川航(28)=以上セントラルスポーツ、岡慎之助(20)、杉野正尭(25)=ともに徳洲会=の日本が金メダルを獲得、2大会ぶりの頂点に立った。
スケートボードの男子ストリートでは堀米雄斗(25)=三井住友DSアセットマネジメント=が2連覇を遂げた。白井空良(22)=ムラサキスポーツ=は4位で、小野寺吟雲(14)は予選落ち。
柔道女子57キロ級の舟久保遥香(25)=三井住友海上=と男子73キロ級の橋本壮市(32)=パーク24=は、ともに銅メダル。
バスケットボール女子で前回大会銀の日本は、1次リーグ初戦で前回覇者の米国に敗れた。
フェンシング男子フルーレ個人の飯村一輝(20)=慶大=は3位決定戦で敗れてメダルを逃した。競泳女子400メートル個人メドレーの成田実生(17)=ルネサンス金町=は6位、男子200メートル自由形の松元克央(27)=ミツウロコ=は8位。サーフィン男子で前回2位の五十嵐カノア(26)=木下グループ=は3回戦で敗退した。
橋本大輝の話 本当にみんなに助けられた金メダル。ミスもあったけど、声をかけてくれて前を向くことができた。諦めなくて良かった。最後の鉄棒はみんなの思いを背負って戦えて、本当に僕は幸せだった。
萱和磨の話 アテネ五輪を見て、金メダルを取りたいと思って体操を始めた。これが僕の夢。夢をかなえられると証明できた。普段なら落ち着いて演技をするけど、きょうは本当に頭の整理が追いついてない。
杉野正尭の話 絶対に諦めなかった。チームで勝ち取った金メダル。本当に重い。小さいころから夢見てきた。(五輪代表に一歩届かなかった)東京の悔しさをばねに、ここまでやってきて本当に良かった。《共同通信》
◇
パリ五輪第4日の29日、体操男子団体総合決勝で日本が優勝し、2016年リオデジャネイロ五輪以来2大会ぶりに金メダルを奪回した。1960〜70年代の5連覇、04年アテネ五輪を合わせ8度目制覇。
予選2位通過の日本は、橋本大輝(22)、萱和磨(27)、谷川航(28)=以上セントラルスポーツ、岡慎之助(20)、杉野正尭(25)=以上徳洲会=の布陣で臨み、最後の鉄棒でライバル中国を逆転した。昨秋の世界選手権に続く世界一で、銀メダルだった東京五輪の雪辱を果たした。
◇
パリ五輪第4日の29日、スケートボードの男子ストリートで堀米雄斗(25)=三井住友DSアセットマネジメント=が2連覇を果たした。28日の女子ストリートの吉沢恋(14)=ACT SB STORE=に続き、スケートボード勢が金メダル二つの活躍を見せた。
29日は馬術の総合馬術団体で大岩義明(48)=nittoh、戸本一真(41)=日本中央競馬会、田中利幸(39)、北島隆三(38)=ともに乗馬クラブクレイン=の日本が銅メダルを獲得した。馬術では92年ぶりのメダル。柔道女子57キロ級の舟久保遥香(25)=三井住友海上=と男子73キロ級の橋本壮市(32)=パーク24=はともに3位決定戦を制した。
スケートボード男子ストリートの白井空良(22)=ムラサキスポーツ=は4位。小野寺吟雲(14)は予選落ちした。フェンシングの女子サーブル個人で日本選手団の旗手を務めた江村美咲(25)=立飛ホールディングス=は3回戦で敗れた。
堀米雄斗の話 五輪にいけるかも分からない状況で、ここまで来るのに諦めかけたこともあった。少しの可能性を信じてやってきて、それが最後に実って本当にうれしい。サポートしてくれてるみんなの応援が、最後に乗れた鍵になったのかなと思う。
橋本壮市の話 本当にたくさんの人が見に来てくれたので、手ぶらで帰るわけにはいかなかった。柔道人生に悔いが残らないように最後、闘った。金メダルには届かなかったが、いろいろな思いがある。
舟久保遥香の話 何とかメダルを持って帰りたかった。最後まで我慢して闘った。今回の経験をしっかり次につなげられるように。
大岩義明の話 いまだに信じられない。やっとここまで来たなという感覚がある。決して障害が得意な馬ではない。よくやってくれたなと思う。
戸本一真の話 諦めなかったらいいことがある。このチームで長いことここを目指してやってきたが、本当に奇跡の連続だった。みんなに感謝しかない。《共同通信》
パリ五輪のフェンシング女子サーブル個人で29日、ウクライナのオリガ・ハルランが銅メダルを獲得した。ロシアの侵攻を受けるウクライナにとり、今大会初のメダル。試合後、喜びを爆発させ「国と兵士、戦争で五輪に出られなかった仲間のために戦った」と語った。
自身5大会目の五輪。2008年の北京大会では団体で金メダル、12年のロンドン大会と16年のリオデジャネイロ大会では個人で銅メダルを獲得した実力者だ。しかし昨年7月の世界選手権で、ロシア出身のアンナ・スミルノワに勝利後、握手を拒否して失格となり、パリ五輪出場が危ぶまれた。国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長の後押しで道が開けた。
3位決定戦では韓国のチェ・セビンにリードを許すも驚異的な粘りで終盤に逆転。勝利の瞬間、床にしゃがみ込み、歓喜の声を上げた。
共同通信の取材に対し「ウクライナを血で染めた国の選手と握手しないのは当然のことで後悔はしていない。世界に自分の思いを伝えられ誇りに思っている」と訴えた。《共同通信》
【ウクライナ侵攻】
ロシア西部の変電所攻撃
ウクライナ軍参謀本部は29日、ロシア西部クルスク州にある複数の変電所を攻撃し、4カ所で爆発が起きたと発表した。周辺で停電が起きた。ウクライナに展開するロシア軍に軍需物資を輸送する鉄道の関連施設だとしている。
参謀本部は「ウクライナに対する戦争の遂行を支える施設は、わが軍の正当な標的になる」と主張し、今後も攻撃を続けると警告した。
ウクライナのゼレンスキー大統領は29日、東部ハリコフ州北部のボウチャンスク方面にある特殊作戦部隊の拠点を視察した。ロシア軍は5月、ロシア国境に接するハリコフ州北部に地上部隊を投入し、ウクライナ側は反撃を続けている。
ゼレンスキー氏は29日の声明で、ハリコフ州などの防空態勢を強化するため、防空システムの適正な配置などについて軍高官と協議したと明らかにした。
東部ドネツク州トレツクなどで29日、ロシア軍の攻撃があり、州知事によると、少なくとも4人が死亡して3人が負傷した。《共同通信》
盛山文科相、キーウ訪問
盛山正仁文部科学相が29日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)を訪問した。教育・科学技術分野でウクライナとの協力を進める合同委員会の初会合を開き、日本が今後5年間に大学生計100人を国費留学生として受け入れることなどで合意した。
ロシアによる侵攻後、日本の首相・閣僚がウクライナを訪問するのは岸田文雄首相、林芳正外相(当時)、上川陽子外相に続き4人目。
合同委員会は今年2月にウクライナ側と締結した協力覚書に基づき開かれ、他に復興や医療分野で専門家の交流を推進することでも合意した。盛山氏は「心と身体のリハビリの研究を共同で進めたい」と強調。リソビー教育科学相は「戦争が子どもを傷つけている今、支援の一つ一つがウクライナ社会への貢献になる」と謝意を示した。
盛山氏はこの日、キーウ工科大に設置され日本語教育事業を行う「ウクライナ日本センター」も訪問し、日本語を学ぶ生徒らとオンラインで交流した。地方や海外を含め約300人が受講しているという。センターでは日本関連の約1万5千冊を所蔵する図書室や生け花の展示も視察した。《共同通信》
【MLB】
米大リーグ、ブルージェイズの菊池雄星投手(33)がアストロズにトレードで移籍することが29日、決まった。両球団が発表した。若手3選手との交換。メジャーは米東部時間30日午後6時(日本時間31日午前7時)が移籍期限。8年連続のプレーオフを目指すアストロズが先発投手を強化するため、菊池に白羽の矢を立てた。
メジャー6年目で今季が3年契約最終年の菊池はここまで22試合に登板し、4勝9敗、防御率4.75。アストロズはアメリカン・リーグ西地区で優勝を狙える位置につけ、ブルージェイズは同リーグ東地区の最下位に沈んでいる。《共同通信》
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米大リーグは29日、各地で行われ、レッドソックスの吉田はボストンでのマリナーズ戦に「3番・指名打者」で出場し、三回に5号2ランを放つなど5打数3安打4打点と活躍し、チームの14―7の勝利に貢献した。
カブスの鈴木はシンシナティでのレッズ戦に「3番・右翼」で出場し、4打数無安打だった。試合は1―7で負けた。
大谷のドジャースは試合がなかった。《共同通信》