令和1877日目

2024/06/19

この日のできごと(何の日)

【ロシア・北朝鮮首脳会談】

ロシアのプーチン大統領は19日、24年ぶりに北朝鮮の首都平壌を訪問した。金正恩朝鮮労働党総書記と会談し「包括的戦略パートナーシップ条約」に署名した。会談後の記者発表で、金正恩氏はロ朝関係が「新たな高い水準の同盟関係に引き上げられた」と表明。プーチン氏は、条約は「軍事技術協力を排除しない」とし、一方が攻撃された場合の相互支援も規定したとした。タス通信などが伝えた。

ウクライナ侵攻を機に急接近したロ朝関係は新局面に入った。金正恩氏は軍事分野を含む協力進展につながると強調。プーチン氏は「国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁は見直す必要がある」と主張した。

ロシア大統領府によると、プーチン氏は会談でウクライナ侵攻を含めたロシアの政策に対する北朝鮮側の支持に謝意を表明。金正恩氏は侵攻への「全面的な支持と連帯」を改めて示した。

北朝鮮はウクライナ侵攻を一貫して擁護。武器や弾薬を提供する見返りに、軍事分野に転用可能な宇宙・科学技術などの支援を受けているとされる。《共同通信》

ロシアのプーチン大統領は19日、訪問先の北朝鮮・平壌でロシア製の高級車「アウルス」の助手席に金正恩朝鮮労働党総書記を乗せ、自らの運転で迎賓館の周辺をドライブした。車を降りて庭園を散策後に役割を交代。金氏がハンドルを握り、プーチン氏が助手席に座った。ロシアメディアが報じた。

プーチン氏は訪朝に際し、金氏にプレゼントとして2台目となるアウルスを贈った。国連安全保障理事会は北朝鮮に対する制裁決議で、高級車を含む「ぜいたく品」の北朝鮮への輸出を禁じている。《共同通信》

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【プロ野球】

プロ野球の「日本生命セ・パ交流戦」の表彰選手が19日発表され、最優秀選手(MVP)に日本ハムの水谷瞬外野手が初選出された。交流戦史上最高打率4割3分8厘で首位打者に輝き、現役ドラフトで移籍した選手の受賞は初めて。賞金200万円が贈られる。優勝(最高勝率を含む)チーム以外から選ばれるのは昨年の岡本和真内野手(巨人)に続き3人目。

両リーグから1人ずつ選ばれる優秀選手(賞金100万円)はパがソフトバンクの近藤健介外野手で、12球団トップに並ぶ14打点、ともに2位の打率3割5分6厘と4本塁打をマークした。セは負けなしの3勝を挙げて防御率0.38だった阪神の才木浩人投手だった。《共同通信》

【J1】

明治安田J1第13節最終日(19日・ニッパツ三ツ沢球技場=1試合)横浜Mが広島に3―2で競り勝ち、連敗を2で止めた。1―2の終盤にアンデルソンロペス、ヤンマテウスが得点した。広島は5試合ぶりの黒星となった。

この試合はアジア・チャンピオンズリーグの影響で日程変更された。《共同通信》

【こども性暴力防止法】成立

子どもと接する仕事に就く人の性犯罪歴を雇用主側が確認する「日本版DBS」創設法は19日の参院本会議で可決、成立した。子どもの被害を防ぐため、学校や保育所に確認を義務付ける。性犯罪歴がある人は刑終了から最長20年採用されないなど就業を制限される。性犯罪歴がなくても、雇用主側が子どもや親の訴えに基づき「性加害の恐れがある」と判断すれば、配置転換など安全確保措置を取る。

子どもの被害が後を絶たないため就業制限など強い措置を盛り込んだ。政府は今後、制限の在り方や「性加害の恐れ」の判断基準を検討し、ガイドラインで示す。乱用も懸念され、職業選択の自由との兼ね合いからガイドラインの内容が焦点となる。

法の略称は「こども性暴力防止法」。日本版DBSは英国の制度を参考にした。準備期間を経て2026年度ごろに施行する見通し。《共同通信》

【東京株式市場】

19日の東京株式市場はの日経平均株価(225種)は続伸した。前日の米ハイテク株高を好感し、半導体関連の一角が買われた。

終値は前日比88円65銭高の3万8570円76銭。東証株価指数(TOPIX)は12.88ポイント高の2728.64。出来高は約13億6219万株だった。《共同通信》

【東京都知事選】候補4人が論戦

東京都知事選が20日告示されるのを前に、立候補予定者による日本記者クラブ主催の共同記者会見が19日、都内で開かれ、現職の小池百合子氏(71)、参院議員の蓮舫氏(56)ら4人が小池都政の是非などを巡り論戦を交わした。投開票は7月7日。

他に参加したのは前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)と元航空幕僚長の田母神俊雄氏(75)。

事実上の与野党対決となることについて、自民、公明両党が支援する小池氏は「保守の皆さまから熱いコールを頂いている。幅広いご支援を頂きたい」と述べた。立憲民主、共産両党が支える蓮舫氏は「自民に負けたくない思いが強い。私の政策に共鳴したり、自民の裏金問題に怒りを覚えたりする皆さんの声を受け止める」とした。

石丸氏は都知事選に国政が持ち込まれることに不快感を示し「党利党略、政治のための政治を続けたから国民が興味を失った」と訴えた。

田母神氏は「政治は結果を出さないといけない。防衛省での経験を通じ、行政をどう改善していくかノウハウはわきまえている」と話した。《共同通信》

【党首討論】

岸田首相(自民党総裁)と野党党首による党首討論が19日、国会で行われた。首相は今国会での衆院解散・総選挙の見送りを事実上、表明した。立憲民主党は20日、岸田内閣への不信任決議案を衆院に提出する。日本維新の会、共産、国民民主の野党3党などが賛成する見通しだが、与党は否決する方針だ。

立民の泉代表はこの日成立した改正政治資金規正法について、「いいのか悪いのか、国民に信を問おうじゃないか」と迫った。首相は「経済をはじめ、様々な課題に取り組み、結果を出していくことに専念する。それ以外のことは考えていない」と拒否した。

首相は、維新の馬場代表が23日までの会期を延長するように求めたことにも応じなかった。経済の立て直しや政治の信頼回復に集中し、総裁選で再選を果たせば、秋以降の解散を慎重に検討する考えだ。

党首討論では、首相が憲法改正論議の進展に向け、泉氏に協力を呼びかける場面もあった。衆院憲法審査会で自民、公明、維新、国民の4党が賛同している緊急事態条項の条文案作成を巡り、「憲法を議論したら、国会を止めることはしないようぜひお願いしたい」と求めた。泉氏は「我々はずっと審議に応じている。あなたに何か約束してやるものではない」などと反論した。

党首討論は2021年6月以来、3年ぶりで岸田内閣では初めて。討論時間は45分間で、泉氏ら野党4党の党首が質問に立った。《読売新聞》

【日・ニュージーランド首脳会談】

岸田文雄首相は19日、ニュージーランドのラクソン首相と官邸で会談した。防衛協力を深めるため、両国で機密情報の交換を可能にする「情報保護協定」の締結で実質合意した。経済安全保障分野の連携強化も確認した。両氏の会談は、昨年11月のラクソン氏の首相就任後、初めて。会談後、成果を盛り込んだ共同声明を発表した。

共同声明では「自由で開かれたインド太平洋」の重要性を強調。中国の威圧的行動を念頭に、南シナ海情勢に懸念を表明した。中国船による領海侵入が続く沖縄県・尖閣諸島を含めた東シナ海情勢を巡り、一方的な行為への反対も明記した。《共同通信》

【中国、マレーシア】 一帯一路と経済で協力深化

中国の李強首相は19日、訪問先のマレーシアでアンワル首相と行政都市プトラジャヤで会談し、巨大経済圏構想「一帯一路」の主要プロジェクト、マレーシア東海岸鉄道の建設推進など経済協力の深化で一致した。地元メディアなどが報じた。李氏の東南アジア外遊は初めて。両国の国交樹立50年に合わせての訪問で、20日まで滞在する。

両国は南沙諸島の一部を巡って領有権を争う。中国外務省によると、両首脳は会談で対話を通じた解決を確認。南シナ海では中国とフィリピンの対立が激化するが、マレーシアでは友好関係を演出し、東南アジア諸国連合間の分断を図る狙いがあるとみられる。《共同通信》

【南アフリカ】ラマポーザ大統領、2期目就任

南アフリカの与党アフリカ民族会議(ANC)を率いるラマポーザ大統領の2期目の就任式が19日、首都プレトリアで開かれた。5月の総選挙で1994年の民主化以来初めて過半数を割ったANCは白人主体の民主同盟(DA)などとの連立で政権維持にこぎ着けたが、各党間の協議次第で経済・外交政策の変更を迫られる可能性もある。

ラマポーザ氏は就任式で宣誓し「(連立政権は)新時代の始まりであり、協力して諸課題の解決に当たらなければならない」と演説した。

ラマポーザ政権はパレスチナ自治区ガザで民族大量虐殺を行ったとして、イスラエルを国際司法裁判所(ICJ)に提訴したが、親欧米のDAは反発する。アパルトヘイト(人種隔離)下で白人が取得した土地の再分配を巡っても隔たりがあり、政策調整や組閣交渉が続いている。《共同通信》

【ウクライナ侵攻】

ロシアがウクライナ兵「斬首」か

ウクライナのコスチン検事総長は19日、ロシア軍との激戦が続く東部ドネツク州で斬首されたウクライナ軍兵士の頭部が見つかり、身元が判明したと明らかにした。「国際法と人間の道徳を無視するのが、ロシアのやり方だという新たな証拠になった」と非難した。

X(旧ツイッター)に投稿した。兵士の頭部が軍用車のボンネットの上に置かれた様子を写したとみられる写真も示した。

コスチン氏は、ロシア軍司令官がウクライナ兵を捕虜にせずに残酷な方法で殺害するよう命じたとの情報があり、捜査していると主張した。《共同通信》

【イスラエル・パレスチナ情勢】

イスラエル軍、政権に「交渉進展」要求

イスラム組織ハマスがパレスチナ自治区ガザで拘束する人質を巡り、イスラエル軍のハガリ報道官は19日、民放「チャンネル13」で「全員を軍事作戦で取り戻すのは不可能。ほかの計画を立てる必要がある」と述べた。軍がネタニヤフ政権にハマスとの間接交渉を進めるよう迫った形で、イスラエル紙ハーレツは「政権と軍の対立が続いている」と伝えた。

ハガリ氏は「ハマスは思想運動であり、パレスチナ人の心に根付いている。ハマスを壊滅できると考えているならば、誤りだ」とも強調。「ガザ最南部ラファでハマス大隊の排除に近づいているが、可能なのはハマスをほかの統治機構と置き換えることだ」と語った。《共同通信》

【MLB】

米大リーグは19日、各地で行われ、ドジャースの大谷はデンバーでのロッキーズ戦に「1番・指名打者」で出場し、二回に3点二塁打を放つなど5打数2安打3打点だった。チームは6―7でサヨナラ負けし、連勝が3で止まった。

カブスの鈴木はジャイアンツ戦に「2番・右翼」で先発し、3打数無安打だった。試合は6―5で勝った。レッドソックスの吉田はブルージェイズ戦に「5番・指名打者」で出場し、5打数1安打だった。チームは7―3で勝って、5連勝。《共同通信》