令和1332日目
2022/12/22
この日のできごと(何の日)
【政府】原発積極活用に政策転換
政府は22日、次世代型原発への建て替えや、運転期間60年超への延長を盛り込んだ「GX実現に向けた基本方針」を決定した。東電福島第1原発事故後、原発の依存度低減を掲げてきたが、ロシアのウクライナ侵攻によるエネルギー危機などを背景に政策を大きく転換する。企業の脱炭素投資を後押しするため、今後10年間で20兆円規模の新たな国債「GX経済移行債」を発行。官民合わせて150兆円超の投資を想定し、脱炭素と安定供給の体制構築を目指す。
政府は22日、脱炭素の方策を議論する「GX実行会議」を開催した。基本方針では原発と再生可能エネルギーを「最大限活用する」と明記した。《共同通信》
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【プロ野球】
オリックスからポスティングシステムを利用し、来季は大リーグ、レッドソックスでプレーする吉田正尚外野手が22日、大阪市内の球団施設で退団記者会見を行い「感謝の気持ちはプレーで見せるしかない。引き続き頑張っている姿を見てほしい」と晴れやかな表情で決意を述べた。
敦賀気比高―青学大からドラフト1位入団した2016年からの5年間は、Bクラス続きで最下位3度と低迷した。主砲として屋台骨を支え続け、今季のパ・リーグ2連覇、26年ぶりの日本一達成を置き土産にすることができた。「苦しい時期もあったが、諦めずに目標に向かって頑張った結果が今につながっている」と振り返った。《共同通信》
【サッカー】
国際サッカー連盟(FIFA)は22日、男子の世界ランキングを更新し、ワールドカップ(W杯)でベスト16入りした日本は前回から四つ順位を上げて20位となり、アジア勢トップに立った。
18日に閉幕したW杯カタール大会で36年ぶりに優勝したアルゼンチンは一つ上げて2位、準優勝のフランスも一つ上げて3位につけた。ベスト8で敗退したブラジルが首位を守った。
W杯で3位のクロアチアは世界ランク12位から7位に、アフリカ勢初の4強入りを果たしたモロッコは同22位から11位に浮上した。次回ランキングは来年4月6日に更新される。《共同通信》
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サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会に出場した日本代表の長友佑都(36)=FC東京=が22日、東京都内で取材に応じ、現役続行を明言した。「まだ体がばりばり動く。僕のイメージ通りに動いてくれるので現役はやりたい」と語った。
4度目となったW杯では全4試合に先発出場。代表についても「現役でやっている以上は目指すべき存在だと思う。それが大きなモチベーション」と話した。
22日は東京都庁を訪れ、小池百合子知事にW杯の活躍を報告した。
【東京株式市場】
22日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は6営業日ぶりに反発した。終値は前日比120円15銭高の2万6507円87銭。前日までの5営業日で計1700円超下落したのを受け、割安感の出た銘柄を買い戻す動きが優勢となった。
東証株価指数(TOPIX)は14.85ポイント高の1908.17。出来高は約11億5000万株だった。《共同通信》
【COVID-19】
国内で22日、18万3882人の新型コロナウイルス感染者が確認された。前週より約1万6千人多い。都道府県別では東京1万8820人、愛知1万1737人、神奈川1万1470人など。死者は北海道27人、東京22人、愛知20人など計297人が報告された。 厚生労働省によると、全国の重症者は前日より15人増えて545人。新潟などで過去に公表した感染者数を修正した。《共同通信》
【東京地裁】反ワクチン団体理事ら5人有罪
新型コロナウイルスのワクチン接種会場に押し入ったとして、建造物侵入罪に問われた反ワクチン団体「神真都Q会」理事倉岡宏行被告(44)=東京都大田区=ら5人に対し、東京地裁は22日、有罪判決を言い渡した。倉岡被告は懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)とした。
平出喜一裁判長は判決で倉岡被告が主導的役割を果たし、責任が最も重いと認定。「計画的で接種会場の平穏は大きく害された。自分たちの意見を押し通すために犯行に及び、厳しい非難を免れない」と指摘した。
判決によると、5人は東京都新宿区などの接種会場に侵入した。《共同通信》
【G7財務相・中銀総裁会議】
日米欧の先進7カ国(G7)は22日、オンライン形式で財務相・中央銀行総裁会議を開いた。ロシアが侵攻するウクライナへの支援で協調することを確認した。来年は議長国を日本がドイツから引き継ぎ、5月11〜13日に新潟市で同会議を開催する。
日本からは鈴木俊一財務相と日銀の黒田東彦総裁が出席した。鈴木氏は会議後に記者会見し、ウクライナへの支援で各国が「結束して対応することに合意した」と述べた。各国は共同声明も発表し、支援継続を強調した。
G7首脳は今月、オンラインで会合を開き、ウクライナ復興に向け財政支援プラットフォーム構築で合意した。《共同通信》
【北朝鮮】ロシア側に武器売却
バイデン米政権は22日、北朝鮮がロシア民間軍事会社「ワグネル」に初めて武器を売却したことを確認したと発表した。歩兵用のロケット砲やミサイルを11月にロシアへ運び込んだと指摘した。ワグネルはウクライナ侵攻に部隊を派遣している。米政権は、北朝鮮の武器輸出を禁じた国連安全保障理事会決議に違反したとして安保理で協議する方針だ。
トーマスグリーンフィールド米国連大使は声明で、北朝鮮がワグネルから得た資金で核・ミサイル開発を加速させ、朝鮮半島の不安定化にもつながると強調した。《共同通信》
【ウクライナ侵攻】南部ヘルソンでロ側150人死亡
ウクライナ軍参謀本部は22日、ロシアが実効支配する南部ヘルソン州のドニエプル川東岸にあるカホフカの飛行場を20日に攻撃し、ロシア側の約150人が死亡したと主張した。東岸の黒海に面した地区への攻撃では約140人が負傷したとしている。ウクライナ側が東岸進出に向け攻撃を強めている可能性がある。
ウクライナ警察は22日、ヘルソン州のドニエプル川西岸で、奪還以後に332人の死亡を確認したと明らかにした。うち17人は子ども。州内でロシア軍による戦争犯罪の捜査が8千件以上進められており、ウクライナ人を拷問した部屋が7カ所新たに見つかったという。《共同通信》
ウクライナ・ポーランド首脳会談
ウクライナのゼレンスキー大統領は22日、ロシアによる侵攻後初外遊となった米国訪問の帰途にポーランドに立ち寄り、同国のドゥダ大統領と会談した。両国の大統領府が発表した。ウクライナの防衛力の強化や難民の支援について協議したという。
ウクライナ大統領府によると、会談でゼレンスキー氏はポーランドの強力な支援に謝意を示した。さらに「ロシアの全面戦争により、歴史的な試練がもたらされた2022年を総括した」とし、今後の協力についても話し合った。《共同通信》