令和1185日目
2022/07/28
この日のできごと(何の日)
【JR東日本】地方35路線全て赤字
JR東日本は28日、利用者が少ない地方路線の収支を初めて公表した。対象は2019年度の1日当たりの平均乗客数が2千人未満の35路線66区間で、収入から費用を差し引いた収支は全て赤字だった。66区間の赤字額の合計は19年度で約693億円だった。JR北海道やJR西日本なども公表しており、路線の存廃を巡る鉄道会社と沿線自治体の議論が全国的に加速しそうだ。ただ、路線の維持を求める自治体は多く、議論は難航が予想される。
国土交通省の有識者検討会は25日、鉄道会社や自治体が経営が厳しい地方鉄道の存続策やバス転換などを検討するよう促す提言をまとめた。《共同通信》
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【将棋・藤井聡太叡王】就位式
将棋の第7期叡王戦5番勝負で勝利し、初防衛を果たした藤井聡太叡王=竜王・王位・王将・棋聖との五冠=(20)の就位式が28日、東京都内で開かれた。謝辞で藤井叡王は「タイトル戦では初めて自分より後に棋士になった方との対戦になり、新鮮な気持ちで臨めた。来期もよりよい将棋を指したい」と述べた。
式後、記者会見に臨んだ藤井叡王は19日に20歳になったことを聞かれ、「少しお酒をいただく機会があった。楽しむのはまだ早いと思ったので、たしなむくらいにしたい」と笑顔を見せた。《共同通信》
【大相撲】
日本相撲協会は28日、東京・両国国技館で理事会を開き、元横綱白鵬の間垣親方(37)=モンゴル出身=が同日付で年寄「宮城野」を襲名し、宮城野部屋を継承して師匠になったことを発表した。宮城野親方(元幕内竹葉山)は間垣親方となり、8月に65歳の定年を迎えた後も再雇用制度で協会に残る。
元横綱白鵬の宮城野親方は昨年9月の現役引退から1年足らずで師匠としてスタートを切る。
2001年春場所に初土俵を踏み、19年9月に日本国籍を取得。史上最多の優勝45度など数々の大記録を樹立し、引退後は宮城野部屋付きで指導していた。《共同通信》
【秋篠宮皇嗣同妃両殿下】四国4県の高校生と交流
徳島県を訪問中の秋篠宮ご夫妻は28日、徳島市のホテルで、全国高校総合体育大会の運営に携わる四国4県の高校生約20人と交流された。
ご夫妻は、それぞれの県で実施した大会のPR活動などについて説明を受け、熱心に耳を傾けた。秋篠宮さまは新型コロナウイルス禍を踏まえ「開会できて本当によかったですよね」と声をかけていた。徳島県の高校生が阿波おどりを披露し、躍動感のある踊りに拍手を送った。
ご夫妻は高校総体の総合開会式出席などのため、27日から1泊2日の日程で徳島県を訪れた。28日午後、帰京した。《共同通信》
【東京株式市場】
28日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は続伸した。
米連邦準備制度理事会(FRB)による大幅利上げ決定を受けた米国株式相場の上昇を好感し、買い注文が優勢だった。ただ利益を確定する売り注文が出てマイナス圏に転じる場面もあるなど、値動きは不安定だった。
終値は前日比99円73銭高の2万7815円48銭。東証株価指数(TOPIX)は3.10ポイント高の1948.85。出来高は約13億7679万株だった。《共同通信》
【COVID-19】
病床使用率、19府県で50%超
新型コロナウイルス感染者用の病床使用率(27日時点)が19府県で50%を超えたことが28日、内閣官房の集計で分かった。20日時点では7県だったのに対し、1週間で2倍以上に増えた。50%超は一般医療を相当程度制限しなければ、適切な医療対応ができなくなる水準で、医療逼迫の目安とされる。28日に報告された感染者は23万3100人となり、2日連続で1日当たりの過去最多を更新。各地の医療提供体制は急速に厳しい状況になっている。
鉄道やバスで運休が相次ぎ企業活動に支障が目立ち始めた。政府は28日、軽症者らに配る抗原検査キットを約1200万回分確保したと明らかにした。《共同通信》
中国、年後半もゼロコロナ維持
中国共産党は28日、党中央政治局の会議で今年後半の経済政策を決定し、新型コロナウイルスを徹底して封じ込める「ゼロコロナ」政策を維持すると表明した。習近平指導部は年前半に急減速した経済のてこ入れに腐心するが、厳格な対策の継続が影を落としそうだ。国営通信社の新華社が伝えた。
会議では、需要不足を埋めるため財政・金融政策を効果的に運用することを決定した。また地方政府にはインフラ投資に使う債券や基金の積極利用を求めた。ただ債券発行枠の拡大など具体的な数値を伴う新たな措置には触れなかった。《共同通信》
【台湾・蔡英文総統】自民党・石破茂元幹事長らと会談
台湾の蔡英文総統は28日、訪台している自民党の石破茂元幹事長ら訪問団と総統府で会談し、台湾に対する武力圧力を強める中国を念頭に「日本など民主主義のパートナーと協力を深める」と述べた。石破氏は、日台間で安全保障面の認識共有化を図る必要があるとの考えを表明。双方は地域の安全を巡り協力していくことで一致した。
蔡氏は、台湾は南西諸島からフィリピンを結ぶ「第1列島線」上にある重要な防衛拠点として「台湾の主権を守るだけでなく、インド太平洋地域の平和と安定を(日本などと)共に守っていく」と表明した。《共同通信》
【韓国・インドネシア首脳会談】
韓国の尹錫悦大統領は28日、大統領府で20カ国・地域(G20)議長国を務めるインドネシアのジョコ大統領と会談した。尹氏は共同記者発表で、11月のG20首脳会議(サミット)成功のため「積極的に協力する」と表明。「北朝鮮の核、ミサイルの脅威への憂慮を共有し、国際社会の団結した対応に向けて共に努力していくことにした」と述べた。
インドネシアは北朝鮮の伝統的な友好国。両氏は防衛産業協力の推進や、ウクライナ情勢の打開と国際的な食糧問題、エネルギー危機解消に向けて緊密に協力していくことでも一致した。《共同通信》
【米中首脳会談】
バイデン米大統領と中国の習近平国家主席は28日電話会談し、中国が軍事圧力を強める台湾情勢を巡って互いをけん制、応酬となった。気候変動対策や感染症の大流行などに備える「健康安全保障」といった協力できる分野では対話を継続する方針を確認した。両国政府が発表した。
両首脳の直接対話は3月以来で、昨年1月のバイデン政権発足後は電話やオンラインを含め5回目。バイデン氏は台湾問題に関する米政策に変更はなく「一方的な現状変更や台湾海峡の平和と安定を損なう試みに強く反対する」と表明した。《共同通信》
【MLB】
米大リーグは28日、各地で行われ、エンゼルスの大谷はアナハイムでのレンジャーズ戦に「1番・投手兼指名打者」で先発し、6回8安打2失点で6敗目(9勝)を喫した。ベーブ・ルース以来、104年ぶりの同一シーズンでの「2桁勝利、2桁本塁打」はならなかった。
大谷は11三振を奪い、日本選手最長の6試合連続2桁奪三振をマーク。打者では4打席凡退だった。試合は0―2で敗れた。
首の張りから復帰したブルージェイズの菊池はタイガース戦に先発し、5回1失点で4勝目(5敗)を挙げた。チームは5―3で勝った。カブスの鈴木はジャイアンツ戦に出場し、2打数無安打。《共同通信》