平成4244日目

2000/08/21

【ロシア・クルスク号事故】乗員118人全員死亡と発表

バレンツ海で起きたロシアの原子力潜水艦クルスクの沈没事故で、同艦の所属する北方艦隊のモツァク参謀長は21日、艦内に「生存者が一人もいない。最悪の事態になった」と発表、乗組員全員の死亡を確認した。ロシア国営テレビはこの発言を「公式声明」と伝えた。

ノルウェーのダイバーチ一ムが同日、艦内全体の浸水を確認したことから、ロシア側も生存者はいないと判断、事実上、救出作業を打ち切った。艦体後部で1遺体が発見されたとロシア国営テレビは報じた。

事故発生から10日目で118人の乗組員全員の死亡が判明、旧ソ連時代も含むロシアの潜水艦事故としては、1968年にハワイ沖で乗組員98人が死亡した「ゴルフ2型」爆発事故を上回り、史上最悪の惨事となった。

救出作業の遅れや不十分な情報開示で世論の批判を浴びていたプーチン大統領の権威失墜は免れず、事故はロシアの国内情勢にも影響を与えよう。

今後の焦点は事故原因の究明とともに、放射能漏れの恐れが指摘される同艦原子炉の密閉対策に移る。

遺体の収容作業を進めるため、深海ダイバーがいないロシア軍はノルウェー側ダイバーにこのまま残留するよう要請した。

深さ約100メートルの海底に沈む艦体は前部が完全に破壊されていたため、救助チームは後部に絞って救出活動を行っていた。作業2日目の21日朝、ダイバーが脱出口の外側ハッチの開放に成功。さらに艦内につながる内側ハッチもこじ開けた。

この結果、生存者のいる可能性も指摘されていた後部艦体が完全に浸水していることを確認、生存者がいる可能性はないと判断した。

生存者がいないことを最終的に確認するため、救助チームは遠隔操作のカメラを艦内に入れて調べている。

政府対策委は、原潜が外国の潜水艦との衝突などの理由で艦体のバランスを失い海底に激突、魚雷が爆発した」可能性が高いとしている。《共同通信》




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【山口母親殺害事件】17歳少年を家裁送致

山口の金属バット殴打事件で山口地検は21日、自宅で母親(50)を金属バットで殴り殺害したとして、殺人の非行事実で新聞配達員の少年(17)を山口家裁に送致した。同地検は「少年の家庭環境など酌むべき点はあるが、極めて悪質な犯行で、多発する少年事件の抑制も考慮した」として「刑事処分相当」の意見書を付けた。送致を受けて山口家裁は2週間の観護措置を決定。少年の身柄は21日夕、山口少年鑑別所に収容された。

同家裁は、少年の生活環境などを調査し、少年院送致などの処分を決める。「刑事処分が相当」と判断されれば、地検に逆送され成人同様の刑事裁判を受ける。

山口地検は犯行動機について「少年が交際を願っていた女性の携帯電話に、母親が無言電話を数回かけたことがきっかけ」と判断。少年も「母親を問いただしたが認めながったので、頭にきた」と供述しているという。

送致事実によると、少年は7月29日夜、自宅アパートでパート店員の母親と口論になり、金属バットで頭や胸などを数回殴って殺害。31日未明、自宅から「母親を殺した」と110番。逮捕された。

山口県警の調べによると、少年の父親は酒で身体をこわし、平成7年1月に死亡。その後、入院費用などで、母親と少年だけの家庭は借金苦に陥ったとされる。《共同通信》

【大相撲秋場所】番付発表

日本相撲協会は21日、大相撲秋場所(9月3日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。7月の名古屋場所後に新大関に昇進した魁皇が、東の二番目に就いた。6場所連続で関脇の栃東は夏、名古屋場所で合計21勝を挙げており、大関昇進を目指す。また、北勝鬨が幕下へ転落し、83年ぶりに北海道出身の関取がいなくなった。

金沢市出身の大関出島は東の二番目から西の一番目となり、七尾市出身の栃乃洋は東前頭3枚目から西前頭3枚目に移っただけとなった。

横綱は名古屋場所で19場所ぶり10度目の優勝を果たした曙が、3場所連続で東の一番目。西の一番目には武蔵丸が座り、同場所を途中休場した貴乃花は東の二番目に回った。新大関の名古屋場所で6勝9敗と負け越した雅山は、かど番になる。

武双山は関脇へ降下。新大関から2場所での陥落は最短で、昭和になってから五ツ島以来2人目。5場所ぶりに小結に復帰した安芸乃島は、昭和以降では5位タイの27場所となった。貴ノ浪は44場所ぶりに小結に転落。

新入幕は栃栄たた一人で、佐賀県出身では88年九州場所に佐賀昇以来。大至は19場所ぶりに幕内復帰を果たした。新十両の朝青龍は、初土俵から所要10場所での昇進で、年6場所となった58年以降では貴花田(現横綱貴乃花)と並ぶ史上5位のスピード出世。モンゴル出身では3人目の関取となった。《北國新聞》

【第82回全国高校野球選手権大会】最終日

第82回全国高校野球選手権大会最終日は21日、甲子園球場で決勝を行い、今春の選抜大会準優勝の智弁和歌山(和歌山)が初優勝を目指した東海大浦安(千葉)を11−9で下し、3年ぶり2度目の優勝を果たした。二転三転した打撃戦は、智弁和歌山が堤野の2打席連続本塁打など20安打で打ち勝った。5−6の八回、智弁和歌山は打者10人の猛攻。山野の二塁打などで5点を挙げ、一気に逆転。六回から登板の山野が、東海大浦安の反撃をかわした。智弁和歌山は今大会6試合すべてで2けた安打し、チーム通算100安打の大会新記録。本塁打は11本を打ち、1985年のPL学園(大阪)の10本を更新した。チーム打率4割1分3厘も大会新記録だった。和歌山県勢は、夏の甲子園で通算100勝目を挙げた。《共同通信》

【電源開発調整審議会】島根原発増設を容認

電源開発調整審議会は21日、中国電力が島根県鹿島町に計画している島根原子力発電所3号機(改良型沸騰水型軽水炉、137万3000キロワット)の増設を含む平成12年度の電源開発基本計画を承認、森喜朗首相に答申した。昨年9月に起きた茨城県東海村の臨界事故以降、国が初めて出す原発建設のゴーサイン。

中国電力は、8月中にも基本計画が決定するのを受けて地方自治体に対する許認可などの手続きを進め、15年3月の着工、22年3月の運転開始を目指す。しかし、原発に対する不安感を持つ地元住民らの反発が一段と強まることも予想される。

電調審が原発建設を認めたのは昨年8月の電源開発の大間原発(青森県)以来で、島根原発3号機の最大出力は大間などと並んで国内最大級の規模となる。

電調審では、電力需要が11年度の8169億キロワット時から年平均1.8%伸び、21年度は9738億キロワット時に、最大電力は11年度の1億6567万キロワットから年平均2.1%伸び、2億367万キロワットになるとの見通しが示された。

需要見通しに見合った電力を安定的に供給するには12年度から21年度までに5278万キロワットの発電設備が必要との長期電源開発目標も了承。このうち3950万キロワットは既に電源開発基本計画に含まれており、633万キロワットは卸供給事業者から供給される。このため残りの696万キロワットの電源を今後基本計画に組み入れ、21年度までに運転開始させる必要があるとしている。

新規着手が必要な電源として水力17万キロワット、火力21万キロワット、原子力658万キロワットを見込んでいる。原発では島根3号機と、北海道電力の泊3号機、東京電力の福島第一の7、8号機、日本原子力発電の敦賀3号機の計5基が事業者の計画通り運転開始することを想定している。《共同通信》

【防衛庁・虎島和夫長官】名護市・岸本建男市長と懇談

米軍普天間飛行場の移設先、沖縄県名護市の岸本建男市長は21日、沖縄入りした虎島和夫防衛庁長官と懇談し「移設問題では受け入れを表明した際に提示した七つの条件が極めて重要」などと述べ、15年使用期限への具体的取り組みなどをあらためて求めた。

また、岸本市長は25日に発足する代替施設の工法などを話し合う協議会に関連し「特に移設先や周辺住民の生活、自然環境に著しい影響がないように」と要望。さらに「日米地位協定の見直しや15年使用期限の問題は名護市だけでなく県民が強く望んでおり、政府においても積極的な取り組みを」と訴えた。

岸本市長は昨年末、移設条件として①15年使用期限への具体的取り組み②日米地位協定の改善③安全性確保や自然環境への配慮から最小限の代替施設−など七項目を要望している。《共同通信》

【森喜朗首相】パキスタン・ムシャラフ陸軍参謀長と会談

パキスタンを訪問中の森喜朗首相は21日午前(日本時間同日午後)、イスラマバード市内の行政長官府でパキスタン軍政トップのムシャラフ陸軍参謀長(最高行政官)と会談し、包括的核実験禁止条約(CTBT)への早期署名を求めた。ムシャラフ参謀長は、署名に向け国内コンセンサスを得る努力を続け、CTBT発効まで核実験モラトリアム(自主的停止)を継続していく考えを強調した。これを受け、森首相は事業継続中で資金供与が凍結中の円借款の再開を明らかにした。

森首相は日本が世界で唯一の被爆国として、核軍縮、核不拡散を推進する立場を強調し、インド、パキスタンが実施した2年前の地下核実験に抗議し発動した経済制裁措置を続けていることを説明した上で、「核実験モラトリアムをCTBTへの署名まで継続し、早期の署名を期待する」と語った。同時に核実験以来、外交上の対話が途絶え「過去30年で最悪の関係」(外務省筋)となっているインドとの対話の再開を求めた。

ムシャラフ氏は日本の核に対する懸念について理解を示し、署名には前向きな考えを示した。現在継続しているモラトリアムについては、「モラトリアムに協力する姿勢は変わらず、二度と核実験を最初に実施する国にはならない」としながらも、インドが核実験を強行した場合には対応せざるを得ないとの考えも示した。《北國新聞》

【民主党代表選】鳩山由紀夫氏が無投票で再選

民主党の代表選挙は21日告示され、東京・永田町の党本部で午後2時から同4時まで立候補の届け出を受け付けた。この結果、立候補を届け出たのは鳩山由紀夫代表だけで、同氏の無投票再選が確定した。任期は2年。9月9日の党大会で正式に承認される。再選確定を受け、鳩山氏は幹事長など執行部人事に着手、早期に新体制を内定させたい考えだ。

鳩山氏は同日午後3時半、国会議員20人の推薦人名簿を添えて代表選挙管理委員会に立候補を届け出た。一方、出馬に意欲を示していた河村たかし政調副会長はぎりぎりまで推薦人集めを続けたが、立候補に必要な20人を確保できず、立候補を断念した。これに伴い、鳩山氏の再選が確定、同氏はこの後、党本部で記者会見し、「来年の参院選で自公保政権の過半数割れを実現し、解散・総選挙に追い込み、政権を樹立する力をつけたい」と、代表2期目に臨む抱負などを明らかにした。

鳩山代表は再選確定に伴い、新執行部人事について党内調整に入るが、最大の焦点は、党のかなめである幹事長人事。羽田孜幹事長の留任論のほか、菅直人政調会長や熊谷弘幹事長代理らの起用を求める声が出ている。《共同通信》

【この日の民主党】

[民主党代表選挙]立候補受付締め切る

民主党代表選挙が21日告示され、午後2時から党本部で立候補の受付が行われた。その結果、午後3時30分に鳩山由紀夫・現代表が届け出を済ませたが、午後4時の締め切りまでにそれ以外の立候補の届け出はなく、鳩山代表の再選が事実上決まった。

中央代表選挙管理委員会(笹野貞子委員長)では22日に開かれる常任幹事会に対して、「代表選挙を実施せず、議決機関の承認を持って新代表の当選を確認していくことが妥当」と報告し、常任幹事会があらためて就任の手続きを決める。

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鳩山代表は届け出後、党本部で記者会見し、最初に「私の思いはただひとつ。それは総選挙において果たし得なかった夢、すなわち来年の参院選で自公保政権を過半数割れにさせることで解散総選挙に追い込み、衆議院において政権を樹立することだ」と2期目への抱負を述べた。

さらに鳩山代表は、「1期目にも申しあげた公正と自由、自立と共生のニューリベラルの考えをより具体的にしていくことが何よりも肝要だ」とした上で、(1)モラルと責任感のある社会をつくる(2)競争政策とIT革命によって「強い経済」を実現する(3)社会政策としてセーフティ・ネットを確立する(4)現実的な自尊の外交を展開する(5)地方分権と中央政府の改革でより良い統治を回復する―――の5つの基本的な方針をあげた。

そして、「発想を大きく変えた政治が今の日本に求められている。けっして民主党のためではない。もっとも大事なことは、いかにして国民を正しい方向へ政治がリーダーシップを発揮して導いていくかの覚悟ではないか。国民の皆さんと正面から対話しながら、民主党を政権政党へと高めていく努力をしていきたい」と力説した。《民主党ニュース》



8月21日 その日のできごと(何の日)