令和1146日目
2022/06/19
この日のできごと(何の日)
【石川県珠洲市】震度6弱
19日午後3時8分ごろ、石川県能登地方を震源とする地震があり、珠洲市で震度6弱の揺れを観測した。市内では神社の鳥居が倒壊したり、ブロック塀が崩れたりする被害が確認された。同市宝立町の石川県天然記念物「見附島」は一部が崩れた。県によると、珠洲市で1人が手首を骨折し、4人が軽傷を負った。能登町では73歳女性が転倒し、顔を打撲した。県内で震度6以上を観測した地震は、2007年3月に発生した最大震度6強の能登半島地震(M6・9)以来となった。
気象庁によると、震源の深さは約13キロ、地震の規模はマグニチュード(M)5・4と推定される。津波はなかった。能登町で震度5弱、輪島市で震度4、他に七尾市や羽咋市、高岡市、氷見市、あわら市、新潟県上越市などで震度3を観測した。
珠洲市付近では20年12月以降、地震活動が活発化している。19日もその後、震度1や2の地震が断続的に確認され、今年に入って震度1以上の地震は同日午後8時までに計87回となった。 気象庁は記者会見で、今後1週間ほどは同程度の地震が起きる可能性があるとして、家屋倒壊や土砂災害に警戒を呼び掛けた。
石川県は馳浩知事を本部長とする災害対策本部を設置した。本部会議で馳知事は「今後余震が想定される。引き続き警戒してほしい」と語った。県警は災害警備本部を設けた。 珠洲市は災害対策本部を設置し、10公民館に指定避難所を開設した。北陸地方整備局、金沢海上保安部、能登海上保安署は県や珠洲市に、情報連絡員を派遣した。
第9管区海保は巡視船艇や航空機で沿岸部の被害状況を調査。航空自衛隊小松基地、北陸地方整備局も上空から状況を確認した。 政府は首相官邸の危機管理センターに官邸対策室を設置した。岸田文雄首相は官邸入りし、被害状況の報告を受けるとともに早急な被害確認を指示した。
北陸電力によると、志賀原発1、2号機の発電設備に異常は確認されず、放射線量を確認するモニタリングポストの数値に変化はなかった。火力や水力などの発電所にも被害はなく、停電は発生しなかった。
能登空港発着便は、羽田発749便の到着が16分遅れ、折り返しの便にも遅れが生じた。のと鉄道は1本が運休し、1本が約20分遅れた。 北陸新幹線と県内JR在来線は通常通り運行した。北陸鉄道によると、金沢駅と珠洲市内を結ぶ特急バス、路線バスとも影響はなかった。《北國新聞》
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【群馬県桐生市】34.2度
高気圧の影響で日本列島は19日、東日本から西日本にかけて晴れ間が広がった。群馬県桐生市で最高気温34.2度、栃木県佐野市で33.9度を観測するなど各地で気温が上がり、30度以上の真夏日となった。
気象庁によると、太平洋上にある高気圧の縁を回り、暖かい風が吹き付けた。他には長野県上田市33.5度、兵庫県豊岡市33.3度、富山市33.2度など。全国914観測点のうち233地点で真夏日となった。
また上空に寒気が流入する北日本では20日にかけて大気の状態が非常に不安定となり、所々で積乱雲が発達する見込み。《共同通信》
【プロ野球・19日】
ソ4―1楽
ソフトバンクが3連勝。和田が球を低めに集め、6回1安打1失点と好投し日米通算150勝を達成した。一回に野村勇の2ランで先制した後も着実に加点した。モイネロが10セーブ目。楽天は3安打と打線が振るわず3連敗となった。
日2―4ロ
ロッテが4連勝した。一回に中村奨の犠飛、山口の適時打、安田の適時二塁打で3点を先行し、四回に荻野の適時打で加点。六回から早めの継投で逃げ切った。美馬が5回1失点で4勝目。日本ハムは打線がつながらず3連敗を喫した。
西3―2オ
西武は0―2の四回に山川の適時二塁打と森の2点左前打で3点を奪った。五回を抑えた2番手の佐々木がプロ初勝利。継投が決まり、増田がリーグトップに並ぶ17セーブ目。先行したオリックスは山崎福が四回に3四死球と崩れた。
ヤ8―3広
ヤクルトが8連勝した。2―2の三回に村上のソロで勝ち越し、五回に塩見と村上の21号ソロで2点、六回にも内山壮の適時二塁打などで2点を加えた。石川は今季最長の7回を3失点で4勝目。広島は九里が5回5失点と崩れ5連敗。
神4―7D
DeNAが連敗を3で止めた。4―4の八回に神里の2点三塁打、嶺井の遊ゴロ野選で3点を勝ち越した。3番手のエスコバーが3勝目。阪神は3―4の七回1死満塁で同点とするにとどまり、八回に湯浅が崩れて連勝が5で止まった。
中3―5巨
巨人が連敗を4で止めた。四回に岡本和のソロと増田陸の2点適時打で3点を先行し、六、八回にも加点。シューメーカーは7回を1失点で3勝目を挙げた。中日は柳が7回を4失点で劣勢を招き、九回の追い上げも届かなかった。
◇
中日の根尾昂選手が19日、バンテリンドームナゴヤでの巨人12回戦で投手転向後の初登板を果たした。1―5の九回2死無走者で4番手として登板し、4番の岡本和を高めの直球で空振り三振に仕留めた。本格的に投手の練習を始めたばかりで「まだ初心者。日々良くなっている」と明るい表情を浮かべた。
プロ3試合目のマウンドで、本拠地では初登板。自己最速となる151キロを出し、打者1人をきっちり抑えてドームを沸かせた。九回裏には打席に立ち、空振り三振に倒れた。野手から投手へ、異例の挑戦の第一歩を踏み出し「投げる体力も球威も制球も、もっと吸収できる。課題だらけ」と貪欲に話した。《共同通信》
【ゴルフ】
ニチレイ・レディース最終日(19日・千葉県袖ケ浦CC新袖=6563ヤード、パー72)西村優菜が6バーディー、ボギーなしの66で通算17アンダーの199とし、今季初勝利となるツアー通算5勝目を挙げた。優勝賞金は1800万円。
3打差の2位は森田遥で、前週優勝の山下美夢有と稲見萌寧がトップと5打差の3位に入った。首位でスタートした18歳の佐藤心結は通算11アンダーで5位。昨年覇者の申ジエ(韓国)は6位だった。《共同通信》
【THE MATCH 2022】
◇THE MATCH 2022 ○那須川天心-武尊●(2022年6月19日 東京ドーム)
1R、左フックで武尊からダウンを奪う那須川 “世紀の一戦”に決着がついた。格闘技イベント「THE MATCH 2022」が19日、東京ドームで開催された。メインイベントはRISE世界フェザー級王者・那須川天心(TARGET/Cygames)が1Rに左フックでダウンを奪い、K―1史上初の3階級王者で現スーパー・フェザー級王者・武尊(SAGAMI―ONO KREST)を判定5―0で下し、無敗のままキックボクシングラストマッチで有終の美を飾って、涙を流した。
那須川は1Rに蹴りを多く出しながら右ジャブを有効に使った。終了間際に左ストレートでダウンを奪った。レフェリー5者が10―8のスコアリングを付けた。2R残り2分で武尊の頭が那須川の右目に当たるバッティングの場面も。1R同様に右ジャブを上手く使いながら冷静に戦った。2R終了後レフェリー4人が10―10、1人が10―9で武尊有利とつけた。3Rも有効打を打ちながら試合終了。試合直後に涙が止まらなかった那須川が判定勝利した。 判定勝利が決まると2人は涙ながらに抱擁した。《スポニチ》
【COVID-19】
国内新規感染1万3160人
国内で19日、新たに1万3160人の新型コロナウイルス感染者が報告された。内訳は東京1622人、沖縄1012人、大阪883人など。死者は東京4人、栃木と兵庫でそれぞれ2人など計10人だった。
厚生労働省によると、重症者は前日から2人増え41人だった。
栃木と山口で過去に公表された感染者の取り下げがあった。《共同通信》
【岸田文雄首相】漫画家と車座対話
岸田文雄首相は19日、東京都千代田区の明治大米沢嘉博記念図書館・現代マンガ図書館を訪れ、漫画家と車座で意見交換した。著作権保護などの環境整備を進めるとともに、海外での漫画普及を後押しする考えを伝えた。「日本の未来を考えると、成長の源泉はハードではなくソフトで、漫画は重要な存在だ」と述べた。
車座には「あしたのジョー」のちばてつやさん、「島耕作」シリーズの弘兼憲史さんらが参加。首相は漫画が外交や経済活動にもつながり、国際平和の礎になると指摘した。出席者から、著作権が侵害される問題が起きているとして「安心して仕事ができるようにしてほしい」といった意見が出た。《共同通信》
【岸田文雄首相】中間層支援に全力
統治構造改革や持続可能な財政を中心に政策を提言する「令和国民会議」(令和臨調)は19日、東京都内で発足大会を開催した。22日公示の参院選に向け、共同代表の茂木友三郎キッコーマン名誉会長らと、与野党6党党首との対話を実施。岸田文雄首相(自民党総裁)は少子化問題の解決に向けて中間層の支援に全力を挙げる考えを示した。立憲民主党の泉健太代表は、日本は実質賃金が上昇していないとして、賃上げと物価高騰への対策を求めた。
岸田氏は「世界的に中間層が苦労しているのは教育と住宅の問題だ。特に子育て世代を中心に、様々な政策を組み合わせていく」と説明した。《共同通信》
【ウクライナ侵攻】
ロシア軍、命令拒否や対立続出
英国防省は19日の戦況分析で、ロシア軍部隊内で命令拒否や対立が続いていると指摘した。ウクライナ侵攻を「特別軍事作戦」とする公式な立場に阻まれ、ロシア当局が反対する兵士らに法的圧力をかけるのに苦労しているとの見方を示した。
あらゆる階級のロシア軍兵士の多くが戦争の目的について混乱したままとみられ、士気の問題は作戦目標の達成能力を制限するほどに重大だと分析。士気低下の原因としては指導力の低さや死傷者の多さ、劣悪な兵たん、給与問題などが挙げられるという。
ウクライナ軍も激しい戦闘に投入され、ここ数週間、脱走を繰り返しているようだと指摘した。《共同通信》
ロシア艦、日本列島半周の航行
防衛省統合幕僚監部は19日、太平洋側を南下していたロシア海軍の艦艇5隻が沖縄本島と宮古島の間の海域を抜け、東シナ海へ入ったと発表した。日本列島を半周するように航行したことになる。防衛省は今回の行動の狙いを詳しく分析し、ロシアの動向に警戒を強めている。
防衛省によると、5隻はフリゲート艦3隻と駆逐艦1隻、ミサイル観測支援艦1隻。この5隻は今月、北海道沖から南寄りに移動し、千葉県沖、さらに伊豆諸島を通過したと明らかになっていた。防衛省が17日に動向を公表した伊豆諸島付近では、別の2隻も一緒だった。《共同通信》
ロシア軍、東部ハリコフを攻撃
ロシア国防省は19日、弾道ミサイル「イスカンデル」で、ウクライナ第2の都市で東部ハリコフ州の州都ハリコフの戦車修理工場を破壊したと発表した。ウクライナ側はロシア軍がハリコフに再び攻勢を仕掛ける可能性があるとみて警戒。東部ルガンスク州の要衝セベロドネツクでも激しい戦闘が続いたほか、南部ミコライウ周辺ではロシア軍によるミサイル攻撃があり、住宅が破壊された。
ロシア軍は侵攻開始直後にハリコフ州で攻勢を強めたが、その後ウクライナ軍が複数の集落を奪還。ロシア軍を国境方向に押し戻していた。《共同通信》
【MLB】
米大リーグは19日、各地で行われ、エンゼルスの大谷はシアトルでのマリナーズ戦に「3番・指名打者」で出場し、4打数無安打だった。3試合連続の安打なし。チームは4―0で快勝し、3連勝。
ブルージェイズの菊池はヤンキース戦に先発し、4回を投げて2本塁打を含む3安打3失点だった。勝敗は付かず、2勝3敗のまま。チームは10―9で勝ち、連敗を3で止めた。《共同通信》