令和1106日目

2022/05/10

この日のできごと(何の日)

【韓国・尹錫悦大統領】就任

3月の韓国大統領選で当選した保守系政党「国民の力」の尹錫悦氏(61)の第20代大統領就任式が10日午前11時(日本時間同)、ソウルの国会議事堂前で行われた。尹氏は就任演説で、北朝鮮が核開発を中断し、「実質的な非核化」を行えば、「北朝鮮の経済と住民の生活を画期的に改善できる、大胆な計画を準備する」と表明した。

保守政権の誕生は、朴槿恵元大統領が2017年に弾劾・罷免で失職して以来、5年ぶり。尹氏は日韓関係の早期改善に意欲を示しているが、演説では日本に直接言及することはなかった。

尹氏はこれまで、核・ミサイル開発を加速する北朝鮮への対応について、先制攻撃に言及するなど強硬姿勢が目立っていたが、就任式では対決姿勢を抑えた。非核化を条件に経済支援する方針を示したほか、核問題の平和的解決のために「対話の扉を開いておく」とも述べ、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記との南北対話にも意欲を見せた。

尹氏は、自由などの普遍的価値を尊重すると繰り返し言及し、「自由と人権の価値に基づいた普遍的な国際規範を支持し、グローバルリーダー国家としての姿勢を持たなければならない」と訴えた。

日米などとの連携を強化する方針を強調した発言で、文在寅政権の親北朝鮮・中国路線からの転換をアピールした。《読売新聞》

林芳正外相は10日、訪問先の韓国・ソウルで、岸田文雄首相の特使として尹錫悦新大統領と面会し、文在寅前政権下で悪化した日韓関係の改善へ協力することで一致した。尹氏は日韓首脳会談の早期実現に意欲を示した。林氏は元徴用工問題など懸案解決の必要性も強調。両国間の障害を取り除くため、尹氏のリーダーシップに期待するとした首相の親書を手渡した。

日本政府は、元徴用工、元慰安婦問題を巡り、1965年の日韓請求権協定や2015年の慰安婦合意により解決済みとの立場を取っている。日本側の求める具体的な解決策を尹新政権側が提示できるかどうかが焦点となる。《共同通信》

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【大相撲】

大相撲夏場所3日目(10日・両国国技館)休場明けの横綱照ノ富士は霧馬山を切り返しで退け、2連勝で白星先行。先場所初優勝の関脇若隆景は遠藤を上手出し投げで退け、2勝目を挙げた。

3大関は総崩れ。御嶽海は琴ノ若の突き落としに軍配差し違えで屈して2連敗。好調の琴ノ若は大関総なめで3連勝。貴景勝は高安に押し倒されて2敗目を喫し、正代は小結大栄翔に押し出されて元気なく3連敗となった。高安は初白星、大栄翔は2勝目。関脇阿炎も白星を先行させた。《共同通信》

【プロ野球・10日】

楽7―0ロ

楽天が連勝を11に伸ばした。田中将が単打4本に抑え、日本では9年ぶりの完封で4勝目。打線は五回に代打銀次の適時打などで2点を先制し、八回にマルモレホスの2点二塁打などで5点を加えた。ロッテは今季2度目の5連敗。

日2―4オ

オリックスが連敗を7で止めた。一回に中川の適時二塁打と本盗で2点を先制し、三回に大城のソロ、九回に野口の適時二塁打で加点。山岡が8回2失点で3勝目、平野佳が10セーブ目を挙げた。日本ハムは好機で攻め切れなかった。

ヤ0―1中

4回中日2死、A・マルティネスが右越えに先制ソロを放つ=神宮 中日は四回にA・マルティネスの1号で挙げた1点を4人の継投で守り切った。小笠原が6回を4安打無失点で2勝目、R・マルティネスは9セーブ目。ヤクルトは好機にあと一本が出ず、7回を1失点と好投した小川を見殺しにした。

D3―1巨

DeNAは一回無死満塁から牧の犠飛、ソトの2点適時打で3点を先行した。ロメロが7回1失点で3勝目を挙げ、伊勢―山崎とつないで逃げ切った。巨人は打線が6回3失点の山崎伊を援護しきれず、今季ワーストの5連敗を喫した。

神0―3広

広島が3連勝。床田は昨年9月以来の完封で4勝目を飾った。威力のある直球で押し、単打5本に抑えた。打線は六回にマクブルームの2試合連続本塁打となる2ランで均衡を破り、八回は小園が適時打。阪神は今季10度目の零敗。《共同通信》

【沖縄県・玉城デニー知事】辺野古移設断念を要求

沖縄県の玉城デニー知事は10日、岸田文雄首相と首相官邸で会談し、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設断念や日米地位協定の見直しを求めた建議書を手渡した。沖縄が日本に復帰して50年の節目を迎えるのに対し、首相は「米軍基地の負担軽減に引き続き努力していきたい」と述べた。衆参両院の議長や、在日米大使館の担当者にも建議書を渡した。

首相との会談で玉城氏は、辺野古移設問題が「対話によって解決する方法を模索してほしい」と要請した。首相は「思いを受け止め、建議書を読ませてもらう」と述べるにとどめた。《共同通信》

【東京株式市場】

10日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は続落し、前日比152円24銭安の2万6167円10銭で取引を終えた。3月16日以来、約2カ月ぶりの安値となる。一時は節目の2万6000円を割り込み、500円超下げた。米連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締めが米景気減速を招くと警戒された。

中国の新型コロナウイルス感染拡大に伴うロックダウン(都市封鎖)が世界経済に与える悪影響に懸念も広がった。東証株価指数(TOPIX)は16.01ポイント安の1862.38。出来高は約13億7200万株。《共同通信》

【COVID-19】

国内新規感染4万2160人

国内で10日、新たに4万2160人の新型コロナウイルス感染者が報告された。都道府県別では東京4451人、大阪4240人など。高知は最多の366人だった。死者は埼玉8人、長野5人など計51人が確認された。

厚生労働省によると、全国の重症者は158人で前日より5人減った。

沖縄で過去の感染者38人の取り下げがあったほか、静岡や佐賀、熊本などでも取り下げがあった。《共同通信》

【故・渡辺裕之さん】原日出子さんコメント

神奈川県内の自宅で3日に死去した俳優の渡辺裕之さん(66)の葬儀が10日、近親者で営まれた。妻で俳優の原日出子さん(62)が明らかにした。原さんによると、渡辺さんは新型コロナウイルス感染拡大の影響などから「心の病」になり、治療を受けていたという。

原さんは所属事務所を通じてコメントを発表。渡辺さんについて「コロナの最初の自粛の頃から、人一倍家族思いで心配性な夫は、先行きの不安を口に出すようになり、考え込むことが多くなりました」と説明した。

「これまで渡辺を応援し、支えてくださった皆さまに、心から感謝申し上げます」とつづった。《共同通信》

【ウクライナ侵攻】

独外相、ブチャを訪問

ドイツのベーアボック外相が10日、ロシアによる侵攻で多数の市民が犠牲になったウクライナの首都キーウ(キエフ)近郊ブチャを訪問した。ドイツ閣僚のウクライナ訪問は侵攻後初めて。

ドイツメディアによると、ベーアボック氏はキーウとイルピンも訪問。ウクライナのクレバ外相と会談して共同記者会見に臨み、キーウでのドイツ大使館の再開を発表した。ゼレンスキー大統領とも面会した。

また、オランダのフクストラ外相も同日、キーウとイルピンを訪れ、クレバ氏と会談したとツイッターに投稿した。《共同通信》

ウクライナ、東部で反攻強める

ウクライナ軍は10日、東部ハリコフ州で四つの集落を奪還したとし、国境付近のロシア西部ベルゴロドまで同国軍部隊が撤退したとの情報があると発表した。6日も五つの集落を奪還したとしており、反攻を強めた。ロシア軍は南東部マリウポリでウクライナ側が最後の拠点とする製鉄所への攻撃を継続。ウクライナのベレシチューク副首相は製鉄所に千人以上の兵士が残っていると語った。

ハリコフ州はロシアが完全掌握を目指す東部ドンバス地域と近接する。米シンクタンク「戦争研究所」は、ウクライナ軍が州都ハリコフ北方の複数の集落を奪還した可能性があると指摘した。《共同通信》

【スリランカ】略奪や破壊に発砲命令

経済危機から政府への抗議活動が続くスリランカの国防省は10日、市民による略奪や破壊行為を確認した場合、発砲して抑止するよう治安部隊に命じた。ラジャパクサ大統領の辞任などを求める抗議活動の一部が暴徒化しており、治安維持強化を図る。

ラジャパクサ氏は11日、ツイッターで、経済危機や政治的問題を克服するため「今は全ての人が一致団結する時だ」と訴え、暴動に加わらないよう求めた。

地元メディアによると9日には各地で反政府デモ隊と支持派らが衝突し、これまでに与党議員ら8人の死亡が確認された。政権関係者らの家が燃やされるなどの被害も相次いだ。《共同通信》

【MLB】

米大リーグは10日、各地で行われ、エンゼルスの大谷はアナハイムでのレイズ戦に「3番・指名打者」で出場し、5打数2安打だった。試合は12―0で快勝し、同僚で22歳のデトマーズがメジャーで今季初となる無安打無得点試合の偉業を達成した。

ブルージェイズの菊池はヤンキース戦に先発し、5回1/3を2安打2失点7三振で今季2勝目はならなかった。チームは5―6でサヨナラ負け。

パイレーツの筒香はドジャース戦に「5番・一塁」でフル出場し、4打数無安打1打点。チームは1―11で敗れた。

カブスの鈴木はパドレス戦に先発予定だったが、右足首痛で取り消された。《共同通信》



5月10日 その日のできごと(何の日)