令和826日目
2021/08/03
この日のできごと(何の日)
【東京五輪】第12日
東京五輪第12日の3日、体操男子種目別決勝の鉄棒で橋本大輝(19)=順大=が金メダルに輝き、史上最年少で制した個人総合との2冠を達成した。鉄棒での優勝は、1984年ロサンゼルス五輪の森末慎二以来。
内村航平(32)=ジョイカル=に代わる体操ニッポンの新エースは、団体総合の「銀」にも貢献。今大会の獲得メダルは3個目となった。
橋本は得意種目の鉄棒で高難度の離れ技を武器に、6月の全日本種目別選手権で内村らを抑えて初優勝した。今大会の予選は1位で通過し、決勝もダイナミックな演技で勝ちきった。
◇
東京五輪第12日の3日、ボクシング女子フェザー級決勝で入江聖奈(20)が、2019年世界選手権覇者のネスティー・ペテシオ(フィリピン)を判定で破り、この競技で日本女子初の金メダルを獲得した。1964年東京五輪バンタム級の桜井孝雄、12年ロンドン五輪ミドル級の村田諒太を含めて日本勢3個目の「金」。
左ジャブ、右ストレートを武器に5試合を勝ち抜き、新たな歴史を築いた。
鳥取・米子西高3年で世界ユース選手権銅メダルに輝き、19年世界選手権ではベスト8。昨年3月のアジア・オセアニア予選で、フライ級の並木月海とともに、ボクシング女子で日本勢初の出場権を獲得した。
◇
東京五輪第12日の3日、レスリング男子グレコローマンスタイル77キロ級の屋比久翔平(26)=ALSOK=が銅メダルを獲得した。前日に2回戦で敗れたが、3位決定戦でイラン選手を破り、初出場で表彰台に立った。
沖縄出身で初の五輪レスラー。今大会の男子グレコは日本から2人が出場し、60キロ級2位の文田健一郎(ミキハウス)とともにメダルを手にした。グレコでの複数メダル獲得は、金1、銀1、銅1の計3個だった1984年ロサンゼルス大会以来となる。
◇
サッカー男子の準決勝で、日本はスペインに延長の末、0−1で敗れ、6日の3位決定戦に回った。1968年メキシコ五輪に並ぶ過去最高成績となる銅メダル獲得を目指し、メキシコと対戦する。
7日の決勝はスペインとブラジルの顔合わせとなった。前回リオデジャネイロ五輪金メダルのブラジルは、延長を終えて0−0からのPK戦を4−1で制してメキシコを退け、3大会連続の決勝進出を決めた。《共同通信》
◇
東京五輪陸上女子ベラルーシ代表で、チーム側による強制帰国を拒否してポーランドに亡命する予定のクリスツィナ・ツィマノウスカヤ(24)は3日、AP通信に「帰国すれば罰を受けると明言された。選手生活を続けたい」と語った。国際オリンピック委員会(IOC)は3日、正式な調査を始めると明らかにした。
ツィマノウスカヤはAPに「(チーム幹部から)『われわれの決定ではない。そうするよう命令されただけだ』と言われた」とし、政権の上層部の意向が働いたことを示唆。「安全に欧州にたどり着きたい。あと2回は五輪に出たい」と話した。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【COVID-19】
国内新規感染1万2017人
国内で3日、新たに1万2017人の新型コロナウイルス感染者が確認された。7月31日の1万2341人に次いで過去2番目に多い。
地域別では群馬が148人、埼玉1053人、福井43人、山梨47人、滋賀79人、沖縄467人で過去最多となった。
このほかは東京3709人、神奈川1298人、大阪1079人、千葉781人など。首都圏を中心に厳しい状況が続いている。
死者は東京7人、愛知、福岡、沖縄各1人の計10人だった。厚生労働省によると、重症者は前日から50人増えて754人。
石川で過去の感染者1人の取り下げがあった。《共同通信》
首都圏4知事、夏の帰省自粛要請
新型コロナの緊急事態宣言の対象となっている首都圏1都3県の知事が3日、テレビ会議を開き、感染力が強いデルタ株の影響でこれまでにない急激なスピードで感染が拡大しているとして、夏休みの旅行や帰省を原則中止、延期するよう住民に求める共同メッセージをまとめた。
埼玉県の大野知事は「病床があっても人員配置が追い付かない」と指摘。千葉県の熊谷知事は「8月末から9月に医療が苦しくなる可能性がある。旅行は中止を」と訴えた。
神奈川県の黒岩知事は「デルタ株の感染力の強さを強調することが重要だ」と述べ、東京都の小池知事は「ワクチンが行き渡るまでの間をどうするかだ」と話した。《共同通信》
【東京株式市場】
3日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は反落した。終値は前日比139円19銭安の2万7641円83銭だった。米国の景気鈍化懸念や、世界的な新型コロナウイルス変異株の流行が経済再生への足かせになるとの見方から、下げ幅は一時280円を超えた。
東証株価指数(TOPIX)は8.91ポイント安の1931.14。出来高は約9億7100万株。《共同通信》
【新潟県三条市】39.1度
3日の列島は太平洋高気圧に覆われて晴れた地域が多く、特に山越えの風が熱を帯びて麓に吹き下ろす「フェーン現象」の影響を受けた東北の日本海側や北陸を中心に気温が上昇した。新潟県三条市では午後2時35分に39.1度を記録し、今年の全国最高気温となった。
気象庁によると、他に新潟県長岡市や新潟市秋葉区でも38度を超えた。山形市は37.5度、秋田県大館市も37.3度を観測した。全国35度以上の猛暑日となった観測点は103地点に上った。
4日は午後から天気が崩れる地域が増えるが、全国的に気温は高く、水分・塩分補給といった熱中症対策が引き続き必要だ。《共同通信》
【熱海市土石流災害】発生から1カ月
静岡県熱海市の大規模土石流は3日、発生から1カ月となった。市は、土石流が起きた時刻に合わせて午前10時28分にサイレンを鳴らし、災害対策本部の職員約20人や住民、ボランティアらが犠牲者を悼んだ。川勝平太知事と斉藤栄市長は、被害が甚大だった伊豆山地区で黙とう。知事は「行方不明者の一日も早い発見と被災者支援に全力を尽くす」と述べた。22人が死亡し、なお5人が行方不明。警察や消防は3日も捜索を続けた。
住民の中には、起点での不適切な盛り土が被害を拡大させた「人災」の可能性があるとして、県や市、土地の所有者を相手取った損害賠償請求訴訟を検討する動きも出ている。《共同通信》
【J1】
明治安田J1第5節最終日(3日・ユアテックスタジアム仙台=1試合)新型コロナウイルスの影響で延期となっていた試合は13位のG大阪が1−0で仙台を下し、今季初の3連勝で勝ち点を26とした。前半にパトリックが挙げた1点を守った。仙台は同17で18位。《共同通信》
【日、ASEAN】外相会議
茂木敏充外相は3日、東南アジア諸国連合(ASEAN)とのオンライン外相会議に出席した。コロナ感染が拡大するASEAN各国に対し、ワクチン提供や保健医療分野の支援に取り組む考えを表明。ミャンマー国軍がクーデターで実権を握った問題を巡り、ASEANが派遣を予定する特使受け入れなど建設的な対応をミャンマー側に求めた。
ASEANが決めた特使派遣や暴力の即時停止など5項目に触れ「目に見える成果が必要だ」と指摘。ASEANの取り組みを力強く後押しする考えも伝えた。
日米が推進する「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、ASEANとの連携強化に意欲を示した。《共同通信》
【中国、ASEAN】外相会議
中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)は3日、外相会議をオンラインで開いた。中国の王毅国務委員兼外相は一部の加盟国と領有権を争う南シナ海に関し「地域の領土と海洋を巡る争いに域外国が公然と介入している」と述べ、米国などを暗にけん制した。
王氏は中国とASEANが南シナ海での紛争を回避するための「行動規範」について、早期の策定を目指す考えを重ねて表明。行動規範の2回目の調整作業を進め、序文に関し外相会議で基本的に一致したという。
南シナ海では米軍が航行の自由作戦を実施している。王氏は米国を念頭に「南シナ海の平和と安定をかき乱している」と批判した。《共同通信》
【イラン・ライシ大統領】就任
イラン大統領選で圧勝した反米保守強硬派のライシ前司法府代表(60)が3日、大統領に就任した。核問題を巡る対話を推進した穏健派ロウハニ前政権の国際協調と決別し、米欧に厳しい姿勢で臨むとみられる。米制裁で低迷する経済の再興が急務だが、ライシ師は核問題で大幅な譲歩は拒む見通しで、制裁解除の交渉は難航必至。米欧との対立が先鋭化する恐れがある。
最高指導者ハメネイ師が3日、首都テヘランで開かれた式典で認証を与えた。ライシ師は演説で、経済情勢の悪化を認めた上で「国民の求める変革を実行する」と強調。「米国の非道な制裁の解除を目指す」とも主張した。《共同通信》
【米NY州・クオモ知事】セクハラ認定
米ニューヨーク州のジェームズ司法長官は3日、クオモ州知事が過去に部下を含む複数の女性にセクハラをしていたとの捜査結果を発表した。クオモ氏は昨年春以降の新型コロナウイルス対策で高い指導力が評価されたが、進退問題に発展するのは必至だ。
ジェームズ氏は会見で「クオモ氏は複数の女性に無理やりキスし、抱き締め、不適切なコメントをするなどのセクハラをした」と指摘。さらに「被害を告発しようとした少なくとも1人に報復行為をした」と述べた。
クオモ氏の元側近の女性らがセクハラ被害を次々と告発し、ニューヨーク市長や州議会の民主党議員が辞任を要求していた。《共同通信》
【MLB】
米大リーグは3日、各地で行われ、マリナーズの菊池はセントピーターズバーグでのレイズ戦に先発して6回を投げ、6安打2失点(自責点1)、5三振2四球で7勝目(6敗)を挙げた。試合は4−2。
エンゼルスの大谷はレンジャーズ戦に「2番・指名打者」でフル出場し、5打数2安打、2得点で1三振だった。本塁打は6試合連続で出ていないが、37本塁打はメジャー単独トップのまま。チームは11−3で勝った。
ツインズの前田はレッズ戦に先発し、5回を7安打5失点で勝敗は付かず、5勝目はならなかった。レッズの秋山は五回に代打で前田から安打を放った。《共同通信》