令和717日目
2021/04/16
この日のできごと(何の日)
【この日の菅義偉首相】
無名戦士の墓に献花
菅義偉首相は16日午前、訪問先の米ワシントン郊外のアーリントン墓地を訪れ、無名戦士の墓に献花した。同墓地は、第2次大戦や朝鮮戦争、ベトナム戦争などで亡くなった米兵や家族らが埋葬されている。日本の首相や防衛相が訪米時に献花するのが恒例で、安倍晋三前首相も訪れている。《共同通信》
米・バイデン大統領と会談
菅首相は16日午後(日本時間17日未明)、ホワイトハウスでバイデン米大統領と会談した。
バイデン氏は「親密な同盟国で良きパートナーを歓迎でき、本当にうれしく思う。日米はともにインド太平洋地域の重要な民主主義国であり、我々の協力は不可欠だ」と述べた。
首相は「日米同盟は、インド太平洋および世界の平和、安定と繁栄の礎だ。会談を通じて日米同盟の強固な絆を改めて確認したい」と応じた。
両首脳は、通訳だけを交えた1対1の会談を20分間行った。続いて少人数会合、拡大会合が行われた。両首脳が対面形式で会談するのは初めて。首相はバイデン氏が就任後初めて対面で会談する外国首脳となった。《読売新聞》
訪米中の菅義偉首相は16日(日本時間17日未明)、ホワイトハウスでバイデン米大統領と初めて対面で会談した。両首脳は日米同盟強化の具体策に関する検討を加速することで一致した。両首脳はまた、台湾海峡の平和と安定の重要性を確認。バイデン氏は対日防衛義務を定めた日米安全保障条約第5条の適用対象に尖閣諸島(沖縄県石垣市)が含まれると改めて表明した。両首脳は共同声明の発表でも合意した。
バイデン氏は1月の就任後、外国の首脳と初めて対面で会談した。両首脳は、新型コロナウイルス禍からの「より良い回復」を目指し、デジタル分野などでの研究・開発で協力する「日米コアパートナーシップ」で合意。地球温暖化対策では2050年までに温室効果ガス排出実質ゼロに向けて日米が世界をリードするとし、「日米気候パートナーシップ」の下に包括的な協力を行うとした。
首相は今夏の東京五輪・パラリンピック開催への決意を表明。バイデン氏はこれを支持する考えを改めて表明した。
両首脳は会談後、共同記者会見に臨み、首相は中国について、東・南シナ海における力による現状変更の試み、地域の他者に対する威圧に反対することで一致したと強調。他方で「中国と率直な対話」の重要性も確認したと説明した。
中国の新疆ウイグル自治区の人権状況に関し、日本が先進7カ国(G7)で唯一、経済制裁を実施していない点に関し、首相は「わが国の立場や取り組みについて、バイデン大統領に説明し、理解を得られた」と述べた。
北朝鮮に関しては「あらゆる射程の弾道ミサイル」の完全廃棄を求めることで一致。拉致問題については「重大な人権問題であり、日米が連携して北朝鮮に即時解決を求めていく」ことを再確認した。《産経新聞》
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【COVID-19】国内新規感染4532人
国内の新型コロナウイルス感染者は16日、全都道府県と空港検疫で新たに4532人確認された。大阪、兵庫、新潟、石川の各府県では過去最多を更新。死者は46人で、重症者は前日より39人多い670人だった。
大阪府は1209人の感染が判明し、4日連続で最多を更新。兵庫県でも510人の感染が判明した。
東京都内は、3月の緊急事態宣言解除後、2番目に多い667人の感染が確認され、16日連続で前週の同じ曜日を上回った。
一方、長野県では、ワクチン接種を2回受けた医療従事者の感染が判明した。《読売新聞》
【東京株式市場】
16日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は続伸し、前日比40円68銭高の2万9683円37銭で取引を終えた。米国の経済回復を期待した買い注文が優勢となった。日米首脳会談を控え、様子見姿勢も目立った。
東証株価指数(TOPIX)は1.74ポイント高の1960.87。《共同通信》
【プロ野球・16日】
神2―0ヤ
阪神が3試合連続の無失点リレー。今季最長の連勝を6に伸ばし、貯金が2桁に達した。0―0の五回2死から2点本塁打を放って均衡を破った藤浪が、5四死球を与えても六回途中まで粘って2勝目。ヤクルトは連勝が3で止まった。
中3―7広
広島が連敗を3で止めた。同点の三回に鈴木誠の4号3ランで勝ち越すなど打線が13安打7得点と活発だった。救援で2回無失点の大道がプロ初勝利。中村奨が二塁打でプロ初安打を記録した。中日は今季初の4連敗となった。
D0―7巨
巨人が5連勝した。三回に岡本和の2点二塁打で先制し、五回に坂本の2号ソロ、六回に梶谷の2点二塁打と岡本和の適時打で3点を加えた。菅野は6安打の完封で今季初勝利を挙げた。DeNAは2年ぶりの7連敗を喫した。
日1―4楽
楽天が3分けを挟んだ連敗を3で止めた。1―1の七回に黒川の適時二塁打で勝ち越し、八回に島内の犠飛、九回に太田の適時打で加点した。涌井は7回5安打1失点の10三振で開幕3連勝。日本ハムは打線が序盤に攻め切れなかった。
オ3―3ロ
ロッテが0―3の八回に安田の3号3ランで追い付き、引き分けた。オリックスは二回に杉本のソロで先制し、七回には吉田正と中川圭の適時打で2点を追加した。山岡が7回無失点と好投したが、八回の漆原が誤算だった。
西2―1ソ
西武が今季ソフトバンク戦4連勝で首位に浮上した。1―1の六回、森の3号ソロで勝ち越し。高橋は7回3安打1失点で、自身3連勝を飾った。増田が6セーブ目。ソフトバンクは八回途中2失点の石川を援護できなかった。
【J1】
明治安田J1第10節第1日(16日・札幌ドーム=1試合)横浜Mが前田のゴールなどで札幌に3―1で逆転勝ちした。8試合負けなしで勝ち点18。札幌は3試合ぶりの勝利を逃し、同8のまま。
残り9試合は17、18日に行われ、首位の川崎は18日に広島と対戦する。《共同通信》
【フィギュア・世界国別対抗戦】
フィギュアスケートの世界国別対抗戦第2日は16日、丸善インテックアリーナ大阪で6カ国が参加して争われ、順位点の合計で日本は78点で3位につけ、ロシアが91点で首位を守った。男子フリーで羽生結弦は4回転サルコーの回転が抜け、193.76点で2位となった。世界選手権3連覇のネーサン・チェン(米)が203.24点で1位、宇野昌磨は6位。
ペアのショートプログラムは三浦・木原組が自己ベストの65.82点で3位に入り、アイスダンスのフリーは小松原美里・尊組が自己ベストの100.82点で5位となった。
大会は男女各2人、ペアとアイスダンス各1組の得点合計で争われる。《共同通信》
【将棋・藤井聡太二冠】5期連続優勝
将棋の藤井聡太二冠(18)は16日、東京都渋谷区の将棋会館で指された第34期竜王戦ランキング戦2組の決勝で八代弥七段(27)を破り、予選に当たるランキング戦で、自らの最多記録を更新する5期連続優勝を飾った。2020年度から続く連勝は19となった。
竜王戦のランキング戦は、最上位の1組から6組まで六つのクラスに分かれる。藤井二冠は初参加となった第30期の6組で初優勝。その後は5、4、3組へステップアップしながら各組での優勝を続けている。
2組優勝の藤井二冠は、既に竜王戦の決勝トーナメント(本戦)進出を決めていて、豊島将之竜王(30)への挑戦権獲得を目指す。《共同通信》
【香港】黎智英氏に禁錮1年2月
香港の裁判所は16日、19年8月に香港中心部で行われた政府への抗議デモ2件を巡り、無許可集会組織罪などで有罪となった香港紙、蘋果日報(リンゴ日報)創業者、黎智英氏に、合わせて禁錮1年2月の量刑を言い渡した。黎氏が実刑判決を受けるのは初めて。
裁判所は、黎氏のほか民主派9人にも量刑を言い渡した。民主派団体「香港市民愛国民主運動支援連合会」の李卓人主席は禁錮1年2月。2件のうち1件の無許可デモを巡り、東大博士課程在学中の元立法会(議会)議員、区諾軒氏に禁錮10月、「香港民主主義の父」と呼ばれる李柱銘氏には禁錮11月、執行猶予2年が言い渡された。《共同通信》
【仏、独、ウクライナ】首脳会合
フランスのマクロン大統領、ドイツのメルケル首相、ウクライナのゼレンスキー大統領は16日、オンラインで会合を開き、ロシアがウクライナ国境付近などで軍部隊を増強していることに懸念を表明、緊張緩和のため増強した部隊を撤収するよう訴えた。ドイツ政府が声明を発表した。
ゼレンスキー氏がパリを訪れ、マクロン氏と会談した後、3首脳で協議した。マクロン氏は、ロシアの支援を受けた親ロ派武装勢力とウクライナ軍との対立が続くウクライナ東部の情勢を巡り「唯一の選択肢である政治的解決を見いだすよう、ウクライナ、ドイツと取り組み続ける」とツイッターで表明した。《共同通信》
【MLB】
米大リーグは16日、各地で行われ、エンゼルスの大谷がアナハイムでのツインズ戦に「2番・指名打者」でフル出場し、4打数1安打、1得点で1三振だった。チームは10―3で大勝した。
マリナーズの菊池はアストロズ戦に先発し、7回を6安打5失点、3三振4四死球で勝敗が付かず、今季初勝利はならなかった。チームは6―5でサヨナラ勝ちし、3連勝とした。
レイズの筒香はヤンキース戦に出場しなかった。チームは8―2で勝ち、連敗を3で止めた。《共同通信》