令和676日目
2021/03/06
この日のできごと(何の日)
【菅義偉首相】福島県を訪問
菅義偉首相は6日、福島県を訪問し、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の被災地を視察した。首相としての来県は昨年9月以来2度目。第1原発にたまり続ける処理水の処分方針に関し「適切な時期に責任を持って決める」と従来の見解を繰り返した。
首相は浪江町請戸地区の慰霊碑に献花し、震災犠牲者を追悼した。同町の世界最大級の水素製造拠点「福島水素エネルギー研究フィールド」で運用状況などの説明を受けた後、原発事故後に帰還した町民や移住者と懇談した。
南相馬市にある小型無人機ドローンなどの研究開発拠点「福島ロボットテストフィールド」では、水没状態の市街地を再現した施設で消防の水陸両用バギーが人命救助訓練に取り組む様子などを視察した。
菅政権は、2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」を宣言している。首相は取材に「再生可能エネルギーで水素を製造、貯蔵する研究は極めて大事だ」と述べた。《河北新報》
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【COVID-19】国内新規感染1055人
国内の新型コロナウイルスの感染者は6日、32都道府県と空港検疫で新たに1055人が確認された。死者は東京都8人、埼玉県7人など計40人だった。重症者は前日から13人減って375人となった。
東京都の新規感染者は293人で、2日ぶりに300人を下回った。重症者は前日から2人増の51人だった。直近1週間の平均感染者数は267・3人で、前週(269・3人)とほぼ変わらなかった。年代別では、20〜30歳代が111人で4割近くを占め、65歳以上は70人だった。
緊急事態宣言の再延長が決まった東京以外の3県では、埼玉県114人、神奈川県113人、千葉県109人。4都県の感染者数は計629人で国内全体の6割を占めた。《読売新聞》
【三陸沿岸道】気仙沼港-唐桑半島IC供用開始
東日本大震災の復興道路として国が整備を進める三陸沿岸道で、「気仙沼湾横断橋」(全長1344メートル)を含む気仙沼港-唐桑半島インターチェンジ(IC)間7・3キロが6日、開通した。宮城県内の三陸道は全線開通し、仙台市と岩手県宮古市が高速道で直接、結ばれた。
横断橋の上で開通式があり、村井嘉浩宮城県知事や菅原茂気仙沼市長ら関係者約130人が出席した。
村井知事は「水産業など地域産業の振興、交流人口の拡大と復興に大きく寄与することになる」とあいさつ。菅原市長は橋の愛称「かなえおおはし」に触れ、「この橋を活用し、地域住民と沿線被災地の全ての願いがかなえられることを期待したい」と強調した。
テープカットとくす玉割りで祝った後、関係者は車で渡り初めをした。式典後、午後3時半に一般車両の通行が始まった。
2020年2月に開通した気仙沼中央-気仙沼港IC間を含む計9・0キロの総事業費は1365億円。仙台港北-田野畑南(宮古市)IC間260キロがつながり、仙台市から宮古市への所要時間は約3時間半。震災前と比べ約2時間短縮される。《河北新報》
【JRA】5年ぶり女性ジョッキー
日本中央競馬会(JRA)では、藤田菜七子以来5年ぶりの女性ジョッキーとなる、20歳の古川奈穂と18歳の永島まなみが6日、JRAデビューを果たした。
古川奈は阪神競馬第1レースでデビューし、10着だった。全部で5レースに騎乗して、第8レースの5着が最高だった。「全然思い通りに乗れなかった。全体的に前へ行けなかったので、この反省を生かして、積極的に乗りたい」と巻き返しを誓った。
永島は小倉競馬の第2レースが初戦。4着と健闘し「自分のコーナーの技術にまだまだ課題があるので、先輩からのアドバイスを生かして頑張りたい」と語った。《共同通信》
【柔道・グランドスラム】
柔道のグランドスラム(GS)タシケント大会第2日は6日、ウズベキスタンのタシケントで男女計4階級が行われ、日本勢はいずれも東京五輪代表が出場し、女子70キロ級の新井千鶴が優勝した。初戦の2回戦から3試合を勝ち上がって進んだ決勝でバルバラ・マティッチ(クロアチア)を優勢で下した。
女子63キロ級の田代未来も優勝。初戦の2回戦からアンドレヤ・レシキ(スロベニア)との決勝まで5試合全て一本勝ちを収めた。
男子81キロ級で2016年リオデジャネイロ五輪銅メダルの永瀬貴規は準決勝でイタリア選手に一本負けしたが、3位決定戦を制した。《共同通信》
【ノルディックスキー・世界選手権】
ノルディックスキーの世界選手権第10日は6日、ドイツのオーベルストドルフで行われ、2人一組で競う複合男子団体スプリントで、渡部暁斗と山本涼太が組んだ日本は4位だった。
前半飛躍(ヒルサイズ=HS137メートル)は2人とも136メートルを飛んで首位に立ったが、2位に2秒差で出た後半距離(15キロ)で順位を落とし、終盤のドイツとの3位争いに敗れた。オーストリアが初優勝した。
距離女子30キロクラシカルで40歳の石田正子は1時間29分7秒6で11位。テレーセ・ヨーハウグ(ノルウェー)が優勝し、今大会4個目の金メダルに輝いた。《共同通信》
【中国】香港選挙巡り米欧に猛反発
中国共産党機関紙、人民日報(電子版)は6日の記事で、北京で開かれている全国人民代表大会(全人代)に提案された香港選挙制度の見直しは「完全に中国の内政だ」として、米欧各国で強まる対中批判に猛反発した。見直しは「香港を乱す者を追い払う」ためだと正当化した。
中国の欧州連合(EU)代表部も「中国の地方選挙の制度であり、いかなる外国政府や組織も干渉する権利はない」との声明を発表。EUが「誤った立場」を取らないよう求めた。
人民日報は、1997年に香港が英国から中国に返還されて以来、中国は住民に民主的な権利を保障してきたと主張した。《共同通信》