令和432日目

2020/07/05

この日のできごと(何の日)

【熊本豪雨】死者22人に

梅雨前線の影響による豪雨で、甚大な被害が発生した熊本県南地域では5日、警察や消防、自衛隊などによる被災者の救出や行方不明者の捜索が続いた。県や被災自治体のまとめでは、5日午後10時現在、芦北町や人吉市など4市町で計22人の死亡が確認され、心肺停止も3市町村で18人、行方不明は4市町村で11人に上っている。

国道3号、219号をはじめ、各地で道路が寸断。球磨川に架かる橋も流失し、雨も断続的に降り続いており、被害の全容は見えていない。

死者は、芦北町と人吉市で各9人、八代市3人、津奈木町1人。芦北町女島では、自宅裏山の土砂崩れに巻き込まれて60代の夫婦が亡くなった。同町田川では、民家2棟が土砂に埋まり計3人が死亡。同町小田浦でも高齢夫婦が土砂崩れの犠牲となった。同町佐敷でも80代の女性が亡くなった。《熊本日日新聞》

熊本豪雨を受け、政府は5日、首相官邸で非常災害対策本部の初会合を開いた。安倍首相は、不明者の捜索や、電気・水道などの早期復旧に全力を挙げるよう指示した。

避難の長期化に備え、政府は各省横断の被災者生活・生業再建支援チームを設ける。首相は会合で「被災者へのきめ細やかな支援が急務だ。迅速かつ強力に進める」と述べた。避難所での新型コロナウイルスの感染を防ぐため、非接触型の体温計や簡易トイレなどを被災地に届ける考えも示した。《読売新聞》

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【東京都知事選】小池百合子氏が再選

任期満了に伴う東京都知事選は5日投開票され、無所属現職の小池百合子氏(67)が再選を果たした。得票は350万票を超え、前回2016年の約291万票を上回って2位以下に大差をつけての圧勝。都政は感染の再拡大傾向が顕著になっている新型コロナウイルス対策や来年に延期された東京五輪・パラリンピック対応など多くの課題が山積しており、新たな4年間のかじ取り役として手腕が問われる。

都選挙管理委員会によると、投票率は55.00%だった。前回を4.73ポイント下回った。

小池氏は都庁近くの事務所で「2期目の重責を担う責任を感じる」とあいさつした。《共同通信》

東京都知事選で再選された小池百合子氏(67)は午後8時ごろ、白のジャケット姿で都内の事務所に登場した。「4年間の改革を評価いただけた」。花束を手に、頬を緩め圧勝の喜びに浸った。新型コロナウイルス対策のため、握手や万歳は控えた。

3密防止でスタッフもわずか。入室できる報道陣の人数も大幅に制限された。小池氏は当選確実を伝えられると顔をほころばせたが、すぐ険しい表情に。「喫緊の課題は何よりもコロナ対策」として「都としての疾病予防センターを設立したい」と強調した。

選挙戦では、公務を優先させるとし、街頭での演説を控え、オンラインに特化する戦略を取った。《共同通信》

2012、14年に続き、3回目の東京都知事選挑戦も及ばなかった。元日弁連会長宇都宮健児氏(73)は5日午後8時すぎ、口の周りを透明なフィルムで覆う「マウスシールド」をつけて都内の選挙事務所に現れ、「大変残念に思う。多くの都民の期待に応えたかった」と神妙な面持ちで語った。

コロナ禍での選挙戦を「非常に制限を受けたが、コロナ対策や五輪の問題などを都民に訴えることができた」と振り返った宇都宮氏。一方で「現職は毎日テレビに出て発言をしている。街頭演説やネット配信だけでは届かないところがあった」と悔しさもにじませた。《共同通信》

東京都知事選で落選した、れいわ新選組代表の山本太郎氏は午後8時20分ごろ、都内の貸会議室にピンクのネクタイのスーツ姿で現れた。再選を果たした小池百合子氏を「百合子山」と称し「強かった百合子山。非常に高かった」と悔しさをあらわにした。

一時は野党統一候補として名前が挙がったものの、政策面で折り合えなかった。3密を避けるため街頭演説の場所を知らせない「ゲリラ式」を展開する一方、演説の様子を動画サイトで生中継し、東京五輪中止や全都民への10万円支給を訴えたが、届かなかった。《共同通信》

東京都知事選は6日午前2時17分、開票結果が確定した。再選された小池百合子氏は、2012年に猪瀬直樹氏が獲得した約433万票に次いで過去2番目に多い約366万票を獲得した。

次点は無所属の元日弁連会長宇都宮健児氏で約84万票。次いでれいわ新選組代表の山本太郎氏が約65万票、無所属の元熊本県副知事小野泰輔氏が61万票、諸派の桜井誠氏が約17万票だった。

諸派でNHKから国民を守る党党首の立花孝志氏は約4万票だった。《共同通信》

【プロ野球・5日】

楽8―1ロ

楽天が今季初の3連勝とした。0―1の三回にブラッシュの適時二塁打で追い付き、五回に浅村の2試合連続の7号本塁打で3点を勝ち越した。石橋は6回2安打1失点で今季初勝利。ロッテは投打に振るわず、3連敗を喫した。

西5―8オ

オリックスが今季最多の16安打で今季初の2連勝を飾った。0―1の二回にT―岡田の2ランで逆転。六回に安達の適時打、七回には5連打で4点を奪った。山本が7回2失点で2勝目。西武は終盤に追い上げたが及ばなかった。

日5―3ソ

日本ハムは3―3の四回に野村の2号ソロで勝ち越し、五回に渡辺の適時打で加点した。2回無失点の2番手玉井が2勝目。ソフトバンクは三回に九鬼のプロ初安打となる1号ソロなどで同点としたが、先発の二保が制球に苦しんだ。

ヤ1―8D

DeNAは投打がかみ合った。五回にソトの満塁本塁打で先制。5―0の九回には宮崎の2ランなどで3点を奪いダメを押した。平良が7回無失点と好投し、自ら2安打も放って2勝目を挙げた。ヤクルトは勝率5割に戻った。

巨4―6中

中日が逃げ切った。二回に溝脇の2点三塁打で先制し、その後はビシエドが4打点。三回は適時打、五回は4号2ラン、九回も5号ソロを放った。6回3失点の梅津が2勝目で岡田が3セーブ目。巨人は投手陣が15安打を浴びて崩れた。

広3―8神

阪神が一発攻勢で今季初の連勝。三回に大山の押し出し死球で追い付き、ボーアの満塁本塁打で勝ち越した。五回は大山の2ランとサンズのソロで突き放した。西勇は丁寧に投げ、8回3失点で今季初白星。遠藤が制球難で広島は4連敗。

【F1・オーストリアGP】

自動車のF1シリーズ開幕戦、オーストリア・グランプリ(GP)は5日、シュピールベルクで決勝が行われ、レッドブル・ホンダはマックス・フェルスタッペン(オランダ)が序盤のマシントラブルでリタイアした。アレクサンダー・アルボン(タイ)は終盤の接触が響き、順位を落とした。

メルセデスのバルテリ・ボッタス(フィンランド)が通算8勝目を挙げた。アルファタウリ・ホンダ勢はピエール・ガスリー(フランス)が7位でゴールしたのが最高だった。

新型コロナウイルスの影響で約4カ月遅れの開幕となった。《共同通信》

【COVID-19】国内新規感染207人

内では5日、新たに207人の新型コロナウイルス感染が確認され、累計は1万9766人となった。1日の感染者が200人を超えるのは3日連続で、100人超えは8日連続。クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客乗員を含めると2万478人。新たな死者の発表はなく、累計は990人。

このうち東京は111人で4日連続で100人を超えた。埼玉、神奈川は3日連続で20人超。ほかに千葉7人、大阪6人、鹿児島13人など。《共同通信》

【静岡県吉田町】工場火災

5日午前1時すぎ、静岡県吉田町川尻にある清掃用品などを作る「レック静岡第二工場」の倉庫から出火した。鉄骨2階建てを焼き、約16時間後にほぼ消し止められたが、県警牧之原署によると、同日午後4時前、倉庫2階から牧之原署の警察官と3人の遺体が見つかった。3人は連絡が途絶えている消防隊員とみられる。

県警などによると、現場の倉庫では約2年前にも火災が起きていた。今回の火災では他に消防隊員3人が軽いけがを負うなどした。4人は火元を確かめようと倉庫内に入ったといい、県警は業務上過失致死傷の疑いも視野に出火原因やそうした判断が適切だったのかどうかを調べている。《共同通信》



7月5日 その日のできごと(何の日)