令和433日目

2020/07/06

この日のできごと(何の日)

【熊本豪雨】死者49人に

豪雨被害が発生した熊本県南地域では6日、浸水した球磨村渡の特別養護老人ホーム「千寿園」の入所者14人を含め、新たに27人の死亡が確認され、死者数は計49人、心肺停止1人となった。行方不明も11人に上り、警察と消防、自衛隊などが捜索を続けたが、激しい雨に阻まれ難航。59集落が孤立状態とみられる。県北地域でも午後、雨脚が強まり、玉名市や荒尾市など10市町村が避難指示・勧告を相次いで出した。

死者の内訳は、人吉市17人、球磨村17人、芦北町10人、八代市3人、津奈木町1人、住所地不明1人。住所地不明の1人は、宇城市の海岸で遺体で発見された。県と県警が今回の豪雨災害に関連しているとみて、集計に含めた。《熊本日日新聞》

国土交通省によると、熊本県球磨村の国道219号など、球磨川とその支流に架かる14の道路橋が流失したのを確認した。《共同通信》

国土交通省は6日、熊本県南部の豪雨で決壊した同県人吉市の球磨川堤防の緊急復旧工事を実施し、仮の堤防が完成したと明らかにした。元の堤防の高さまで復旧した。《共同通信》

政府は6日、熊本県南部を襲った豪雨に関する非常災害対策本部の第2回会合を首相官邸で開いた。安倍晋三首相は「被災自治体が財政上、安心して取り組むことができる態勢づくりが重要だ」と述べ、災害復旧事業への国の補助率を上積みする激甚災害指定に向け、準備を急ぐよう関係閣僚に指示した。

激甚災害指定をめぐっては、すでに内閣府など関係府省が調査を進めており、武田良太防災担当相は官邸で記者団に「今週中に見込みを出したい。首相からも指示があった」と語った。首相はまた、自治体に対する普通交付税の繰り上げ交付も指示した。

菅義偉官房長官は6日の記者会見で、首相の現地視察について「状況を見ながら(首相が)判断する」と説明した。武田氏は6日の自民党対策本部に出席し、被災地の状況を説明し、被災者の生活や事業再建に向け党側の協力を要請した。《産経新聞》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

このサイトについて

【長崎、佐賀、福岡県】大雨特別警報

対馬海峡付近に停滞した梅雨前線の影響で、6日は九州各地で猛烈な雨が降り、計約125万8千人に避難指示が出た。気象庁は長崎、佐賀、福岡3県の自治体に大雨特別警報を発表。雨雲が連なり局地的な豪雨をもたらす線状降水帯が形成された。熊本豪雨は午後7時現在の県発表で死者49人、行方不明11人、心肺停止状態1人。警察や消防、自衛隊が懸命に行方不明者の捜索を続けた。

特別警報は大雨・洪水警戒レベルで最も高い5に相当し、発表されるのは4日の熊本、鹿児島両県以来。6日は長崎県大村市で1時間に94.5ミリの猛烈な雨を観測した。《共同通信》

【COVID-19】国内新規感染176人

国内の新型コロナウイルスの感染者は6日、13都府県と空港検疫で新たに計176人が確認された。東京都は102人で、1日あたりの感染者数は5日連続で100人超となった。死者は、埼玉県内の70歳代男性1人だった。

都によると、102人のうち20歳代が53人と過半数を占め、30歳代の19人と合わせると7割に上った。接待を伴う飲食店の従業員や客ら「夜の街」関連の感染者は35人で、このうち新宿は31人、池袋は1人だった。 埼玉県で16人、神奈川県でも11人の感染が確認されるなど、依然として首都圏での感染増加が目立つ。

鹿児島県では12人の感染が判明。このうち8人がクラスター(感染集団)が発生した鹿児島市のショーパブの客や濃厚接触者などだった。同店に関わる感染者は80人を超えている。《読売新聞》

【東京株式市場】

週明け6日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は3営業日続伸の大幅高で、終値は前週末比407円96銭高の2万2714円44銭となった。約1カ月ぶりの高水準。6日のアジア市場で景気回復期待から上海、香港株が急上昇し、追い風となった。

東証株価指数(TOPIX)は24.82ポイント高の1577.15。出来高は約10億2500万株。

新型コロナ感染拡大への警戒感は根強く、6日の平均株価は前週末終値を小幅に上回る水準で始まった。ただ在宅勤務によるIT製品の販売増加が期待され、電機などのハイテク株に買いが入った。円相場が円安に傾き、投資家心理は明るくなった。《共同通信》

【新千歳空港】ドローン電波で離着陸停止

北海道の新千歳空港を運営する「北海道エアポート」は6日、同日の午前7時38分ごろと午前10時49分ごろ、相次いで空港のシステムがドローンの電波を感知したと明らかにした。それぞれ安全確認のため離着陸を一時停止し、計9便に最大25分の遅れが出た。

同社によると、午前7時38分からの16分間と午前10時50分からの11分間、離着陸を停止して目視や監視カメラで確認したが、ドローンは発見されなかった。滑走路や誘導路に異常はなく、通常の運航に戻した。同社はドローンの電波を感知した経緯を調べる。

空港周辺ではドローンの許可のない飛行は航空法で禁止されている。《共同通信》

【国立台湾博物館鉄道部園区】オープン

台湾・台北市で日本統治時代に鉄道部(鉄道省)として使用された建物の修復が完成し、鉄道の発展史などを紹介する「国立台湾博物館鉄道部園区」として生まれ変わった。開館式が6日、同市で開かれ、蔡英文総統は「歴史的遺跡の再利用だ。台湾には豊富な文化資産がある」と述べ、観光振興に生かしていく考えを表明した。

建物は1918年に建設され、第2次大戦後は台湾鉄路管理局としても使用された。2007年に国定遺跡に指定され、文化部(文化省)などが赤色のレンガや木材を使って当時の面影を残すよう修復を進めてきた。《共同通信》

【米ニューヨーク州・クオモ知事】コロナ対策成功強調

全米で一時、最大の新型コロナウイルス感染地だった東部ニューヨーク州のクオモ知事は6日の記者会見で、州内の新たな死者と検査による陽性率がそれぞれ最低レベルになったとして「ニューヨークは不可能な事を成し遂げた」と述べ、対策の成功を強調した。5日の新たな死者は9人、陽性率は1%未満と全米で最低レベルだった。

クオモ氏は38州で感染が拡大しており、これらの州から流入するウイルスの防止が最優先だとの考えを示した。

一方、ニューヨーク市は6日、営業規制を緩和する第3段階に入った。マッサージや運動場などが対象。レストランの店内飲食は見送られた。《共同通信》

【英国】人権侵害で独自の制裁制度

英政府は6日、世界各地での深刻な人権侵害に対処する独自の制裁制度を導入し、北朝鮮やロシアなどの計49の個人・組織を制裁対象に指定した。英国内の資産が凍結され、英国への入国も禁じられる。1月末の欧州連合(EU)離脱後、英国単独の判断に基づく初の制裁措置となる。

英国はこれまで、国連やEUの一員として他の加盟国などと協調して制裁を科すのが一般的だった。EU離脱を機に、人権や国際規範の擁護者としての立場を国内外にアピールしたい考え。

今回は、香港国家安全維持法(国安法)の導入を巡り対立する中国の関係者は含まれなかった。《共同通信》

【香港・周庭氏】「収監される心の準備もしている」

昨年6月、香港の警察本部前で違法集会を扇動したなどとして起訴された民主活動家、周庭(アグネス・チョウ)氏らに対する公判が6日、香港の裁判所で行われ、周氏は起訴内容を認めた。8月に判決が出る予定。周氏は報道陣に「収監される心の準備もしている」とした上で、香港国家安全維持法について、「政権による弾圧を阻止することができない」などと懸念を表明した。《産経新聞》

【香港】学校教材も言論統制

6日付の香港紙、星島日報によると、香港政府教育局は5日、国家安全維持法(国安法)の施行を受け、学校の教材や図書に「国家の安全に危害を加える行為」に関係する内容がないかどうか点検すべきだと表明した。抗議デモのスローガンを禁止した香港政府による言論統制は学校にも広がることになる。

香港メディアによると、公立図書館では既に、2014年の香港大規模民主化デモ「雨傘運動」の元リーダー、黄之鋒氏ら民主派の著作9点が本棚から撤去され、閲覧や貸し出しが停止された。《共同通信》

【立憲民主党・枝野幸男代表】ツイート批判に「他意はない」

立憲民主党の枝野幸男代表が東京都知事選投開票日の5日、自身のツイッターに出身地である宇都宮市の名物ギョーザの話題に触れ「宇都宮」を強調して投稿したことが波紋を呼んでいる。立民は都知事選で宇都宮健児氏を支援。公選法は投開票日当日に特定候補への投票を呼び掛ける行為を禁じており、インターネット上には「脱法的だ」との批判が相次いだ。

枝野氏は6日、高知市内での記者会見で「誤解とご心配をおかけして恐縮だが、他意はない」と釈明した。記者団から「公選法に抵触していないのか」と問われたが「ツイートの通りだ」と繰り返し、回答を避けた。《共同通信》

【エンニオ・モリコーネさん】死去

イタリアの作曲家で、「ニュー・シネマ・パラダイス」など数々の映画音楽を担当した巨匠、エンニオ・モリコーネさんが6日、ローマの病院で死去した。91歳だった。大腿骨を骨折し入院、手術を受けた後、容体が悪化したという。イタリアのメディアが報じた。

1928年、ローマで生まれた。1950年代から活躍、「荒野の用心棒」など400本以上の映画音楽を手がけた。

「アンタッチャブル」(87年)でグラミー賞を受賞。イタリア映画の名作「ニュー・シネマ・パラダイス」(88年)でも知られる。2007年には米アカデミー名誉賞が贈られた。《共同通信》



7月6日 その日のできごと(何の日)