令和431日目
2020/07/04
この日のできごと(何の日)
【熊本県、鹿児島県】大雨特別警報
停滞する梅雨前線の影響で九州で猛烈な雨が降り、気象庁は4日午前4時50分、熊本県と鹿児島県(奄美を除く)の自治体に大雨特別警報を発表した。大雨・洪水警戒レベルで最も高いレベル5に相当し、土砂災害や浸水、河川の氾濫から命を守るための最善の行動が求められる。熊本、鹿児島両県に大雨特別警報が発表されるのは初めて。
気象庁は熊本、宮崎、鹿児島の広い範囲に土砂災害警戒情報を発表。熊本県球磨村渡では球磨川が氾濫した。九州新幹線は熊本―鹿児島中央の上下線で始発から運転を見合わせた。
気象庁のレーダー観測では熊本県を中心に線状降水帯のような強い降水域が確認された。《共同通信》
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大雨特別警報が発表された熊本県と鹿児島県では4日、各地で土砂崩れが発生し、熊本県球磨村渡では球磨川が氾濫した。熊本県人吉市や水俣市、鹿児島県阿久根市など10市町村が約3万5700世帯、約7万6600人に避難指示を出した。
球磨村によると、球磨川の氾濫で浸水した民家もある。熊本県は自衛隊に災害派遣を要請した。
消防によると、熊本県芦北町女島で午前3時40分ごろ、80代女性が住宅で土砂に埋もれたと119番があり、間もなく救助された。意識はあるという。《熊本日日新聞》
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政府は4日午前、熊本、鹿児島両県の大雨被害を受け、首相官邸で関係閣僚会議を開いた。安倍首相は「政府一体となって人命第一で応急対策に万全で取り組んでほしい」と指示した。
各地で開設されている避難所について、「新型コロナウイルス感染症対策も十分に考慮のうえ、必要な物資をプッシュ型で提供してください」と求めた。自衛隊1万人を派遣する態勢をとり、武田防災相を現地に派遣することも明らかにした。
政府は午前4時50分、首相官邸の危機管理センターに官邸連絡室を設置。午前7時15分に官邸対策室に格上げした。《読売新聞》
梅雨前線の影響で猛烈な雨に見舞われた熊本県南地域は4日、球磨川が氾濫するなど各地で土砂崩れや浸水被害が相次いだ。芦北町と津奈木町で各1人計2人が死亡し、球磨村の高齢者施設などで16人が心肺停止。1人が重体、9人の行方や安否が不明となった。被災地域は広く、道路も各地で寸断。被害の全容を把握するにはさらに時間がかかりそうだ。
国土交通省八代河川国道事務所によると、今回の球磨川の氾濫は戦後最大の被害が出た1965年7月以来の規模という。
心肺停止の16人のうち14人は球磨村渡の特別養護老人ホーム「千寿園」の入所者で、住宅が浸水した芦北町伏木氏の1人が重体となっている。《熊本日日新聞》
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【J1】
明治安田J1第2節(4日・埼玉スタジアムほか=9試合)新型コロナウイルスの影響による長期中断が明けて無観客で再開し、昨季覇者の横浜Mは浦和と0―0で引き分けて今季初勝利を逃した。札幌は鈴木の2ゴールで横浜FCに2―1で競り勝ち、川崎も鹿島を2―1で振り切った。
FC東京は柏を1―0で下し、C大阪はG大阪とのダービー戦を2―1で制してともに2連勝。名古屋は清水に逆転勝ち。大分は鳥栖に快勝し、仙台は湘南を下した。
今季は12月までの半年足らずで全日程を消化する。1試合の交代枠を3人から5人へ拡大するなど特別ルールが採用され、J2への降格はない。《共同通信》
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J1、G大阪の元日本代表MF遠藤保仁(40)が4日、大阪府吹田市のパナソニックスタジアム吹田で行われたC大阪戦に先発出場し、名古屋で活躍した元日本代表GK楢崎正剛を抜き、J1最多出場記録を632試合に更新した。
遠藤は2月23日の横浜M戦で631試合出場を果たし、楢崎と並んでいた。鹿児島実高から横浜フリューゲルス入りした1998年に開幕戦で初出場を果たして以来、プロ23年目で快挙を達成した。昨年8月にはカップ戦や国際Aマッチを含めた公式戦の通算出場で、日本選手では前人未到の千試合を達成。日本代表でも歴代最多の152試合に出場している。
【プロ野球・4日】
楽3―1ロ
七回裏終了降雨コールドゲーム。楽天がリーグ10勝一番乗りで単独首位に浮上した。1―1の三回に浅村の6号ソロで勝ち越し、五回に島内の適時二塁打で加点。今季初登板の岸が5回1失点で勝利。ロッテは打線が低調で2位に転落。
西3―4オ
オリックスは1―3の八回に大城の適時打、吉田正の3号2ランで3点を奪い逆転した。田嶋が7回5安打3失点で今季初勝利を挙げ、九回はディクソンがしのぎ今季初セーブ。西武は松本が7回1失点と好投したが、救援陣が崩れた。
日3―8ソ
ソフトバンクは一回に今宮の2号ソロとバレンティンの適時二塁打、長谷川の適時打で3点を先制。その後は六回に今宮が適時打を放つなど小刻みに加点した。和田が八回途中3失点で今季初白星を挙げた。日本ハムは反撃が遅かった。
ヤ10―8D
ヤクルトが乱戦を制した。4―4の六回に山崎の犠飛と暴投で2点を勝ち越し、七、八回に2点ずつ加えた。小川は6回8安打4失点で粘り2勝目。継投でしのぎきった。DeNAは打線が15安打したが、終盤に守備でミスが続いた。
広3―9神
阪神が連敗を4で止めた。一回にマルテの2ランで先制。近本が二回に中犠飛、四回にも2点打を放つなど着々と加点した。先発の岩貞が6回3失点で今季初勝利。広島は大瀬良が4回5失点で今季初黒星。3連敗で借金1となった。
巨7―3中
巨人はリーグ最速で10勝目を挙げた。丸が3安打6打点。一回に先制3ラン、五回に2ラン、七回も適時二塁打を放った。四回から救援の鍬原が2年ぶり勝利。中日は吉見ら投手陣が早々と崩れ、六回に3点を返すのがやっとだった。《共同通信》
【COVID-19】国内新規感染275人
東京都は4日、都内で新型コロナウイルスの感染者が新たに131人確認されたと発表した。1日あたりの感染者が100人を超えるのは3日連続で、緊急事態宣言解除後の最多を更新した。小池百合子知事は都民らに「不要不急の他県への移動は遠慮いただきたい」と呼びかけた。
新規感染者が3日連続で100人を超えたのは、緊急事態宣言下の4月23~25日以来となる。都などによると、131人のうち、20~30歳代の若年層は98人で全体の4分の3を占めた。接待を伴う飲食店の従業員や客ら「夜の街」に関連する感染者は62人だった。このうち繁華街での感染が拡大している新宿区が52人だった。ホストクラブなどでの集団検査により判明した25人も含まれている。荒川区の介護老人保健施設など施設内感染が10人に上った。会食や職場での感染も各6人で、累計の感染者は6654人となった。《読売新聞》
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国内では4日、東京都の131人を含め、17都道府県と空港検疫で計275人の新型コロナウイルスの感染が確認され、緊急事態宣言解除後の最多を更新した。死者の発表はなかった。
都によると、4日までの1週間の平均新規感染者は86人で、宣言が解除された5月25日までの1週間(7人)の10倍を超えている。当時は検査の陽性率も1%だったが、今月4日までの1週間平均は4・4%まで上昇。都幹部は「市中感染が拡大している恐れがある」と危機感を強めている。《読売新聞》