令和399日目
2020/06/02
この日のできごと(何の日)
【COVID-19】「東京アラート」初の発令
東京都は2日、新型コロナウイルスの感染者が新たに34人報告されたと発表した。夜の繁華街や既に感染者が出ている病院を中心に感染拡大の兆しがあるとして、小池百合子知事は同日夜の対策本部会議で、警戒を呼び掛ける「東京アラート」を初めて出した。午後11時に都庁舎と東京湾に架かるレインボーブリッジを赤く点灯。30人以上となるのは5月14日以来19日ぶり。
都によると、2日までの1週間で判明した新規感染者計114人のうち、夜の繁華街が感染源とみられるのは32人で3割近くを占める。週単位で比較した陽性者数は前週の2倍強で、直近7日間平均での感染経路不明率は50%。《共同通信》
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東京都が、新型コロナウイルス感染再拡大への注意を呼び掛ける「東京アラート」を発令した2日夜、臨海部に架かるレインボーブリッジが、警戒を意味する赤色にライトアップされた。
緊急事態宣言が解除された5月25日以降、夜間は感染状況が落ち着いていることを示す7色の光に照らされていたが、いったん消灯。午後11時ごろ、黒い海に真っ赤な橋桁が浮かび上がった。同じころ、東京都庁舎も赤く点灯した。《共同通信》
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国内では2日、新型コロナウイルスの感染者が東京都の34人や北九州市の6人など、新たに51人確認された。死者は3人増え、累計で903人となった。
北九州市の感染判明は5月23日以降、11日連続で、この間の感染者は119人に上る。6人のうち2人は、すでに感染が判明した70歳代の女性と濃厚接触した医療スタッフ2人。これまで感染者がいなかった小学校でも児童1人の感染が明らかになった。
神奈川県では男子中学生を含む男女3人の感染が判明。北海道でも3人の感染がわかった。《読売新聞》
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【COVID-19】宿泊業解雇3700人超
厚生労働省は2日、新型コロナウイルス感染拡大による業績悪化で解雇されたり、雇い止めされたりする見込みの人数は、業種別ではホテルや旅館など宿泊業が最も多く3702人だったと発表した。
厚労省が5月29日時点で各地の労働局やハローワークに相談をした事業所から集計。全体の人数は1万6723人で、前週よりも4811人増えた。
宿泊業に次いで、観光バスやタクシーなど道路旅客運送業が2287人、製造業が2269人、飲食業が2122人、小売業が1135人だった。
都道府県別では東京都が2495人で最多。大阪府が1789人、北海道が1025人、兵庫県が810人だった。《共同通信》
【東京株式市場】
2日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は続伸した。米景気指標の改善やアジア株の堅調な推移を受け、徐々に上げ幅を広げた。終値は約3カ月ぶりの高値を付けた。
終値は前日比263円22銭高の2万2325円61銭。東証株価指数(TOPIX)は18.93ポイント高の1587.68。出来高は約13億3573万株だった。《共同通信》
【高須克弥氏】愛知県知事の解職活動開始へ
美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長(75)は2日、名古屋市内で記者会見し、愛知県の大村秀章知事の解職請求(リコール)運動を始めると発表した。芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」を巡り「国、県民にとって恥ずかしいことをする知事は支持できない。判断を仰ぎたい」と述べた。
高須氏は、不自由展で展示された昭和天皇の肖像を使った創作物を燃やす映像作品に触れ「われわれの税金を出すのが許せない」と述べた。
大村知事は2日の会見でリコールの動きについて「コメントしない。事実に基づけなければ誹謗中傷になる」と指摘した。《共同通信》
【石川県・谷本正憲知事】「反省している」
石川県の谷本正憲知事は2日の記者会見で、新型コロナウイルス感染拡大を巡り、ドラッグストアを展開する企業の社長に「わが世の春みたいなもんでしょう」と発言したことに「反省している。不徳の致すところで、言動には十分注意を払いたい」と述べた。
「堅調な業績を評価させていただくつもりだったが、適当ではなかった」とも説明した。発言は5月28日。
北陸3県の人口10万人当たりの感染者数が全国的に高いことを「上位独占して」と笑いながら語ったことについては「(感染拡大の)大きなヤマを越えて安定した状況になり、気持ちの上でもほっとした部分があった」と釈明した。《共同通信》
【東京都知事選】立憲は宇都宮氏支援へ
立憲民主党は、任期満了に伴う東京都知事選(7月5日投開票)で、立候補を表明している元日弁連会長宇都宮健児氏(73)を支援する方針を固めた。週内にも発表する。関係者が2日、明らかにした。再選を目指す意向を固めた小池百合子知事に対抗するため、野党の結集を目指す構えだ。
共産党は宇都宮氏を評価するが、国民民主党内には慎重論がある。主要野党で足並みがそろうかどうかは見通せない。
立民内では、東京選出の蓮舫参院幹事長や、れいわ新選組の山本太郎代表らの名前が浮上していた。関係者によると蓮舫氏は出馬しない考えを示し、山本氏も慎重姿勢を崩していない。《共同通信》
【馬淵澄夫衆院議員】国民民主党入り
無所属で元国土交通相の馬淵澄夫衆院議員は2日、国会内で記者会見し、国民民主党に入党届を提出したと明らかにした。停滞する立憲民主党などとの合流構想に関し「このまま看過するわけにはいかない。政党の立場から野党再編、政界再編に全力を尽くす」と述べた。国民は3日の総務会で入党を認める見通し。
馬淵氏は会見で、秋に想定される臨時国会冒頭に安倍晋三首相が衆院解散に踏み切る可能性があると指摘。野党統一候補が自民党候補に大敗した4月の衆院静岡4区補欠選挙に触れ「候補者を一本化すれば勝てるという幻想から脱却し、政党を一つにまとめるのが重要だ」と強調した。《共同通信》
【韓国】WTO提訴手続き再開へ
韓国政府は2日、日本政府が昨年7月からとっている韓国への輸出管理厳格化の措置が継続していることに対し、世界貿易機関(WTO)への提訴の手続きを再開させると発表した。
韓国政府は日本に対し、輸出管理厳格化の解決策について5月末までに立場を示すよう、一方的に求めていた。韓国産業通商資源省は2日の会見で「日本政府が問題解決への意思を見せておらず、議論は進展していない。正常な対話の進行とはみなし難いと判断した」と説明。日本側から前向きな回答がなかったとの見解を示した。《産経新聞》
【麻生太郎財務相】10兆円予備費への批判に不満
麻生太郎財務相は2日の記者会見で、令和2年度第2次補正予算案に計上した10兆円の予備費をめぐり野党が批判を強めていることについて問われ、「(マスコミも)予備費を積め積めと言っていたではないか。積んだら大きい、別の額を出したら小さいとか、何の基準で決めるんだ」と不満をあらわにした。その上で「初めてのことが起きているんだから、そういうことを大前提にしていてもらわないと(困る)」と述べ、政府としても対応に苦慮していることをにじませた。
10兆円の予備費をめぐっては、巨額の予算使途を政府の裁量で決められると、野党が批判を強めている。
麻生氏は新型コロナのワクチンが開発されるまでの間は感染の「第2波、第3波の可能性が考えられる」と指摘。「一種の風邪だから、冬寒くなると(感染が再び勢いを増す)、という話になる」と分析した。
また、補正予算の編成には急いでも1カ月はかかることを説明し、「緊急事態宣言の解除後、事態が急変する可能性は常にある。予見しがたい予算の不足に充てるためには、予備費は極めて有効な手段の一つだ」と強調した。《産経新聞》
【米国】50州にデモ拡大
米中西部ミネソタ州ミネアポリスで黒人男性ジョージ・フロイドさん(当時46歳)が警察の拘束下で死亡した事件に対する抗議活動は2日、全米50州にまで拡大した。前夜に略奪などが相次いだニューヨーク市では、前日より3時間早い午後8時から夜間外出禁止が始まり、緊張が高まっている。
米メディアによると、2日の日中、大規模な抗議デモが首都ワシントンやロサンゼルス、デンバーなどで行われた。警察官がデモ隊と腕を組んで行進するなど、デモは平和的に行われた。フロイドさんの家族が住むテキサス州ヒューストンで行われたデモ行進では、フロイドさんの兄弟フィロニスさんが平和的な抗議を求め、「繰り返される負の歴史を断ち切ろう」と呼び掛けた。
ニューヨーク市マンハッタンでは日中、数千人の若者らが「黒人の命にも意味がある」「正義なくして平和なし」などと訴え、道路を行進した。
一方、市内では、夜間外出禁止令が出ていた1日深夜から2日未明にかけて商店などの破壊や略奪が相次ぎ、禁止令は8日朝まで延長された。各商店は夜間の暴徒襲撃に備え、ショーウィンドーなどに木の板を張る作業を急ぎ、高級ブランド店が並ぶ五番街では、店舗が板張りだらけになる異様な光景が広がった。《読売新聞》