令和400日目
2020/06/03
この日のできごと(何の日)
【中国・韓正副首相】香港安全法「断固進める」
中国国営中央テレビによると、中国の韓正副首相は3日、香港政府トップの林鄭月娥行政長官と北京で会い、香港への国家安全法制の導入を巡り「意見聴取」した。北京で記者会見した林鄭氏によると、韓氏は「中央政府は断固として立法を進める」と述べた。
韓氏は林鄭氏に「『一国二制度』を全面的に正しく実行し、国家の安全を守ることを望む」と表明。同法制は「国家の安全に危害を与える極めて少数の人々」に対するもので、「広範な香港市民の合法的な権利行使には決して影響しない」と強調したという。《共同通信》
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【警視庁】トイレに「武漢人を皆殺しに」と落書き、33歳会社員逮捕
靖国神社(東京都千代田区)のトイレに、新型コロナウイルスの感染が世界で最初に拡大した中国・武漢の人を殺すと落書きしたとして、警視庁麹町署は3日、会社員の男(33)(江戸川区南小岩)を器物損壊容疑などで逮捕した。
発表によると、男は5月4日、靖国神社内にある男子トイレ2か所の個室の壁に「武漢人を皆殺しにしよう」などとマジックで落書きした疑い。容疑を認め、「落書きへの批判が『ネット右翼』の人たちに向かえばいいと思った」などと供述している。《読売新聞》
【東京株式市場】
3日の東京株式市場は新型コロナウイルス感染症の流行により、世界的に停滞した経済活動の再開を期待する買い注文が広がり、日経平均株価(225種)は大幅続伸した。終値は前日比288円15銭高の2万2613円76銭と約3カ月半ぶりの高値を付けた。上げ幅は一時490円を超えたが、国内の感染再拡大を不安視した売り注文でやや伸び悩んだ。
東京証券取引所第1部全体の時価総額は604兆円超に達し、2月下旬に割り込んでいた600兆円の大台に乗せた。東証株価指数(TOPIX)は11.40ポイント高の1599.08。出来高は約15億5200万株。《共同通信》
【COVID-19】
国内新規感染31人
国内では3日、新型コロナウイルスの感染者が新たに31人確認された。死者は4人増え、累計で907人となった。
北九州市では、新たに5人の感染が確認された。同市の感染判明は5月23日以降、12日連続で、この間の感染者は計124人。このほか、福岡市でも新たに1人の感染がわかった。
北海道では、50~70歳代の男女3人の感染が確認され、80歳代男性が死亡した。
一方、大阪府では感染者は確認されず、3日連続でゼロだった。《読売新聞》
プロ野球・巨人、2選手が陽性
プロ野球巨人は3日、坂本勇人内野手(31)と大城卓三捕手(27)が新型コロナウイルスのPCR検査を受け、陽性反応が出たと発表した。球団によると2選手とも症状はなく、専門家から新型コロナの遺伝子量は微量で既に感染から時間が経過していると判断されたという。球団はPCR検査で陰性が確認でき次第、早期にチーム合流を目指すとした。
日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は19日に予定されるセ、パ両リーグ公式戦開幕について、感染から回復し時間がたっているとする専門家の見解などを踏まえ「このような内容なら影響はないと現時点では考えている」と述べた。《共同通信》
【普賢岳大火砕流】発生から29年
長崎県の雲仙・普賢岳で43人が亡くなった1991年の大火砕流から29年となった3日、麓の同県島原市では、発生時刻の午後4時8分に防災無線のサイレンが鳴り響き、遺族らが黙とうした。犠牲者を悼むキャンドルにも灯がともり、鎮魂の祈りに包まれた。
消防団の詰め所だった同市北上木場町の農業研修所跡地では、小雨が降る中、テントの中で遺族らが花を供えた。サイレンとともに遺族が追悼の鐘を打った。
報道陣が火砕流や噴火の様子などを撮影していた拠点にも、花束が供えられた。
雲仙岳災害記念館では、地元の小学生らが絵付けしたキャンドル約200本に職員が灯をつけ、黙とうした。《共同通信》
【米国】中国航空便の飛来禁止
米当局は3日、中国国際航空や中国東方航空など中国の航空会社が運航する米国便の飛来を16日から禁止すると発表した。中国が新型コロナウイルスの感染拡大の影響で休止していた米国の航空会社の中国便再開を認めないことへの対抗措置という。
ロイター通信によると、米国のユナイテッド航空やデルタ航空が今月からの中国便再開を中国当局に申請していたが認められていない。
米大手航空各社は2月、米政府が新型コロナの感染防止措置として中国からの入国禁止を打ち出したのを受けて中国便を自主的に休止。中国の航空会社は米国便の運航を継続していた。《共同通信》
【米 カレン・ケリー駐大阪・神戸総領事】暴徒に「悲しみと嫌悪感」
米国のカレン・ケリー駐大阪・神戸総領事は3日、米黒人男性暴行死に対する全米の抗議デモで一部の参加者が暴徒化していることを憂慮し、略奪や破壊行為を批判する声明を発表した。「平和的なデモを乗っ取って混乱と破壊を引き起こそうとすることに悲しみと嫌悪感を覚える」とした。
自身も黒人のケリー氏は、米ミネソタ州ミネアポリス近郊で武器を持たない黒人男性ジョージ・フロイドさんが白人警察官に暴行を受ける事件の映像に「恐怖を覚えた」とし「事件は米国の理想に背く」と訴えた。
在大阪・神戸総領事館広報課によると、総領事がこうした声明を出すのは珍しい。《共同通信》
【G7】返済猶予「着実に実行を」
G7の財務相は3日に電話会議を開き、新型コロナ感染拡大への対応を協議した。共同声明を採択し「低所得国による新型コロナへの対応を引き続き支援する」と表明した。麻生太郎財務相は終了後に記者団の取材に応じ、途上国が抱える債務の返済猶予について「各国は着実に実行していってもらいたい」と述べた。
新型コロナの影響でアフリカなどの低所得国は債務負担が重くなり、医療体制の整備や経済対策が遅れている。先進国に新興国を加えた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁は4月、2020年に返済期限を迎える低所得国の債務返済を少なくとも20年末まで猶予することなどで合意した。《共同通信》
【東京都知事選】国民、宇都宮氏を支援せず
国民民主党の玉木雄一郎代表は3日の記者会見で、任期満了に伴う東京都知事選(7月5日投開票)に立候補を表明した元日弁連会長の宇都宮健児氏について「党として組織だって応援することはしない」と述べた。野党第1党の立憲民主党は宇都宮氏を支援する方針で、野党統一候補の擁立は困難な情勢となった。
玉木氏は「野党第1党から候補者が出れば野党統一候補にしようと考えていたが、そうではなくなった」と指摘。3日の役員会で宇都宮氏への対応を議論したと説明し「これまでの経緯や支援組織との関係を総合的に勘案し、応援しないことになった」と語った。《共同通信》