令和269日目

2020/01/24

この日のできごと(何の日)

【新型肺炎】

中国の死者25人に

中国国家衛生健康委員会は24日、新型コロナウイルスによる肺炎の発症者が同日午前0時までに830人確認され、死者は25人になったと発表した。このほか感染の疑いがある事例が1072人報告されており、発症者数はさらに増えそうだ。 死者の内訳は感染源となった武漢市の海鮮市場がある湖北省が24人、河北省が1人。死者が湖北省以外で確認されたのは初めて。

過去24時間で発症者は259人、死者は8人増えた。また全国の31省・自治区・直轄市のうち29省区市で発症者が確認され、感染はほぼ全国に拡大した。《産経新聞》

北京空港、出国検査を強化

新型コロナウイルスによる肺炎が中国のほぼ全土に広がる中、春節(旧正月)連休初日の24日、北京から多くの旅行客が空路で日本に向かった。機内の乗客はほとんどがマスク姿。北京首都空港は体温検査を強化し、成田空港でも係員が滞在中に発熱などに注意するよう呼び掛けていた。

北京空港では、係員や航空会社職員もマスクを着用。出国審査の手前にサーモグラフィーが設置され「ゆっくり進み、体温検査に協力を」との表示も見えた。係員が帽子を脱ぐよう声を掛けて回った。

成田行きの機中ではほとんどの乗客が食事以外ではマスクを外さず、小さな子どもに「ちゃんと着けて」と促す人もいた。《共同通信》

上海ディズニーランド、閉鎖へ

中国湖北省武漢市で感染が確認された新型コロナウイルスによる肺炎は24日までに発症者がほぼ全土に拡大、千人を超える恐れが出てきた。上海ディズニーランドは24日、25日から閉鎖すると発表。北京の故宮博物院や陝西省西安の兵馬俑、万里の長城の一部などの世界遺産関連施設も閉鎖を決めた。

24日の新華社電によると、当局は専門の病院新設を決定。35台のブルドーザーを投入して急ピッチで工事を進め、2月3日までに完成させる予定という。

人民日報(電子版)によると、発症者は計887人になった。死者は26人に上り、感染の疑いは千人を超える。《共同通信》

外務省、中国湖北省に渡航中止勧告

外務省は24日、新型コロナウイルスが多発している中国湖北省に対し、感染症危険情報の4段階のうち、2番目に危険度の高いレベル3の「渡航中止勧告」に引き上げた。

外務省は23日に湖北省武漢市に対し、「不要不急の渡航自粛」を求めるレベル2を発出したが、武漢市の周辺市でも、公共交通機関の停止や道路の封鎖が発表され、感染の地理的拡大が懸念されることから、湖北省全体をレベル3に引き上げることとした。《読売新聞》

欧州初の新型肺炎感染確認

フランスのビュザン保健相は24日、パリと南西部ボルドーで、中国・武漢を中心に新型肺炎を引き起こしているコロナウイルス感染者計2人を確認したと発表した。欧州での感染確認は初めて。

ボルドーの感染者は48歳の男性。武漢など中国に数日滞在して22日に帰国し、23日に入院した。ニュース専門テレビBFMはボルドー在住の中国人だと伝えた。パリの感染者も中国を訪れて帰国し、入院したが、詳細は明らかになっていない。《共同通信》

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【大相撲初場所】13日目

大相撲初場所13日目(24日・両国国技館)大関貴景勝は関脇高安を押し出して2敗を守った。平幕の正代、徳勝龍はともに1敗を保って首位をキープし、賜杯の行方はこの3人に絞られた。正代は輝を寄り切り、徳勝龍は豊山を突き落とした。

日本相撲協会広報部によると、13日目を終えて複数の平幕力士でトップを占めるのは、1場所15日制が定着した1949年夏場所以降初めて。

来場所の関脇転落が決まっている大関豪栄道は栃ノ心を寄り切り5勝目。新関脇朝乃山は宝富士を寄り切って勝ち越し、小結阿炎は負け越した。

十両は元大関の照ノ富士が13戦全勝で、2度目の十両優勝を果たした。《共同通信》

大相撲初場所13日目は24日、両国国技館で行われ、炎鵬が小結阿炎を破り、勝ち越した。

国技館全体が揺れるような大歓声に包まれた。炎鵬が阿炎を足取りで破ると、炎鵬コールが館内に響いた。「体が震えるほどうれしかった」。3連勝で勝ち越しを決め、168センチで幕内一の小兵は感慨を込めた。

「小よく大を制す」という相撲の醍醐味(だいごみ)が存分に詰まった一番だった。長い腕から繰り出される阿炎の突っ張りに、土俵際まで押し込まれた。とどめを刺そうと相手が腕を伸ばした瞬間、形勢を一変させた。しゃがみこんで視界から消えると、目の前にあった右脚を抱えた。渾身(こんしん)の力で持ち上げて阿炎の体を宙に浮かせると、そのまま土俵外に運び出してみせた。

阿炎は155キロで、炎鵬は99キロ。歴然とした体格差での完敗に、阿炎は目を丸くした。「久しぶりに抱っこされた。力が強いですね」。悔しさより驚きが大きかった。

炎鵬は自己最高位の前頭5枚目で今場所を迎えた。両横綱が休場したこともあり、役力士との対戦が続いた。豪栄道、朝乃山、高安と実力者を相次いで撃破し、三役相手に5戦4勝。土俵で存分に暴れ、ファンに優勝争いとはひと味違った楽しみを届けている。

炎鵬自身、格上の力士との対戦が楽しくて仕方ないのだろう。「『一丁やってやるか』みたいな。相手も嫌でしょうし」とニヤリ。残り2番で、自身初の2桁勝利を目指す。《産経新聞》

【東京株式市場】

24日の東京株式市場は、半導体市況が改善するとの期待から関連銘柄が買われ、日経平均株価(225種)は反発した。ただ、新型コロナウイルス感染による肺炎問題への懸念も根強く、上げ幅は限られた。

終値は前日比31円74銭高の2万3827円18銭。東証株価指数(TOPIX)は0.06ポイント安の1730.44。出来高は約9億6545万株だった。《共同通信》

【相模原障害者施設殺傷事件】被告人質問

相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で2016年7月、入所者ら45人が殺傷された事件で、殺人罪などに問われた元職員植松聖被告(30)の裁判員裁判は24日午後も横浜地裁(青沼潔裁判長)で弁護人の被告人質問が続いた。障害者への差別発言を繰り返す被告は、動機の背景に「金が欲しかった」との思いがあったことを明らかにした。事件を犯罪と認識しているとも述べた。

被告人質問で植松被告は、社会人になってから楽しく生活するために金が欲しいと強く思うようになり、手段として人に役立つことをしたいと思い、事件を実行したと話した。《共同通信》

【NHK】サイト運営者を提訴

NHKは24日、京都アニメーションの放火殺人事件を巡り、インターネット上の情報をまとめたサイトにNHKが事件に関与したかのような虚偽の内容を載せたとして、サイトの運営者に対し約700万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求める訴訟を、東京地裁に起こした。

NHKによると、運営者は、まとめサイト「LH MAGAZINE」の編集長。サイト上に、意図的に加工されたNHKの事件のニュース映像を貼り付け、ディレクターの実名と共に「NHK共犯説唱えられても仕方ないぞ」などとするネット上の投稿を掲載した。《共同通信》

【トルコ】M6.7の地震

米地質調査所(USGS)によると、トルコ東部で24日午後8時55分(日本時間25日午前2時55分)ごろ、マグニチュード(M)6.7の地震があった。建物が倒壊するなどして、災害救助当局によると、14人が死亡、50人以上が負傷した。

USGSによると、震源地は東部マラティヤ県ドアンヨルの東北東4キロで、震源の深さは10キロ。隣接するエラズー県でも被害が出た。災害救助当局によると、M2.7~5.4の余震が計30回以上観測された。

地元テレビは、複数の建物が倒壊した現場の様子を中継。当局が救助活動を続けた。《共同通信》



1月24日 その日のできごと(何の日)