2025 令和7年2月25日(火) ウクライナ、米と鉱物合意署名へ

令和2128日目

2025/02/25

この日のできごと(何の日)

【ウクライナ情勢】

トランプ米大統領は25日、ウクライナのゼレンスキー大統領が28日に訪米し、ウクライナの鉱物資源の米国との共同開発に関する合意文書に署名する見通しだと記者団に述べた。英紙フィナンシャル・タイムズは文書にはウクライナが要求していた米国による安全保障の確約は盛り込まれていないと報じた。

トランプ氏はロシアとウクライナの戦争終結後に「平和維持が必要だ」と強調。欧州諸国が平和維持部隊をウクライナに派遣する案について、ロシアが同意していないと記者団に指摘されると「私が聞いている話とは違う」と語った。

ウクライナ当局者は、鉱物資源の合意を結んだ上で、ウクライナの長期的な安全保障への米国の関与について交渉を進めたい考え。ウクライナの閣僚が既に合意内容を承認したという。

24日付の合意文書の最終版によると、ウクライナが石油やガスを含む国有の鉱物資源から得られる収益の50%を拠出して基金を設立し、ウクライナでの事業に投資するという。米側の拠出金や所有権については今後議論される。《共同通信》

ロシアの侵攻を受けるウクライナ政府は25日、今後10年間の復興にかかる費用が5240億ドル(約78兆円)に上ると発表した。2022年2月の侵攻開始から24年末までの被害を反映した。24年の名目国内総生産(GDP)の2.8倍に相当するとしている。

前線に近い東部のドンバス地域(ルガンスク、ドネツク両州)やハリコフ州、南部のヘルソン、ザポロジエ両州の被害が甚大だった。《共同通信》

英首相官邸は25日、スターマー首相とフランスのマクロン大統領が電話会談し、持続的なウクライナ和平に向けたトランプ米大統領の主導を「歓迎する」ことで一致したと発表した。両首脳は、いかなる和平交渉でもウクライナを中心に据えなければならないと改めて強調した。

スターマー氏は27日にワシントンでトランプ氏と会談する。その際にウクライナを和平交渉入りさせるようトランプ氏に求める可能性がある。《共同通信》


【柔道】

柔道男子66キロ級で世界選手権優勝2度の丸山城志郎(31)が25日、大阪府八尾市で現役引退の記者会見を開き「五輪の出場と優勝という目標はかなえられなかったが後悔は一切ない。達成感が大きい」と感無量の表情で話した。

思い出の一戦は阿部一二三と24分間もの死闘の末に敗れた2020年12月の東京五輪代表決定戦を挙げた。数々の名勝負を繰り広げた好敵手について「僕をここまで強くさせてくれた。本当にありがとうと言いたい」と感謝した。

引退の決意に至ったのは、2位にとどまった昨年2月のグランドスラム・パリ大会。「体は最高の状態なのに燃えるものがなく、勝負師として終わりと感じた」と吐露した。《共同通信》

【野球】

来春開催される野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の予選が25日、台湾で行われ、本大会進出決定戦で台湾がスペインに6―3で勝ち、この組ではニカラグアに続き、出場権を獲得した。

予選は8チームが2組に分かれて争われ、3月に米アリゾナ州トゥーソンで行われる組にはコロンビア、ブラジル、中国、ドイツが参加。各組上位2チームが本大会に進む。前回優勝の日本など16チームは既に本大会の出場権を得ている。《共同通信》

【東京株式市場】

25日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が反落した。トランプ米大統領が対中半導体規制の強化を検討していると伝わり、関連銘柄の売り注文が膨らんだ。

終値は前週末比539円15銭安の3万823779銭。東証株価指数(TOPIX)は11.83ポイント安の2724.70。出来高は約19億6656万株だった。《共同通信》

【渡辺恒雄さん】お別れの会

98歳で亡くなった読売新聞グループ本社代表取締役主筆渡辺恒雄さんのお別れの会が25日、東京都内のホテルで開かれ、高円宮妃久子さまのほか、政界やプロ野球巨人の関係者ら、多くの人が献花に訪れた。

同社によると、いずれも巨人で活躍し監督を務めた長嶋茂雄さんや王貞治・ソフトバンク球団会長らが参列。2人は球団を通じてコメントを出し、長嶋さんは「天国からも大好きなジャイアンツを見守ってもらいたいです」、王さんは「男として自分の人生を生き抜いた人という感じがしています」とした。

石破茂首相も出席し「言論人としての責任をずっと果たしてきた」としのんだ。《共同通信》

【首相動静】

石破茂首相は25日、医療や介護、福祉関係者が参加する車座対話を官邸で開き「さらなる賃上げや(職員の)生きがいを確保するために政府として努力する」と述べた。同席した閣僚には、診療報酬や介護報酬の改定、事業者への補助など、政府の支援策の効果を検証するよう指示した。

対話では出席者が、介護ロボットなど情報通信技術機器の導入状況や、外国人材活用を進める現場の取り組みを紹介。業務効率化や職員の負担軽減につながる一方で、物価高や人手不足などで「経営は厳しい」という声も出た。

報酬は国が公定価格を決めていることから「賃上げや物価高騰に対応できる仕組みにしてほしい」との訴えも上がった。《共同通信》

【韓国情勢】

韓国中部、忠清南道天安市の高速道路の工事現場で25日午前9時50分(日本時間同)ごろ、橋桁が崩落し、作業員2人が死亡、5人が負傷した。他にも生き埋めになっている人がいる可能性があり、消防当局が救助作業に当たっている。

聯合ニュースによると、橋桁は長さ約50メートルにわたって崩落し、下にいた作業員らが巻き込まれた。韓国メディアは、崩落の瞬間を捉えた映像を伝えている。《共同通信》

韓国憲法裁判所は25日、昨年12月に「非常戒厳」を宣言した尹錫悦大統領の罷免の是非を判断する弾劾審判の最終弁論を開いた。出廷した尹氏が意見陳述し、国民に「巨大野党の暴走」を知らせるために戒厳令を宣言したと主張。「国家危機を克服するための合法的な権限行使だ」と正当化し、結審した。

尹氏は「任期後半は未来世代のために政治改革の推進に集中する」と述べ、職務復帰に意欲を見せた。弾劾訴追した国会側は「極端な手段で政敵を排除しようとした」として罷免を求めた。

過去の弾劾審判では結審から約2週間で決定が言い渡されており、今回は3月中旬ごろとの見方が有力だ。尹氏が罷免されれば60日以内に大統領選が行われる。政治空白が続く中、保守と革新の対立が激化している。

この日を含めて計11回の弁論が開かれた弾劾審判では、戒厳令の正当性が争点となった。《共同通信》

【英・スターマー首相】防衛費引き上げ時期を表明

英国のスターマー首相は25日、下院での演説で、防衛費の国内総生産(GDP)比を2027年までに現在の2.3%から2.5%まで引き上げると表明した。達成時期を明らかにするのは初めて。29年以降に3%への引き上げを検討するとも述べた。ロシアのウクライナ侵攻に伴う国防強化のため。

スターマー氏は「この政権は冷戦終結以来、最大規模の持続的な国防費増額を始める」と強調した。途上国などへの海外援助の削減で賄う方針。防衛戦略を見直し、今年6月の北大西洋条約機構(NATO)首脳会議の前に公表するとも明らかにした。《共同通信》

【ローマ教皇】症状は安定

ローマ教皇庁(バチカン)は25日、肺炎で入院中の教皇フランシスコ(88)の病状について「危機的なままだが、安定している」と発表した。呼吸困難の症状は引き続き起きておらず、心拍数や血圧などの数値も安定しているという。

バチカンは教皇が病室で仕事を続けていると説明したが、25日の発表でも回復の見通しについては明言を避けた。24日には「病状が若干改善している」と表明していた。

教皇は14日、ローマの病院に入院。これまでの検査で、呼吸器の感染症や肺炎などに罹患していることが判明した。《共同通信》

【シリア情勢】

昨年12月にアサド政権が崩壊したシリアの首都ダマスカスで、各地域・宗派の代表らが集まって開かれた「国民対話会議」は25日、政権移行期間中の暫定憲法の発布といった提言をまとめ、閉会した。政権崩壊の混乱に乗じてシリア領内に侵入したイスラエル軍を非難し、即時の撤収を要求した。

会議には約600人が招待されたとみられる。シリア北東部を実効支配するクルド人勢力主体の民兵組織「シリア民主軍(SDF)」は呼ばれず、AP通信によると、クルド系政治団体は「無意味だ」と会議に反発した。提言には「国内分断の拒絶」も盛り込まれたが、融和が進むかどうかは不透明だ。

会議はこの他、新憲法起草のための委員会や暫定的な立法府の設立を提案したが、法的拘束力はない。過激派「シリア解放機構(HTS)」が主導する暫定政府は3月1日を期限としており、その後は新政府が発足するとみられている。

HTS指導者のアハマド・シャラア(通称ジャウラニ)暫定大統領は、新憲法制定や選挙実施には数年かかるとの認識を示している。《共同通信》

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