令和1748日目
2024/02/11
【名古屋市】教員団体が市教委に金品
名古屋市教育委員会は11日記者会見し、教員の人事を担当する教職員課が毎年、市内の校長会など複数の教員団体から1団体当たり5千円〜3万円程度の現金や商品券を受け取っていたと明らかにした。団体側は小中学校の校長や教頭に推薦する教員の名簿を提出する際などに渡していたという。長年の慣習になっていたとみられ、市は近く調査を始める。
市教委によると、名簿は校長、教頭、教務主任に推薦する内容。市教委は金品を激励や陣中見舞いのつもりで受け取り、教員採用試験後の打ち上げなどに使っていたと説明した。
河村たかし市長は同日、記者団の取材に「徹底的に真相解明する」と述べた。《共同通信》
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【令和6年能登半島地震】
石川県で震度4
11日午後0時36分ごろ、石川県で震度4の地震があった。気象庁によると、震源地は石川県能登地方で、震源の深さは約10キロ。地震の規模はマグニチュード4.7と推定される。津波の心配はない。
JR東日本によると、東北、上越、北陸の各新幹線は平常通りの運転を続けた。北陸電力によると、志賀原発(石川県志賀町)の設備に異常はなかった。
総務省消防庁の全国瞬時警報システム(Jアラート)は、予想最大震度5弱の緊急地震速報を出した。
各地の震度は次の通り。
震度4=珠洲、珠洲正院、珠洲大谷、能登柳田、能登松波(石川)▽震度3=七尾能登島向田、輪島、輪島門前、能登(石川)など《共同通信》
石川県、2次避難後の支援説明
石川県は11日、能登半島地震で旅館やホテルへ2次避難している被災者向けに、避難先を出た後の県の支援制度に関する説明会を加賀市片の山津地区で開き、珠洲市などから避難中の約100人が参加した。参加者は、賃貸住宅を借り上げる「みなし仮設住宅」や仮設住宅への入居方法について、県職員らに質問していた。
温泉街のある片山津地区は、約500人が避難している。珠洲市の美容師A子さん(65)は「地震が怖くて戻るのをやめようと思ったけど、やっぱり珠洲で美容師をしたい」と話した。
一方、輪島市から避難中の60代の男性は「(2次避難先に滞在できる)期限を延長してほしいのが本音」と語った。《共同通信》
オリックス、J3金沢と共同募金
プロ野球のオリックスが11日、同じ宮崎市清武総合運動公園でキャンプ中のサッカーJ3金沢と合同で、能登半島地震被災地支援のための募金活動を行った。球団によると過去最多となる2万9196人が見学に訪れた公園で、競技の垣根を越えて協力を呼びかけた。
オリックスは石川県加賀市出身の山崎颯一郎投手、日本航空石川高からプロ入りした内藤鵬内野手らが参加。避難生活が続く友人がいる内藤選手は「たくさんの人に寄付していただき、感謝の気持ちでいっぱい」と語った。
オリックスは神戸市が本拠地の時代に阪神大震災を経験。金沢のFW豊田陽平選手は「オリックスさんは視野が広く、被災地域のクラブとして学ぶべきことが多い。スポーツの垣根を越えた思いを、石川にしっかり届けたい」と述べた。
募金箱は29日まで設置され、金沢から北國新聞社の義援金窓口を通じて石川県に全額寄付される。《共同通信》
【大相撲】
大相撲のトーナメント大会は11日、東京・両国国技館で行われ、右膝を痛めて初場所途中休場の大関豊昇龍が初優勝を果たした。決勝で平幕平戸海を上手投げで退け、賞金250万円などを獲得した。阿炎と遠藤が3位に入った。
新大関琴ノ若は準々決勝で平戸海の上手投げに屈した。初場所で9度目の優勝を遂げた横綱照ノ富士は初戦の2回戦で明生に寄り切られた。
首の負傷で初場所を途中休場した大関貴景勝は初戦の2回戦で姿を消した。大関霧島は3回戦敗退。新入幕の初場所で11勝を挙げた大の里は1回戦で敗れた。
十両は千代翔馬が制した。《共同通信》
【さっぽろ雪まつり】閉幕
北海道の冬の一大イベント「さっぽろ雪まつり」が11日閉幕し、実行委員会によると4日からの期間中、計238万9千人が来場した。過去3年は新型コロナウイルス禍で中止や規模縮小が続いたが、4年ぶりに札幌市内3会場を使って全面開催。実行委は「インバウンド(訪日客)の回復もあり、コロナ禍前の水準に戻った」としている。
最終日の11日は雪が強まる時間帯もあったが、大通公園(同市中央区)の会場は移動にも苦労するほど混雑。観光客らは迫力ある大雪像や、米大リーグで活躍する大谷翔平選手の像の前で記念撮影するなどして楽しんでいた。
雪まつりは4日に開幕。3会場に約190基の雪像や氷像が並んだ。《共同通信》
【立憲民主党・岡田克也幹事長】国民民主との合流に意欲
立憲民主党の岡田克也幹事長は11日放送のBSテレ東番組で、次期衆院選に向け国民民主党との合流に意欲を示した。「もう一度大きな固まりを目指したい。考え方も大きくは違わない。一緒になることで連合も応援しやすくなる」と述べた。
国民が「トリガー条項」凍結解除に向けた与党との協議からの離脱を決めたことや、自民党派閥の裏金事件を念頭に「国民民主と自民の関係はおかしくなってきている」と指摘した。
日本維新の会とは衆院選での候補者調整は「お互いのメリットがあったらするべきだ」と語った。共産党との候補者調整にも「自民の議席を減らすという共通の目標があればできる」と語った。《共同通信》
【河野太郎出デジタル相】自民に処分要求
河野太郎デジタル相は11日、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡り、政治資金収支報告書に不記載があった議員に対し、党が早急に処分するよう求めた。高松市で記者団に「ルールを破ったことへのけじめは一刻も早くつけなければならない。速やかに対応すべきだ」と述べた。
具体的な処分の在り方については「党執行部で考えていると思うので、中身は申し上げない」と述べるにとどめた。
自民は政治刷新本部の下に設置した三つの作業部会で党改革などの議論を近く始める。河野氏は「本来記載すべきものを不記載にしていたことのけじめを早くつけることが、世の中に対して大事なことだ」と述べた。 《共同通信》
【上川陽子外相】島しょ国外相と会談
上川陽子外相は11日、フィジーの首都スバで、パラオなど4カ国の外相らと相次いで会談した。太平洋地域への影響力を拡大している中国を念頭に「国際秩序を強化し、人間の尊厳が守られる世界を確保していく必要がある」と述べ、協力強化を確認。7月に東京で予定する「太平洋・島サミット」に向け、緊密に連携することで一致した。
上川氏は、ミクロネシア連邦のロバート外相に対し「国際情勢はさまざまな変化が多い時代だ」と指摘した。マーシャル諸島のカネコ外務・貿易相との会談では、東電福島第1原発処理水の海洋放出に言及。IAEAが関与するモニタリングを通じ、安全性が明確に示されていると説明した。《共同通信》
【ゴルフ】
男子ゴルフの欧州ツアー、カタール・マスターズは11日、ドーハのドーハGC(パー72)で最終ラウンドが行われ、首位タイから出た星野陸也が6バーディー、2ボギーの68と伸ばして通算14アンダーの274でツアー初優勝を果たした。日本勢が同ツアーで勝ったのは青木功、松山英樹、久常涼に次いで4人目となる。
星野は茨城県出身の27歳で、国内ツアーでは通算6勝を挙げた実績がある。2021年東京五輪にも出場した。《共同通信》
【フィンランド大統領選挙】
フィンランドで11日大統領選の決選投票が行われ、北大西洋条約機構(NATO)を重視し対ロシア強硬姿勢の与党第1党の国民連合アレクサンデル・ストゥブ元首相(55)が勝利宣言した。緑の党ペッカ・ハービスト前外相(65)との接戦を制した。現地メディアが報じた。
昨年4月のNATO加盟後初の大統領選。ストゥブ氏は「私を選んでくれた大勢の有権者に感謝する」と述べた。対ロシア強硬姿勢は両候補に共通していたが、ストゥブ氏はNATOをより重視しロシアの侵攻を受けるウクライナへの支援を継続する。3月1日に就任し任期は6年。《共同通信》
【イスラエル・パレスチナ情勢】
イスラエル首相、ラファ侵攻を改めて明言
パレスチナ自治区ガザに地上侵攻するイスラエルのネタニヤフ首相は11日放映の米ABCテレビのインタビューで、イスラエル軍が準備を進めるガザ最南部ラファへの地上侵攻を巡り「われわれは実施する」と改めて明言した。国連によると、ラファには多数の避難民を含む約150万人がいる。欧米、アラブ諸国から懸念が広がる中、国際社会の意向に耳を貸さないイスラエルの姿勢が重ねて鮮明となった。
イスラエル軍は10日、ガザ市にある国連パレスチナ難民救済事業機関の拠点の地下でハマスのトンネル網を発見したと発表。トンネルに電気が引かれ、拠点内の事務所をハマス戦闘員が使っていたと主張した。 《共同通信》
【MLB】
米大リーグで11日、パドレスのダルビッシュと新加入の松井がアリゾナ州ピオリアでキャンプインした。ともに投内連係などをこなし、松井は約70メートルの遠投を行った。
ドジャースでは山本がブルペンに入り、変化球を交えて34球を投じた。大谷は屋外で練習しなかった。この2球団は3月20日にソウルで開幕を迎えるため、例年より早い始動となった。
今永が加わったカブスなど多くの球団のバッテリー組は2月14日にスタートを切る。《共同通信》
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パドレスの松井は11日の取材対応で冒頭に英語とスペイン語であいさつし、韓国メディアからの質問には韓国語で短く答える場面もあって報道陣を驚かせた。「(スピーチは)英語の先生と一緒につくった。英会話はまだ言葉が出てこないが、勉強したい」と語り、ルーキーらしい初々しさをのぞかせた。
サンディエゴでの自主トレーニングで投球練習を重ねており、仕上がりは早そうだ。13日にブルペンに入り、2度の実戦形式の投球練習を経てオープン戦に登板予定。「しっかり準備してきたつもり。昨年とは違う場所にいることは理解している」と表情を引き締めた。《共同通信》
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ドジャースの山本は11日、大谷やロバーツ監督らが見つめる中、2度目のブルペンに入った。
1度目より変化球を増やし、途中からはセットポジションに移行。34球を投じ「しっかり自分の投球ができた。体は問題ない。ここから上げていけたら順調かなと思う」と笑みを浮かべた。
日本とボールの大きさや縫い目が異なるが「しっかりアジャストしていけたら」と抜かりはない。先発の柱として期待される25歳の右腕は「まだ(個人の)数字の部分は全く分からないが、とにかく精いっぱい投げて、ワールドチャンピオンになることに貢献できたらうれしい」と目標を口にした。《共同通信》
【ケルビン・キプタムさん】死去
男子マラソンの世界記録保持者、ケルビン・キプタムさん(ケニア)が11日、同国内での交通事故で死去した。ケニア紙デーリー・ネーション(電子版)などが報じた。24歳。昨年10月のシカゴ・マラソンでエリウド・キプチョゲ選手(ケニア)の記録を34秒更新する2時間0分35秒の世界新をマークしていた。
現地警察によると、キプタムさんが運転する車がコントロールを失って巨木に激突した単独事故。同乗していたコーチも亡くなり、同乗者の女性は重傷を負った。
世界陸連によると、キプタムさんはケニア西部の村で生まれ育った。13歳の頃に競技を始め、2022年のバレンシア・マラソン(スペイン)で初マラソン歴代最高となる2時間1分53秒を出した。23年4月のロンドンでさらにタイムを縮め、シカゴも合わせマラソンで3戦3勝。世界陸連の昨年の年間最優秀選手に選ばれ、史上初の2時間切りや、パリ五輪での活躍を期待されていた。
世界陸連のセバスチャン・コー会長は「ショックと深い悲しみに暮れている」と談話を出した。《共同通信》