令和1746日目
2024/02/09
【令和6年能登半島地震】
居住世帯の集落孤立は解消
石川県は9日、輪島市で、能登半島地震後も居住を続ける世帯がいる孤立集落へつながる道路の仮復旧を終えたと明らかにした。居住世帯のいる集落の孤立状態はなくなったとしている。
また、地震による住宅被害が6万236棟になったと発表した。全壊、半壊、一部破損を合わせて珠洲市で8864棟、輪島市で6343棟。9日午後2時現在の避難者は1万3463人。
県によると、災害関連死15人を含む死者数は241人、負傷者は1182人で変動はなかった。安否不明者は輪島市9人、珠洲市2人の計11人。《共同通信》
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【エアージャパン】運航開始
ANAホールディングス(HD)は9日、国際線新ブランド「AirJapan(エアージャパン)」の運航を始め、成田―バンコク線を開設した。料金やサービス面は、主力ブランド「ANA」と格安「ピーチ」の中間。訪日外国人客の取り込みを狙う。
中型機ボーイング787を使用する。座席はエコノミークラスのみだが、前後の間隔を格安ブランドより広くした。機内食は有料販売。運賃は片道1万5500円から。
22日には2路線目となる成田―ソウル(仁川)線が就航し、今後も路線網を拡大する方針。
新ブランドは、ANAHDの完全子会社エアージャパン(千葉県成田市)が担う。《共同通信》
【イトーヨーカ堂】北海道、東北、信越から撤退
セブン&アイ・ホールディングスは9日、赤字が続く傘下の総合スーパー、イトーヨーカ堂が北海道と東北、信越地方から撤退する方針を発表した。これらの地域にある17店舗は全て閉店または売却する。事業を首都圏に集中することで経営の立て直しを図る。
撤退する店舗の内訳は、北海道が6店舗、青森県が4店舗、福島県と長野県が各2店舗。岩手県と宮城県、新潟県はそれぞれ1店舗。ヨーカ堂の空白地域は中四国や九州・沖縄から拡大する。
撤退する店舗のうち、青森県の八戸沼館店と五所川原店、北海道の北見店、福島県の福島店、長野県の南松本店は閉店する。
残りはグループのセブン&アイ傘下のヨークベニマルなど同業に売却することが決まっているか、その方向で調整しているという。店舗の営業は売却先の企業が続け、その店のパートなど従業員の雇用は維持する方向。正社員は別の店舗などに異動する。《共同通信》
【天皇皇后両陛下】ケニア大統領夫妻と会見
天皇、皇后両陛下は9日、皇居・宮殿で、来日しているケニアのルト大統領夫妻と会見された。引き続き、小食堂「連翠」で昼食会が催され、秋篠宮さまと両陛下の長女愛子さまが同席した。宮内庁によると、海外賓客を招いた宮中昼食会に愛子さまが加わるのは初めて。
両陛下は宮殿の車寄せで大統領夫妻を出迎え、笑顔で握手を交わした。会見は約20分間で、陛下は「昨年、外交関係樹立60周年を迎えて、両国の関係がますます発展していることは大変喜ばしい」と述べたという。
昼食会で、愛子さまは大統領の隣に座り、ケニア側の女性と英語で会話を弾ませていた。《共同通信》
【東京株式市場】
9日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)は続伸し、バブル経済期の1990年2月以来約34年ぶりの高値を更新した。日本企業の堅調な業績や、外国為替相場の円安ドル高傾向を好感した。
終値は前日比34円14銭高の3万6897円42銭。東証株価指数(TOPIX)は4.75ポイント安の2557.88。出来高は約21億4004万株だった。《共同通信》
【インフルエンザ】患者が4週連続増
厚生労働省は9日、全国約5千の定点医療機関から1月29日〜2月4日に報告されたインフルエンザの新規患者数は11万1501人で、1機関当たり22.62人だったと発表した。前週比1.18倍で4週連続の増加となった。
最多の福岡は1機関当たり57.36人で流行の警報の基準となる30人を大きく上回っている。警報級は他に沖縄(41.00人)や佐賀(40.31人)など7府県。34都道府県で前週より増加した。
国立感染症研究所によると、1週間に全国の医療機関を受診した推計患者数は約73万8千人だった。直近5週間で検出されたウイルスはA香港型と呼ばれるAH3型が51%に対し、これまで少なかったB型が29%と増加傾向にある。
1機関当たりの患者数が少なかったのは青森7.20人、秋田7.49人、福島7.77人など。休校や幼稚園の閉鎖などは5976施設だった。能登半島地震の影響で、石川県の一部の報告は含まれていない。《共同通信》
【日弁連】次期会長に渕上玲子氏
日弁連は9日、小林元治会長(72)の任期満了に伴う次期会長選の投開票を実施し、元東京弁護士会会長の渕上玲子氏(69)の当選が決まった。法曹三者(弁護士、検察官、裁判官)で女性がトップに立つのは初めて。20日に開かれる選挙管理委員会での集計結果確定に伴って次期会長に正式決定し、任期は4月1日から2年間。
渕上氏は当選が決まった後、緑のジャケット姿で記者会見。1949年の日弁連設立以来初となる女性トップの就任に当たり「大変責任は重い立場だが、日弁連の男女共同参画を体現する存在として、全身全霊で会務に取り組んでいく」と抱負を語った。
渕上氏は長崎県出身。83年に弁護士登録した。《共同通信》
【リオのカーニバル】開幕
南米最大を誇るブラジル・リオデジャネイロのカーニバルが9日、開幕した。カーニバルの王様役の男性に、リオのパエス市長が市を統治する権限を象徴する鍵を手渡す恒例行事が行われた。
今年は11日からのサンバのトップチームによるパレードが目玉となる。式典に出席したサビノ観光相は「皆にとって喜びにあふれたカーニバルになることを期待している」と述べた。
カーニバルはリオのほか最大都市サンパウロなどブラジル各地で行われ、国内外から観光客ら約4900万人が訪れると見込まれる。政府は新型コロナウイルス感染拡大前の水準を上回る90億レアル(約2700億円)の経済効果を期待している。《共同通信》
【ウクライナ侵攻】
プーチン氏「ロシアとウクライナ、必ず和解」
ロシアのプーチン大統領は現地時間9日に公開された米保守系ジャーナリストとの単独会見で、ロシアとウクライナは将来必ず和解に達すると述べ、侵攻を続けるウクライナとの関係正常化に自信を示した。
欧米はウクライナに軍事支援を実施してロシアと戦わせ、双方を永遠に引き離したと考えているが「そうはならない。必ず和解する」と断言した。
会見は、トランプ前米大統領に近いとされるタッカー・カールソン氏がモスクワで6日に行った。2022年2月の侵攻開始以降、欧米メディアとの単独会見は初めて。 《共同通信》
【MLB】
米大リーグのドジャースに今季加入した大谷翔平(29)が9日、アリゾナ州グレンデールでキャンプインし、新天地での第一歩を踏み出した。練習中はグラウンドには姿を見せず室内で調整したが、開始前にチームカラーである青色のパーカを着て取材に応じ「しっかりシーズンを乗り切れるコンディションを整えたい」と落ち着いた口調で話した。
本拠地ロサンゼルスから数日前にキャンプ地に移動。新しいチームメートとの親交も深め「環境に慣れることが一番。みんないい人で話しやすいので、楽しくやれている」と笑顔を見せた。
昨年9月に右肘手術を受け、今季は投打の「二刀流」ではなく打者に専念する。エンゼルス時代の昨季は44本塁打で日本人初の本塁打王に輝き「打撃は去年、かなりいい感じをつかめた。基本的には、それを継続したい」と自信を口にした。
日本代表が優勝した昨春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)をともに戦い、同じく今オフにドジャース入りした山本由伸投手(25)とはロッカーが隣同士になったという。《共同通信》
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米大リーグで大谷翔平と山本由伸が所属するドジャースは9日、フリーエージェント(FA)になっていた先発左腕カーショーと1年の再契約を結んだと発表した。
通算210勝でサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)を3度獲得した35歳のカーショーは、昨季13勝5敗、防御率2.46をマーク。昨年11月に左肩を手術し、ドジャース一筋で17年目を迎える今季は夏場以降の復帰を目指している。(共同)《共同通信》