令和1684日目
2023/12/09
【MLB】大谷翔平選手、ドジャース移籍発表
米大リーグでエンゼルスからFAになっていた大谷翔平(29)が9日、自身のインスタグラムでドジャースに移籍することを発表した。代理人事務所によると、契約は10年で総額7億ドル(約1015億円)。メジャー公式サイトはスポーツ史上最大の契約と伝えた。
大谷は英語でエンゼルスの球団関係者やファンへの感謝をつづった上で「次のチームにドジャースを選ぶことを決めた。常にチームのために最善を尽くし、最高の自分でいられるように努めることを誓う。現役生活を終えるまで、ドジャースのためだけでなく、野球界のために努力し続けたい」と記した。今後、記者会見する予定。
今季日本選手初の本塁打王を獲得し、アメリカン・リーグMVPを2年ぶりに受賞した大谷を巡っては、ブルージェイズやジャイアンツなど複数球団が争奪戦を繰り広げていた。6年在籍したエンゼルス残留は選ばず、新天地への移籍を決断した。
ドジャースは来年3月20、21日にソウルでダルビッシュ有が所属するパドレスと開幕シリーズを行う。《共同通信》
◇
大谷が移籍を決めたドジャースは、ワールドシリーズ制覇7度を誇り、今季の本拠地の平均観客数が全30球団でトップの4万7千人超を記録したメジャー屈指の人気球団だ。日本選手も過去に多数在籍した。
最初にプレーした日本選手は、プロ野球近鉄から大リーグに挑戦した野茂。1995年にデビューし「トルネード投法」で旋風を巻き起こした。その後も石井や黒田、前田、ダルビッシュら日本球界を代表する投手が、チームカラーの青色が入ったユニホームに身を包み、野手では中村や筒香が在籍した。
日本との深い縁は選手だけではない。2016年からチームを率いるロバーツ監督は日本人の母を持ち、沖縄で生まれた。 《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【皇后陛下】60歳に
皇后さまは9日、60歳の誕生日を迎えられた。宮内庁を通じて感想を公表し、還暦の節目に「信じられないような気持ち」とし「これから新たな気持ちで一歩を踏み出し、努力を重ねながら、この先の人生を歩んでいくことができればと思う」とつづった。
60年の人生を振り返り「私を慈しみ育ててくれた両親をはじめ、お世話になった全ての方に深く感謝する」とし、国民から寄せられる温かな気持ちに「心からのお礼を伝えたい」と記した。
1993年に結婚し、皇室に入ってからの出来事に思いを巡らせ、95年の阪神大震災や2011年の東日本大震災を「大きな衝撃と深い悲しみを持って受け止めなくてはならない現実でした」とした。16年の熊本地震など相次いだ自然災害に触れ「厳しい状況の中で人々が助け合い、悲しみを乗り越え、苦難に立ち向かおうとする姿にどれほどの感銘を受けたことでしょう」と思いやった。
戦争や紛争により、子どもを含む多くの人の命が失われていることに「大変心が痛む」とし、分断と対立の深まりを気にかけた。《共同通信》
◇
皇后さまは9日、還暦となる60歳の誕生日を迎え、天皇陛下と共に皇居・宮殿で祝賀行事に臨まれた。秋篠宮ご夫妻ら皇族のほか、宮内庁長官ら幹部、衆参両院議長や最高裁長官、閣僚などからお祝いを受けた。
その後、両陛下は東京・元赤坂の赤坂御用地にある仙洞御所を訪れ、上皇ご夫妻にあいさつした。午後3時半ごろ、赤坂御用地に入る際、車の後部座席の窓を開け、沿道に集まった人に笑顔で手を振った。
30分ほど滞在した後、皇居・御所に戻り、長女愛子さまも加わって侍従長ら側近部局の職員から祝賀を受けた。《共同通信》
【福井県】吉田正尚選手に県民栄誉賞
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表の優勝に貢献した福井県出身の吉田正尚選手(米大リーグレッドソックス)に対し、同県の杉本達治知事が9日、「県民に大きな感動を与えた」として県栄誉賞の表彰状と盾を贈呈した。
贈呈式はサンドーム福井(同県越前市)で開催。吉田選手は2021年の東京五輪で日本代表の主軸打者として金メダル獲得に貢献したことから同年12月に同賞を受けており、今回で2回目となる。同県出身でWBC日本代表の中村悠平選手(東京ヤクルトスワローズ)も今年9月に神宮球場で同賞を贈呈されている。《共同通信》
【サッカー】
サッカーの第103回天皇杯全日本選手権は9日、東京都の国立競技場に6万2837人の観衆を集めて決勝が行われ、川崎が3大会ぶり2度目の優勝を果たした。柏と延長を終えて0―0からのPK戦は10人目までもつれ、8―7で制した。
柏は積極的な試合運びで細谷真大を軸に攻め込んだ。川崎は劣勢の時間が長かったが、守備は崩れなかった。川崎の鄭成龍と柏の松本健太の両GKが好守を見せ、引き締まった展開で120分が過ぎ、前回大会に続いてPK戦で決着した。
来年1月に日本代表がアジア・カップに臨む日程を考慮し、今大会の決勝は恒例の元日開催ではなかった。《共同通信》
【プロ野球】
契約更改
阪神の近本光司外野手が9日、兵庫県西宮市の球団事務所で契約更改交渉し、1億5千万円増の年俸3億2千万円でサインした。1番打者として38年ぶりの日本一を果たしたチームを引っ張り「その一員になれた、その時のメンバーだったというのはよかった」と実感を込めた。
3年連続でベストナインとゴールデングラブ賞を受賞し、攻守で高いパフォーマンスを維持した。死球での離脱もありながら、129試合で143安打、打率2割8分5厘をマーク。「自分の中で新しい一面が見えた」と振り返った。来季は球団初の連覇が期待される。「強い時期は続くんじゃないかなと思う。でも現状では続かない」と話した。(金額は推定)《共同通信》
◇
DeNAの山崎康晃投手が9日、現状維持の年俸3億円でサインした。来季が6年契約の2年目。不振で後半戦は抑えを外れた今季は49試合の登板で3勝7敗20セーブ、防御率4.37に終わり「悔しい思いをした。来年は挑戦者としてやり返したい」と雪辱を期した。
来季は再び抑えを目指すといい「自信はある。もう一度変わった自分を見せる」と燃えている。今オフは早くも減量に取り組み、4キロ体重を落としたという。名球会入りの条件である通算250セーブまで残り23としており「何とか形にしたい。ただ、まずはチームの競争に勝たないといけない」と力を込めた。(金額は推定)《共同通信》
◇
ソフトバンクの柳田悠岐外野手(35)が9日、ペイペイドームで契約交渉し、5千万円減となる推定年俸5億7千万円プラス出来高払いで更改した。今季は日本野手最高額だったが、7年契約の4年目を終え、契約内容を見直した。「チームの優勝に貢献したい。まだまだ個人的には納得していない」と意気込んだ。
今季は163安打を放ち、2度目の最多安打のタイトルを獲得。プロ13年目ながら衰えを感じさせず、9年ぶりの全試合出場も果たした。打率2割9分9厘、22本塁打、85打点はいずれもリーグ上位。それでも「全部の数字で今年を上回りたい。背中で引っ張りたい」と意欲十分だった。《共同通信》
【フィギュアスケート】
フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナル最終日は9日、北京で行われ、女子は世界選手権2連覇中の坂本花織がショートプログラム(SP)に続いてフリーもトップの合計225.70点で初優勝した。日本勢5人目の制覇。
ルナ・ヘンドリックス(ベルギー)が合計203.36点で2位。SP4位で初出場の吉田陽菜がフリー2位となり、203.16点で3位に入った。住吉りをんは6位。
男子は前回覇者の宇野昌磨がSP、フリーともに2位の合計297.34点で2位だった。19歳のイリア・マリニン(米国)がSP、フリーともに1位となり、世界歴代3位の314.66点で初の頂点に立った。初出場の鍵山優真は288.65点で3位、三浦佳生は2年連続の5位に終わった。
同時開催のジュニア男子はSP4位だった15歳の中田璃士がフリー1位の合計227.77点で初出場優勝を果たした。
日本男子で5人目の制覇。女子は島田麻央が制し、日本勢の男女優勝は2009年の羽生結弦、村上佳菜子以来となった。《共同通信》
【モーグル】
フリースタイルスキー・モーグルのワールドカップ(W杯)は9日、スウェーデンのイドレで第3戦がデュアルモーグルで行われ、女子の柳本理乃が2戦連続で2位に入った。男子の堀島行真は3位。
柳本は決勝で今季初優勝となる通算8勝目を挙げたジェーリン・カウフ(米国)に敗れた。堀島は準決勝で敗れたが、3位決定戦を制した。男子はミカエル・キングズベリー(カナダ)が今季2勝目、通算82勝目。
女子の冨高日向子は4位、中尾春香は12位、梶原有希は14位、田口友麻は17位、浅野志織は30位。男子の村田優太郎は8位、杉本幸祐は12位、島川拓也は15位、菅野柊伍は36位。《共同通信》
【G7内務・安全相会合】
8日に水戸市で始まった先進7カ国(G7)の内務・安全担当相会合は9日、2日目の日程に入った。ウクライナ支援について議論され、オンラインで参加した同国のクリメンコ内相が治安の改善に向けた支援を呼びかけた。その後、取材に応じた松村祥史国家公安委員長は「支援を継続することで一致し、G7の固い結束を確認できた」と述べた。最終日の10日に声明文をまとめる方針。
クリメンコ内相は、ロシアによる侵攻を受けて混乱が続く国内の治安状況を紹介。拳銃などの小火器が市民社会に出回り、当局による規制が難しくなっているという。戦時下で働く警察など治安部門の職員に対するメンタル面での支援も求めた。《共同通信》
【日米韓高官協議】
秋葉剛男国家安全保障局長とサリバン米大統領補佐官(国家安保問題担当)、韓国の趙太庸国家安保室長が9日、軍事偵察衛星を11月に打ち上げた北朝鮮への対応などを巡りソウルで協議した。弾道ミサイル警戒情報のリアルタイム共有や定期的な共同訓練実施など、3カ国の安全保障協力を進めることを確認した。
秋葉氏は終了後の記者会見で、北朝鮮の核・ミサイル開発の資金源につながる違法なサイバー活動の遮断に向けた協力で一致したと説明した。米韓側に拉致問題解決への協力を改めて呼びかけ、支持を得たとも述べた。
趙氏は衛星打ち上げに対する制裁で日米韓にオーストラリアが加わったことを評価した。 《共同通信》
【イスラエル・パレスチナ情勢】
ガザ攻撃続く
イスラエル軍は9日、パレスチナ自治区ガザでイスラム組織ハマスの掃討作戦を継続した。各地で空爆や砲撃が相次ぎ、ガザ保健当局は同日、この1日で中部デールバラハの病院で71人、南部最大都市ハンユニスの病院で62人、計133人の死亡が確認されたと明らかにした。米ニュースサイト、アクシオスは9日までに、イスラエル高官の話として、軍が攻勢を強めるハンユニスの攻略には「3〜4週間」かかるとの見通しを伝えた。
軍は9日、ガザの学校でクマの縫いぐるみからライフルが見つかったとする映像を公表した。別の場所では国連機関のロゴがついた袋から武器が見つかったとしている。
ガザ保健当局の8日の発表によると、10月の戦闘開始以来、ガザ側の死者は計1万7487人に上った。1日で300人以上増えたとしている。
軍は8日、ガザでハマスが拘束する人質の奪還作戦を行い、兵士2人が重傷を負ったと表明した。人質は奪還できなかった。ハマスは軍の作戦を阻止した際に拘束する兵士1人が死亡したと主張した。信ぴょう性は不明。《共同通信》
イスラエル、ガザ侵攻継続を宣言
イスラエルのネタニヤフ首相は9日、軍が地上侵攻するパレスチナ自治区ガザで「イスラム組織ハマスを掃討するため、正義の戦争を 継続する」と宣言した。軍は同日も砲撃や空爆を続け、ガザ保健当局によると、戦闘開始以来のガザ側の死者は1万7700人に達した。
国連安全保障理事会は8日、即時停戦を求める決議案を米国の拒否権行使により否決した。ネタニヤフ氏は、米国が「正しい姿勢」を示したと高く評価した。
イスラエルメディアによると、同国のハネグビ国家安全保障顧問はハマス戦闘員の死者数について推定7千人以上だと述べた。《共同通信》