令和1681日目
2023/12/06
【プロ野球】
中田翔内野手、中日入団会見
中日入りした中田翔内野手(34)が6日、名古屋市内のホテルで入団会見に臨み「また戦える環境とチャンスを頂けてありがたい。フレッシュな気持ち。一から頑張りたい気持ちでいっぱい」と意気込みを語った。背番号は日本ハム時代と同じ「6」に決まった。
定位置が確約されない来季以降の出場機会を求め、巨人との複数年契約を解除して移籍。会見に同席した立浪和義監督は「ここ一番で打ってくれる選手として期待している」と話した。巨人でプレーした16年目の今季は92試合、打率2割5分5厘、15本塁打、37打点。通算1696試合、303本塁打、1062打点。《共同通信》
山崎福也投手、日ハム入団会見
オリックスから国内フリーエージェント宣言して日本ハムに移籍した山崎福也投手(31)が6日、エスコンフィールド北海道で入団記者会見に臨み「日本一になれるよう必死に腕を振って頑張っていきたい」と抱負を語った。4年総額10億円の契約を結んだ。背番号は18。
6球団による争奪戦で、条件面で勝る球団は他にあったという。それでも「熱意を感じたし、一番成長させてくれると思った」。強化方針などを丁寧に伝えられた交渉内容が決め手になったと明かした。
新庄監督からは来季の本拠地開幕戦での先発をサプライズで発表され「うれしいし、何としても勝てるようにやっていく」と気合を入れた。(金額は推定)《共同通信》
巨人・岡本和真内野手、契約更改
巨人の岡本和真内野手が6日、東京都内の球団事務所で契約交渉し、1億5千万円増となる年俸4億2千万円でサインした。9年目の今季は自己最多41本塁打で3度目の本塁打王に輝き、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表では優勝に貢献。「めちゃくちゃいい評価をしてもらった。また来年も頑張りたい」と白い歯を見せた。
坂本勇人内野手から主将を引き継いだ今季はセ・リーグ4位に終わり「優勝したかったという気持ちが強い」と責任感の変化を口にした。来季の主将として門脇誠内野手の名前を挙げて推しつつも「本人が言ってこないので(自分が)やると思いますが」と冗談を交えて語った。(金額は推定) 《共同通信》
広島・菊池内野手、坂倉捕手、契約更改
広島の菊池涼介内野手が6日、マツダスタジアムで契約交渉し、5千万円減の年俸2億5千万円プラス出来高払いで新たに2年契約を結んだ。4年契約の最終年だった今季は120試合で打率2割5分8厘、5本塁打、27打点。「後半は離脱して、改めて1軍にずっといたいと思った。鍛え直す」と、13年目に向けて気持ちを新たにした。
坂倉将吾捕手は3千万円増で、初めて大台を突破する年俸1億2500万円でサインした。7年目の今季は120試合で打率2割6分6厘、12本塁打、44打点。攻守の要として、フリーエージェント(FA)権を行使してオリックスに移籍した西川の穴を補う働きも期待される。(金額は推定)
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【日本大学】アメフト部員対象に説明会
日本大は6日、違法薬物事件が起きたアメリカンフットボール部の部員を対象にした説明会を東京都内の大学本部で開催した。2時間以上にわたって非公開で行われ、日大の競技スポーツ運営委員会で廃部の方針が決まった経緯や判断理由を伝えた。
日大によると、会場には部員61人が集まり、中村敏英監督も参加した。大学側は事件対応に当たった沢田康広副学長、益子俊志スポーツ科学部長らが出席。廃部の方針が示されて部員への初の説明会となり、開催が遅くなったことを謝罪。沢田副学長がアメフト部の今後に関する検討の経緯を説明した。
部員からは意見を受けた。保護者もオンラインで聞いた。《共同通信》
【佳子内親王殿下】「青年の船」参加者と懇談
秋篠宮家の次女佳子さまは6日、東京・元赤坂の赤坂御用地にある赤坂東邸で、日本と東南アジアの若者との国際交流事業「東南アジア青年の船」の参加者ら30人と懇談された。
宮内庁によると、佳子さまは約40分間にわたり、日本のほか、タイやインドネシアなど東南アジア9カ国の20〜40代の参加者と通訳を介さず英語で会話した。和やかな雰囲気の中、日本国内での活動などに耳を傾けたという。
佳子さまは2019年にも姉の小室眞子さんと共に東南アジア青年の船の参加者と懇談している。《共同通信》
【茨城県日立市】市役所前で車暴走
6日午後1時ごろ、茨城県日立市の市役所前の広場で開かれていたイベントで、乗用車が複数の人をはねて逃走した。県警や消防によると20〜40代の男女3人が負傷し、いずれも意識はある。同日午後1時半ごろには、約15キロ南の同県東海村役場の正面玄関に男(53)の乗用車が突っ込み、男は病院へ搬送された。県警は村役場への建造物損壊容疑で男を逮捕。市役所前にも侵入したとみて調べている。
県警によると、男は日立市、自称運転手A容疑者。容疑を認め「行政に恨みがあった」という趣旨の供述をしている。
市役所前の車と村役場に突入した車は別の色で、乗り換えた可能性が高い。市役所前では同乗者がいたとの情報もあり、県警は確認を進めている。被害に遭った40代女性が骨折の重傷で、30代男性と20代男性は軽傷。
市役所前の「大屋根広場」では当時、障害のある人が作った製品を販売したり、作品を展示したりするイベントが開かれていた。東海村役場では正面入り口が大破した。他に負傷者は確認されていない。《共同通信》
【東京株式市場】
6日の東京株式市場は全面高の展開となり、日経平均株価(225種)は4営業日ぶりに大幅反発した。終値は前日比670円08銭高の3万3445円90銭で、前日に割り込んだ節目の3万3000円台を回復した。前日までの3日間で計700円余り下げた反動で、割安感の出た銘柄に買い戻しが入った。
東証株価指数(TOPIX)は44.51ポイント高の2387.20。出来高は約14億3200万株。《共同通信》
【自民党】「裏金」9千万円超議員も
自民党派閥の政治資金パーティー券問題で安倍派(清和政策研究会)の所属議員の中に、最近の5年間で9千万円超のキックバック(還流)を受け、裏金にしたとされる議員がいることが6日、関係者への取材で分かった。安倍派全体での裏金は5年間で1億円超とみられる。少なくとも10人以上が還流を受け、複数が1千万円を超えて受領していたといい、この議員が突出していた。
東京地検特捜部は政治資金規正法違反(不記載・虚偽記入)の疑いで、還流額が多い安倍派所属の議員秘書らを中心に聴取を進めており、還流に関する議員とのやりとりなどを確認する。
岸田文雄首相は6日、問題を巡って茂木敏充幹事長らと党本部で会談し、パーティー開催の当面自粛を申し合わせた。信頼回復に向けた党の取り組みを明らかにするまでの期間とし「党として強い危機感を持たなければならない重い課題だ」と表明した。一方、各派閥に対する実態解明の指示は出さなかった。
関係者によると、自民党の各派閥のパーティー券は1枚2万円が相場。《共同通信》
【首相動静】
G7首脳とテレビ会議
岸田文雄首相は6日夜、先進7カ国(G7)首脳によるテレビ会議を開催した。ロシアの侵攻が続くウクライナを巡り、復旧・復興と世界銀行の融資への信用補完で総額45億ドル(約6600億円)規模の追加支援の用意があると表明。対ロ制裁の迂回に関与した疑いのある第三国の団体を年内に制裁対象に追加する方針も明らかにした。会議後、首脳声明を発表した。
会議にはウクライナのゼレンスキー大統領も参加し「ロシアは自由世界の結束が崩れることを望んでいるだろう」と述べ、支援継続を訴えた。G7首脳は、ウクライナ支援と対ロ制裁の継続で一致した。首相は来年1月からロシア産ダイヤモンドの直接輸入を規制する考えも示した。
イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が続く中東情勢に関し、首相は人道状況の深刻化を憂慮。全ての当事者に国際法の順守を求める重要性を強調した。再び戦闘休止が実現することに期待感も示した。
会議は、日本が議長国を務めた今年の締めくくりとして実施した。《共同通信》
【周庭氏】中国入りは「賭けで恐怖だった」
香港の民主活動家で、留学先のカナダで事実上の亡命の意思を示した周庭氏は6日、留学の条件としていったん中国入りするという香港警察が出した要求に応じたことについて「賭けだった。怖かった」と当時の心境を語った。共同通信のオンラインインタビューに応じた。
周氏は2019年の反政府デモを巡り、20年に実刑判決を受けて服役した。21年に出所後、カナダ留学の希望を香港警察に伝えると、没収されていたパスポート返還の条件に中国行きを提示された。周氏は「断ればカナダに行けず逮捕の可能性もあると思った。選択肢がなかった。中国に行けば、香港に帰れるかどうかも分からず、不安だった」と振り返った。
20年に香港国家安全維持法(国安法)違反の疑いで逮捕されて以降、精神的な病を患ったといい、民主派逮捕などのニュースを見ると「発作が出て、頭がすごく混乱して、泣いたり叫んだりした」と明かした。
周氏は日本語を独学。全ての質問に日本語で回答した。《共同通信》
【イタリア】「一帯一路」から離脱
イタリア主要紙コリエレ・デラ・セラ電子版は6日、イタリア政府が中国の巨大経済圏構想「一帯一路」からの離脱を中国側に通知したと報じた。中国の専制主義への警戒に加え、経済的な恩恵が乏しいとして、閣僚や経済界から不満の声が上がっていた。イタリアは先進7カ国(G7)で唯一参画しており、離脱は中国にとって痛手となる。
イタリア政府は3日前に文書で中国側に通知した。友好関係の維持を確認した上で、両国政府の合意で公式発表は行われないことになったという。
国営イタリア放送協会(RAI)によると、イタリア首相府は報道について「ノーコメント」と回答。タヤーニ副首相兼外務・国際協力相は離脱について「中国に対する否定的な行動を意味せず、素晴らしい関係を続けていける」と述べた。
イタリアメディアによると、メローニ首相は今年9月、インドで中国の李強首相と会談した際、一帯一路から離脱する方針を非公式に伝達したとされていた。《共同通信》
【ウクライナ侵攻】
ゼレンスキー大統領、支援継続訴え
ウクライナのゼレンスキー大統領は6日、先進7カ国(G7)首脳のテレビ会議で演説し「ロシアは自由世界の結束が崩れることを望んでいるだろう」と述べ、ウクライナ支援継続を訴えた。
ゼレンスキー氏は、ウクライナ軍が前線で足場を築き、次の段階に備えていると説明。「あなた方の支援とわれわれの努力が戦場での成功を確実にする」と語った。G7議長国を務めた日本や他のメンバー国に謝意を示した。
米国ではウクライナ支援を含む予算が議会通過を見通せず、支援停滞への懸念が強まっている。ゼレンスキー氏は「自由世界が結束を続けることが重要だ」と強調した。《共同通信》
【イスラエル・パレスチナ情勢】
ガザ3カ所で激戦
パレスチナ自治区ガザに侵攻するイスラエル軍の報道官は6日、ガザ南部の最大都市ハンユニス、北部ジャバリヤとシャジャイヤの計3カ所で激しい戦闘を続け、それぞれイスラム組織ハマスの「防衛線を突破した」と表明した。接近戦を制し、優勢だと強調。ハマスも同日、衝突を繰り広げて成果を上げたと主張した。
軍は、ハンユニスがハマスのガザ南部の拠点だとして攻勢を強めている。イスラエルのネタニヤフ首相は6日、10月の奇襲の首謀者と見なすハマスのガザ地区責任者シンワール氏のハンユニスにある自宅を包囲していると明かした。「見つけるのは時間の問題だ」と述べた。《共同通信》
国連総長、安保理に初の注意喚起
国連のグテレス事務総長は6日、パレスチナ自治区ガザ情勢を「国際平和と安全の維持への脅威」と見なし、注意喚起する書簡を安全保障理事会に送った。国連憲章は、こうした脅威に際して事務総長が安保理に注意を促せると定めている。グテレス氏がこの規定を活用するのは初めて。書簡では停戦に向けた働きかけを各理事国に求めた。
ドゥジャリク事務総長報道官は「事務総長が持つ最も強力な手段だ」としており、グテレス氏の強い危機感が示された。
グテレス氏は書簡で「ガザに安全な場所はない」として、民間人の犠牲の多さや医療体制が機能していないことを指摘した。《共同通信》
【島崎俊郎さん】死去
「アダモちゃん」で人気を集めたタレントの島崎俊郎さんが6日、急性心不全で死去した。68歳だった。
京都府出身。お笑いトリオ「ヒップアップ」を結成し、1980年代にフジテレビ「オレたちひょうきん族」に出演。番組内で生まれた「アダモちゃん」のキャラクターで人気者になった。ほかにも「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」など数多くのバラエティーに出演し、俳優としても活躍した。《読売新聞》
【磯村尚徳さん】死去
NHK「ニュースセンター9時」(NC9)の初代キャスターを務めた磯村尚徳さんが6日、骨髄異形成症候群のため東京都のホスピスで死去した。94歳。東京都出身。
NHKのワシントン支局長や外信部長を経て、1974年にNC9の初代キャスターに就任。「ちょっとキザですが」などと前置きして感想を付け加え、分かりやすくニュースを伝える手法を確立した。
91年にNHKを退職。東京都知事選に出馬したが、現職だった鈴木俊一さんに大差で敗れた。その後、外交評論家として活躍した。97年に完成したパリ日本文化会館の初代館長を2005年まで務めた。《共同通信》