令和1659日目
2023/11/14
【日米韓外相会談】
上川陽子外相は14日(日本時間15日)、ブリンケン米国務長官、韓国の朴振外相と米サンフランシスコで会談した。核・ミサイル開発を加速させる北朝鮮への対応について、日米韓が緊密に協力する方針で一致する見通し。北朝鮮が発射するミサイル情報を3カ国が即時共有するシステムの年内稼働に向けた調整も協議するとみられる。
会談冒頭で上川氏は、北朝鮮を含むインド太平洋地域などの課題に触れ「日米韓の戦略的連携は一層求められている」と強調。「自由で開かれた法の支配に基づく国際秩序の維持・強化のため、共に取り組んでいきたい」と述べた。
会談では、ロシアの侵攻を受けるウクライナ支援を改めて打ち出す方向。ロシアと北朝鮮の軍事協力の動きについても意見交換し、深刻な懸念を表明する見込みだ。
3カ国外相は、覇権主義的な動きを強める中国を念頭に、法の支配の重要性を確認。「自由で開かれたインド太平洋」の実現推進でも一致する見通し。《共同通信》
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【プロ野球】
今年のプロ野球の発展に最も貢献した監督や選手に贈られる「正力松太郎賞」の選考委員会が14日、東京都内で開かれ、阪神を38年ぶりの日本一に導いた岡田彰布監督が初受賞した。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で優勝した日本代表を率いた栗山英樹氏、米大リーグ、エンゼルスで日本選手初の本塁打王に輝いた大谷翔平には特別賞が贈られた。
選考委員会の座長を務めた山本浩二氏は満場一致で選ばれた岡田監督について「四球を重要視したのは最近ではあまりないのではないか。内野手出身の監督として緻密さがあるという印象」と述べた。
賞金は正力松太郎賞が500万円、特別賞が300万円。《共同通信》
◇
プロ野球のFA権行使の申請期間が14日で終了し、有資格者106選手のうち、今季取得した海外FA権で米大リーグ移籍を目指す楽天の松井裕樹投手、国内FA権を持つ西武の山川穂高内野手、広島の西川龍馬外野手、オリックスの山崎福也投手らが手続きを行った。16日から全ての球団との交渉が可能となる。
DeNAの石田健大投手も今季取得した国内FA権を行使した。ロッテの田村龍弘捕手は宣言残留を表明しており、西武の平井克典投手は宣言残留を基本線としている。
日本ハムの加藤貴之投手、ヤクルトの田口麗斗投手らは権利を使わず残留した。海外FA権を持つ巨人の中田翔内野手も申請手続きをしなかった。《共同通信》
【大相撲】
大相撲九州場所3日目(14日・福岡国際センター)3日連続で3大関が安泰だった。2場所連続優勝を狙う貴景勝は宇良を突き出して3連勝。霧島は正代を寄り切り、豊昇龍は小結北勝富士をはたき込んでともに勝ちっ放しとした。
3関脇もそろって白星。大栄翔が高安を押し出し、琴ノ若は明生を大逆手で逆転して3連勝とした。若元春は翔猿を寄り切って白星を先行させた。《共同通信》
【東京株式市場】
14日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は続伸した。2023年9月中間決算で、好業績を確認できた銘柄を中心に買い注文が入った。
終値は前日比110円82銭高の3万2695円93銭。東証株価指数(TOPIX)は8.67ポイント高の2345.29。出来高は約14億2575万株だった。《共同通信》
【細田博之前衆院議長】通夜
79歳で10日に亡くなった前衆院議長細田博之氏の通夜が14日夜、東京・西五反田の桐ケ谷斎場で営まれた。細田氏と同じ自民党派閥出身の森喜朗、小泉純一郎、福田康夫各元首相らが参列。官房長官や党幹事長などを歴任した功績をしのんだ。
細田氏のひつぎを乗せた車は斎場へ向かう際、自民党本部前を通過し、30年以上にわたり活動してきた国会にも立ち寄った。安倍派の塩谷立座長や松野博一官房長官、立憲民主党の泉健太代表らが車に向かって手を合わせた。遺族は通夜のあいさつで「多臓器不全で亡くなった」と明らかにした。
衆院本会議では、額賀福志郎衆院議長が弔詞を朗読した。《共同通信》
【ウクライナ侵攻】
EU外相「100万発の供与困難」
欧州連合(EU)の外相に当たるボレル外交安全保障上級代表は14日、ロシアの侵攻を受けるウクライナに来年3月までに弾薬100万発を供与するというEUの目標について「できないかもしれない」と述べた。ブリュッセルでの国防相理事会後、記者会見した。
供与はまだ3割しか実現しておらず、期限までの目標達成が疑問視されていた。ドイツのピストリウス国防相もボレル氏と同様の見方を示した。
ボレル氏はEU加盟国の軍事協力を推進する欧州防衛庁(EDA)を通じた弾薬の共同発注を進めていると説明。ウクライナに優先的に弾薬を回すよう呼びかけた。 《共同通信》
【イスラエル・パレスチナ情勢】
ガザ南部を再空爆
中東の衛星テレビ、アルジャジーラは14日、パレスチナ自治区ガザ南部ハンユニスで再びイスラエル軍の空爆があり、少なくとも13人が死亡したと伝えた。ガザ北部で地上侵攻を強化する軍は、住民に南部へ避難するよう通告する一方、南部への攻撃も続けている。
イスラム組織ハマスは13日、イスラエル軍の攻撃で9日に死亡したとする人質の女性兵士の映像を通信アプリに投稿した。軍は14日、兵士の死亡を確認したと発表した。原因については触れていない。
ハマス、病院を軍事利用
米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は14日、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスが、シファ病院を含む複数の病院とその地下にあるトンネルを軍事作戦や人質の拘束に利用していることを確認したと明らかにした。「戦争犯罪だ」と記者団に語った。
米国が独自に入手した機密情報に基づいているという。ハマスと過激派「イスラム聖戦」がシファ病院で武器を保管し、イスラエル軍の軍事作戦に対応する準備を進めるなど指揮を執っているとも指摘した。
イスラエル軍による病院への空爆を支持せず、罪のない市民や患者は保護されなければならないと訴えた。《共同通信》
ガザ最大病院、集団埋葬へ
パレスチナ自治区ガザの保健当局は14日、北部ガザ市にある地区最大級のシファ病院敷地で多数の遺体を集団埋葬すると明らかにした。燃料枯渇で安置所が機能していないという。イスラエル軍は同日、イスラム組織ハマスの重要拠点だとする同市のシャティ難民キャンプの掌握を発表。ハマスの司令部が地下にあると主張するシファ病院に近く、包囲網を強めている。
中東メディアによると、シファ病院では電力不足で7人の赤ちゃんを含む三十数人が死亡した。病院には計約180人の遺体がある。保育器の新生児は院内で電力が使える場所に移されたが、危険な状態が続いている。《共同通信》