令和1501日目
2023/06/09
この日のできごと(何の日)
【改正入管難民法】成立
外国人の収容・送還のルールを見直す改正入管難民法が9日、参院本会議で与党などの賛成多数により可決、成立した。入管施設の長期収容解消を目的に、難民申請中の強制送還停止を原則2回に制限する内容で、本国で迫害を受ける恐れがある人を帰してしまうとの懸念が根強い。国会審議で立憲民主党や共産党など野党は反対し、廃案を求めた。
改正案は、不法滞在などで強制退去を命じられても送還を拒む外国人の退去を進めるのが狙い。入管当局は、送還を逃れる意図で難民申請を繰り返すケースが多いとしており、3回目の申請以降は「難民認定すべき相当の理由」を示さなければ送還する。
改正案は、2021年の通常国会にも提出されたが、名古屋出入国在留管理局で同年3月、スリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさん=当時(33)=が死亡した問題を巡って与野党が対立し、その後廃案となった。
立民などの野党は、難民保護を目的とする対案を参院に提出。立民は採決阻止のため委員長解任決議案と斎藤健法相の問責決議案を出したが、いずれも否決された。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【日本将棋連盟】新会長に羽生善治九段
日本将棋連盟は9日、東京都内で棋士総会と理事会を開き、今期限りで退任した佐藤康光会長(53)の後任に史上初の全七冠制覇を達成した羽生善治九段(52)を選んだ。任期は2年。羽生九段は理事の経験がなく、連盟トップに就任した。
棋士総会では当選した理事を承認。その後、理事同士の話し合いにより、羽生九段が新会長に就くことが決まった。
記者会見で羽生新会長は「将棋界へ貢献したいと思い、3月末に(理事立候補を)決断した。諸先輩の方々が必死の思いで紡いできた伝統を、次の世代にいい形でつなげられるよう力を尽くす」と話した。《共同通信》
【プロ野球交流戦・9日】
ソ5―1巨
ソフトバンクの和田は伸びのある直球がさえ、六回途中4安打1失点で5勝目を挙げた。甲斐が二回の先制4号3ランを含む、3安打4打点と打線をけん引した。巨人は横川が五回途中3失点で4敗目。チームの連勝は2で止まった。
西2―1ヤ
西武の隅田は球数を要しながらも粘り強く投げ、5回を5安打1失点。継投も決まり、4月19日以来の2勝目を手にした。打線は0―1の二回に長谷川が同点のソロ本塁打で、源田が勝ち越し打。ヤクルトは打線が低調で3連敗。
日4―0神
日本ハムが連敗を3で止めた。先発の鈴木は6回無失点でリーグトップに並ぶ6勝目。打線は二回に伏見の2点打で先制し、三回はマルティネスの適時二塁打、四回には江越のソロで加点した。阪神は打線が振るわず5度目の零敗。
オ2―4D
DeNAが逆転勝ち。1―2の六回に牧の適時打に失策が絡んで3点を挙げた。バウアーは7回5安打2失点の力投で3勝目。山崎が15セーブ目。オリックスは3連敗。山下が6回4失点(自責点2)でプロ初黒星を喫した。
楽5―4中
楽天が競り勝った。3―3の六回に太田のスクイズで勝ち越し、七回は岡島の適時二塁打で加点した。2番手で好救援した新人渡辺翔がプロ初勝利を挙げ、松井裕が3年連続2桁到達となる10セーブ目。中日は小笠原が5失点と崩れた。
ロ2―3広
広島が4連勝。床田は制球良く8回4安打1失点で、5勝目を挙げた。矢崎が8セーブ目。打線は三回2死から西川、秋山の連続適時打で2点を先取し、2―1の七回にも西川が適時打を放った。ロッテの西野は3失点で2敗目。《共同通信》
【東京株式市場】
9日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は3日ぶりに反発した。前日までの2日で900円近く値下がりしたため、割安感が出た銘柄を買う動きが広がった。8日の米国株式相場が上昇したことも投資家心理を支えた。
終値は前日比623円90銭高の3万2265円17銭。東証株価指数(TOPIX)は32.82ポイント高の2224.32。出来高は約15億2746万株だった。《共同通信》
【自民党・世耕弘成参院幹事長】記者のやじ「言語道断」
自民党の世耕弘成参院幹事長は9日の記者会見で、8日の参院法務委員会で入管難民法改正案が採決された際、記者がやじを飛ばしたとして問題視されていることについて「取材と称して入室した人が議事妨害に当たるような大声を出すのは言語道断だ」と批判。これに先立つ党会合では「ジャーナリストではなく活動家だ。記者証を取り上げる必要があるのではないか」と発言した。出席者が明らかにした。
世耕氏は会見で「一般論として記者証は大変な特権だ。守るべきルールを守っていない人には適切に対処するべきだ」と強調。記者証没収に言及した真意を問われたが、公開されていない会合だとして「コメントしない」とした。《共同通信》
【立憲民主党・松原仁元拉致問題担当相】離党
立憲民主党の松原仁元拉致問題担当相は9日、離党届を提出した。自身のツイッターで明らかにした。午後に記者会見し、経緯などを説明する。次期衆院選について「党の決定にかかわらず東京26区から立候補したい」と主張していたことから、出馬表明とみられる。
松原氏は東京都議を経て、2000年衆院選で初当選し当選8回。野田内閣で拉致問題担当相を務めた。《共同通信》
【立憲民主党・泉健太代表】維新の国会対応を批判
立憲民主党の泉健太代表は9日の記者会見で、21日に会期末を迎える終盤国会の対応方針を巡り、日本維新の会を批判した。岸田内閣不信任決議案を提出しないと主張している点に触れ「自民党との近さのアピールが目立つ、大変がっかりな姿勢だ。戦うことを忘れた御用野党の本領をまた発揮している」と述べた。
立民、維新両党はともに防衛費増額の財源確保特別措置法案に反対している。泉氏は「法案に本気で反対ならば、不信任案提出はあり得るはずだ」とも語った。ただ立民が不信任案を提出するかどうかについては「国会最終盤の動きを最後の最後まで見極めて対応したい」と述べるにとどめた。《共同通信》
【岸田文雄首相】ウクライナ・ゼレンスキー大統領と電話会談
岸田文雄首相は9日、ウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談した。ウクライナ大統領府によると、首相は、来年初めに日本でウクライナの復興に関する会議を開く用意があると伝えた。ウクライナ南部ヘルソン州で起きた巨大ダム決壊で生じた洪水被害を受け、500万ドル(約6億9700万円)規模の緊急人道支援を実施すると表明した。
ウクライナ側の発表では、両氏はゼレンスキー氏がロシアの侵攻から500日に当たる7月に開催を呼びかけている「和平サミット」の準備状況を巡り意見交換。ゼレンスキー氏が提唱する10項目の和平案についても協議した。日本による地雷除去協力についても話し合ったという。
日本外務省によると、首相はダム決壊に関し、お見舞いと連帯の気持ちを改めて伝達。ロシアの侵略により民間施設に被害が出ているのは「断じて正当化できない」と強く非難した。
ゼレンスキー氏からは、ロシアからミサイルや無人機(ドローン)で激しい攻撃が連日続いているとの戦況に関する説明があった。《共同通信》
【英・ジョンソン元首相】議員辞職
ジョンソン元英首相は9日、下院議員を辞職した。英メディアが報じた。新型コロナウイルス対策下でのパーティー問題を巡り、虚偽答弁疑惑で下院が調査していたが、抗議の姿勢を示した。調査の結果次第では議会から追放処分を受ける恐れがあった。ジョンソン氏は辞職声明で「議会を離れるのは悲しい。少なくとも今は」と表明、将来的な政界復帰には含みを残した。
ジョンソン氏は英国で新型コロナ対策の行動規制が課される中、首相官邸でパーティーを開催したことなどが引き金となり、昨年9月に首相を辞任した。他人との間隔を十分に維持できていなかったことは認めているが、故意による規制違反は否定。パーティーについては「必要不可欠な職務上の会合」と主張していた。
調査委員会は、パーティーに参加したにもかかわらず規制を順守していたとのジョンソン氏の主張が議会を欺いたことに当たるかどうか調べていた。《共同通信》
【ウクライナ侵攻】
プーチン氏「反抗撃退」
ロシアのプーチン大統領は9日、ウクライナ軍の大規模な反転攻勢が「間違いなく始まった」と指摘した。ロシア側の応戦によりウクライナ側は「どの戦線でも目標を達成できていない」と強調し、撃退に自信を見せた。ウクライナが予備兵力を投入しているとの見方を示し、反攻が続くとみて兵器増産を急ぐと表明した。訪問先の南部ソチで国営テレビに語った。
プーチン氏は、激しい戦闘が既に5日間続き、特に最近2日間は一層激化していると指摘。攻勢をかけるウクライナ側に、ロシア側の3倍を上回る「著しい損失」を与えたと主張した。こうした「悲劇」を招いた原因はゼレンスキー政権にあると批判。ウクライナ軍が攻撃能力を依然保持していると警戒感も示した。
ロシアでは「軍産複合体が急速に発展している。防衛部門の全ての課題達成に向け、最新兵器の集中的な増産が進んでいる」と強調した。ショイグ国防相らは、頻繁に軍需工場を視察して発破をかけている。
ウクライナ軍は領土奪還に向け、東部ドネツク州や南部ザポロジエ州の各方面で進軍を図っている。《共同通信》
【MLB】
米大リーグは9日、各地で行われ、パドレスのダルビッシュは敵地デンバーでのロッキーズ戦に先発し、5回1/3を5安打4失点で5勝目(4敗)を挙げ、メジャー通算100勝(79敗)を達成した。日本選手では123勝の野茂英雄に次いで2人目。試合は9―6だった。
エンゼルスの大谷はマリナーズ戦に「2番・投手兼指名打者」で先発し5回を投げ、3安打3失点で勝敗は付かなかった。打者では17号2ランを放つなど、4打数3安打2打点。チームは5―4で勝ち、5連勝とした。
ツインズ戦に先発したブルージェイズの菊池は5回4安打2失点。勝敗は付かず、チームは延長十回、2―3で負けた。
カブスの鈴木は「3番・右翼」のジャイアンツ戦で3打数3安打。チームは3―2で勝ち、連敗を4で止めた。レッドソックスの吉田は3―2で勝ったヤンキース戦に「2番・左翼」で出場し、4打数無安打だった。《共同通信》