令和1294日目

2022/11/14

この日のできごと(何の日)

【米中首脳会談】

米国のバイデン大統領と中国の習近平国家主席は14日、インドネシア・バリ島で会談した。過度の緊張や衝突を避けるために首脳や閣僚間の対話を継続することで一致したが、台湾問題など両国の対立点は平行線に終わった。

バイデン政権発足以降、両氏による対面での会談は初めて。両首脳はこれまで、電話やオンライン形式で計5回会談してきた。今回は15日開幕の主要20か国・地域(G20)首脳会議に合わせ、対面会談が実現した。

会談は習氏の宿泊するホテルで約3時間行われた。バイデン氏は冒頭、「米中両国の指導者として、互いの相違点を管理し、競争が衝突に近いものにならないようにしなければならない」と呼びかけた。

習氏は、「二つの大国の指導者として両国関係を正しい発展の方向に進め、関係を向上させていかなければならない」と応じた。「共に両国関係を健全で安定した発展軌道に戻す努力をしたい」とも語った。

米ホワイトハウスの発表によると、バイデン氏は米中関係について、「競争を衝突に変えるべきではない」とし、「責任を持って競争を管理し、意思疎通の手段を維持しなければいけない」と強調した。台湾については、「我々の『一つの中国』政策は変わっていない」とした上で、「いかなる現状変更にも反対する」と述べた。中国の台湾への威圧についても反対を表明した。

中国側発表によると、習氏は米中関係について、「過去も現在も相違があり、今後も存在するが、関係発展の障害としてはならない」と語った。一方で、「中国には中国式民主があり、各国の国情に合わせるべきだ」と述べ、米欧の民主主義的価値観を受け入れない姿勢を明確にした。

台湾問題については「中国の核心的利益中の核心だ」と強調し、「中米関係の越えてはならないレッドラインだ」とも述べ、絶対に譲歩しない姿勢を強調した。

米側によると、両首脳は「核戦争を起こしてはならないし、勝利することはできない」との認識を示し、「ウクライナでの核兵器の使用や威嚇への反対」で一致した。北朝鮮の核・ミサイル開発への対応、通商政策、気候変動対策などについても協議した。ブリンケン国務長官の訪中でも合意した。

バイデン氏は会談後に記者会見し、「我々の意図や優先する課題についてオープンで率直な会話ができた」と振り返った。中国との関係について「衝突は求めていない。新冷戦は必要ない」とし、閣僚級対話の実施で習氏と合意したことも明らかにした。《読売新聞》

バイデン米大統領は14日、中国の習近平国家主席との会談で、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮に自制を促すべきだと訴えた。北朝鮮が7回目の核実験を強行した場合には日米韓3カ国を「防衛するための措置を取る」として、米軍の前方展開を警告した。インドネシア・バリ島での会談後の記者会見で明らかにした。

中国が接近を嫌う米軍の展開をちらつかせることで、北朝鮮への働きかけを強めるよう中国に圧力をかける狙いとみられる。バイデン氏は北朝鮮の「挑発的な行動」に対する懸念も表明したが、中国側は北朝鮮に関する協議内容について明らかにしなかった。《共同通信》

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【石川県】震度4

14日午後10時28分ごろ、石川県で震度4の地震があった。気象庁によると、震源地は同県能登地方で震源の深さは約10キロ。地震の規模はマグニチュード(M)4.2と推定される。この地震による津波の心配はない。石川県によると、人的被害は確認されていない。

各地の震度は次の通り。

震度4=珠洲正院(石川)▽震度2=輪島、能登松波(石川)▽震度1=上越、上越木田、上越名立(新潟)氷見、舟橋(富山)七尾、七尾袖ケ江、穴水(石川)

【福島県、茨城県】震度4

14日午後5時9分ごろ、福島、茨城両県で震度4の地震があった。気象庁によると、震源地は三重県南東沖で、震源の深さは約350キロ。地震の規模はマグニチュード(M)6.1と推定される。この地震による津波の心配はない。

JR東海によると、地震の影響で東海道新幹線が新富士―名古屋間で一時運転を見合わせた。

各地の震度は次の通り。

震度4=双葉、浪江(福島)つくばみらい福田(茨城)▽震度3=岩沼、丸森町役場(宮城)小名浜、大熊(福島)水戸内原、東海村(茨城)宇都宮、高根沢(栃木)板倉(群馬)熊谷大里(埼玉)千葉花見川(千葉)大手町(東京)中区山吹(神奈川)など《共同通信》

【大相撲】

大相撲九州場所2日目(14日・福岡国際センター)大関陣は貴景勝が琴ノ若を押し出し、2連勝とした。かど番の正代は高安を寄り切り、初白星をマークした。

3関脇は10勝すれば大関に復帰できる御嶽海が逸ノ城を押し出し、2連勝と好発進した。豊昇龍は先場所覇者の小結玉鷲を引っ掛けで退けて2連勝。玉鷲は2連敗。若隆景は小結霧馬山を寄り切って初勝利。霧馬山は1勝1敗となった。

他の2小結は翔猿が2連勝、大栄翔が初勝利を挙げた。《共同通信》

【プロ野球】

プロ野球の守備のベストナインを選ぶ三井ゴールデングラブ賞が14日に発表され、広島の菊池涼介二塁手が10年連続10度目の受賞を果たし、ヤクルトの宮本慎也ら4人に並び、セ・リーグ最多となった。10年連続は広島の山本浩二に並ぶセの最多連続受賞。

巨人の中田翔一塁手は阪神の城島健司以来、史上9人目のセ、パ両リーグでの受賞となった。広島の森下暢仁投手、ヤクルトの長岡秀樹遊撃手と塩見泰隆外野手、中日の岡林勇希外野手、ロッテの高部瑛斗外野手とオリックスの福田周平外野手が初受賞した。

ヤクルトの中村悠平捕手は2年連続3度目、巨人の岡本和真三塁手と阪神の近本光司外野手は2年連続2度目の受賞。オリックスの山本由伸投手と宗佑磨三塁手はそろって2年連続2度目、ソフトバンクの甲斐拓也捕手は6年連続6度目、西武の源田壮亮遊撃手は5年連続5度目、ソフトバンクの中村晃一塁手は3年連続3度目の選出。西武の外崎修汰二塁手は2年ぶり2度目、楽天の辰己涼介外野手は2年連続2度目の受賞となった。

プロ野球ヤクルトの村上宗隆内野手(22)が14日、東京都内の日本記者クラブで記者会見し、近い将来に米大リーグへ挑戦したい意向を示した。大リーグを目指す考えを問われ「もちろん挑戦したい思いはある。何歳になるかは分からないが、まだ若いので早ければ早いほどいい。球団との話し合いになるが、行けるのであれば早く行きたい」と語った。

プロ5年目の今季は王貞治(巨人)の55本塁打を超える日本選手シーズン最多の56号を放ち、史上最年少で三冠王に輝いた。メジャーへの思いについて「もちろん入団した時から挑戦できる権利が得られたらやりたいなという思いはあった」と話した。《共同通信》

【J2】

Jリーグは14日、今季新設したJ2表彰を行い、26ゴールで得点王に輝き、横浜FCでJ1昇格に貢献したFW小川航基(25)が最優秀選手賞(MVP)に選ばれた。

ベストイレブンには、優勝した新潟からGK小島亨介(25)やDF舞行龍ジェームズ(34)、MF伊藤涼太郎(24)ら6人が入った。2位の横浜FCからは小川のほかにMF長谷川竜也(28)、3位の岡山からはDFバイス(33)が選出された。4位熊本のFW高橋利樹(24)、MF河原創(24)も名を連ねた。

最優秀ゴール賞は、5月の新潟戦で約35m超の揺れて落ちるFKを決めた町田のMF山口一真(26)が受賞。《共同通信》

【東京地裁・高裁】庁舎に爆破予告

東京高裁は14日、東京地裁や高裁が入る東京・霞が関の庁舎に爆破予告があったとして、同日正午から午後2時まで、外部からの立ち入りを禁止すると明らかにした。午後1時〜午後2時29分に予定されている全ての期日を取り消した。時間を遅らせるか、後日にするかは各裁判部が判断する。高裁が午後1時半に予定していた1票の格差訴訟を巡る判決は午後3時半に変更となった。

警視庁丸の内署が威力業務妨害の疑いも視野に調べている。

高裁によると、建物内にいた一般の来庁者には職員が声をかけ、外に出てもらうなどの対応を取った。《共同通信》

【東京株式市場】

週明け14日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は大幅反落した。終値は前週末比300円10銭安の2万7963円47銭で、2営業日ぶりに節目の2万8000円を割った。前週末11日に大幅上昇した反動から利益を確定させるための売りが優勢で、決算発表で業績が振るわなかった銘柄の下落が目立った。

東証株価指数(TOPIX)は20.86ポイント安の1956.90。出来高は約14億6000万株だった。

11日に800円超上昇したため、反動の売りが出た。決算発表の内容が失望されたソフトバンクグループが13%近く急落し、相場を押し下げた。半導体関連銘柄などは買われた。《共同通信》

【COVID-19】

国内で14日、新たに3万6578人の新型コロナウイルス感染者が確認された。1週間前と比べて5800人余り増えた。都道府県別では北海道4161人、東京4025人、神奈川2984人など。死者は北海道18人、長野10人など計85人の報告があった。

厚生労働省によると、全国の重症者は前日より3人増えて235人となった。福井と島根が過去に公表した感染者数を修正した。《共同通信》

【共産党・小池晃書記局長】同僚にパワハラ

共産党の小池晃書記局長は14日までに、政策委員長も務める田村智子副委員長を不当に叱責したとして謝罪した。自身のツイッターで「5日の日本共産党地方議員・候補者会議の報告で、私が議員名を間違えたにも関わらず、司会の田村智子副委員長に、間違ってないと叱責し、威圧的な言動をとったことを深く反省しています。田村さんには会議後に謝罪しました」と明らかにした。

小池氏は「ハラスメント根絶をめざす党の一員として、今後たえず自己改革に努めます」ともつづった。

ツイッターで共産党の田村智子政策委員長への不当な叱責を謝罪した同党の小池晃書記局長は14日の記者会見で、同日の党常任幹部会で自己批判を行い、同日付で「警告処分」を下されたと明らかにした。「大変まずい対応だったことは深く反省したい」と述べた。一方、「当然の処分と受け入れて、全力で職務にあたっていきたい」と辞任は否定した。

小池氏は会見で、「パワーハラスメントそのものだった。私自身の品性の上での弱点があらわれたものだと自己総括している。再び繰り返さないためには、深刻な反省と自己改革が必要だと肝に銘じているところだ」と強調した。

「弱点」については、「直ちに強く反応してしまうような、よく考慮せずに、相手に対するリスペクトというか、そういった態度に問題があったのではないか、欠落しているのではないか、というふうに言われても仕方のない対応だったという意味で申し上げた」と説明した。

小池氏は5日の党会合で、地方議員名を間違えたにも関わらず、それを指摘した司会の田村氏に対して「間違っていない」と威圧的な言動をとった。

謝罪表明が遅れたことに関しては「自らただすことができなかった。批判が寄せられた結果、パワハラという認識に至った。そこまで時間がかかってしまったということも反省点として申し上げたい」と語った。

「共産党の体質が出たのでは」という指摘については「ひとえに私自身の重大な弱点があらわれた問題だと申し上げたのはそういうことでもある」と全面否定。共産関係者からも批判の声があがった点には「わが党は『ハラスメント根絶』を掲げている政党だ。党員の中からも批判の声が出るのは当然だ。党の中心で役割を担っている私のような者が、この問題を曖昧にしてはいけないと思っている」と述べた。《産経新聞》

【トルコ】爆弾テロ容疑で40人超拘束

トルコ・イスタンブール中心部で起きた爆発について、警察当局は14日、現場に爆弾を置いて逃走したシリア国籍の女を含め、40人以上を拘束したと発表した。女は非合法武装組織クルド労働者党(PKK)、または関連するシリアのクルド人勢力からテロ実行を指示されたと自白したという。ソイル内相は「テロ組織の犯行だ」と断定した。

エルドアン大統領は安定を優先してテロ掃討作戦を強行し、国民の支持を得てきた。観光地イスティクラル通りで起きた今回の爆発は政権にとって打撃となりかねない。来年6月の大統領選を見据え、対テロ強硬路線を加速する可能性がある。《共同通信》

【ウクライナ侵攻】

大統領、州都ヘルソン入り

ウクライナのゼレンスキー大統領は14日、奪還したヘルソン州の州都ヘルソンを訪問した。中心部で国旗を掲揚し、ウクライナ軍部隊を激励。AP通信によると、奪還は「戦争の終わりの始まりだ」と述べた。一方、東部ドネツク州の戦況を12日に「地獄」と表現。引き続き激しい戦闘が続いているとしている。

ウクライナ軍のザルジニー総司令官は14日、9月に始まったヘルソン解放作戦は「成功裏に終わった」と通信アプリで発表した。《共同通信》

国連総会、ロに賠償求める決議採択

国連総会は14日、ウクライナ侵攻に関する緊急特別会合を再開し、侵攻による損害の賠償をロシアに要求する決議案を賛成多数で採択した。欧米や日本が共同提案して94カ国が賛成、ロシアや中国など14カ国が反対し、73カ国が棄権した。

決議は、ロシアが国連憲章や国際人道法に違反した行為によってウクライナに与えた人的損害などに対し、賠償を含む法的責任を負うと指摘。被害を記録し「賠償を管理する国際的な仕組み」を構築するよう求めた。《共同通信》



11月14日 その日のできごと(何の日)