令和1249日目
2022/09/30
この日のできごと(何の日)
【れいわ新選組】宜野湾市議の投資勧誘トラブル「処分せず」
れいわ新選組公認の宜野湾市議、プリティ宮城ちえ氏(63)が、金融商品取引法違反事件で有罪判決を受けたグループの金融商品への出資を巡り知人女性とトラブルになっている件で、同党の山本太郎代表、大石晃子衆院議員が30日、国会内で会見した。山本氏は女性が問題視している宮城氏からの投資への勧誘を認めた上で、宮城氏に300万円の損失があり、「違法性の認識がなかった」などとして「除籍にはしない」との考えを示した。
山本氏によると、大石氏らが30日までに宮城氏本人から電話やオンラインで聞き取り調査を実施。宮城氏が事件になった金融商品の投資に関わり、教師として勤務していた頃の生徒だった女性に投資を薦めていた事実を確認したという。
山本氏は、宮城氏自身が300万円の損失を被った「被害者」の立場で、「(投資に)違法性があるとは知らなかった」と指摘。市議当選前の「私人であった時の案件」である点や、犯罪行為への関与がないと確認したことを考慮し、党としての処分は行わない方針だとした。
一方で、「(宮城氏が)詐欺ということを知らずに特殊案件に飛び込んでしまったのは残念な思い。(女性に)声をかけてしまったことは胸が痛い」とし、「道義的責任が問われる」との認識も示した。女性側が、宮城氏への訴訟提起を示唆している点を考慮し、「新たな事実が出たら新たな対応があるとは考えられる。厄介払いとして切ることはない」とし、今後の推移を見守る方針を明らかにした。
記者団から、宮城氏を公認した党代表としての考えを問われ、同種の金融商品などへの投資が広がっている点を、「コロナ禍などで疲弊した現下の社会情勢下で、地盤沈下した人の最後の命綱になっている」と警戒視。生活への不安から危うい投資に手を出す人が後を絶たない現状を指摘した上で、「政治のありかたを改めていきたい」と述べた。《琉球新報》
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【小関孝徳さん死亡ひき逃げ事件】発生から13年
平成21年に、小学4年の小関孝徳(たかのり)さん=当時(10)=が2台の車にひかれて亡くなった死亡ひき逃げ事件から13年となった30日、埼玉県警交通捜査課と熊谷署は、同県熊谷市の八木橋百貨店前で事件解決に向け、通行人らに情報提供を呼び掛けた。
孝徳さんは21年9月30日午後6時50分ごろ、帰宅途中の熊谷市本石の市道で、後方から近づいてきた車にひかれて倒れていたところ、2台目の車にさらにはねられたとされる。
街頭活動は午後4時から約1時間実施。車のドライバーを中心に情報提供を求めるチラシや啓発品などを配布した。交通捜査課と熊谷署の捜査員約20人が参加し、孝徳さんの母(54)も駆け付けた。
熊谷署の亀屋信正交通課長は「一日も早く犯人を検挙するため、些細(ささい)な情報でも寄せてほしい」と話した。情報提供は熊谷署(048・526・0110)まで。《産経新聞》
【プロ野球・30日】
今季限りで現役を引退するヤクルトの坂口智隆外野手(38)が30日、神宮球場で記者会見を行い「苦しくても野球が好き、という気持ちはなくならなかった。死ぬまで野球と関わっていたい」と言葉をかみしめた。球団は10月3日のDeNA戦(神宮)で内川聖一内野手、嶋基宏捕手とともに、引退セレモニーを実施すると発表した。
坂口は2004年限りで消滅した近鉄でプレーした最後の現役選手で「1年でも長く(近鉄の)名前が表に出るようにと頑張ってきた」と語った。兵庫・神戸国際大付高から03年に近鉄に入団。05年から近鉄と合併したオリックスでプレーし、16年ヤクルトに移籍した。
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西武の十亀剣投手(34)が30日、埼玉県所沢市の球団事務所で記者会見し現役引退を発表した。「戦力になれないと感じてしまった。今年は(1軍で)投手陣が頑張っていたので、そこの輪に入ることができず悔しいシーズンだった」とすっきりした表情で語った。10月2日の日本ハムとのレギュラーシーズン最終戦で最後のマウンドに立つ。
愛知・愛工大名電高から日大、JR東日本を経て2012年にドラフト1位で入団。プロ11年間の通算成績は258試合で53勝50敗3セーブ、防御率3.99。入団時の監督だった渡辺久信ゼネラルマネジャーは「うちで現役を終われて良かったと思う」と話した。
◇
オ4―3ロ
オリックスは3―3の九回2死三塁で福田がセーフティーバントを決め、サヨナラ勝ちした。宗が3安打1打点2得点と打線を引っ張った。ロッテは七回に山本、九回は平野佳を攻めて2度追い付いたが勝ち越せず、5位が確定した。
楽1―5ソ
ソフトバンクの和田は5回2安打1失点で今季7勝目、日本通算150勝目を挙げた。四回に柳田の適時二塁打、中村晃の適時打などで3点を先行。六回はデスパイネのソロ、柳町のスクイズで加点した。楽天は勝率5割を切った。
広1―5ヤ
ヤクルトが快勝した。三回にキブレハンの5号3ランで先制し、六回にオスナの20号2ランで加点した。新人の山下は7回2/3を投げ5安打無失点でプロ初勝利を挙げた。広島は九里が3回3失点と踏ん張れず、3連敗で5位が確定した。
D1―6中
中日は1―1の六回に高橋周の適時打で勝ち越し、八回はビシエド、九回は加藤翔の2点打で突き放した。小笠原は7回を1失点、9奪三振の好投で自身初の10勝目を挙げた。DeNAは先制後、好機を生かせず追加点を奪えなかった。《共同通信》
【東京株式市場】
30日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は大幅反落し、終値は前日比484円84銭安の2万5937円21銭と約3カ月ぶりの安値で取引を終えた。4月からの上半期が終わる9月末時点の株価としては、前年9月末から3515円安い水準となり、リーマン・ショック発生直後の2008年9月末(前年比5525円安)以来の値下がりとなった。
東証株価指数(TOPIX)は32.86ポイント安の1835.94。出来高は約15億2000万株だった。
世界的な景気後退懸念が株価の重しとなった。《共同通信》
【COVID-19】
国内で30日、新たに3万5975人の新型コロナウイルス感染者が報告された。1週間前より約2万7千人少なかった。内訳は、東京4558人、大阪2626人、神奈川2368人など。死者は埼玉11人、東京10人、大阪9人など計100人だった。
厚生労働省によると、重症者は前日から10人減り178人だった。
東京や鳥取などで過去に公表した感染者の取り下げがあった。また東京でこれまで未計上だった156人の追加があった。 《共同通信》
【岸田文雄首相】3本柱の対策指示
岸田文雄首相は30日の閣議で、総合経済対策の策定を関係閣僚に指示した。「物価高・円安への対応」「構造的な賃上げ」「成長のための投資と改革」の三つを柱に具体策を検討。電気料金高騰による家計や企業への負担を軽減するため、激変緩和制度を創設する。岸田首相は閣議で、新型コロナウイルス禍やロシアのウクライナ侵攻、物価高騰などの課題を挙げ「あらゆる政策を総動員し、戦後最大級の難局に対峙していく」と述べた。
今回の対策は、食品やエネルギーで続く物価上昇の悪影響を和らげるとともに、岸田政権の看板政策「新しい資本主義」の関連施策を推進するのが狙い。《共同通信》
【イラン】デモの死者、50人超に
イランで髪を隠すスカーフのかぶり方が不適切だとして拘束された女性が急死したことに対する抗議デモを巡り、国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは9月30日、治安当局による「弾圧」で少なくとも市民52人が死亡し、数百人がけがをしたと発表した。多くが当局の実弾射撃で殺害され、実際の死者数ははるかに多いとみられるという。 国営メディアはこれまでにデモ参加者や治安当局者を含む計41人が死亡したと伝えている。アムネスティは死者数を目撃証言と写真・映像の証拠に基づいて確認したとしている。《共同通信》
【ウクライナ侵攻】
ロシア・プーチン大統領、ウクライナ「4州併合」を宣言
ロシアのプーチン大統領は30日、大統領府で演説し、ウクライナ東部のドネツク州とルガンスク州、南部のヘルソン州とザポロジエ州をロシアに併合する「条約」に調印すると宣言した。露軍が占領した地域を「ロシア領土」として既成事実化し、ウクライナに奪還を断念させようとの思惑がある。
ロシアによるウクライナ領の併合は2014年の南部クリミア半島に続き2回目。米欧諸国は併合を認めず、追加対露制裁を発動する方針。ロシアと米欧の対立がさらに先鋭化するとみられる。
「条約」は調印された後、露憲法裁での審査や上下両院での批准承認手続きなどを経て、10月初旬にも「発効」する見通し。
プーチン氏は調印に先立つ29日、ヘルソン州とザポロジエ州を「独立国家」として承認する大統領令に署名した。露国内法は、新たな領土の併合には「他国からの要請」が必要と規定している。ロシアが4州を併合するには、2月に「独立国家」と認めた東部2州と同様、南部2州も承認する必要があった。
ロシアは4州で23〜27日、ロシアへの編入の是非を問う「住民投票」を強行。結果は賛成多数だったと主張し、併合の正当化を図っている。
一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は29日のビデオ声明で、ロシアがもたらす死と破壊をとめる「唯一の方法は解放だ」とし、反攻を続ける意思を表明した。30日に国家安全保障防衛会議の緊急会合を開催し、対露方針を改めて明確化する。
バイデン米大統領も29日、ロシアの4州併合について「決して認めない」と表明。「住民投票」についても「完全なでっち上げ」と非難した。《産経新聞》
◇
ロシアのプーチン大統領は30日の演説で「米国はいまだにドイツや日本、韓国を事実上占領している。指導者たちが監視されていることを全世界が知っている」と述べ、同盟関係が対等でないと批判した。
プーチン氏は、これらの国の指導者が米国に対し「奴隷のように沈黙し、不満もこぼさずに野蛮な行為を受け入れている」と指摘。そうした振る舞いは「恥ずべきだ」と断じた。
また「米国は2度にわたり核兵器を使った世界で唯一の国で、日本の広島や長崎を破壊した」とも述べ、核兵器使用の「先例」をつくったと批判した。《共同通信》
ウクライナ全領土奪還へ攻勢継続
ウクライナのゼレンスキー大統領は9月30日、東南部4州の併合を宣言したロシアのプーチン大統領に反発し、北大西洋条約機構(NATO)加盟を正式申請すると表明した。核抑止力の後ろ盾への期待があるが、NATOは加盟には全加盟国の承認が必要だとして留保を付けた。ウクライナ軍は全領土奪還を目指して攻勢を継続。ウクライナの命運は米欧の軍事支援が鍵を握る。
プーチン氏は併合を宣言した30日の演説で「自らの土地をあらゆる手段で守る」と強調した。直接の言及は避けたものの、併合地域への攻撃には核兵器で反撃する可能性をあらためて示した形だ。《共同通信》
【MLB】
米大リーグは9月30日、各地で行われ、パドレスのダルビッシュはサンディエゴでのホワイトソックス戦に先発し、6回8安打3失点で自己最多の17勝目はならず、8敗目を喫した。試合は1―3だった。
レンジャーズ戦に「3番・指名打者」でフル出場したエンゼルスの大谷は4打数2安打で、メジャー自己最長の15試合連続安打とした。チームは4―1で勝ち、5連勝。
ブルージェイズの菊池はレッドソックス戦で七回から登板、3回無失点でメジャー初セーブ。試合は9―0で勝った。レッズ戦に「2番・右翼」で出場したカブスの鈴木は4打数1安打で、チームは6―1で5連勝。《共同通信》
【六代目三遊亭円楽さん】死去
テレビ番組「笑点」などで活躍した落語家、三遊亭円楽さんが9月30日、肺がんのため死去した。72歳だった。
昭和25年、東京都出身。青山学院大在学中の45年、五代目三遊亭円楽さんの目にとまって入門し、楽太郎を名乗る。52年、日本テレビ系演芸番組「笑点」の大喜利レギュラーメンバーに選ばれ、54年に放送演芸大賞最優秀ホープ賞を受賞。56年、真打ちに昇進した。
誰にでも分かりやすい現代風な落語を得意とし、「笑点」では社会風刺ネタなどで客席をわかせた。平成22年、六代目三遊亭円楽を襲名。「博多天神落語まつり」や「江戸東京落語まつり」のプロデュースを手がけるなど多彩に活躍した。
30年に肺がん、令和元年には脳腫瘍をそれぞれ発症し入院。今年1月には脳梗塞で入院したが、5月に退院し、8月11日に東京・国立演芸場の「8月中席」で高座に復帰。入院中のエピソードなどを毒舌を交えて紹介し、古典落語「猫の皿」を披露していた。
同30日には独演会が予定されていたが、「軽度の肺炎」で入院したため中止とすることが3日前に事務所から発表され、体調回復に努めていた。《産経新聞》