令和1235日目

2022/09/16

この日のできごと(何の日)

【ウクライナ侵攻】

民間人445遺体、拷問も

ウクライナ当局は16日、東部ハリコフ州イジュムで見つかった集団埋葬地を共同通信を含む報道陣に公開した。検察当局は記者団に少なくとも民間人445人が埋められているとし、一部の遺体には拷問の痕跡があったと述べた。同州警察幹部は英スカイニューズ・テレビに奪還地域で見つかった埋葬地としては「最大規模」とみられるとした。

同幹部は「射殺やロシア軍による砲撃、地雷により亡くなった人がいる」と指摘。全ての遺体を検視し、司法解剖するなどロシアによる戦争犯罪の実態解明に向け、本格的な捜査に乗り出す考えを表明した。

ウクライナ司法当局は16日、ロシア軍から奪還した東部ハリコフ州イジュムで見つかった集団埋葬地で遺体の発掘調査を始めたが、国家警察のクリメンコ長官は16日、検視で遺体の損傷状況を確認し、死因を特定するには数週間はかかると指摘した。ゼレンスキー大統領によると、国連も現地調査団の派遣を準備している。

同州検察庁のフィルチャコフ長官はイジュムで記者団に対し、16日に計50遺体を掘り起こす計画だと説明した。市民445人と軍人17人の墓を確認したとしており、発掘に1週間はかかる見通しという。埋葬者数がさらに増える可能性も指摘されている。《共同通信》

ゼレンスキー氏「世界はこれを見よ」

ウクライナのゼレンスキー大統領は16日、ロシア軍から奪還した東部ハリコフ州イジュムで見つかった集団埋葬地から遺体を搬出する作業の写真を交流サイト(SNS)上に公開した。遺体はミサイル攻撃の犠牲者や子供、戦死した兵士らで、拷問の痕跡も見つかっているとし、「世界はこれを見るべきだ。ロシアが残すのは死と苦しみだけだ」と訴えた。

ゼレンスキー氏は同日のビデオ声明でも、4月上旬に露軍による民間人虐殺が発覚した首都キーウ(キエフ)近郊ブチャと「同じことをロシアは繰り返した」と非難した。

集団埋葬地は15日に見つかった。ウクライナ警察当局などによると、これまでに445人の遺体が確認され、大半が民間人という。耳を切り落とされたり、銃で撃たれたりした遺体、手を縛られた兵士の遺体などもあった。ウクライナは露軍による民間人殺害や兵士虐待などの戦争犯罪があったとみて捜査を開始した。

米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は16日の記者会見で「ロシアが続けてきた邪悪な行為と一致している」と述べ、ロシアを非難。「米国は、露軍が犯した戦争犯罪と残虐行為を実証するための努力を支援し続ける」と強調した。

米CNNテレビは国連当局者の話として、国連が戦争犯罪の調査チームを現地に派遣する予定だと伝えた。《産経新聞》

プーチン氏、「報復」砲撃を示唆

ロシアのプーチン大統領は16日、ウクライナ軍がロシア国内の民間インフラを攻撃していると主張し、「つい最近、ロシア軍はいくつかの攻撃を行った。これは警告と言える」と述べた。ウクライナ南部のダムや変電所への砲撃を指すとみられる。ウクライナの「テロ行為」が続けば「対応はより深刻になる」とも警告した。

ウクライナ軍は南部や東部のロシア制圧地域への反撃を強めており、インフラ施設を狙ったロシア側の「報復」が増加する可能性がある。

南部ヘルソン州の州都ヘルソンでは16日、ロシアが一方的に設置した「軍民行政府」が利用する建物で爆発があった。

「今は戦争の時ではない」 印首相、プーチン氏に

インドのモディ首相は16日、ロシアのプーチン大統領と上海協力機構(SCO)首脳会議に合わせてウズベキスタン・サマルカンドで会談した。モディ氏は「今は戦争の時代ではない」と述べ、ウクライナで続く戦乱の早期終息を促した。対面での会談は昨年12月以来で、ロシアのウクライナ侵攻後では初めて。

プーチン氏はモディ氏の懸念は理解していると表明。「可能な限り早く終わらせたい」と述べた上で、ウクライナ側が交渉に応じないことが長期化の原因との見解を示した。 両首脳は印ロ関係の強化を図る方針でも一致した。《共同通信》

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【大相撲】

大相撲秋場所6日目(16日・両国国技館)横綱、大関が総崩れ。横綱照ノ富士は平幕宇良に寄り切られ、早くも3敗となった。宇良は二つ目の金星。大関は貴景勝が全勝の玉鷲にはたき込まれて2敗、正代は明生に押し出されて5連敗。かど番の御嶽海は琴ノ若のはたきに屈し、3敗目を喫した。

横綱、大関が全員出場しての総崩れは、1横綱5大関だった2006年秋場所6日目以来。

新関脇豊昇龍は翔猿にはたき込まれて2敗。他の2関脇は若隆景が小結逸ノ城を寄り切って星を五分に戻し、大栄翔は5敗となった。 全勝は玉鷲、北勝富士の平幕2人。1敗で平幕勢の高安、若元春、王鵬が追う。《共同通信》

【オリックス・能見篤史投手】引退会見

オリックスの能見篤史投手兼任コーチ(43)が16日、大阪市の京セラドーム大阪で記者会見し、今季限りでの現役引退を表明した。ユニホーム姿で「本当に悔いはない。18年という長い現役生活だったけどやりきった。(ファンの)声援が奮い立たせてくれた場面もすごく多かった。本当に感謝しかない」と、すがすがしい表情で語った。

30日の本拠地最終戦で引退セレモニーが行われる予定。

21年から加入したオリックスでコーチ兼任となり「選手が試合の中で成長していく姿がうれしかった。その時点で選手としての自分の気持ちは薄れていた」と明かした。《共同通信》

【プロ野球・16日】

楽2―6ソ

ソフトバンクが6連勝で今季最多タイの貯金12。一回に柳田の20号3ランで先制し、3―2の七回はデスパイネの11号3ランで加点した。プロ初先発の森が3回1失点、3番手の甲斐野が2勝目。楽天は六回のスクイズ失敗が響いた。

オ3―6日

日本ハムは0―1の五回に松本剛の犠飛で追い付き、清宮の3点本塁打で勝ち越した。八回は谷内の一発と細川の適時三塁打で加点。メネズが六回途中1失点で来日初勝利。オリックスは前半の好機に畳みかけられず、継投に失敗した。

中8―0ヤ

中日が今季ヤクルト戦の勝ち越しを決めた。三回に押し出し四球とA・マルティネスの3点二塁打で4得点。四回は阿部の犠飛、五回は岡林の2点打で突き放した。大野雄は7回1安打無失点で7勝目。ヤクルトは先発高梨が崩れた。

D3―5広

広島が4位に浮上。0―1の六回に西川、松山の適時二塁打で逆転し、2―3となった七回は羽月の左前適時打など5安打で3点を奪い再逆転した。2番手の森浦が3勝目、栗林が31セーブ目。DeNAは投手陣が踏ん張れなかった。《共同通信》

【J1】

J1 明治安田J1第30節第1日(16日・駅前不動産スタジアム=1試合)鳥栖―鹿島は1―1で引き分けた。鹿島は後半にアルトゥールカイキの得点で追い付いたが、5戦勝ちなしで勝ち点47。鳥栖は同41とした。《共同通信》

【COVID-19】

国内で16日、新たに7万5966人の新型コロナウイルス感染者が報告された。1週間前から約2万3500人減った。都道府県別では、東京8636人、大阪5690人、愛知5244人など。死者は大阪16人、千葉14人など計177人が確認された。

厚生労働省によると、全国の重症者は前日から38人減って326人だった。

大阪や福岡などで過去に公表された感染者の取り下げがあった。《共同通信》

【安倍晋三元首相暗殺事件】

自民・二階氏「国葬欠席賢くない」

安倍晋三元首相の国葬を巡り16日、与野党が応酬を繰り広げた。自民党の二階俊博元幹事長は、党執行役員の欠席を決めた立憲民主党などは存在感発揮が狙いだと分析した上で「世の中にあまり賢くないと印象付けるだけだ。選挙で取り戻すのは大変だ」と批判。立民の泉健太代表は「国葬に疑問や違和感を持つ国民に向けた、失礼でひどい言葉だ」と猛反発した。

二階氏はTBSのCS番組収録で、国葬に賛否両論がある現状に関し「黙って手を合わせて見送ってあげたらいい。議論があっても控えるべきだ」と指摘した。

野田元首相、国葬出席へ

立憲民主党の野田佳彦元首相が、今月27日開催される安倍晋三元首相の国葬に参列することが分かった。立民は泉健太代表を含め党執行役員の欠席を決めているが、野田氏は該当していない。複数の関係者が16日、明らかにした。

野田氏周辺は「安倍氏の死去時にショックを受けていた。同じ首相経験者として特別な思いがあるのだろう」と語った。

泉氏は13日の両院議員総会で、執行役員の国葬参列欠席を決めた。それ以外の党所属議員については判断を委ねる考えを示していた。《共同通信》

【中国・湖南省】高層ビル火災

中国湖南省長沙市中心部にある42階建ての高層ビル「中国電信ビル」で16日午後、大規模な火災が発生した。駆け付けた消防が消火活動を行い鎮火した。けが人は確認されておらず、当局が原因を調べている。中国メディアが報じた。

インターネット上には、激しい炎と黒い煙を上げるビルの動画が出回った。火災に伴って通信障害が発生したとの情報もある。ビルは高さが200メートル以上あり、周辺には駅やオフィスビル、マンションなどが集まっている。《共同通信》

【レスリング】

レスリング男子フリースタイル70キロ級の成国大志(24)=MTX GOLDKIDS=が16日、ベオグラードで開催されている世界選手権で初優勝した。母の晶子さん(54)=旧姓飯島=は1990、91年に世界女子選手権65キロ級で2連覇しており、親子2代で世界一を達成した。

世界選手権に初出場の成国は決勝で、米国選手にテクニカルフォール勝ちした。今大会の日本勢で男子初の金メダルとなり、女子と合わせて計6個。男子フリースタイル70キロ級は五輪で実施されていない。 《共同通信》

【MLB】

米大リーグは16日、各地で行われ、エンゼルスの大谷はアナハイムでのマリナーズ戦に「3番・指名打者」でフル出場し、4打数1安打だった。チームは8―7で競り勝ち、連敗を4で止めた。

ブルージェイズの菊池はオリオールズ戦の四回から3番手で登板し、2回を2失点で5勝目(7敗)を挙げた。試合は6―3だった。

カブスの鈴木はロッキーズ戦で2―1の九回から右翼に入り、打席には立たなかった。チームはそのまま勝って4連勝。

カージナルスのプホルスは6―5で勝ったレッズ戦で通算698号となる2ランを放った。アストロズは6年連続のプレーオフ進出を決めた。《共同通信》



9月16日 その日のできごと(何の日)