令和1234日目

2022/09/15

この日のできごと(何の日)

【中露首脳会談】

ロシアのプーチン大統領と中国の習近平国家主席は15日、上海協力機構(SCO)首脳会議に合わせてウズベキスタン・サマルカンドで会談した。ロシア大統領府などによると、プーチン氏は会談冒頭、ウクライナ危機における中国の姿勢はバランスが取れているとし「高く評価している」と発言。習氏は「ロシアと共に急速に変動する世界を揺るぎない発展へと導く用意がある」と述べ、双方は互いに協力深化の意向を示した。両氏の対面での会談はロシアのウクライナ侵攻後初めて。

両氏の会談は、プーチン氏が北京冬季五輪開会式出席のために訪中した2月以来。《共同通信》

中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領は15日、中央アジア・ウズベキスタンのサマルカンドで会談した。ロシアが2月24日にウクライナ侵略を開始してから初めての直接会談となった。両首脳は中露の覇権主義的行動への非難を強める米国へのけん制として、会談を通じて連携を誇示した。

会談はサマルカンドで15日に開幕する上海協力機構(SCO)の首脳会議に合わせて開催された。習氏の外遊は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が始まって以来初めてで2年8か月ぶりだ。

露大統領府の発表によると、プーチン氏は会談の冒頭で、ウクライナ情勢に対する「中国のバランスの取れた立場を高く評価している」と述べた。台湾情勢を巡っては「『一つの中国』原則を強く支持し、台湾海峡での米国などによる挑発を非難する」と強調し、習政権の立場を擁護した。

中国外務省によると、習氏は会談で「双方の核心的利益に関わる問題で互いに力強く支持したい」と述べた。中国が絶対に譲ることのできない核心的利益と位置づける台湾問題を提起するとともに、ウクライナ侵略を巡るロシアの立場への理解を示唆した可能性がある。一方で、習氏のウクライナ問題についての発言は伝えられていない。 プーチン氏はウクライナの反転攻勢で戦況が悪化する中、中国のさらなる支持を取り付けたい思惑がある。一方、中国としてはロシアとともに国際社会からの孤立がさらに進む事態は避けたい考えで、習氏は直接的な軍事面の支援などには踏み込まなかった模様だ。

プーチン氏は会談で「昨年の中露の貿易総額が35%増の1400億ドル(約20兆円)超となった」とし、対露制裁が続く中、「今年、我々は記録を更新するだろう」と述べて貿易の拡大に期待を示した。

SCOには日米と連携するインドも加盟し、イランの正式加盟に関する手続きも進められている。習氏は1か月後の共産党大会で異例の3期目政権発足をにらむ。その直前の外遊に拡大が進むSCOの会議を選んだのは、米国との対立長期化を見据え、ロシアなどと対抗軸構築を改めて打ち出す狙いがあるとみられる。《読売新聞》

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【大相撲】

大相撲秋場所5日目(15日・両国国技館)横綱照ノ富士は平幕玉鷲に寄り切られ、2敗目を喫した。5連勝の玉鷲は昭和以降4番目となる37歳9カ月での年長金星獲得。通算7個目となった。

大関陣は貴景勝が明生を突き落として4勝目。かど番の御嶽海は宇良を押し倒し、連敗を2で止めて白星先行。正代は琴ノ若に押し出されて4連敗を喫した。

新関脇豊昇龍は関脇大栄翔を押し出して4勝目。先場所覇者の逸ノ城は霧馬山との小結対決で寄り切られて3敗目。

全勝は玉鷲、北勝富士、王鵬の平幕3人。1敗は貴景勝ら6人。《共同通信》

【プロ野球・15日】

パ・リーグは15日、首位ソフトバンクが自力優勝の可能性を残していた4位楽天に7―3で勝って5連勝とし、2年ぶりの優勝へのマジックナンバーが初点灯した。2位オリックスが日本ハムにサヨナラ勝ちし「11」。

楽天まで4.5ゲーム差の混戦だが、ソフトバンクは残り14試合で11勝すれば、他球団が勝率で上回れない。

セ・リーグはヤクルトが2連覇へのマジックを「10」としている。

楽3―7ソ

ソフトバンクが15安打で7点を奪って5連勝。二回に中村晃の犠飛で先制し、三回は今宮の適時二塁打、柳田の19号2ランで加点した。五回は代打柳町の適時打などで2点を加えた。和田が5回無失点で6勝目。楽天は投手陣が崩れた。

オ3―2日

オリックスがサヨナラ勝ち。2―2の延長十二回に太田の二塁打から好機をつくり、代打若月が右越え二塁打を放って試合を決めた。8番手の吉田凌が今季初勝利。日本ハムは九回に追い付く粘りを見せたが、最後は堀が崩れた。

ロ8―1西

ロッテが大勝。二回に安田の7号2ランで先制、三回は安田の2点打で突き放した。四、七回にも2点ずつを加えた。先発美馬は7回を投げ3安打無失点で8勝目を挙げた。西武は投打に精彩を欠いて、4連敗となった。

オリックスは15日、能見篤史投手兼任コーチ(43)が今季限りで現役を引退すると発表した。プロ18年目の現役最年長投手として臨んだ今季は4試合の登板にとどまっていた。通算成績は15日時点で473試合104勝93敗4セーブ、防御率3.35。16日に記者会見する。

兵庫県出身の左腕で、鳥取城北高から大阪ガスを経てドラフト自由獲得枠で2005年に阪神入り。09年に13勝を挙げるなどエースに成長し、開幕投手を3度務めた。12年に最多奪三振のタイトルに輝き、13年はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表に選出された。《共同通信》

【レスリング】

レスリング女子57キロ級の桜井つぐみ(21)=育英大=が15日、ベオグラードで開催されている世界選手権で優勝した。昨年は非五輪階級の55キロ級を制した成長株が、2024年パリ五輪に向けて確かな一歩を刻んだ。今大会の日本勢の金メダルは全て女子で5個目。

桜井は決勝で、16年リオデジャネイロ五輪53キロ級女王のヘレン・マルーリス(30)=米国=を破った。57キロ級は、昨夏の東京五輪金メダリストの金城(旧姓川井)梨紗子(27)=サントリービバレッジソリューション=が5月の出産を経てパリ五輪を目指す意向を示しており、代表争いが注目される。《共同通信》

【テニス】ロジャー・フェデラー選手、現役引退を表明

男子テニスで元世界ランキング1位のロジャー・フェデラー(スイス)が15日、ロンドンで23〜25日に開かれるレーバー・カップを最後に現役を引退すると表明した。自身のインスタグラムに「この3年間はけがを乗り越えようとしてきたが、自分の体は限界を迎えている。競技キャリアを終えるべき時」などとつづった。

四大大会で通算20勝を積み上げた41歳のフェデラーは、ラファエル・ナダルやノバク・ジョコビッチ、アンディ・マリーと4強を形成し、スター選手として長年活躍した。

近年は膝の故障に苦しみ、昨年のウィンブルドン選手権を最後に大会出場から遠ざかっていた。《共同通信》

【横田早紀江さん】拉致問題「毎日が霧の中」

北朝鮮による拉致被害者横田めぐみさん=失踪当時(13)=の母早紀江さん(86)を支援するキリスト教徒による祈り会が15日、東京都中野区で開かれた。早紀江さんは「毎日が霧の中を歩いているよう。聖書の一行一行のみことばの力によって力づけられ、ありがたく思います」と述べた。

北朝鮮が拉致を認めた2002年の日朝首脳会談から17日で20年。早紀江さんは14年にモンゴルで、めぐみさんの娘キム・ウンギョンさんとひ孫に面会したことを振り返り、別れ際に「めぐみちゃんは絶対元気でいると思っている。希望を持って」と声をかけると、ウンギョンさんは涙を流していたと明かした。《共同通信》

【東京株式市場】

15日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は小幅反発した。前日に800円近く下げた反動で値ごろ感のある銘柄に買い注文が集まった。前日の米国株式市場の上昇も好材料視された。

終値は前日比57円29銭高の2万7875円91銭。東証株価指数(TOPIX)は2.97ポイント高の1950.43。出来高は約8億9754万株だった。《共同通信》

【COVID-19】

国内で15日、8万5867人の新型コロナウイルス感染者が報告された。1週間前から2万6千人余り減った。都道府県別では東京8825人、大阪6501人、愛知5911人など。死者は大阪18人、千葉15人など計171人が確認された。

厚生労働省によると、全国の重症者は364人で前日から12人減った。

群馬や静岡などで過去に公表された感染者の取り下げがあった。《共同通信》

【G7・貿易相会合】

ドイツのベルリン近郊ノイハルデンベルクで開かれた先進7カ国(G7)貿易相会合は15日、ロシアが侵攻するウクライナへの経済支援を盛り込んだ共同声明を採択し、閉幕した。侵攻が農業生産やサプライチェーン(供給網)、貿易を混乱させていると非難した。

共同声明では、重要鉱物の供給網構築に向けた作業を強化すると強調。中国やロシアを念頭に、貿易関連の経済的威圧の使用に懸念を示した。

また中国を念頭に、全ての形の強制的な技術移転や知的財産の窃取、国有企業の市場歪曲的な行動といった不公正な慣行を懸念すると指摘した。《共同通信》

【ウクライナ侵攻】

米、ロ金融関係者に制裁

バイデン米政権は15日、ウクライナに侵攻するロシアへの追加制裁を発表した。財務省はロシア独自の決済システムの運営団体関係者など計24個人・団体を資産凍結や取引停止などの対象に追加。国務省もウクライナの穀物の押収に関与した政府関係者らに制裁を科した。

イエレン財務長官は声明で「ロシア軍を再建する力をさらに弱め、暴力の加害者に責任を取らせる」と強調した。

財務省が制裁対象に加えたウラジーミル・コムレフ氏は、クレジットカードのような決済システム「ミール」の運営団体の責任者。《共同通信》

奪還の東部要衝に集団墓地

ウクライナのゼレンスキー大統領は15日のビデオ演説で、ロシアから奪還した東部ハリコフ州の要衝イジュムで集団墓地が発見されたと述べ「ロシアの占領が何をもたらしたのか、世界に知ってほしい」と強調した。英メディアによると、地元警察は集団墓地に440人以上が埋められていたと説明した。民間人らの遺体が埋葬されている可能性がある。

ゼレンスキー氏は虐殺が疑われる遺体が多数見つかった首都キーウ(キエフ)近郊ブチャや南東部マリウポリの名を挙げ「今度は残念なことにイジュムだ。ロシアにこの戦争の本当の責任を負わせなければならない」と訴えた。《共同通信》

【MLB】

米大リーグ、レッドソックスを自由契約になった沢村拓一投手(34)が15日、自身のインスタグラムで今季の残りはプレーしないことを明らかにした。「2022年シーズンを終える決断をした」と記した。

沢村は8月にメジャー出場の前提となる40人枠から外れて事実上の戦力外となり、マイナー降格後に自由契約となっていた。「この決断はタフだったが、ベストな選択」とした。メジャー2年目の今季は49試合に登板して1勝1敗、防御率3.73。《共同通信》



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