令和1148日目

2022/06/21

この日のできごと(何の日)

【9党首討論会】

22日公示の参院選に向け、与野党9党首による討論会が21日、東京・内幸町の日本記者クラブで開かれ、ロシアのウクライナ侵攻に伴う物価高騰対策や憲法改正を巡り、応酬を繰り広げた。岸田文雄首相(自民党総裁)は、野党が主張する消費税の減税や廃止に関し「社会保障の安定財源だ。減税は考えない」と拒否した。立憲民主党の泉健太代表は、円安放置が物価高を招いているとして「政府はゼロ金利の見直しに取り組むべきだ」と、金融緩和政策の転換を迫った。

首相は物価高に関し「エネルギー、食料品の価格高騰が中心で、そこに政策を集中している」と説明した。《共同通信》

立憲民主党の泉健太代表は21日の日本記者クラブ主催の討論会で、18歳の女子学生に飲酒させたと週刊誌に報じられ、自民党を離党した吉川赳衆院議員の辞職を求めた。岸田文雄首相(自民党総裁)は「説明責任を果たせないなら、進退に直結する問題だ」と応じた。

泉氏は「6月末を越えると国会議員にボーナスが出る。300万円近くが支給される日が近づいている。けじめをつけてほしい」と訴えた。

公明党の山口那津男代表は貸金業法違反(無登録営業)で有罪が確定した遠山清彦元衆院議員の事件に関し「国民の不信を招いたことはざんきに堪えない。心からおわび申し上げ、厳に戒めたい」と述べた。《共同通信》

第26回参院選は22日公示され、7月10日の投開票に向け選挙戦に入る。自民、公明の与党による過半数(125議席)の維持が焦点だ。与野党9党首らは公示前日の21日、日本記者クラブ主催の討論会に臨み、物価高対策、外交・安全保障、憲法改正が参院選の主な争点として浮上した。

討論会で岸田文雄首相(自民党総裁)は「新型コロナウイルス対応やロシアによるウクライナ侵略、物価高といった課題を前にして、日本国民の命と暮らしを守り抜く」と強調した。

物価高をめぐり立憲民主党の泉健太代表は「岸田インフレを放置してよいわけがない」と述べ、消費税減税などを主張した。他の主要野党も消費税の減税か廃止を訴え、首相と公明の山口那津男代表は否定した。

ウクライナ情勢や中国の軍事拡張などを受け、外交安保が論戦の主要なテーマとなった。首相は防衛力強化を重ねて表明した一方、中国については「日中首脳会談について具体的な日程は決まっていないが対話は重要だ。対話は具体的に考えていきたい」と述べた。

日本維新の会の松井一郎代表は、参院選で改憲に前向きな勢力が発議に必要な3分の2(非改選を含め166議席)を達成した場合の国民投票に向けた日程感を首相に尋ねた。首相は「中身について一致できる勢力が3分の2集まらないと発議できない」と述べ、国会での議論を促した。

各党党首らは22日、全国各地で第一声を行い、論戦が本格化する。首相は福島市、泉氏は青森市、山口氏は横浜市、松井氏は大阪市を予定している。《産経新聞》

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【プロ野球・21日】

ロ0―3西

西武が勝率5割に復帰し単独3位に浮上した。七回に山川の適時打で均衡を破り、八回にオグレディの適時二塁打と外崎の適時打で2点を加点。松本は7回2/3を1安打無失点で4勝目、増田が18セーブ目。ロッテは連勝が4で止まった。

楽3―0日

楽天が連敗を3で止めた。五回に太田の2点打で先制し、六回には浅村が11号ソロ。則本が七回途中3安打無失点でチームトップに並ぶ5勝目を挙げた。日本ハムは打線が沈黙し4連敗。負け越しが今季最多の15となった。

オ4―3ソ

オリックスは0―1の四回に中川圭の適時二塁打で追い付き、七回に紅林の勝ち越しソロなどで3得点した。八回途中2失点の宮城が6勝目、平野佳はリーグトップタイの18セーブ目。ソフトバンクは石川が粘れず連勝が3で止まった。

中2―1ヤ

中日がサヨナラ勝ち。延長十回に2安打などで2死満塁と好機をつくり、代打・三ツ俣が左翼に決勝打を放った。ロドリゲスが3勝目。ヤクルトは連勝が8でストップ。小川は9回を1失点と力投したが、救援陣が踏ん張れなかった。

広5―3神

広島が連敗を5で止めた。床田は緩急がさえ、7回2失点の好投で7勝目。一回にマクブルームが先制打を放ち、五回は野間、宇草、菊池涼の3連続タイムリーで4点を加えた。阪神は西勇が崩れ、今季このカード8連敗(1分け挟む)。

巨1―3D

DeNAが競り勝った。1―1の八回2死満塁から途中出場の神里の2点適時打で勝ち越した。3番手で七回を抑えたエスコバーが4勝目を挙げ、山崎が13セーブ目。巨人は11安打を放ちながら、再三の好機を拙攻で生かせなかった。《共同通信》

【水泳・世界選手権】

水泳の世界選手権第4日は21日、ブダペストで行われ、競泳決勝の男子200メートルバタフライで東京五輪銀メダルの本多灯(日大)が1分53秒61の3位で銅メダルを獲得した。競泳の日本勢で今大会初の表彰台。五輪王者のクリシュトフ・ミラク(ハンガリー)が1分50秒34の世界新記録で勝った。

混合400メートルメドレーリレーの日本(入江、青木、水沼、大本)は7位だった。

準決勝では男子200メートル個人メドレーの瀬戸大也(TEAM DAIYA)が全体3位で決勝進出。女子200メートルバタフライの林希菜は9位、水口知保は16位で敗退した。《共同通信》

【COVID-19】

国内新規感染1万5384人

国内で21日、新たに1万5384人の新型コロナウイルス感染者が確認された。内訳は東京1963人、大阪1511人、沖縄1421人など。死者は愛知5人、大阪3人など計17人の報告があった。

厚生労働省によると、重症者は前日から7人減って34人だった。

新潟、佐賀などで過去に発表した感染者の取り下げがあった。《共同通信》

【東京株式市場】

21日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は大幅反発した。世界経済の後退懸念がいったん和らぎ、投資家心理が改善した。このところの株価下落で割安感が出た銘柄を買い戻す動きが目立った。

終値は前日比475円09銭高の2万6246円31銭。東証株価指数(TOPIX)は37.26ポイント高の1856.20。出来高は約11億1340万株だった。《共同通信》

【岸信夫防衛相】カンボジア国防相と会談

岸信夫防衛相は21日、訪問先のカンボジアの首都プノンペンで、ティア・バン副首相兼国防相と会談し、海洋進出を強める中国を念頭に「力による一方的な現状変更は、いかなる地域においても許してはならない」と伝えた。東・南シナ海問題を巡り、中国への傾斜を強めるカンボジアとの関係を強化し、中国けん制につなげたい思惑がある。

カンボジアは今年の東南アジア諸国連合(ASEAN)の議長国。南西部リアム海軍基地の拡張工事で中国から財政支援を受けるなど、中国との関係が深い。

岸氏は21日、インドネシア、ベトナムなどの国防相とも会談した。《共同通信》

【伊豆諸島】中国艦3隻が通過

防衛省統合幕僚監部は21日、太平洋側を南下していた中国海軍のミサイル駆逐艦2隻と補給艦1隻が21日午前3時ごろに伊豆諸島を通過し、西に進んだと発表した。

また北海道沖から太平洋側を南寄りに進んだロシア海軍の駆逐艦など5隻が21日午前7時ごろ、対馬海峡を北上し、日本海に入ったことも明らかにした。帰途に就くとみられる。

防衛省は、中ロ両国が同時期に日本列島を周回するようなコースで艦艇を活動させた狙いを分析している。

防衛省によると、中国の3隻は19日に宮城県沖、20日には千葉県沖を航行。ロシアの5隻は、19日に沖縄本島と宮古島の間から東シナ海へ入っていた。《共同通信》

【中国】ガス田開発正当化

中国外務省の汪文斌副報道局長は21日の記者会見で、中国が東シナ海の日中中間線の中国側海域でガス田の掘削施設を完成させたことに関し「全く争いのない中国の管轄海域での活動だ」と述べて正当化した。日本が批判したことについては「日本はあれこれ言うべきではない」と反発した。

汪氏は、中国が進めるガス田開発は「完全に中国の主権と管轄の範囲内だ」と主張した。《共同通信》

【ウクライナ侵攻】

ロシア大統領、国防力向上強調

ロシアのプーチン大統領は21日、「われわれの軍はもっと強くなる」と述べ、軍備の改良を進めて国防力を向上させていく決意を示した。最新型の重量級大陸間弾道ミサイル(ICBM)「サルマト」を年内に実戦配備することも明らかにした。モスクワのクレムリンで、軍学校の卒業生らを前に演説した。

サルマトは米国のミサイル防衛(MD)網を突破して米本土を攻撃できるとされる多弾頭の次世代型ICBM。

プーチン氏は演説で、侵攻したウクライナで続く軍事作戦と、これを受けた前例のない欧米の対ロ制裁を念頭に「ロシアは歴史上、常に試練に直面してきた」と指摘した。《共同通信》

【MLB】

米大リーグは21日、各地で行われ、エンゼルスの大谷はアナハイムでのロイヤルズ戦に「3番・指名打者」でフル出場し、六回に14号3ラン、九回に15号3ランを放つなど4打数3安打でメジャーの日本選手で最多の8打点をマークした。2006年の井口(ホワイトソックス)、09年の松井秀(ヤンキース)の7打点を抜いた。大谷は日米とも5打点が最多だった。

大谷の1試合2本塁打は、5月29日以来で今季4度目。七回と延長十一回には犠飛で打点を挙げた。チームは延長十一回、11―12で敗れた。《共同通信》



6月21日 その日のできごと(何の日)