令和1070日目

2022/04/04

この日のできごと(何の日)

【ウクライナ侵攻】

ゼレンスキー大統領、ブチャを視察

ウクライナのゼレンスキー大統領は4日、虐殺が疑われる市民の遺体が多数見つかった首都キーウ(キエフ)近郊ブチャを視察し、インタファクス通信によると、記者団に「これは大量虐殺だ」と強調した。ロシアが停戦交渉を長期化させていると批判。交渉の遅れは、侵攻で行われたことが表面化してロシア側に不利になるとし、プーチン大統領との直接会談を求めた。

ベネディクトワ検事総長はブチャよりもさらに被害が大きい地域があることを示唆した。《共同通信》

EU、戦争犯罪捜査チーム派遣へ

欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は4日、ロシアが侵攻したウクライナの首都キーウ近郊ブチャでの多数の民間人殺害を受け声明を出し、戦争犯罪などの捜査と証拠収集のためウクライナと合同捜査チームを立ち上げたと明らかにした。ウクライナ検察当局を支援するため、現地に捜査チームを派遣する方針。

フォンデアライエン氏は4日、民間人殺害を巡りウクライナのゼレンスキー大統領と協議、連携を確認した。声明は「ウクライナ当局、EU、国際刑事裁判所などが(証拠収集などに)協調して取り組む」と述べた。

ロシアのラブロフ外相は4日、モスクワで国連人道問題調整室(OCHA)のグリフィス室長(事務次長)と会談、ウクライナの首都キーウ(キエフ)近郊ブチャでロシア軍の撤退後に多数の市民の遺体が見つかった問題について「フェイク(偽)ニュースによるウクライナ側のロシア攻撃だ」と批判した。タス通信が伝えた。

ラブロフ氏は、ロシア軍は先月30日にブチャを離れ、ブチャの市長は31日に「全て順調だ」と語っていたと指摘。その2日後に惨状が明らかになったというのは不自然だと主張した。《共同通信》

独仏、ロ外交官の追放決定

ドイツとフランスの外務省は4日、自国に駐在する多数のロシア外交官らの追放を決めたと発表した。ウクライナ首都キーウ(キエフ)近郊ブチャでの多数の民間人殺害に反発が拡大する中、ドイツは声明で「ロシア指導部による信じられない残虐性」を示すものだと批判し、追放の要因に挙げた。関与を否定するロシアのザハロワ外務省情報局長は4日、インタファクス通信に「対抗措置を取る」と表明した。

バイデン米大統領は4日記者団に、プーチン大統領の戦争犯罪を裁くために「証拠を集めなければならない」と強調。欧州各国と協議し今週中にも追加制裁を打ち出す方針も示した。

キーウ、ロシア軍3分の2離脱

米国防総省高官は4日、記者団に対し、ウクライナの首都キーウ(キエフ)周辺に配置されていたロシア軍の約3分の2が同地域を離れたとの分析を明らかにした。多くは、侵攻拠点となったウクライナ北方のベラルーシに集結しているという。高官は「補給後に東部ドンバス地域に投入されるのではないか」との見方を示した。

同時に「キーウへの脅威がなくなったわけではない」と強調。国防総省のカービー報道官は4日の記者会見で「ロシア軍はドンバス地域でますます攻勢を強めている」と指摘した。

高官によると、ロシア軍が侵攻後、発射したミサイルは1400発以上に達している。《共同通信》

政府専用機に避難民20人

林芳正外相は4日、訪問先のポーランド首都ワルシャワで記者団に対し、帰国時にウクライナからの避難民20人を政府専用機に乗せ、日本で受け入れると明らかにした。林氏と避難民を乗せた政府専用機2機は4日、ワルシャワの空港を出発した。5日昼ごろ、帰国する予定。

同行した津島淳法務副大臣は、避難民は来日後「6カ月程度、支援が必要になると想定している」と述べた。住居の確保や職業のあっせん、日本語の学習などを支援するという。

ワルシャワで林氏はロシアのウクライナ侵攻を巡り、ポーランドのラウ外相と会談した。《共同通信》

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【東北新幹線】仙台―一ノ関が再開

JR東日本は4日、最大震度6強を観測した地震で脱線し、一部運休している東北新幹線の仙台―一ノ関の運行を再開した。北海道新幹線と秋田新幹線が仙台と直通。本数は通常の6割ほどとし、仙台―一ノ関は最高時速を160キロに落として運転する。残る福島―仙台を含む東北新幹線の全線再開は20日前後を見込んでいる。

午前6時半ごろ、運行再開の最初の列車が仙台駅に到着すると、スーツ姿の利用客らが続々と乗り込んだ。

JR東によると、全線再開に向け、宮城県の白石蔵王駅付近の脱線現場などで線路や架線の復旧を急ぐ。脱線したやまびこ223号は現場からの撤去が終了した。《共同通信》

【東京株式市場】

週明け4日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は4営業日ぶりに反発した。終値は前週末比70円49銭高の2万7736円47銭。前週末の米株高を受け、買い注文がやや優勢となった。東京証券取引所が再編した市場で初取引となったが、投資家の様子見姿勢もあり、小幅な値動きに終始した。

東証株価指数(TOPIX)は9.36ポイント高の1953.63。出来高は約10億900万株。

東証は株式市場を四つから三つに再編した。市場では「再編に伴うシステム障害を警戒し、取引を手控えた機関投資家もいたようだ」(ネット証券関係者)との指摘が出ていた。《共同通信》

東京証券取引所の再編で誕生した三つの市場が、初日となった4日の取引を終えた。最上位「プライム」の225銘柄から算出する日経平均株価は前週末比70円49銭高で、1日の値動きの幅は今年最小を記録。市場活況の目安となる東証全体の売買高も1、2月の1日当たり平均から2割程度低い。投資家の期待の低さを象徴するように、相場に熱気はなく、低調さが目立つスタートとなった。

日経平均株価は、中堅企業向けの「スタンダード」に移行した新生銀行に代わりオリックスが採用されたほかに変更はなく、継続性は保たれる。終値は2万7736円47銭で前週末比0.25%高と小幅上昇となった。《共同通信》

【COVID-19】

国内新規感染3万157人

国内で4日、新たに3万157人の新型コロナウイルス感染者が報告された。10日連続で前週の同じ曜日から増加した。

内訳は東京4384人、神奈川3055人、埼玉2883人、千葉2042人など。死者は東京と大阪が各7人、兵庫5人など計45人が確認された。

厚生労働省によると、重症者は前日から5人減って505人となった。

宮城や大阪などで過去の感染者の取り下げがあった。

上海、都市封鎖を継続

新型コロナウイルス対策で東西2地域に分けたロックダウン(都市封鎖)が続く中国上海市は4日、同日実施した全市民対象のPCR検査の結果や分析などを踏まえて封鎖解除を判断するとし、それまでは封鎖を継続すると発表した。解除の時期は示さなかった。

日本人も多く住む西部では5日午前3時(日本時間同4時)に封鎖解除予定だった。東部も1日に解除予定日を迎えたが、大部分で依然として封鎖が続いている。

上海市は4日、5日午前3時以降も地下鉄やバスなどの公共交通機関の営業停止を続けるとした。《共同通信》

【プロ野球】

阪神、矢野監督が最後まで指揮

阪神の藤原崇起オーナーは4日、大阪市の阪神電鉄本社で報道陣の取材に応じ、今季限りでの退任を表明している矢野燿大監督が最後まで指揮を執るか、との質問に「当然の話。ファンには心配をかける格好だが、まだまだ成長の余地がある」と、シーズン終了までの指揮を明言した。チームはセ・リーグ史上初の開幕9連敗を喫している。

昨季は勝率5厘差で優勝を逃した。矢野監督は1月31日に今季限りでの退任を表明、退路を断って挑む覚悟を示した。今季は17年ぶりの優勝が期待されているが、開幕ダッシュに失敗。2年目の佐藤輝明内野手を4番に据えたが、打線はつながりを欠いている。《共同通信》



4月4日 その日のできごと(何の日)