令和1069日目

2022/04/03

この日のできごと(何の日)

【ウクライナ侵攻】

キーウ州で民間人410人死亡

ウクライナ検察当局は3日、ロシア軍から奪還した首都キーウ(キエフ)近郊の各都市から民間人410人の遺体を搬出したと発表した。検視し、戦争犯罪として露関係者を訴追する方針。露軍は各地で攻撃を続け、東部ハリコフでは砲撃で子供を含む20人以上が死傷した。東部マリウポリではこの日も「人道回廊」が設置されたが、避難できたのは少数にとどまった。ただ、赤十字国際委員会(ICRC)の退避用バス7台が付近の集落に到着した。

露軍が撤退した北部キーウ州はウクライナ国防省が2日、全域の奪還を発表。しかし、ブチャやイルピン、ホストメリなどキーウ近郊の都市で3日までに露軍に殺害されたとみられる多数の民間人の遺体が見つかった。ウクライナ当局が死因や身元の特定を進めている。犠牲者数は今後、なお増える恐れがある。

北部チェルニヒウの市長は3日、地元テレビに、市内の建物など「70%が破壊された」と明らかにした。

ウクライナメディアによると、同国のゼレンスキー大統領は米CBSテレビに同日、ブチャなどで「ジェノサイド(集団殺害)」が起きたとし、プーチン露大統領や軍関係者を訴追すべきだと表明。米欧諸国も戦争犯罪だとロシアを非難した。タス通信によると、露国防省は関与を否定した。

露国防省は3日、キーウ南西ワシリコフの軍事施設や、南部ミコライフ州と西部リウネ州の燃料貯蔵施設をミサイルで破壊したと発表。ウクライナメディアによると、東部ハリコフも3日、砲撃を受けた。一方、同国軍は同日、ハリコフ周辺で露戦闘爆撃機スホイ34を撃墜したと発表した。

露軍に包囲され、市民10万人超が取り残されているマリウポリでは3日も人道回廊の設置が試みられた。ウクライナ政府によると、退避は自家用車などを使った469人にとどまった。しかし、過去2日連続で失敗していたICRCの退避バス7台が付近に到着し、市内に入れるよう露側と交渉しているという。同市当局は民間人の死者が既に数千人規模に上っている恐れがあると報告している。《産経新聞》

「ロシアが戦争犯罪」と非難拡大

ロシア軍が撤退したウクライナの首都キーウ周辺で多数の市民の犠牲が判明したことに対し、国際社会で3日、事件への衝撃が広がるとともに、ロシアが「戦争犯罪」を行ったと非難する声が拡大した。ウクライナ当局はキーウ州で民間人410人の遺体が確認されたと明らかにし、国際刑事裁判所に調査を要求した。

ブリンケン米国務長官は「ロシア軍が戦争犯罪を犯したと考えている」とCNNのインタビューで語り、責任を追及する考えを表明。ジョンソン英首相は「罪のない市民に対する卑劣な攻撃」と批判し「プーチン大統領や軍が戦争犯罪を犯していることのさらなる証拠だ」と強調した。《共同通信》

林外相、ウクライナ国境を視察

ポーランド訪問中の林芳正外相は3日、ロシアが侵攻したウクライナと国境を接する南東部メディカを訪れ、入国審査場やウクライナ避難民の一時休息所などが入る施設を視察した。政府は来日を希望する避難民ら約30人を、林氏帰国時に政府専用機へ同乗させる方向で準備しており、林氏は3日「可能性を最後まで追求したい」と述べ、調整を進める意向を表明した。

林氏は2日に首都ワルシャワでウクライナのクレバ外相と会談し「断固たる決意で支援する」と強調。記者団に対し、避難民が「一日も早く元の生活を取り戻せるように最大限の支援を行う」と語った。《共同通信》

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【長野・善光寺】御開帳

長野市の善光寺で3日、国重要文化財「前立本尊」の御開帳が始まった。新型コロナウイルスの影響で1年遅れの開催となった。参拝者の密を避ける狙いから通常より1カ月長くし、過去最長の88日間。6月29日まで感染防止に万全を期して行われる。

厳粛な雰囲気に包まれる中、本堂で午前6時20分すぎに大勧進の栢木寛照副住職が厨子の扉を開けた。前立本尊が姿を見せると、未明から集まったマスク姿の参拝客らが手を合わせ、感慨深い様子で見守った。御開帳の始まりを告げる開闢大法要も営まれた。

本尊の「一光三尊阿弥陀如来」は絶対秘仏とされ、前立本尊は身代わりとして鎌倉時代に作られた。《共同通信》

【プロ野球・3日】

ロ4―2西

ロッテが3連勝。佐々木朗は160キロ台を連発した上に制球も安定し、8回3安打1失点、毎回の13奪三振で今季初勝利を挙げた。打線は二回に平沢の適時打で先制し、六回に平沢、松川の連続適時打で2点を追加した。西武は4連敗。

オ4―2日

オリックスが逆転で3連勝。0―2の五回に佐野皓の1号2ランで追い付き、八回に吉田正が勝ち越しの2点打を放った。4番手のビドルが来日初勝利。日本ハムは相手を上回る9安打を放ってもつながりを欠き、宮西が粘れず3連敗。

巨9―5神

巨人が6連勝を飾った。一回に中田の満塁本塁打で先制し、五回には岡本和がソロ。七回に吉川の3点二塁打などで4点を加えた。赤星は7回2失点でプロ初勝利。阪神は投手陣が打ち込まれ、リーグワーストの開幕9連敗を喫した。

中1―0広

中日は柳が抜群の制球力で散発3安打に抑え、12球団一番乗りで今季初完封をマークした。チームは3連戦3連勝。0―0の六回に阿部の適時打で1点を奪った。広島は零敗で3連敗。6回を1失点と粘った遠藤を援護できなかった。《共同通信》

【ゴルフ】

東建ホームメイト・カップ最終日(3日・三重県東建多度CC名古屋=7062ヤード、パー71)27歳の香妻陣一朗が69で回り、通算14アンダーの270で並んだ桂川有人とのプレーオフを1ホール目で制した。一昨年11月以来のツアー2勝目で優勝賞金は2600万円。

前日2位の星野陸也は67で通算13アンダーの3位。7位から65をマークした片岡尚之が12アンダーの4位、68の岩崎亜久竜が11アンダーの5位だった。22歳の河本力は67を出して9アンダーの7位。国内初戦は無観客で行われた。《共同通信》

ヤマハ・レディース葛城最終日(3日・静岡県葛城GC=6590ヤード、パー72)単独首位で出た西郷真央が76で逃げ切り、通算8アンダーの280で2週連続優勝を果たした。昨季まで未勝利だったが、今季は開幕から5戦3勝。出場5試合でシーズン3勝は1990年の高須愛子の6試合を抜いてツアー史上最速。

1打差の2位は堀琴音、さらに1打差の3位に菅沼菜々とペ・ソンウ(韓国)が続いた。アマチュアで16歳の上田澪空(東京・共立女二高)が通算4アンダーで5位に入った。

【競馬・第66回大阪杯】

第66回大阪杯(3日・阪神11R2000メートル芝16頭、G1)8番人気のポタジェ(吉田隼人騎乗)が1分58秒4で優勝し、G1制覇で重賞初勝利を飾った。吉田隼騎手、友道康夫調教師はともにこのレース初勝利。1着賞金は2億円。

ポタジェは先頭集団についていく形で最終コーナーを回り、最後は首差で2着に入った昨年優勝のレイパパレと、3着アリーヴォとの競り合いを制した。1番人気のエフフォーリアは9着。《共同通信》

【柔道・全日本選抜体重別選手権】

柔道の世界選手権(10月・タシケント)代表最終選考会を兼ねた全日本選抜体重別選手権最終日は3日、福岡国際センターで男子7階級が行われ、66キロ級で東京五輪金メダルの阿部一二三(パーク24)が決勝で丸山城志郎(ミキハウス)を下し、2017年以来3度目の優勝を果たした。

阿部は五輪以来の実戦復帰。丸山とは一昨年12月の東京五輪代表決定戦以来の対戦となり、指導3の反則勝ちで退けた。

81キロ級は東京五輪覇者の永瀬貴規(旭化成)が19年以来6度目の制覇。60キロ級は古賀玄暉(旭化成)が決勝で同五輪金メダルの高藤直寿(パーク24)に一本勝ちした。《共同通信》

【COVID-19】国内新規感染4万7345人

国内で3日、新たに4万7345人の新型コロナウイルス感染者が報告された。前週の同じ曜日から約4千人増えた。内訳は東京7899人、神奈川4244人、大阪3760人、埼玉3702人など。死者は東京9人、兵庫6人、千葉3人など計34人が確認された。

厚生労働省によると、重症者は前日から8人減って510人となった。

千葉や広島などで過去の感染者の取り下げがあった。《共同通信》

【安倍晋三元首相】防衛費当初予算6兆円を

自民党の安倍晋三元首相は3日、山口市内で講演し、防衛費に関し2023年度は当初予算で6兆円程度を確保するべきだと訴えた。ロシアによるウクライナ侵攻や中国の軍事力増強に触れ「大切なことは自助努力だ」と述べた。政府が保有の是非を検討する敵基地攻撃能力に関し「(対象を)基地に限定する必要はない。向こうの中枢を攻撃することも含むべきだ」と主張した。

安倍氏は2月27日のテレビ番組でも、日本が持つべき能力に関し「相手の軍事的中枢を狙う反撃力だ」と発言している。

安倍氏は3日の講演で、防衛費に関して「23年度は当初予算から約6兆円の額を確保することが大切」と語った。《共同通信》



4月3日 その日のできごと(何の日)