令和1068日目

2022/04/02

この日のできごと(何の日)

【東北新幹線】福島まで再開

JR東日本は2日、最大震度6強を観測した3月16日の地震で脱線し、運休していた東北新幹線郡山-福島間の運転を再開した。運転再開区間は東京-福島間と延びた。再開に伴い、福島-新庄間で折り返し運転をしていた山形新幹線は、東京までの直通運転が可能となった。

JR福島駅のホームには、再開を待ちわびた利用客が詰め掛けた。下り一番列車の午前7時53分着やまびこ301号からは数十人が下車。折り返しの列車にも大勢乗り込んだ。東北新幹線は当面、速度を落として運転し、列車本数を通常の5割程度に抑える臨時ダイヤで運行する。

4日には仙台-一ノ関間の運転も再開する。残る不通区間は設備被害が集中する福島-仙台間で、20日前後の全線再開を目指す。

東北新幹線郡山-福島間の運転再開に伴い、運休していた山形新幹線の東京までの直通運行が2日、約半月ぶりに再開した。JR山形駅では多くの乗客が利用し、首都圏と乗り換えなしでの往来の復活を喜んだ。

当面は通常の7割程度の上下24本で運行する。午前10時41分発つばさ258号は、多くの観光客や家族連れなどを乗せ、定刻に出発した。

満席だった下りのつばさ253号は午前11時4分に同駅に到着。首都圏などからの多くの乗客がホームに降り立ち、にぎわいを見せた。

山形新幹線は、東北新幹線福島-仙台間の再開まで、当面の間はつばさのみの単独運行となり、福島駅でのやまびことの連結は行わない。《河北新報》

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【J1】

明治安田J1第6節最終日(2日・川崎市等々力陸上競技場ほか=8試合)首位の川崎は1―4でC大阪に完敗し、ホームゲーム連続無敗は25試合で止まってJリーグ記録更新はならなかった。勝ち点は16のまま。C大阪は乾と山田が各2ゴールを挙げた。

鹿島は上田の決勝点で清水に2―1で競り勝って4連勝とし、FC東京に2―1で勝った横浜Mとともに勝ち点15。広島は1―0で湘南に勝ち、今季初勝利を挙げた。柏は磐田、G大阪は名古屋に快勝。神戸は京都に屈し、開幕から8戦勝ちなしとなった。札幌と浦和は引き分けた。《共同通信》

【プロ野球・2日】

オ7―0日

オリックスは先発の山本がストライクを先行させ7回無失点。自身2勝目で、チームを今季初の連勝に導いた。二回にバレラと太田の適時打で2点を先取し、七回は5安打を集め5点を加えた。日本ハムは2試合連続の零敗で借金6。

ロ8―1西

ロッテは四回にレアードの1号2ランで先制し、五回にマーティンの犠飛で加点。七回にレアードの適時打などで5点を加えた。二木が7回5安打無失点で今季初勝利。西武は5回3失点の隅田を打線が援護できず3連敗を喫した。

巨5―4神

巨人が5連勝。0―2の一回に坂本の2ランで追い付き、二回に丸のソロで勝ち越し、三回はポランコのソロで加点した。2番手の戸田がプロ初勝利。阪神は九回に1点差に迫り、なお1死二、三塁を併殺でつぶし開幕8連敗を喫した。

中4―3広

中日が逆転サヨナラ勝ちで2連勝。延長十二回、1点を勝ち越された直後の攻撃で、1死一塁から大島の三塁打で追い付き、岡林の二塁内野安打で決勝点を奪った。広島は終盤からピンチをしのいできたが、最後に抑えの栗林が崩れた。

ヤ3―2D

ヤクルトが今季初のサヨナラ勝ちで連敗を4で止めた。2―2の十回無死一、二塁から村上の右越え二塁打で勝負を決めた。6番手で十回を抑えた梅野が2勝目。DeNAは十回1死一、三塁で勝ち越せず、連勝が4で止まった。《共同通信》

プロ野球楽天は2日、チームから多数の新型コロナウイルス陽性者が相次ぎ、感染拡大を防ぐため、同日と3日に仙台市の楽天生命パーク宮城で予定していた楽天―ソフトバンク2試合を中止にすると発表した。今季のコロナによる公式戦中止は初めて。代替試合は未定。

楽天は1日に則本昂大投手、ブセニッツ投手、小峯新陸投手、西口直人投手、安田悠馬捕手、川島慶三内野手、小深田大翔内野手、小山伸一郎1軍投手コーチの8人が新型コロナウイルスの陽性判定を受けたことを発表。3月27日に陽性判定となった茂木栄五郎内野手を含め、開幕後のチームの陽性判定者は9人となっていた。《共同通信》

【COVID-19】

国内新規感染4万8825人

新型コロナウイルスの国内感染者は2日、午後8時現在で新たに4万8825人が確認された。前週の土曜(3月26日)より約1500人多かった。発表された死者は55人だった。

東京都の新規感染者は7395人。2日までの1週間平均の感染者数は7622.4人で、前週(6274.9人)の121.5%だった。大阪府は3666人の感染を確認。神奈川県は4807人、埼玉県は3244人、千葉県は2773人だった。《朝日新聞》

上海市、ほぼ全域封鎖

中国上海市東部の主要部分を占める二つの区は2日までに、新型コロナウイルスの感染拡大を受けたロックダウン(都市封鎖)を、解除予定だった1日以降も続けていると発表した。1日に封鎖が始まった西部も合わせると、人口約2490万人の上海市のほぼ全域が封鎖される形となった。

市東部の封鎖は3月28日〜4月1日早朝の予定だった。日本人学校もある浦東新区は2日、これまでの全住民PCR検査の結果を基準に、地域によって封鎖期間を計7〜14日間に延ばすと発表した。奉賢区も1日深夜に同様の通知を出した。《共同通信》

【ウクライナ侵攻】

ウクライナ「キーウ州全域解放」

ウクライナ政府は2日、ロシア軍との攻防が続いた首都キーウ(キエフ)を含むキーウ州の「全域が侵略者から解放された」と発表した。キーウ周辺で苦戦を強いられたロシア軍はウクライナ東部に戦力を集中するとみられる。激戦となったキーウ近郊では、多数の民間人の犠牲が伝えられている。

ウクライナのマリャル国防次官はフェイスブックで、解放された都市としてキーウ近郊のイルピン、ブチャ、ホストメリを挙げた。ゼレンスキー大統領は声明で、ロシア軍が地雷を設置していると非難し、住民は安全が確保されるまで戻らないよう呼びかけた。

ロシア、東部2州全域制圧へ攻勢

ウクライナ侵攻を続けるロシア軍は首都キーウ(キエフ)周辺から部隊を引き続き後退させた。一方、要衝マリウポリがある東部2州全域の制圧を目指し、親ロ派部隊を支援するなど攻勢を強めた。英国防省は2日、ロシア軍が2月の侵攻直後に制圧した首都北西ホストメリ空港からも撤退したとの情報があると指摘。首都周辺を離れ、東部の作戦に力点を置く流れが一層鮮明になった。

ロシア側に包囲され、人道危機が一段と深刻化するマリウポリの住民を救うため、赤十字国際委員会(ICRC)は2日も現地に退避用バス数十台を送り込む方針を発表した。《共同通信》

林外相、ウクライナ支援を表明

林芳正外相は2日、ポーランドの首都ワルシャワで、ロシアの侵攻を受けたウクライナのクレバ外相と会談し「われわれの政府と国民はウクライナの人々と共にいる」と述べ、連帯と支援を表明した。クレバ氏は、日本がロシアに「迅速かつ強力な制裁措置」を科しているとして謝意を示した。

日本外務省によると、林氏は会談で「国際社会は(ロシアに対し)結束して毅然と行動しなければならない」と強調。クレバ氏は林氏の連帯の表明に対し「ウクライナ国民を勇気づけるものだ」と応じた。

林氏は、ウクライナからの避難民が身を寄せるワルシャワの施設も訪問した。《共同通信》

キーウ州「全域奪還」

ロシアの侵攻を受けたウクライナのマリャル国防次官は2日、ブチャ、イルピン、ホストメリを含む「キーウ(キエフ)州の全域を奪還した」と述べた。ウクライナ軍も3日、キーウ州北部のプリピャチやベラルーシ国境付近を同日奪還したと発表。首都キーウに一時迫ったロシア軍はマリウポリを含む東部2州に戦力を振り向け、完全制圧を狙う。

ロシア軍が撤退したキーウ周辺では市民の深刻な犠牲が判明、人口約3万7千人のブチャだけで280人の遺体を集団埋葬したとフェドルク市長が2日明らかにした。14歳の子供も殺害されたという。路上では平服姿の市民の遺体が多数確認された。《共同通信》

【スリランカ】非常事態宣言

スリランカ政府は2日までに、全土で現地時間同日午後6時から4日午前6時までの外出禁止令と、非常事態宣言を発令した。中国などへの多額の債務返済に苦しむスリランカは、外貨不足により深刻な経済危機に陥っている。大統領の辞任などを求める抗議活動が相次ぎ、一部の市民が暴徒化しており、治安維持を図る狙いがある。

外出禁止令は2日、非常事態宣言は1日にそれぞれ発令された。

3月31日夜には最大都市コロンボ郊外にある大統領私邸を数百人の暴徒が襲撃し、治安当局が沈静化を図った。コロンボなどでは、同日と4月1日に、夜間外出禁止令が発令されていた。《共同通信》



4月2日 その日のできごと(何の日)