令和1009日目
2022/02/02
この日のできごと(何の日)
【北京五輪】封鎖下で聖火リレー
2日に始まった北京冬季五輪の聖火リレーは、北京市内の公園を回った。開幕までの3日間で計12カ所を巡る。いずれもコロナ対策で封鎖された区域で、一般市民の接近を制限する異例の措置を取る。抗議活動などを防ぐ狙いもありそうだ。
初日の走者は人民解放軍所属の宇宙飛行士景海鵬氏や月探査プロジェクトの設計責任者だった葉培建氏、著名な映画監督で大会の開閉会式の総監督を務める張芸謀氏らが務めた。愛国心を刺激する人選で国威発揚を図った。
北京市中心部のオリンピック森林公園で開かれた出発式には大会関係者や走者、ボランティアら約400人が参加した。《共同通信》
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【野球日本代表】栗山監督、球団をキャンプ視察
日本代表の栗山監督が2日、宮崎市で12球団のキャンプ視察をスタートし、3月の台湾代表との強化試合は若手主体のメンバーで臨む方針を示した。大学生などのアマチュア選手も候補に入れるとした。
初日は巨人、オリックス、ソフトバンクのキャンプ地を訪れ、巨人の原監督ら首脳陣と言葉を交わした。巨人の岡本和や吉川、オリックスの宮城や紅林ら既に活躍している若手の名前を挙げるとともに、「きっかけをつかめば、一気に活躍できる選手が絶対にいる。そのきっかけが、侍ジャパンになればプラス」と実績がない選手の成長にも期待を寄せた。《共同通信》
【パナソニック】純利益50.3%増
パナソニックが2日発表した2021年4〜12月期連結決算は、純利益が前年同期比50.3%増の1956億円となった。米電気自動車(EV)大手テスラ向けリチウムイオン電池や電子部品の販売が好調だった。売上高は11.3%増の5兆4233億円となり、増収増益を確保した。
約8600億円を投じて買収した米IT企業ブルーヨンダーの連結化も寄与した。
22年3月期通期の業績予想は売上高が7兆3000億円、純利益が2400億円とする従来見通しを据え置いた。《共同通信》
【東京株式市場】
2日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は大幅続伸した。値上がりは4営業日連続で、終値は前日比455円12銭高の2万7533円60銭。年明け以降下落が目立っていた半導体などのハイテク関連銘柄に買い注文が膨らんだ。新型コロナウイルス禍から業績が回復傾向にある百貨店や鉄道株が上昇するなど全面高となった。
東証株価指数(TOPIX)は40.50ポイント高の1936.56。出来高は約13億7400万株。《共同通信》
【COVID-19】
国内新規感染9万4908人
国内で2日、新たに報告された新型コロナウイルス感染者が9万4908人となり、初めて9万人を超え、過去最多を更新した。
新規感染者のうちオミクロン株疑いが占める割合は、1月30日までの1週間で99%に達した。
都道府県別の感染者は、東京は2万1576人で最多。ほかは大阪1万1171人、神奈川7610人、愛知6191人など。最多の更新は計18都道府県に上った。
死者は大阪19人、兵庫9人、神奈川と愛知で各8人など計82人の報告があった。厚生労働省によると、全国の重症者は886人で前日より82人増えた。《共同通信》
仏、屋外マスク義務解除
フランス政府は2日、新型コロナウイルスのオミクロン株の流行を受けて導入した感染抑制策の一部を解除した。2段階での規制緩和の第1弾で、屋外でのマスク着用の義務化を終了、できる範囲で企業に義務付けていた在宅勤務は推奨に変更した。
1日当たりの新規感染者は1月25日に50万人超を記録してから減少に転じたが、依然として平均三十数万人に上る。政府は状況の好転を指摘するものの、多くの入院患者を抱える医療関係者からは「公衆衛生の基準によるのではなく政治的な判断だ」との声も上がる。
屋内外でのイベントに設けられていた人数制限も2日なくなった。《共同通信》
【OPECプラス】閣僚級会合
石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟の産油国でつくる「OPECプラス」は2日、オンラインで閣僚級会合を開き、原油増産計画を3月も維持すると決めた。ウクライナ情勢の緊迫化に伴い原油価格は上昇。世界的に進むインフレを加速させるリスクが高まっているが、消費国の期待する追加増産には応じなかった。日量40万バレルずつ増産する現行計画を踏襲する。
ニューヨーク原油先物相場は2日、これを受け2014年10月以来、約7年4カ月ぶりの高値水準となる1バレル=89ドル台をつけた。
ロシアに天然ガスの供給を依存する欧州ではガス価格も高止まりしている。《共同通信》
【米軍】欧州で3000人増強
米国防総省は2日、緊迫するウクライナ情勢を巡り、ロシアの脅威を抑止するために東欧などの欧州の北大西洋条約機構(NATO)加盟国で米軍を一時増強すると発表した。3千人規模となる。米メディアによると、ウクライナ国境地帯でのロシア軍増強の動きを巡り、米軍部隊の大規模派兵は初めて。
ウォールストリート・ジャーナル紙電子版によると、2000人規模の部隊をドイツとポーランドに増派。1000人規模の米軍部隊をルーマニアに移動させる。
米国防総省のカービー報道官は2日の記者会見で、増派の理由は「ロシアのプーチン大統領が部隊を増強し続けている」ためだと強調した。《共同通信》
【メタ】減益
米IT大手メタ(旧フェイスブック)が2日発表した2021年10〜12月期決算は、純利益が前年同期比8%減の102億8500万ドル(約1兆2千億円)だった。売上高は20%増の336億7100万ドルで過去最高を更新したものの、伸び率は鈍化した。力を入れる仮想空間「メタバース」への投資などでコストが増大したことが響いた。
純利益の減益は19年4〜6月期以来。メタバースを含む仮想現実・拡張現実部門は営業赤字が拡大した。ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は声明で「22年もメタバースの構築に向けて投資を続けていく」と述べた。《共同通信》