令和977日目
2022/01/01
この日のできごと(何の日)
【EU】原発「グリーンな投資先」と認定
欧州連合(EU)欧州委員会は1日、原発を天然ガスと共にグリーンな投資先として認定する方針を発表した。2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする目標に向け、低炭素社会への移行を促進する手段としての「役割がある」とした。
加盟国が原発推進派と脱原発派に二分する中、各国や欧州議会が反対する可能性もある。
欧州委は昨年4月、環境への影響に配慮しながら活動している企業への投資を促すグリーン投資の基準策定で合意したと発表。バイオ燃料などがグリーン投資に含まれたが、原発については決定を見送っていた。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【天皇陛下】新年メッセージ
天皇陛下は1日、新年に当たり、国民に向けたビデオメッセージを、宮内庁を通じて公表された。新型コロナウイルス禍が続く中で「私たち皆が、人と人とのつながりを一層大切にしながら、痛みを分かち合い、支え合って、この困難な状況を乗り越えていくことを心から願っています」と語った。メッセージは、中止になった2日の新年一般参賀に代わる対応で2年連続。
陛下は新型コロナで亡くなった人々に哀悼の意を表し、お見舞いを伝えた。ワクチン接種や国民の努力によって、感染状況は落ち着きを見せているとした一方で「オミクロン株という新たな脅威にも直面しています」と警戒を呼び掛けた。《共同通信》
【新年祝賀の儀】
天皇、皇后両陛下が、皇族や三権の長らから新年のお祝いを受ける「新年祝賀の儀」が1日、皇居・宮殿で開かれた。
昨年12月に20歳となった両陛下の長女愛子さまは成年皇族の初公務として参列。秋篠宮さまら皇族と共に宮殿「松の間」で両陛下にあいさつされた。
儀式は昨年同様、参列者数を絞るなど新型コロナウイルス対策を講じて実施した。国民が苦労している状況を考慮し、両陛下の意向で女性皇族はティアラの着用を控えた。秋篠宮妃紀子さまは、父親の川嶋辰彦さんが昨年11月に死去し、服喪中のため出席しなかった。《共同通信》
【笑点】新メンバーは桂宮治さん
日本テレビ系の人気演芸番組「笑点」の特別番組が1日放送され、降板した林家三平さん(51)に代わる新たな大喜利レギュラーメンバーに、落語家の桂宮治さん(45)が決まったと発表した。
宮治さんはリモート出演し、「頑張ります。よろしくお願いします」と笑顔で語った。1月23日の放送回からレギュラー出演する。
宮治さんは、かつて化粧品会社のトップセールスマンだったが、30歳を超えてから桂伸治さんに入門。明るい芸風の爆笑派として人気を集める。昨年には落語芸術協会の先輩5人を抜き、真打ちに。同協会では、笑点の大喜利司会者春風亭昇太さん以来29年ぶりの抜てきとなった。《共同通信》
【北日本、北陸】暴風雪
強い冬型の気圧配置の影響で、1日は北日本や北陸地方を中心に雪を伴った非常に強い風が吹き、大しけとなる所があるとして、気象庁は積雪や路面凍結による交通障害、暴風雪、高波に警戒するよう呼び掛けた。
JR西日本は1日、大雪の影響で、山陰線の園部―福知山と舞鶴線の全線を終日運休にすると発表。前日から倒木があり、下山駅(京都府京丹波町)などで計25人ほどが列車内で一夜を明かしたという。
気象庁によると、寒波は1日夜にかけ次第に緩む見通しだが、2日朝までの24時間予想降雪量は、いずれも多い所で北海道、東北、関東甲信40センチ、北陸30センチ。《共同通信》
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北海道は1日、強い冬型の気圧配置の影響で大雪となり、交通の便が乱れた。新千歳空港では夜までに成田や羽田、東北地方の各空港を結ぶ230を超える便が欠航した。空港を運営する北海道エアポートによると、欠航は1日の発着便の6割に相当する。除雪が追い付かず、正午すぎから約3時間、滑走路を閉鎖した。
JR北海道でも、札幌と新千歳空港を結ぶ快速エアポートなど列車約160本が運休となった。《共同通信》
【駅伝】
全日本実業団対抗駅伝は1日、前橋市の群馬県庁前を発着点とする7区間、100キロに37チームが参加して行われ、ホンダが4時間51分4秒で初優勝を果たした。39度目の出場だった。SUBARUが1分5秒差の2位に入り、旭化成がさらに38秒遅れて3位だった。
2区を終えて23位と出遅れたホンダは徐々に巻き返し、6区の中山顕が区間賞の力走で3位から首位へ。16秒リードで走りだしたアンカーの土方英和も区間賞に輝き、差を広げた。
4位は三菱重工、5位はトヨタ自動車。昨年優勝の富士通は東京五輪マラソン代表の中村匠吾が4区で区間26位と精彩を欠くなど、12位に終わった。《共同通信》
【ラグビー】
ラグビーの全国高校大会第4日は1日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場で3回戦8試合が行われ、3連覇を狙う桐蔭学園(神奈川)は尾道(広島)を41−12で退けて準々決勝に進んだ。
常翔学園(大阪第1)は石見智翠館(島根)に20−12で逆転勝ちして8強入りし、秋田工、天理(奈良)に続く大会史上3校目の通算100勝に到達した。
選抜大会優勝の東福岡、東海大大阪仰星(大阪第2)のAシード勢、前回準優勝の京都成章や、佐賀工、長崎北陽台、国学院栃木のBシード勢も勝ち上がり、ベスト8は全てシード校となった。《共同通信》
【スノーボード】
スノーボード・スロープスタイルのワールドカップ(W杯)は1日、カルガリーで今季開幕戦が行われ、17歳の村瀬心椛(ムラサキスポーツ)が77.58点をマークして同種目初優勝した。ビッグエアの開幕戦に続くW杯通算2勝目。
2018年平昌冬季五輪代表で23歳の鬼塚雅(星野リゾート)が77.18点で2位に入り、20歳の岩渕麗楽(バートン)は38.78点で7位だった。
男子は19歳の木俣椋真(ヤマゼンロックザキッズ)の8位が日本勢最高だった。《共同通信》
【ジャンプ】
ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ女子は1日、スロベニアのリュブノで個人第9戦(ヒルサイズ=HS94メートル)が行われ、高梨沙羅(クラレ)が合計266.8点で今季初優勝を果たした。W杯通算61勝目となった。
高梨は1回目に最長不倒の95メートルを飛んでトップに。2回目は不利な追い風が吹く中で89メートルとまとめて、逃げ切った。
勢藤優花(北海道ハイテクAC)が9位、岩渕香里(北野建設)は27位、岩佐明香(大林組)は30位だった。伊藤有希(土屋ホーム)は2回目に進めず32位に終わった。《共同通信》
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ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ男子個人第11戦を兼ねたジャンプ週間第2戦(ヒルサイズ=HS142メートル)は1日、ドイツのガルミッシュパルテンキルヘンで行われ、小林陵侑(土屋ホーム)が合計291.2点で勝ち、ジャンプ週間2連勝とした。W杯は3連勝で今季5勝目、通算24勝目。
小林陵は1回目に143メートルを飛びトップに。2回目は135.5メートルにとどまったが逃げ切った。
佐藤幸椰(雪印メグミルク)は6位、中村直幹(フライングラボラトリー)は21位、伊東大貴(雪印メグミルク)は29位。《共同通信》
【COVID-19】
国内新規感染535人
国内で1日、新たに535人の新型コロナウイルス感染者が確認された。都道府県別では東京79人、大阪70人、沖縄52人、北海道23人など。空港検疫は78人だった。4日連続で前週の同じ曜日から200人以上増加した。死者の報告はなかった。
厚生労働省によると、重症者は前日から2人増えて51人となった。
愛知で過去に発表した感染者1人の取り下げがあった。《共同通信》
【台湾・蔡英文総統】新年談話
台湾の蔡英文総統は1日、新年の談話を発表し、中国の習近平指導部が軍事的圧力を強化していると非難した上で「中国内部で軍事的な冒険主義が広がるのを防ぐべきだ」と要求した。同時に「軍事では両岸(中台)の隔たりは決して解決できない」と強調。経済安定を脅かす軍事衝突を避け、平和的に緊張緩和を目指すよう呼び掛けた。
蔡政権は民主主義などの価値観を共有する日米欧と実質的な外交関係強化を推進。蔡氏は談話で中国による台湾統一圧力への警戒感を示し「自由と民主主義を国際社会と共に守る」と強調。「今年も積極的に試練に立ち向かう」と述べ、中国に屈しない決意を表明した。《共同通信》
【岸田文雄首相】年頭所感
岸田文雄首相は1日付で年頭所感を発表した。厳しさを増す国際情勢を踏まえ「外交・安全保障の巧みなかじ取りと安定政権の確立がますます求められている」と強調。首脳外交を本格的に始める年だと訴えた。憲法改正は「本年の大きなテーマだ」として国民的議論の喚起に意欲を示した。
新型コロナのオミクロン株といった新たな脅威への対処方針では「『最悪を想定し、慎重にも慎重を期す』との危機管理の要諦を踏まえ対応する」と改めて言明した。予防、検査、早期治療の流れを強化し「社会全体としてコロナのリスクを引き下げる」とアピール。昨年策定した経済対策を一日も早く実現すると決意を示した。《共同通信》
【米・ニューヨーク市】アダムズ市長就任
米東部ニューヨーク市の市長に1日、黒人で元警官のエリック・アダムズ氏(61)=民主党=が就任した。同市の黒人市長は史上2人目で、任期は4年。
新型コロナウイルス感染拡大への対応やコロナ禍で悪化した治安改善が目下の課題だ。市警本部長には黒人女性のスーエル氏が就任。同市警で女性の本部長は初となる。
アダムズ氏は繁華街タイムズスクエアで恒例のカウントダウンイベントに参加。新年を迎えた直後の1日未明、現場で就任宣誓を行った。
これまで市長を務めたデブラシオ氏は、今年11月のニューヨーク州知事選への出馬に意欲を示している。《共同通信》
【イラン】司令官追悼で民兵らが行進
イラン革命防衛隊精鋭部隊のソレイマニ司令官を米軍が暗殺してから3日で2年となるのに合わせ、イラクの首都バグダッドで1日、イスラム教シーア派民兵組織による追悼集会があり、大勢の民兵らが「米国に死を」と叫びながら米国への報復を訴えて行進した。中東の衛星テレビ、アルジャジーラが伝えた。
民兵組織は親イラン勢力を中心とする組織の連合体「人民動員隊」(PMF)。米軍は20年1月3日にソレイマニ司令官とPMF指導者をバグダッドで殺害した。
民兵らは1日、「殉教者の地にとどまることを許さない」などと書いたプラカードを掲げ、駐留米軍をけん制した。《共同通信》
【中国・習近平国家主席】天安門弾圧を称賛
中国で1989年に民主化運動が武力弾圧された天安門事件について、習近平国家主席が昨年11月の演説で、共産党と国家を守るための歴史的な英断だったと称賛していたことが分かった。米国と戦った朝鮮戦争と並ぶ国家的危機を切り抜けたと位置付けた。党の政治理論誌「求是」が1日伝えた。
演説は昨年11月に党が40年ぶりに「歴史決議」を採択した際に行った。習氏は80年代末から東欧や旧ソ連で社会主義体制が崩壊し「中国でも89年に深刻な政治風波(騒ぎ)が発生した」と天安門事件に言及。「党は断固とした措置で、党と国家の生死存亡がかかる闘争に打ち勝った」と述べた。《共同通信》