令和883日目

2021/09/29

この日のできごと(何の日)

【自民党】新総裁に岸田文雄氏

自民党総裁選は29日午後、東京都内で投開票され、岸田文雄前政調会長(64)を第27代総裁に選出した。岸田氏は1回目の投票で河野太郎行政改革担当相(58)を1票上回ったものの過半数に達せず、決選投票の末、河野氏を大差で破った。任期は24年9月末までの3年間。岸田氏は両院議員総会で「党一丸となり衆院選と参院選に臨もう」と決意表明した。

初の記者会見で、一任を受けた党役員人事は10月1日にも実施する意向を明かした。二階俊博幹事長の後任が最大の焦点となる。麻生派の甘利明税制調査会長、細田派の萩生田光一文部科学相の起用案が浮上している。複数の関係者が明らかにした。《共同通信》

自民党新総裁に選出された岸田文雄前政調会長は29日の記者会見で、新型コロナウイルス対策について「全てを懸けて必死に取り組む」と強調した上で「年内に数十兆円規模の経済対策を策定する」と表明した。党役員は1期1年、連続3期までにするとした党改革案に関し「思いは1ミリたりとも後退してない」と述べた。

経済対策を巡っては「その先に新しい資本主義を構築し、成長と分配の好循環を実現し、果実を全国津々浦々に届けたい」と強調した。

外交安全保障に取り組む姿勢は(1)民主主義など基本的価値観を守る(2)日本の平和と安定を守り抜く(3)地球規模の課題に貢献−の三つを挙げた。《共同通信》

自民党の高市早苗前総務相は29日、総裁選で敗れたことに関し「結果は重く受け止める。党員票が足りなかったのは、全て私の不徳の致すところだ」と自身の陣営会合で述べた。議員票が岸田文雄新総裁に次ぐ2位だったことには「私の政策に賛同していただいた」と自信をにじませた。

会合後の記者会見で、安倍晋三前首相の支援について「政策は自由にやらせていただいた。電話などで足りないところをカバーしてもらった」と強調。次期総裁選を巡っては「政策を磨き、次に向けて力を蓄えたい」と語った。

自民党の野田聖子幹事長代行は29日、総裁選敗北を受け、東京都内で記者団に「私が出なければ、子どもや女性など社会的弱者に関する政策が総裁選の争点にならなかった」と述べ、立候補の意義を強調した。次期総裁選を見据え「ある一定のグループの中で活動できたらいい」とも語った。

推薦人20人より多い34票の議員票を獲得したことに関し「しがらみや派閥の縛りで身動きが取れない中、自由意思で動いた人が私を含めて34人いた。前進だ」と歓迎。次期総裁選を巡っては「推薦人が集まれば、いつでも頑張る」と話した。

自民党の河野太郎行政改革担当相は29日、総裁選の敗因について「私の力不足だ」と振り返った。次期総裁選を巡っては「チャンスがあれば取り組みたい」と語り、自身3度目となる立候補にも意欲を示した。東京都内のホテルで記者団に述べた。

岸田文雄新総裁について「しっかりと日本のかじ取りをしていただける。全力で支えていきたい」と強調。今後、党役員や閣僚への就任を打診された場合の対応に関しては「仮定の話に答えるのは適当ではない」と述べるにとどめた。《共同通信》

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【東京株式市場】

29日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は大幅続落し、3万円の大台を割り込んだ。終値は前日比639円67銭安の2万9544円29銭。米連邦準備制度理事会(FRB)が早期に量的金融緩和を縮小するとの警戒感が根強く、半導体関連など幅広い銘柄で売り注文が膨らんだ。自民党の新総裁に選出された岸田文雄前政調会長にとっては波乱の株安の中でのスタートとなる。

東証株価指数(TOPIX)は43.48ポイント安の2038.29。出来高は約16億200万株だった。《共同通信》

【J1】

明治安田J1第28節最終日(29日・川崎市等々力陸上競技場=1試合)首位の川崎が神戸に3−1で逆転勝ちし、5連勝で勝ち点を78に伸ばした。1試合消化の少ない2位横浜Mとは12差。4試合ぶり黒星の神戸は勝ち点54のまま。《共同通信》

【プロ野球・29日】

ロ2−15オ

オリックスがともに今季最多となる21安打15得点の圧勝で3連勝を飾った。0−2の五回に吉田正の適時二塁打とモヤの3ランなどで6点を奪って逆転。5年目の山崎颯が六回途中まで2失点でプロ初勝利。ロッテは投手陣が崩れた。

楽5−0日

楽天が快勝した。一回に浅村の右犠飛で先制。二回はオコエの適時打と山崎剛の2点打で3点を奪い、七回は辰己の適時打で加点した。滝中は6回1/3を無失点で8勝目。日本ハムは伊藤が7敗目を喫し、打線もつながらなかった。

ソ9−0西

ソフトバンクが8安打で9点を奪い4連勝を飾った。一回に栗原の適時二塁打で先制。三回はデスパイネの2点二塁打、松田の13号2ランで4点を加えた。マルティネスが6回無失点で9勝目を挙げた。西武は投打に元気なく4連敗。

神2−8広

広島が5連勝。九里が6回2失点で自己最多の10勝目をマーク。打線は一回に坂倉の二塁打で先制し、三、四回は小園と坂倉のソロで加点。八回に代打松山の適時打などで3点を奪った。阪神は投手陣が踏ん張れなかった。

ヤ5−7D

DeNAが連敗を7で止めた。一回に牧の犠飛で先制し、二回は宮崎がソロ。三回は佐野の適時打と宮崎の3ランで加点した。六、七回を完璧に抑えた三嶋が2勝目。平田がプロ初セーブを挙げた。ヤクルトは連勝が9でストップ。

中5−0巨

中日は四回に捕逸の間に先制し、五回は木下拓の適時打と岡林の犠飛で加点した。六回は福留の適時打、七回も渡辺の適時二塁打で突き放した。松葉は5回無失点で自身4連勝の6勝目。巨人は7安打も本塁が遠く4連敗となった。《共同通信》

今季限りで現役を引退する阪神の中田賢一投手(39)が29日、兵庫県西宮市のホテルで記者会見し「やりきった思いが一番。17年間、幸せだった」と実感を込めた。

福岡・八幡高から北九州市大を経て、2005年にドラフト2巡目で中日に入団。荒れ球の多さから当時の落合博満監督に「暴れ馬」と命名された。打ちづらい球と褒められたといい「自分の中では好きな言葉」と笑顔で振り返った。

フリーエージェント宣言して14年にソフトバンクに移籍し、18年に通算100勝を達成。トレードで20年から阪神でプレーし、昨季は3試合に投げて未勝利だった。今季はここまで1軍登板がなかった。《共同通信》

【Bリーグ】新理事に岡田武史氏

バスケットボール男子のBリーグは29日、東京都内で定時会員総会を開いて役員を選任し、元サッカー男子日本代表監督の岡田武史氏(65)ら7人が新たに理事に就任した。臨時理事会で島田慎二チェアマン(50)の再任も決まった。

東京都内で行われた記者会見で、島田チェアマンは岡田氏について「サッカー界の名将。地方創生やクラブ経営、育成や強化についてお力をいただきたい」と、J3今治のオーナーを務める同氏の手腕に期待を寄せた。

岡田氏は「私もサッカー界としてバスケット界からいろいろ学ぶものもあるのではないか。最年長なので倒れないように頑張りたい」と語った。《共同通信》

【ボクシング】パッキャオ氏が引退表明

ボクシングで世界6階級制覇の実績があり、フィリピンで国民的人気を誇るプロボクサー、マニー・パッキャオ氏(42)が29日、引退を表明した。上院議員を務めており、来年の大統領選への出馬を今月19日に表明。政治活動に専念する。

2016年4月に一度引退した後、同11月に現役復帰したパッキャオ氏はフェイスブックに投稿した動画で「さようならボクシング」と宣言した。今年8月に米国で19年以来となる復帰戦に挑んだが判定で敗れていた。

貧しい農家出身。その日の食べ物にも苦労し賞金目当てに競技を始めた。戦績は72戦62勝(39KO)8敗2分け。《共同通信》

【埼玉県警】下半身露出男逮捕

男子高校生に向けて下半身を露出したとして、埼玉県警は29日、東京都中野区の会社員の男(52)を公然わいせつ容疑で逮捕した。

発表によると、男は7月15日午後9時頃、同県志木市の河川敷の道路で、男子高校生2人に下半身を露出した疑い。男は、運動部の練習を終えて自転車で帰宅中の2人に声をかけ、懐中電灯のような物で自身の下半身を照らして見せつけたとみられる。調べに「相手の反応がうれしかった」などと供述しているという。

県内では数年前から、同様に部活動帰りの男子高校生らに男が下半身を見せるといった事案が数十件確認されている。男は、今回以外にも同様の事件に関与したとほのめかしているといい、県警が関連を調べている。《読売新聞》

【COVID-19】

国内新規感染1986人

国内で29日、新たに1986人の新型コロナウイルス感染者が報告された。内訳は大阪398人、東京267人、愛知155人など。厚生労働省によると、重症者は前日から64人減って998人。千人を下回るのは823人と公表した8月5日以来。

死者は東京17人、大阪10人、京都4人など48人だった。

埼玉、千葉、神奈川、福岡で各1人、過去の感染者の取り下げがあった。《共同通信》

入院9割がワクチン未接種か1回

国立国際医療研究センターは29日、国内の医療機関から報告があった新型コロナウイルス感染による3417人の入院患者を分析したところ、その約9割がワクチン未接種か1回接種までの人だったと発表した。2回接種した人は約1割で、入院者に占める割合が低いことが分かった。

ワクチンで免疫が十分に付いたと考えられる時期の感染は「ブレークスルー感染」と呼ばれている。2回接種してさらに14日過ぎた後の発症は54人確認されたが、その症状は軽い傾向がみられた。

7月1日以降に入院した人が分析対象で、未接種者が2456人、1回接種後が654人、2回接種後が307人だった。《共同通信》

【北京冬季五輪】「国内観客のみ」

国際オリンピック委員会(IOC)は29日、来年2月の北京冬季五輪で適用する新型コロナウイルス感染予防策の基本方針を発表し、観客は中国本土在住者のみ容認することが決まった。今夏の東京五輪に続いて海外からの観客受け入れは断念した。

ワクチン未接種の大会参加者には北京到着後に21日間の隔離措置を講じる。この日のIOC理事会で大会組織委員会が示した方針を承認した。《共同通信》

【MLB】

米大リーグは29日、各地で行われ、エンゼルスの大谷がアーリントンでのレンジャーズ戦に「1番・指名打者」でフル出場し、5打数2安打、1得点で1三振だった。2盗塁を決め、今季26盗塁。7試合連続で本塁打がなく、45本塁打はこの時点でリーグトップのペレス(ロイヤルズ)と3本差の3位。チームは7−2で勝った。

投手では残り試合で登板しないと決まり、1918年のベーブ・ルース以来の「2桁勝利、2桁本塁打」は来季以降に持ち越しとなった。

パイレーツの筒香はカブス戦に「2番・右翼」でフル出場し、4打数1安打、1得点だった。チームは2−3で敗れた。《共同通信》



9月29日 その日のできごと(何の日)