令和778日目

2021/06/16

この日のできごと(何の日)

【土地利用規制法】可決、成立

自衛隊基地や原発など安全保障上重要な施設周辺の土地利用規制法は16日未明の参院本会議で、与党などの賛成多数により可決、成立した。政府、与党は安全保障の観点から規制法が不可欠と強調。野党は私権制限や恣意的運用の恐れがあるとして、参院内閣委員長と議院運営委員長の解任決議案を相次いで提出して採決に抵抗。決着は未明にずれ込んだ。

政府は今後、国会審議で不明確だと批判された点を踏まえ、制度の具体化を急ぐ。

法案は、重要施設の周囲約1キロや国境離島を注視区域に指定し、所有者の調査や妨害行為への中止勧告・命令を可能にする。命令に従わなかった場合など懲役や罰金を科す。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【COVID-19】

国内新規感染1709人

国内の新型コロナウイルス感染者は16日、42都道府県と空港検疫で新たに1709人確認された。死者は80人。重症者は前日から24人減って803人だった。

東京都は501人の感染が判明し、4日ぶりに前週の同じ曜日を上回った。47都道府県で唯一、死者が確認されていなかった島根県では初めて、1人の死亡が明らかになった。《読売新聞》

日本提供ワクチンがベトナム到着

日本がベトナムに無償提供する新型コロナウイルスのワクチン約100万回分が16日夜、首都ハノイに到着し、ベトナム側に引き渡された。グエン・タイン・ロン保健相は謝意を表明。「最も必要な場所で有効に使いたい」と述べ、感染が拡大する南部の商業都市ホーチミンに重点的に配分する意向を示した。

ベトナムは徹底した水際対策などでコロナ対策の「優等生」とされてきたが、4月下旬から変異株の流入で感染者が急増。16日現在の累計感染者は1万1635人で、うち約7割は5月以降に感染が確認された。

ベトナムはワクチン確保で出遅れ、接種率は15日現在で1%台にとどまる。《共同通信》

【東京株式市場】

16日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は反落した。前日の米株安が重荷となって売り注文が優勢となった。米連邦公開市場委員会(FOMC)の17日の結果発表を控えて様子見姿勢も強かった。

終値は前日比150円29銭安の2万9291円01銭。東証株価指数(TOPIX)は0.38ポイント高の1975.86。出来高は約10億2848万株だった。《共同通信》

【富山市】「刃物男」、実は…

16日午前6時29分ごろ、富山市五福の県道五福交差点付近で「刃物のような物を持って歩いている男を見掛けた」と通行人から110番通報があった。富山西署の捜査で、通報者が塗装の仕事に使うこてを持っていた男性を「刃物男」と見間違えたことが分かった。富山工高が予定していた体育大会を延期するなど近隣の小中学校や高校は対応に追われた。

同署によると、通報者は自転車で五福交差点付近を移動していた。男性が持っていたこてが長く、短時間しか目にしていなかったことから勘違いにつながったとみられる。同署が五福交差点周辺での聞き込みや防犯カメラの映像から、目撃された男性を特定し、「事件性はない」と断定した。

しかし、12日には五福交差点から北へ約500メートル離れた神通大橋左岸付近でも刃物を持った男の目撃情報が寄せられている。同署は今回目撃された男性とは別人とみており、引き続き周辺の警戒を続ける。

16日の目撃情報を受け、富山西、富山中央、富山南の市内3署は周辺の小中学校や高校、富大と連携し、警戒に当たった。五福、神明、桜谷、芝園の各小学校と西部中、芝園中、富山工高、富山商高に署員を配置し、パトカーで通学路を巡回した。

各学校でも対応に追われた。富山工高は予定していた体育大会を延期し17日に実施することを決め、五福、神明、桜谷の各小学校は下校時間を切り上げ、学校から迎えに来るよう要請を受けた保護者が児童を連れ、心配そうに帰宅した。《富山新聞》

【東京五輪・野球】代表24選手発表

東京五輪で金メダル獲得を目指す野球日本代表の稲葉篤紀監督(48)が16日、東京都内で記者会見し、代表に内定した24選手を発表した。米大リーグから今季、プロ野球楽天に復帰した田中将大投手(32)、投打の軸として期待されるオリックスの山本由伸投手(22)や広島の鈴木誠也外野手(26)らが代表入りした。

2019年秋の国際大会「プレミア12」で優勝を飾ったメンバーでは、巨人の坂本勇人内野手(32)や広島の菊池涼介内野手(31)らを選出。広島の森下暢仁投手(23)や新人の栗林良吏投手(24)ら若手も加わった。

東京五輪の野球は7月28日に福島市で開幕を迎える。《共同通信》

【プロ野球交流戦・16日】

広1−8日

日本ハムが快勝した。伊藤が6回を4安打1失点で4勝目を挙げた。8奪三振。三回に近藤の適時打などで2点を先制。六回は石川亮のスクイズなどで2点、七回にも4点を加えた。広島は投打にいいところがなかった。

2年ぶりに開催されたプロ野球の「日本生命セ・パ交流戦」は16日、最後の1試合が行われ、全日程が終了した。日本ハムが広島に8−1で勝ち、既に12年ぶり2度目の勝ち越しを決めていたセ・リーグの通算49勝48敗11分けで終わった。セ、パ両リーグ内の対戦は18日に再開する。

オリックスが12勝5敗1分けで11年ぶり2度目の優勝。個人成績ではビシエド(中日)が打率4割9厘で首位打者となり、岡本和(巨人)、オースティン(DeNA)、山田、村上(以上ヤクルト)が7本塁打でトップに並び、レアード(ロッテ)が19打点で最多だった。

【体操・白井健三選手】現役引退を表明

体操男子の16年リオ五輪団体総合金メダリストで、“ひねり王子”の愛称で親しまれた白井健三(24)=日本体育大教員=が16日、記者会見し「選手としての未練は一つもない。すごく恵まれた体操人生だった」と現役引退を表明した。6日までの代表選考争いで目標の東京五輪出場に届かず、既に男子体操競技部のコーチとして指導しているという。

神奈川・岸根高2年の17歳で臨んだ13年世界選手権で新技「後方伸身宙返り4回ひねり」で種目別床運動を制して衝撃を与えた。東京五輪ではエース候補と期待されたが、近年は出来栄えの減点に苦しんでいたことに加え、左足首の故障などで低迷していた。《共同通信》

【サッカー・天皇杯】2回戦

サッカーの第101回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、共同通信社、NHK共催)は16日、エディオンスタジアム広島などで2回戦の残り6試合が行われ、関西1部リーグのおこしやす京都(京都)がJ1広島に5−1で大勝した。J3八戸(青森)はJ1の横浜FCを2−1で破った。

他のJ1勢は勝ち上がり、G大阪は関学大(兵庫)を3−1で下し、神戸は4−0で鈴鹿ポイントゲッターズ(三重)に快勝。鹿島はYS横浜(神奈川)を8−1で圧倒し、J2対決では岡山が東京Vに1−0で勝った。3回戦は7月7日に行われる。《共同通信》

【仙台高裁・岡口基一判事】訴追

ツイッターなど会員制交流サイト(SNS)に裁判当事者を傷つける不適切な投稿をしたとして、当事者らが罷免を求めていた仙台高裁の岡口基一判事(55)について、国会の裁判官訴追委員会は16日、裁判官弾劾裁判所への訴追を決めた。今後、弾劾裁判で罷免の是非を審理する。

訴追委は衆参各10人の委員全員が出席し、3分の2以上が賛成した。決定理由は明らかにしていないが、投稿が罷免理由となる「裁判官としての威信を著しく失う非行」に当たると判断したもようだ。岡口氏の代理人弁護士は「決定は極めて遺憾。裁判官の独立、人権や表現の自由に対する重大な脅威だ」とのコメントを出した。《共同通信》

【眞子内親王殿下】香淳皇后の陵を参拝

天皇陛下の祖母、香淳皇后の命日となる16日、秋篠宮家の長女眞子さまが東京都八王子市の武蔵陵墓地を訪れ、香淳皇后の陵を参拝された。

グレーの服にマスク姿の眞子さまは、陵の前にゆっくりと進み、深々と頭を下げた。この日は皇居でも、歴代天皇などを祭る皇霊殿で、天皇、皇后両陛下や皇族が拝礼した。

香淳皇后は昭和天皇の皇后として、戦争を挟んだ激動の世紀を歩み、戦後、大きく変化した皇室を支えた。2000年6月16日に97歳で老衰のため亡くなった。

眞子さまは、昭和天皇の命日の今年1月7日にも同墓地で昭和天皇の陵を参拝した。《共同通信》

【立憲民主党】石垣のりこ議員を注意

立憲民主党(枝野幸男代表)は16日、国会事務所の私的利用疑惑を報じられた石垣のりこ参院議員(46)に対し「注意」したことを発表した。 この問題は石垣氏が永田町の参議院会館事務所を私的な目的で使っていたとして「職務以外の会館事務所の使用は禁止されている」と週刊誌に報じられ、立民がどう対応を示すのか注目が集まっていた。 福山哲郎幹事長(59)は会見で「(同党副代表で)参議院幹事長の森裕子さんが、石垣さんと話をした。(石垣氏に)注意したと私は報告を受けています」と語った。

立民は党として石垣氏の問題をどこまで把握していて、今後どう対応するつもりなのか。 「森幹事長がそれ(問題)を聞いて注意したとまで報告を受けているので、今の段階では、そんな感じです。森幹事長にちょっと様子を、もう一回様子を聞いてみたいと思います」(福山氏)

同党・本多平直衆院議員(57)の“14歳性交発言”で炎上した問題で、枝野代表は「研さん積んでもらわなければ」と厳重注意にとどめたことで、永田町関係者から「身内に甘い政党」と声が上がっていた。

石垣氏の問題をめぐってネット上では「立民に自民党の不祥事を追及してほしいが、それ以上、自分たちのお友だちの行動に同様の対応をしてほしい」「まったく対応が遅い」との書き込みが寄せられている。《東京スポーツ》

【安定的な皇位継承策を議論する有識者会議】現在の皇位継承順位維持

安定的な皇位継承策を議論する有識者会議(座長・清家篤元慶応義塾長)は16日の第7回会合で、皇位継承資格を男系男子に限定する皇室典範の規定を尊重し、現在の皇位継承順位を維持する方針を確認した。これに伴い、女性・女系への資格拡大は見送る。皇族数確保のため、女性皇族が結婚後も皇室に残る「女性宮家」の創設と、旧宮家(旧皇族)の男系男子子孫による皇籍取得の是非の2案を軸に今後の議論を進める。

継承順位の維持は、清家氏が会合後に記者団に明らかにした。現順位を見直せば皇室制度が動揺しかねないため、混乱を回避すべきだと判断した。《共同通信》

【岸信夫防衛相】「台湾海峡の安定を」

岸信夫防衛相は16日、東南アジア諸国連合(ASEAN)拡大国防相会議で、中国の動向を含む東・南シナ海の地域情勢に関し「台湾海峡の平和と安定は地域のみならず、国際社会にとっても重要だ。当事者間の直接の対話により、問題が平和的に解決されることを期待する」と表明した。

会議はASEAN議長国を務めるブルネイが主催。日米中韓などを加えた計18カ国がテレビ電話方式で実施した。

岸氏は中国を念頭に「東・南シナ海では力を背景とした現状変更の試みが継続している」と強調。中国が海警局に武器使用を認めた海警法は「国際法との整合性の観点から問題がある規定を含む」と訴えた。《共同通信》

【米ロ首脳会談】

バイデン米大統領とロシアのプーチン大統領は16日、ジュネーブでバイデン政権発足後初めて直接会談した。プーチン氏は会談後に記者会見し、両国が互いに一時帰国させている大使を復帰させることで合意したと明らかにした。米国に対するサイバー攻撃へのロシア当局の関与は否定し、対立点は残った。軍縮問題についても協議した。

民主主義勢力を結集して中国やロシアの専制主義に対抗するバイデン氏の独自外交が本格的に試された。両首脳は「冷戦終結後最悪」と言われるほど悪化した対立の打開を模索した。プーチン氏は、会談は「とても建設的だった」と評価した。《共同通信》

【辛坊治郎さん】ヨットで太平洋横断

ヨットでの太平洋横断に挑戦していたキャスターの辛坊治郎さん(65)が16日(日本時間17日)、米西部カリフォルニア州サンディエゴに到着した。ラジオ番組「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」(ニッポン放送)などに出演し、「ありがとうございます。70日間かかりました」と無事を報告した。

辛坊さんは2013年にも同様の挑戦をしたが、浸水による事故で失敗。今年2月、再挑戦を理由にキャスターを務める報道番組を降板し、4月9日に大阪府内のヨットハーバーから出港していた。《共同通信》

【MLB】

米大リーグは16日、各地で行われ、エンゼルスの大谷がアスレチックス戦に「2番・指名打者」でフル出場し、二回に2試合連続の本塁打となる19号ソロを放つなど4打数2安打1打点、1得点だった。今季10個目の盗塁も記録。チームは4−8で敗れ、3連敗を喫した。

レッズの秋山はブルワーズ戦で八回に代打で出場し、二ゴロに倒れた。守備には就かず、チームは2−1で6連勝とした。

レッドソックスの沢村はブレーブス戦で6−6の五回途中に2番手で登板し、1回2/3を投げて1本塁打を含む2安打1失点、2三振1四球だった。勝敗は付かず、チームは10−8で3連勝。《共同通信》

【中国】原発燃料棒破損を発表

中国政府は16日、南部の広東省にある台山原子力発電所で燃料棒の一部が破損し、冷却材の放射性物質の濃度が上昇したと発表した。海外メディアが同原発から放射性物質が漏れて周辺地域で放射線量が高まっている恐れがあると報じ、情報公開を求める海外の批判を受けて問題が起きていることをようやく認めた。

中国は原発の拡大方針を示しているが、透明性が疑問視される事態となった。

発表は、原発の安全管理を担当する国家核安全局が談話形式で行った。それによると、台山原発1号機の原子炉に備わっている6万本余りの燃料棒のうち、推計で5本前後が破損。軽微な破損は「よくある現象」で、設計上の許容範囲内に収まっていると説明した。

放射性物質が漏れる事故が起きたと報じられたことには「漏洩は存在しない」とし、周辺環境に「異常はない」と主張した。

原発周辺の放射線量に関する基準値の上限を引き上げたという報道を「事実ではない」と否定。ただ、冷却材の放射性濃度に関する基準値を国家核安全局が審査して認可したと説明しており、稼働を続けるため変更を加えた可能性が残る。

米CNNテレビは、米政府が1週間にわたって事態の評価を行っていると14日に伝えたが、その間に中国政府による公式発表はなかった。中国国営メディアは、台山原発に関する目立った報道をしていない。

中国政府は、日本が東京電力福島第1原発の処理水海洋放出を決めたことについて「不透明で無責任だ」と批判してきたが、自国の原発に関する情報公開姿勢が問われることになった。《産経新聞》



6月16日 その日のできごと(何の日)