令和749日目

2021/05/18

この日のできごと(何の日)

【防衛省】朝日、毎日新聞に抗議

防衛省は18日、自衛隊による東京と大阪での新型コロナウイルスワクチンの大規模接種をめぐり、朝日新聞出版と毎日新聞の記者が架空の接種券番号などで虚偽の予約をしたとして両社に抗議文を送った。

予約では、専用サイトに接種券番号や生年月日などを入力する必要がある。ただ、接種券を配る市区町村と番号を突き合わせないため、架空の番号でも予約できる状態となっている。

岸防衛相は18日の記者会見で「不正な手段によって予約することは、貴重なワクチンを無駄にしかねない悪質な行為」と訴えた。悪質なケースには法的措置も検討するという。

朝日新聞出版はニュースサイトに、毎日新聞は紙面に、それぞれ記者が虚偽予約を試した記事を掲載した。朝日新聞出版社管理部は「現時点で抗議文が届いておらず、内容を確認していないためコメントは差し控える」としている。毎日新聞社社長室広報担当は「(虚偽予約が可能かどうかの)確認作業は公益性が高いと判断した。予約はすぐに取り消している」とコメントした。《読売新聞》

岸信夫防衛相は18日午前の記者会見で、大規模接種センターのインターネット予約をめぐる毎日新聞と朝日新聞出版のニュースサイト「アエラドット」の報道の取材手法について「悪質な行為であり極めて遺憾だ。厳重に抗議する」と述べた。

毎日新聞は17日のニュースサイトと18日朝刊の記事で、記者が防衛省のサイトから架空の市区町村コードや接種券番号の数字を入力したところ、予約作業を進めることができたとして、システムの信頼性に問題があることを指摘した。

アエラドットの17日配信の記事は「ワクチン予約に欠陥が見つかった」との情報を防衛省関係者から得たとして、編集部で架空の番号を入力して予約できることを確認した上で防衛省に取材し、システムに「重大欠陥」があると記している。

また、日経BPの技術系ニュースサイト「日経クロステック」も17日の記事で、自ら架空の番号を入力して予約できることを確認して防衛省に取材し、システムに不具合があることを報じた。

毎日新聞は17日、予約システムについて「架空の数字を入力しても予約できる」との情報を得た。防衛省はシステムのそうした欠陥について事前に公表しておらず、事実であれば放置することで接種に影響が出る恐れもあり、公益性の高さから報道する必要があると判断。防衛省への取材を進めるとともに、記者が実際に入力して事実であることを確認した。

確認後は予約をすぐに取り消し、接種を受ける人に影響しないよう配慮した上、架空の予約をしないよう呼びかける防衛省のコメントを載せ、紙面でも架空予約防止を呼びかけている。《毎日新聞》

自民党の安倍晋三前首相は18日、新型コロナウイルスワクチンの大規模接種センターを巡り、取材目的で架空情報を使って予約した朝日新聞出版と毎日新聞を批判した。自身のツイッターに「朝日、毎日は極めて悪質な妨害愉快犯と言える。防衛省の抗議に両社がどう答えるか注目」と投稿した。《共同通信》

立憲民主党の枝野幸男代表は18日の党会合で、自衛隊運営の新型コロナウイルスワクチンの大規模接種センターを巡るシステム不備で、朝日新聞出版と毎日新聞に抗議した防衛省を批判した。「システムの欠陥を指摘したメディアに『早い段階で気付かせてくれてありがとう』と言うのが本来の姿だ。意味不明な対応をしている」と述べた。

2社は取材目的で架空情報を使って接種予約。システム不備が判明したが、防衛省は2社に抗議文を郵送した。

福山哲郎幹事長も記者会見で「適当な数字を入力しても予約できる考えられないシステムでスタートした」と指摘した。《共同通信》

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【東京株式市場】

18日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は大幅反発した。前日の大幅安を受けた買い戻しの動きが出た。

終値は前日比582円01銭高の2万8406円84銭。東証株価指数(TOPIX)は28.88ポイント高の1907.74。出来高は約12億3150万株だった。《共同通信》

【COVID-19】

国内新規感染5229人

国内の新型コロナウイルス感染者は18日、全都道府県で新たに5229人が確認された。重症者は前日より8人多い1235人で過去最多を更新し、6日連続で1200人を超えた。死者は、神戸市がまとめて発表した121人を含め、216人となった。

東京都では、732人の感染が確認された。1週間前の同じ曜日から193人減少。新規感染者数は5日連続で前週の同じ曜日を下回った。直近1週間の平均新規感染者は756・9人で、前週(824・3人)を8・2%下回った。

大阪府では509人の感染が判明した。1週間前の同じ曜日より465人減少した。累計死者数は2014人となり、うち558人は5月に死亡が発表された。

沖縄県は168人で過去最多となった。20歳代が47人と最も多かった。《読売新聞》

台湾総統、7月中に国産ワクチン

台湾の蔡英文総統は18日、新型コロナウイルス感染対策として「7月末までに最初の国産ワクチンを提供したい」と表明した。台湾では今月中旬以降、市中感染が拡大。蔡氏はワクチン提供の見通しを明確に示すことで、市民の懸念を軽減し、政府の防疫策に対する支持と協力を引き続き確保したい考えだ。

教育部(教育省)は19日から28日まで大学を含む全ての学校と幼稚園を休みにすると発表、防疫策を一段と強化した。

蔡氏はコロナ対策を管轄する中央感染症指揮センターを視察した後、ワクチン開発は臨床実験の最終段階にあるとして「政府が品質安全をチェックする」と強調した。《共同通信》

【大相撲夏場所】10日目

大相撲夏場所10日目(18日・両国国技館)単独首位の大関照ノ富士が霧馬山を危なげなく寄り切って10連勝とした。大関貴景勝は阿武咲を押し出して8勝目。遠藤は平幕の勝ち越し第1号となった。

他の大関陣は朝乃山が小結御嶽海を寄り切って6勝4敗としたが、かど番の正代は関脇高安に寄り切られ、5勝5敗と苦しくなった。

照ノ富士を2差で貴景勝、遠藤が追い、3敗は高安ら5人。十両は宇良ら3人が2敗でトップに並ぶ。《共同通信》

【プロ野球・18日】

楽3−2日

楽天は0―2の五回に小深田と浅村の適時打で同点に追い付き、八回に浅村の3号ソロで勝ち越した。八回を3者三振に抑えた宋家豪が今季初勝利、九回を締めた松井が11セーブ目を挙げた。日本ハムは1分けを挟み3連敗。

オ6−5ロ

オリックスが競り勝った。4―4の六回にモヤの2本目のソロで勝ち越し、八回に紅林の犠飛で加点した。宮城は5回4失点。比嘉が2年ぶりの白星を挙げた。村西がプロ初セーブ。ロッテは犠打失敗など八回の拙攻が響いた。

西2−8ソ

ソフトバンクが1分けを挟んで3連勝とした。一回に柳田の8号2ランで先制し、五、七、八回に2点ずつを追加した。武田はカーブを効果的に使い2失点、3年ぶりの完投で3勝目を挙げた。西武はダーモディが踏ん張れなかった。

D1−5中

中日が13安打5点で連敗を3で止めた。一回に高橋周の適時打で先制し、二回は京田が2点打。四、五回にも1点ずつを加えた。小笠原は6回を4安打無失点で3勝目を挙げた。DeNAは大貫が序盤に崩れ、5連敗を喫した。

神3−14ヤ

14得点のヤクルトが今季初めて阪神に勝ち、引き分けを挟み3連勝。五回に2点二塁打のサンタナが六回は3点二塁打を放つなど、打線が15安打と活発だった。サイスニードは球威で押して来日初勝利。阪神は西勇ら投手陣が総崩れ。

巨7−2広

巨人は0−2の五回に炭谷の適時打とウィーラーの2点二塁打で逆転し、七回に岡本和の10号2ランとスモークのソロでリードを広げた。戸郷は6回2失点で1カ月ぶりの3勝目、戸根が5年ぶりセーブ。広島は攻め切れなかった。

【MLB】

米大リーグは18日、各地で行われ、エンゼルスの大谷がアナハイムでのインディアンス戦に「2番・指名打者」でフル出場し、3季ぶりの3試合連続本塁打となる14号ソロを放つなど3打数2安打1打点、1四球。本塁打は依然メジャー単独トップで、2位に2本差に広げた。チームは5−6で敗れた。

ドジャースの筒香はダイヤモンドバックス戦に「7番・左翼」でレイズから移籍後初出場し、2打数無安打、1三振2四球だった。八回の守備から交代。チームは9−1で勝った。

レッズの秋山はジャイアンツ戦の五回に代打で空振り三振。守備には就かず、チームは2−4で敗れた。

【若山弦蔵さん】死去

渋みのある低い声で「007」シリーズのショーン・コネリーらの吹き替えを担当した声優で、ラジオパーソナリティーの若山弦蔵さんが5月18日、心不全のため東京都内の自宅で死去した。88歳。旧樺太生まれ。

テレビとラジオで多くのドラマに出演した後、洋画の吹き替えで人気を得た。せりふ回しと低音の魅力を磨き、「鬼警部アイアンサイド」のレイモンド・バー、映画「007」シリーズのショーン・コネリー、「スパイ大作戦」のピーター・グレーブスらの声を担当。スター声優となった。

テレビ朝日系「暴れん坊将軍」シリーズのナレーションでも親しまれた。《共同通信》



5月18日 その日のできごと(何の日)