令和734日目

2021/05/03

この日のできごと(何の日)

【菅義偉首相】改憲派集会にビデオメッセージ

菅義偉首相(自民党総裁)は3日、憲法改正を求める団体が開いた集会にビデオメッセージを寄せ、憲法を改正して緊急事態対応を明記する必要性を訴えた。新型コロナウイルス禍で「緊急事態への備えに対する関心が高まっている」と指摘した上で「大地震などの緊急時に国民の命と安全を守るため国家や国民がどのような役割を果たすべきかを憲法にどのように位置付けるかは極めて重く大切な課題だ」と訴えた。

首相はこれまで緊急事態対応について「大切な課題だ」としていたが、憲法改正に絡めて、より踏み込んだ形だ。自民党や一部の野党からは新型コロナの感染拡大に伴い、緊急時に限り政府の権限強化を可能とする緊急事態条項を新設すべきとの声が強まっている。

首相はメッセージで「自民党は立党以来、憲法改正を党是としてきた。現行憲法も制定から70年余りが経過し、時代にそぐわない部分、不足している部分は改正していくべきではないか」とも強調した。《産経新聞》

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【朝日新聞阪神支局襲撃事件】発生から34年

朝日新聞阪神支局(兵庫県西宮市)で小尻知博記者(当時29)ら記者2人が殺傷された事件から3日で34年になった。支局には市民らが訪れ、入り口の祭壇に設けられた小尻記者の遺影に手を合わせた。

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、2年連続で記帳台は設けず、3階の事件資料室の一般開放もとりやめた。事件発生時刻の午後8時15分には朝日新聞の社員たちが黙禱した。

事件は1987年5月3日夜に起きた。支局に目出し帽をかぶった男が侵入して散弾銃を発砲し、小尻記者が死亡。犬飼兵衛記者(故人)が重傷を負った。《朝日新聞》

【COVID-19】

国内新規感染4469人

国内の新型コロナウイルス感染者は3日、47都道府県と空港検疫で新たに4469人が確認された。重症者は前日より34人増えて1084人となり、2日連続で過去最多を更新した。死者は50人だった。

東京都内では、708人の感染が新たに確認された。1週間前の4月26日より283人増加し、月曜日に700人を上回るのは、1月18日以来。重症者は前日より2人増の65人だった。都によると、直近1週間の平均新規感染者は873・6人で、前週(730人)より19・7%増。変異ウイルスは649人の感染が確認され、都内の大学の運動部で学生ら計53人が変異ウイルスに集団感染した事例もあったという。

大阪府の新規感染者は847人で、1000人を下回ったのは4月26日(922人)以来。重症者は429人で、重症病床の実質的な使用率は118・8%となった。《読売新聞》

【プロ野球・3日】

ソ4―7楽

楽天が今季のソフトバンク戦初勝利。1―3の五回に浅村の2点二塁打と島内の適時打で逆転、七回は島内の2点二塁打で加点した。5回3失点の滝中が2勝目、松井は8セーブ目を挙げた。ソフトバンクは今季初登板の二保が崩れた。

西3―6オ

オリックスは六回に頓宮の3ランで先制し、3―2とされた直後の八回に宗のランニング本塁打で3点を加えた。宮城は七回途中2失点で開幕3連勝。九回は漆原が締めて逃げ切った。西武は救援の宮川、森脇が踏ん張れなかった。

中1―2D

DeNAが今季初の3連勝。三回にオースティンの二ゴロの間に先制し、六回は佐野の3号ソロで加点した。ピープルズは6回無失点で今季初登板を勝利で飾った。三嶋は5セーブ目。中日は5回1失点の梅津の力投が報われなかった。

広2―3巨

巨人は2―2の七回にウィーラーの2試合連発の4号ソロで勝ち越した。2番手で好救援の鍵谷が今季初勝利、九回を小刻みな継投でしのぎ、高梨が今季初セーブを挙げた。広島は5連敗。九回2死満塁で代打田中広が二ゴロに倒れた。

【茂木敏充外相】英・ラーブ外相と会談

茂木敏充外相は3日午前(日本時間同日夜)、英国のラーブ外相とロンドン郊外で戦略対話を開いた。茂木氏は英海軍の最新鋭空母「クイーン・エリザベス」の日本への派遣や英国によるインド太平洋地域への関与強化を歓迎。両氏は覇権主義的な動きを強める中国への対応を念頭に「自由で開かれたインド太平洋」の実現へ協力すると申し合わせた。

東・南シナ海を巡っては、中国が海警局船に武器使用を認めた海警法を含む一方的な現状変更の試みへの深刻な懸念を共有し、日英が他の「同志国」と緊密に連携することで一致した。香港や新疆ウイグル自治区の人権状況にも深い懸念を示した。《共同通信》

【茂木敏充外相】米・ブリンケン国務長官と会談

茂木敏充外相は3日午前、ブリンケン米国務長官とロンドンで会談した。ブリンケン氏は、見直し作業を完了したバイデン政権の新たな北朝鮮政策について説明。両氏は、国連安全保障理事会決議に従って北朝鮮の完全非核化が実現するよう、緊密に連携すると確認した。中国への対応では4月の日米首脳会談を受け、台湾海峡の平和と安定の重要性を再確認し同盟の深化で一致。日米と韓国は、3カ国外相会合を5日に開催する方向で調整に入った。

3カ国外相会合には、韓国の鄭義溶外相が出席。聯合ニュースは3日、鄭氏が取材に応じ、3カ国会談後、茂木氏と個別に会うとの見通しを明らかにしたと報じた。《共同通信》

【フィリピン・ロクシン外相】中国船に「うせやがれ」

フィリピンや中国などが領有権を争う南シナ海の海域に多数の中国船が停泊している問題で、フィリピンのロクシン外相は3日、ツイッターで「友人である中国よ。どうすれば丁寧に言えるだろうか。そうだな…、うせやがれ」と怒りを爆発させた。

またフィリピン外務省は3日、南シナ海のスカボロー礁(中国名・黄岩島)周辺で4月24〜25日、巡視や訓練をしていたフィリピン沿岸警備隊に対し、中国海警局の艦船が追尾や進路妨害をしたとして中国側に抗議したと明らかにした。

スカボロー礁はフィリピンのEEZ内にあるが、中国海警局艦船や漁船が周辺に停泊し、実効支配している。《共同通信》

【安倍晋三前首相】菅首相「本当にしっかりやっている」

安倍前首相は3日のBSフジの番組で、9月末の任期満了に伴う自民党総裁選について、菅首相の続投を支持する考えを示した。

安倍氏は、首相の政権運営について「官房長官の7年8か月の経験を生かして本当にしっかりとやっている」と評価した。そのうえで「総裁選は昨年やったばかりだ。1年後にまた総裁を代えるのか。自民党員であれば、常識をもって考えるべきだ」と語った。《読売新聞》

【MLB】

米大リーグは3日、各地で行われ、エンゼルスの大谷がアナハイムでのレイズ戦で「2番・指名打者」でフル出場し、0―5の六回に9号2ランを放ち、4打数2安打2打点、1得点で1三振だった。9本塁打はメジャートップタイで、複数安打は今季8度目。チームは3―7で敗れた。

大谷は前日の試合で右肘に投球を受けた影響で、先発登板は回避した。レイズの筒香は出場しなかった。

ツインズの前田はレンジャーズ戦に先発し、5回1/3を2安打無失点、8三振2四球で2勝目(2敗)を挙げた。試合は6―5だった。《共同通信》

【メキシコ】線路崩落、23人死亡

メキシコの首都メキシコ市で3日夜、地下鉄の高架線路が崩落して車両ごと落下し、地元当局は23人が死亡、約80人が負傷したと明らかにした。地元メディアが伝えた。映像では、列車や構造物がV字形に折れて地上の車を押しつぶしており、当局は車両内に取り残された乗客の救助や被害状況の全容把握を急いでいる。

メキシコの日本大使館によると、日本人が被害に巻き込まれたとの情報は入っていない。

曲がった車両が不安定な状態で止まり、救助作業は難航。救助隊は地上からはしごを使って車両内を捜索するなどした。《共同通信》



5月3日 その日のできごと(何の日)